かつて、鳥取の地に、一つの伝説を築き上げたオンリーイベントが存在した。
その名は、(アイドルマスター)双海亜美・真美オンリー「亜美にπタッチ」http://homepage3.nifty.com/ami-touch/。
2007年10月7日に開催されたこのオンリーは、鳥取市という地方都市での開催、サンクリ前日、しかもキャラオンリー。敷居の高さゆえ、成功は有り得ないと踏んでいた。
だが、その読みは「良い意味で」誤りであった。
当ブログ2007年11月24日付「頑張ったイベントはちゃんと評価しないといかんですよ」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51099286.htmlでも触れたが、都心部でのアイマスオンリーを中心とした積極告知や主催の熱意、そしてアイマスというジャンル全体にひしめく、大きいお友達の熱意。
これらの相乗効果もあって、直接参加33サークル・委託参加4サークルという、誰もが予想し得なかった結果をたたき出し、当日会場は大盛況。地方開催という敷居の高さを乗り越え、成功に終わった。
特筆すべきは、一般・サークル・主催/スタッフ。どの参加層であっても、遠征組、特に東京からのそれが多くを占めていた事にある。
アイマスというジャンルは、経済的にも比較的余裕のある年長者が多い。また、全国のゲーセンを巡りアイマスに興じる暇人…あ、いや違った熱意のこもった皆様方が多い。
全国何処で開催されようとも、そこに馳せ参じる事を厭わない。アイマスというジャンルには、遠征参加に抵抗を持つ人が少ない。そういう土壌があると思う。
だから、その後に開催されしオンリーを見ても、大阪にも全国各地から遠征、名古屋にも全国各地から遠征。ぶっちゃけ、徳之島だとかトカラ列島だとか八丈島だとかでアイマスオンリーを始めても、数百人単位で人が押し寄せるであろう。
アイマスが地方でオンリーを始めれば、全国各地からアイマス厨が、「民族大移動」の如く遠征し、そして集結する。
鳥取他、様々な地方開催のアイマスオンリーの様相が、それを如実に示している。
アイマスオンリーを語る上で、この事を先ず押さえておきたい。
2009年初夏に、「亜美にπタッチ」と同じコンセプト、(アイドルマスター)双海亜美・真美オンリー「兄ちゃん!×2 とかちつくちて〜 in十勝」(以後「とかちオンリー」と表記)が、1年後の2010年5月に開催されると発表された。
この発表を聞いた瞬間で既に、私はこの即売会の成功を確信した。このオンリーは、「亜美にπタッチ」の再来だ。「亜美にπタッチ」が成功した以上、そして「亜美にπタッチ」と同じようなノリで開催する以上、失敗する筈が無い。私はそのように確信した。
ましてや、ニコニコ動画で「とかちつくちて」http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%C8%A4%AB%A4%C1%A4%C4%A4%AF%A4%C1%A4%C6がブレイク。十勝が何故か亜美・真美の「聖地」になってしまったw
ジャンルが遠征好きな方々の多いアイマス。そして「聖地」開催。成功のフラグしか感じないw
そして、イベント評論を営む者としては、絶対に外せない。この「とかちオンリー」は絶対に行くべきだ。そう直感した。
私は、1年前からこの日に照準を合わせ、JALの無料航空券目当てにマイルを貯め…そして無料航空券で帯広に向かったwww
