STRIKE HOLE

【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系と電波評論の二本立てです。 基本的に同人イベント関連の評論は真面目、他の評論は不真面目な傾向があります。同人評論のカテゴリーの内容以外はアフォ評論という事で斜め読みをお願いしますw

2010年10月

山梨東方オンリー「凱風快晴」への不安と期待

11月7日、山梨県では初となる東方Projectオンリー「凱風快晴〜フジヤマヴォルケイノ〜」は、その開催形態の特殊性から、不安と期待の入り混じる即売会である。
私個人の思いを語るならば、理由は後述するが、この即売会には是非とも成功していただきたい、と考える。全ての即売会の成功を願うスタンスは、当ブログ「STRIKE HOLE」の変わらぬ態度ではあるが、この即売会に対しては、特に成功を収めていただきたいとの思いが強い。

私は、10月上旬に「コミックファクトリー 甲州遠足」に参加させていただいたが、実はお隣のサークルが、この即売会の主催である「凱風快晴準備会」であった。
お隣という事もあり、色々とお話をさせていただいたが、その中で知りえた事も含め、「凱風快晴」に対する不安と期待とを、論じる事としたい。


【教育委員会主催事業としての東方オンリー】

そもそもこの即売会は、立ち位置や成り立ちが、他の即売会とは極めて違っている。
普通の即売会は、個人主催なら主催が「趣味」として始めるケースが多い。企業なら、興業的・収入的な見地から、即売会開催に至ろう