…尚、私の友人の中には、寝台特急【トワイライトエクスプレス】で大阪から北海道に向かった(しかもこの日の為にスイートルームを予約、東京在住なのでわざわざ大阪に向かう)剛の者…いやどう考えても【頭やられた変態】がいらっしゃる事も、この場をお借りして追記申し上げたいw
今回の「とかちオンリー」は、土曜日の15時〜19時という変則時間の開催。
遠征組が参加しやすいように、また翌日に北海道をゆっくり観光できるように、とのことでこの時間組みとしたそうだ。
この前週に開催された即売会「夕張まんがまつり」http://mangamatsuri.jp/もそうだが、遠征組の事を考慮するならば、東京を朝出ても会場入りに間に合う土曜午後の開催は、理に叶っているだろう。イベント終了後の打ち上げ飲み会や合宿等を楽しめるのも、翌日に休みを残す土曜開催だからこそ出来る事。
私は、土曜日朝8時頃、羽田からJALで帯広に飛んだ。
遠征組に配慮した時間設定のお陰で、土曜の朝出発でも充分間に合う。
帯広行便の搭乗ゲートには、「プロデューサー」と思しき方々が既に何十人単位でスタンバイ。アイマス厨の皆様の気合の入りようが伺えると共に、「民族大移動」の様相も呈してきた。
…搭乗者の4〜5人に1人が「プロデューサー」。考えただけで恐ろしい世界であるwww
航空機の故障、これに伴う機材変更というトラブルは生じたものの、結果的に飛行機の結構という最悪の事態は回避され、1時間の遅延で帯広空港に到着。
空港到着と共に、「歓迎双海小学校ご一行様」とのプラカードを掲げたスタッフのお出迎え。大人たちの「亜美麻美修学旅行」というコンセプトゆえの文言だ。
そして、帯広駅までお出迎えの、ラッピングバス。
帯広空港から既に、このイベントは「始まっている」と言えようかw
このラッピングバスの詳細については、すごもり様「帯広駅にとかちオンリーラッピングバスが乗り付けた!」http://sazanami.net/20100515-tokachi-amimami-only/が詳しいが、アイマスキャラーを描きバスのボディ(但し片面のみ)にラッピング。アイマス厨の皆様の被写体となり、大いに注目を集めた。
とかちオンリーの公式サイトには、このようなスケジュールが掲載されている。
><ラッピングバススケジュール>
>5月15日(土曜日)午前とかち帯広空港→イベント会場「とかちプラザ」への直行便
<10:00 とかち1号出発 / 12:45 とかち2号出発>
我々が乗車した飛行機に接続する送迎ラッピングバスが、上記「とかち1号」であり、また、12時30分頃に到着する羽田発・名古屋発の両便をお迎えするのが、上記「とかち2号」である。
ラッピングバスは、帯広直行。私は、空港近くにある旧広尾線(廃線)の旧幸福駅を訪問しようと思い立ち、敢えてラッピングバスには乗車しなかったが、ラッピングバスに乗った方曰く、バス車内のアナウンスでは、「待機列は14時過ぎから形成しますので、それまでは帯広観光をお楽しみ下さい」とのこと。
参加者の皆様方は、市内観光に励んだり、名物の豚丼を食べたり…といった具合に、開場まで時間を潰した模様だ。
私は、豚丼を食し、また帯広駅前のショッピングセンター「長崎屋」を訪問。余談だが、長崎屋の4階にある書店「喜久屋書店」は、道東ナンバーワンの品揃えを謳う大規模な書店。特に併設の「漫画館」は、コミックやアニメグッズ等の品揃えが充実しているどころか、同人誌の取扱まで有り。道東のヲタの拠点に成り得る店舗ではないかと感じた次第である。
てか、帯広の喜久屋書店「漫画館」に、チラシとか置けませんか?>道内の即売会主催の皆様
…よく考えてみれば、朝10時到着の飛行機で帯広入りした所で、即売会の開場は15時からだったりする訳で。
私は、特にそこまで必死になる必要も無かったし、列形成・整理の様子を鑑賞したり、イベントチラシをサークル机上に撒いたり、会場近くの椅子テーブルで地元の学生と一緒になって勉強を始めてみたり…まあお前何しに来たのかと突っ込みを入れられて然るべき言動を繰り返すw
列形成は14時から。会場裏手の中庭に待機列を形成し、初動列は約50人。その後列にならぶ参加者数は膨れ上がり、最終的には150人近くに達したであろうか。
距離の障壁もあり、鳥取の「亜美にπタッチ」には及ばぬも、北海道の即売会で150人も集うなんてのは、余り無い出来事。アイマス厨の皆様のパワーの強さを思い知った次第である。
15時会場後、私もサークル回りを始める。
私が驚いたのは、サークルの皆さんの「士気」の高さである。この日の「とかちオンリー」に照準を合わせ新刊を作成するサークルさんの何と多い事。しかも、彼らの過半数…いや8割以上は道外からの遠征組である。
この「とかちオンリー」が、彼らサークルにとっては特別な出来事、特別なイベントたる事が伺えよう。
いや、それはサークルにのみ言える事では無い。
一般参加者だって、そして主催・スタッフだって、皆道外からの遠征組である。
そして彼らは、この日の為に交通費を貯め、遠征に臨んでいる。私だってこれの為にJALの無料航空券マイルを貯めた。トワイライトエクスプレスやカシオペア、北斗星で遠征に臨んだ鉄ヲタ連中も少なくない。…明らかに皆さん病気持ちである…一応、褒め言葉で申し上げておくw
サークル、スタッフ・主催、一般参加。皆が皆、この日の為に気合を入れて参加している。それが、この「とかちオンリー」こと「兄ちゃん!×2 とかちつくちて〜 in十勝」の実態である。
私はこれには参加しなかったが、旅行会社「トップツアー」の企画・募集による事後合宿は、恐ろしいまで大盛況だったようだ。
帯広からバスで30分、十勝川温泉の名宿「観月苑」での宿泊だが、募集定員150人が満了との事。「とかちオンリー」の来場者は300〜400人程度だから、おおよそ半数が合宿に参加した事になる。…参加率が異様に高いのですがw
そしてこの合宿の阿鼻叫喚ぶりについては、すごもり様「亜美真美の女児ぱんつが出品→落札者がかぶって変態コール 「兄ちゃん!×2 とかちつくちて〜 in十勝」の合宿がすごすぎた。」http://sazanami.net/20100519-tokachi-only-kangetsuen/をご覧いただきたい所であるw
件のラッピングバスも、即売会会場から観月苑までの輸送を受け持った。単にラッピングバスというのみならず、参加者の輸送にも大きく貢献しているバスである。
そしてその翌日には、合宿同時企画「十勝川でエージェントを踊ってみた」。
朝のラジオ体操代わり(?)に、プロデューサーな皆様が、「エージェント夜を往く」を踊る…お前ら朝から元気だなあw
ラッピングバスは、宿をチェックインし帯広駅に戻る皆様向けの輸送に活躍。更には帯広競馬場へのばんえい競馬観戦輸送バスとしても活躍。
元々プロデューサーの皆様方には、お金を出し合い、競馬レースの冠スポンサーとなり、アイマス関係の名を関したレースを観戦する。そういう土壌があるようなのだが、今回のばんえい競馬は非常に派手にやらかしたw
>やります。今回はなんと!連続3レース開催!!
>11:50 1R 「双海亜美☆スタ→トスタ→カップ」
>12:20 2R 「双海真美☆ポジティブ賞」
>12:50 3R 「あみまみ☆とかちつくちて記念」
ちょwお前らやり過ぎだよwww
そして競馬終了後は、皆で協力してラッピングをはがし、帯広空港へ。
こうして「とかちオンリー」の全日程が、無事に終了した。
ここまでの一連の流れを見ると、この「とかちオンリー」は、単なる即売会として捉えてはいけないように思えてくる。
即売会をメインに据えた【アイマス厨諸君の1泊2日聖地・十勝巡礼修学旅行】とした方が、より本質に迫っているのではないか。
遠征するぐらいだから参加者の士気・熱気も極めて高い。それがこのオンリーをより光り輝かせているのだろう。参加者の満足度も極めて高く、このようなオンリーイベントも、一つのやり方…かもしれない。
9月には仙台でも「細かすぎて伝わらないアイマスオンリー」http://irregulars.sakura.ne.jp/imas/が開催される。
ニッチ志向が極めて強く、スキマフェスティバルもびっくりの超ニッチなプチオンリーが、既に10以上エントリーされ、今後もまだまだ増えるかもしれない。
このニッチさ、そして極めて多数のプチオンリーという戦略は、アイマス厨の皆様のハートをガッチリ掴みそうだ。
私は「こみっく☆トレジャー」が同日開催なので参加はできないが、熱気溢れるオンリーに仕上げる事を期待している。
唯一気になるのが、地元既存イベントとの連携の無さ。
今回「とかちオンリー」が開催された会場では、翌日に「アフロサミット」http://karen.saiin.net/~620-ks/afrosummit/という地域に根ざした即売会が開催されている。サークルも100近く集め、立派に運営している良即売会である。
私も気にはかけていたものの、実際には参加しなかった身なので余り大きな事は申せないが…折角同じ十勝でイベントを開くのに、地元の既存イベントとの協調が無かった事が、少し残念な点である。
都会のイベントはともかく、地方のイベントは、人口も少なく参加者集めで厳しい戦いを強いられる。同じ地域の主催同士が、互いに協力し合う「相互扶助」の精神が、地域即売会の成功には必要だと考える。
当日会場に、地元イベントのチラシは無かった。「アフロサミット」は翌日開催なんだし、チラシでも撒いて、良かったら地元のイベントも見に来てとアピールしても良かったかも。ばんえい競馬組も少なくなかろうが、多少は興味持って見に来てくれるアイマス厨も増えたと思う。
「とかちオンリー」の主催者は、地元から見れば所詮よそ者、内地の人間だ。
内地の人間が北海道に上がりこんで我が物顔している、と地元の方に見られても、決して不思議は無かろう。
運営はソツなくきっちり成功させたから良いが、もし運営が失敗したら、場合によっては既存の地元主催に迷惑を掛けかねない。そういう危険を孕む事の自覚は当然お持ちだろうが、それを改めて認識頂きたいと思う。
その名は、(アイドルマスター)双海亜美・真美オンリー「亜美にπタッチ」http://homepage3.nifty.com/ami-touch/。
2007年10月7日に開催されたこのオンリーは、鳥取市という地方都市での開催、サンクリ前日、しかもキャラオンリー。敷居の高さゆえ、成功は有り得ないと踏んでいた。
だが、その読みは「良い意味で」誤りであった。
当ブログ2007年11月24日付「頑張ったイベントはちゃんと評価しないといかんですよ」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51099286.htmlでも触れたが、都心部でのアイマスオンリーを中心とした積極告知や主催の熱意、そしてアイマスというジャンル全体にひしめく、大きいお友達の熱意。
これらの相乗効果もあって、直接参加33サークル・委託参加4サークルという、誰もが予想し得なかった結果をたたき出し、当日会場は大盛況。地方開催という敷居の高さを乗り越え、成功に終わった。
特筆すべきは、一般・サークル・主催/スタッフ。どの参加層であっても、遠征組、特に東京からのそれが多くを占めていた事にある。
アイマスというジャンルは、経済的にも比較的余裕のある年長者が多い。また、全国のゲーセンを巡りアイマスに興じる暇人…あ、いや違った熱意のこもった皆様方が多い。
全国何処で開催されようとも、そこに馳せ参じる事を厭わない。アイマスというジャンルには、遠征参加に抵抗を持つ人が少ない。そういう土壌があると思う。
だから、その後に開催されしオンリーを見ても、大阪にも全国各地から遠征、名古屋にも全国各地から遠征。ぶっちゃけ、徳之島だとかトカラ列島だとか八丈島だとかでアイマスオンリーを始めても、数百人単位で人が押し寄せるであろう。
アイマスが地方でオンリーを始めれば、全国各地からアイマス厨が、「民族大移動」の如く遠征し、そして集結する。
鳥取他、様々な地方開催のアイマスオンリーの様相が、それを如実に示している。
アイマスオンリーを語る上で、この事を先ず押さえておきたい。
2009年初夏に、「亜美にπタッチ」と同じコンセプト、(アイドルマスター)双海亜美・真美オンリー「兄ちゃん!×2 とかちつくちて〜 in十勝」(以後「とかちオンリー」と表記)が、1年後の2010年5月に開催されると発表された。
この発表を聞いた瞬間で既に、私はこの即売会の成功を確信した。このオンリーは、「亜美にπタッチ」の再来だ。「亜美にπタッチ」が成功した以上、そして「亜美にπタッチ」と同じようなノリで開催する以上、失敗する筈が無い。私はそのように確信した。
ましてや、ニコニコ動画で「とかちつくちて」http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%C8%A4%AB%A4%C1%A4%C4%A4%AF%A4%C1%A4%C6がブレイク。十勝が何故か亜美・真美の「聖地」になってしまったw
ジャンルが遠征好きな方々の多いアイマス。そして「聖地」開催。成功のフラグしか感じないw
そして、イベント評論を営む者としては、絶対に外せない。この「とかちオンリー」は絶対に行くべきだ。そう直感した。
私は、1年前からこの日に照準を合わせ、JALの無料航空券目当てにマイルを貯め…そして無料航空券で帯広に向かったwww
…尚、私の友人の中には、寝台特急【トワイライトエクスプレス】で大阪から北海道に向かった(しかもこの日の為にスイートルームを予約、東京在住なのでわざわざ大阪に向かう)剛の者…いやどう考えても【頭やられた変態】がいらっしゃる事も、この場をお借りして追記申し上げたいw
今回の「とかちオンリー」は、土曜日の15時〜19時という変則時間の開催。
遠征組が参加しやすいように、また翌日に北海道をゆっくり観光できるように、とのことでこの時間組みとしたそうだ。
この前週に開催された即売会「夕張まんがまつり」http://mangamatsuri.jp/もそうだが、遠征組の事を考慮するならば、東京を朝出ても会場入りに間に合う土曜午後の開催は、理に叶っているだろう。イベント終了後の打ち上げ飲み会や合宿等を楽しめるのも、翌日に休みを残す土曜開催だからこそ出来る事。
私は、土曜日朝8時頃、羽田からJALで帯広に飛んだ。
遠征組に配慮した時間設定のお陰で、土曜の朝出発でも充分間に合う。
帯広行便の搭乗ゲートには、「プロデューサー」と思しき方々が既に何十人単位でスタンバイ。アイマス厨の皆様の気合の入りようが伺えると共に、「民族大移動」の様相も呈してきた。
…搭乗者の4〜5人に1人が「プロデューサー」。考えただけで恐ろしい世界であるwww
航空機の故障、これに伴う機材変更というトラブルは生じたものの、結果的に飛行機の結構という最悪の事態は回避され、1時間の遅延で帯広空港に到着。
空港到着と共に、「歓迎双海小学校ご一行様」とのプラカードを掲げたスタッフのお出迎え。大人たちの「亜美麻美修学旅行」というコンセプトゆえの文言だ。
そして、帯広駅までお出迎えの、ラッピングバス。
帯広空港から既に、このイベントは「始まっている」と言えようかw
このラッピングバスの詳細については、すごもり様「帯広駅にとかちオンリーラッピングバスが乗り付けた!」http://sazanami.net/20100515-tokachi-amimami-only/が詳しいが、アイマスキャラーを描きバスのボディ(但し片面のみ)にラッピング。アイマス厨の皆様の被写体となり、大いに注目を集めた。
とかちオンリーの公式サイトには、このようなスケジュールが掲載されている。
><ラッピングバススケジュール>
>5月15日(土曜日)午前とかち帯広空港→イベント会場「とかちプラザ」への直行便
<10:00 とかち1号出発 / 12:45 とかち2号出発>
我々が乗車した飛行機に接続する送迎ラッピングバスが、上記「とかち1号」であり、また、12時30分頃に到着する羽田発・名古屋発の両便をお迎えするのが、上記「とかち2号」である。
ラッピングバスは、帯広直行。私は、空港近くにある旧広尾線(廃線)の旧幸福駅を訪問しようと思い立ち、敢えてラッピングバスには乗車しなかったが、ラッピングバスに乗った方曰く、バス車内のアナウンスでは、「待機列は14時過ぎから形成しますので、それまでは帯広観光をお楽しみ下さい」とのこと。
参加者の皆様方は、市内観光に励んだり、名物の豚丼を食べたり…といった具合に、開場まで時間を潰した模様だ。
私は、豚丼を食し、また帯広駅前のショッピングセンター「長崎屋」を訪問。余談だが、長崎屋の4階にある書店「喜久屋書店」は、道東ナンバーワンの品揃えを謳う大規模な書店。特に併設の「漫画館」は、コミックやアニメグッズ等の品揃えが充実しているどころか、同人誌の取扱まで有り。道東のヲタの拠点に成り得る店舗ではないかと感じた次第である。
てか、帯広の喜久屋書店「漫画館」に、チラシとか置けませんか?>道内の即売会主催の皆様
…よく考えてみれば、朝10時到着の飛行機で帯広入りした所で、即売会の開場は15時からだったりする訳で。
私は、特にそこまで必死になる必要も無かったし、列形成・整理の様子を鑑賞したり、イベントチラシをサークル机上に撒いたり、会場近くの椅子テーブルで地元の学生と一緒になって勉強を始めてみたり…まあお前何しに来たのかと突っ込みを入れられて然るべき言動を繰り返すw
列形成は14時から。会場裏手の中庭に待機列を形成し、初動列は約50人。その後列にならぶ参加者数は膨れ上がり、最終的には150人近くに達したであろうか。
距離の障壁もあり、鳥取の「亜美にπタッチ」には及ばぬも、北海道の即売会で150人も集うなんてのは、余り無い出来事。アイマス厨の皆様のパワーの強さを思い知った次第である。
15時会場後、私もサークル回りを始める。
私が驚いたのは、サークルの皆さんの「士気」の高さである。この日の「とかちオンリー」に照準を合わせ新刊を作成するサークルさんの何と多い事。しかも、彼らの過半数…いや8割以上は道外からの遠征組である。
この「とかちオンリー」が、彼らサークルにとっては特別な出来事、特別なイベントたる事が伺えよう。
いや、それはサークルにのみ言える事では無い。
一般参加者だって、そして主催・スタッフだって、皆道外からの遠征組である。
そして彼らは、この日の為に交通費を貯め、遠征に臨んでいる。私だってこれの為にJALの無料航空券マイルを貯めた。トワイライトエクスプレスやカシオペア、北斗星で遠征に臨んだ鉄ヲタ連中も少なくない。…明らかに皆さん病気持ちである…一応、褒め言葉で申し上げておくw
サークル、スタッフ・主催、一般参加。皆が皆、この日の為に気合を入れて参加している。それが、この「とかちオンリー」こと「兄ちゃん!×2 とかちつくちて〜 in十勝」の実態である。
私はこれには参加しなかったが、旅行会社「トップツアー」の企画・募集による事後合宿は、恐ろしいまで大盛況だったようだ。
帯広からバスで30分、十勝川温泉の名宿「観月苑」での宿泊だが、募集定員150人が満了との事。「とかちオンリー」の来場者は300〜400人程度だから、おおよそ半数が合宿に参加した事になる。…参加率が異様に高いのですがw
そしてこの合宿の阿鼻叫喚ぶりについては、すごもり様「亜美真美の女児ぱんつが出品→落札者がかぶって変態コール 「兄ちゃん!×2 とかちつくちて〜 in十勝」の合宿がすごすぎた。」http://sazanami.net/20100519-tokachi-only-kangetsuen/をご覧いただきたい所であるw
件のラッピングバスも、即売会会場から観月苑までの輸送を受け持った。単にラッピングバスというのみならず、参加者の輸送にも大きく貢献しているバスである。
そしてその翌日には、合宿同時企画「十勝川でエージェントを踊ってみた」。
朝のラジオ体操代わり(?)に、プロデューサーな皆様が、「エージェント夜を往く」を踊る…お前ら朝から元気だなあw
ラッピングバスは、宿をチェックインし帯広駅に戻る皆様向けの輸送に活躍。更には帯広競馬場へのばんえい競馬観戦輸送バスとしても活躍。
元々プロデューサーの皆様方には、お金を出し合い、競馬レースの冠スポンサーとなり、アイマス関係の名を関したレースを観戦する。そういう土壌があるようなのだが、今回のばんえい競馬は非常に派手にやらかしたw
>やります。今回はなんと!連続3レース開催!!
>11:50 1R 「双海亜美☆スタ→トスタ→カップ」
>12:20 2R 「双海真美☆ポジティブ賞」
>12:50 3R 「あみまみ☆とかちつくちて記念」
ちょwお前らやり過ぎだよwww
そして競馬終了後は、皆で協力してラッピングをはがし、帯広空港へ。
こうして「とかちオンリー」の全日程が、無事に終了した。
ここまでの一連の流れを見ると、この「とかちオンリー」は、単なる即売会として捉えてはいけないように思えてくる。
即売会をメインに据えた【アイマス厨諸君の1泊2日聖地・十勝巡礼修学旅行】とした方が、より本質に迫っているのではないか。
遠征するぐらいだから参加者の士気・熱気も極めて高い。それがこのオンリーをより光り輝かせているのだろう。参加者の満足度も極めて高く、このようなオンリーイベントも、一つのやり方…かもしれない。
9月には仙台でも「細かすぎて伝わらないアイマスオンリー」http://irregulars.sakura.ne.jp/imas/が開催される。
ニッチ志向が極めて強く、スキマフェスティバルもびっくりの超ニッチなプチオンリーが、既に10以上エントリーされ、今後もまだまだ増えるかもしれない。
このニッチさ、そして極めて多数のプチオンリーという戦略は、アイマス厨の皆様のハートをガッチリ掴みそうだ。
私は「こみっく☆トレジャー」が同日開催なので参加はできないが、熱気溢れるオンリーに仕上げる事を期待している。
唯一気になるのが、地元既存イベントとの連携の無さ。
今回「とかちオンリー」が開催された会場では、翌日に「アフロサミット」http://karen.saiin.net/~620-ks/afrosummit/という地域に根ざした即売会が開催されている。サークルも100近く集め、立派に運営している良即売会である。
私も気にはかけていたものの、実際には参加しなかった身なので余り大きな事は申せないが…折角同じ十勝でイベントを開くのに、地元の既存イベントとの協調が無かった事が、少し残念な点である。
都会のイベントはともかく、地方のイベントは、人口も少なく参加者集めで厳しい戦いを強いられる。同じ地域の主催同士が、互いに協力し合う「相互扶助」の精神が、地域即売会の成功には必要だと考える。
当日会場に、地元イベントのチラシは無かった。「アフロサミット」は翌日開催なんだし、チラシでも撒いて、良かったら地元のイベントも見に来てとアピールしても良かったかも。ばんえい競馬組も少なくなかろうが、多少は興味持って見に来てくれるアイマス厨も増えたと思う。
「とかちオンリー」の主催者は、地元から見れば所詮よそ者、内地の人間だ。
内地の人間が北海道に上がりこんで我が物顔している、と地元の方に見られても、決して不思議は無かろう。
運営はソツなくきっちり成功させたから良いが、もし運営が失敗したら、場合によっては既存の地元主催に迷惑を掛けかねない。そういう危険を孕む事の自覚は当然お持ちだろうが、それを改めて認識頂きたいと思う。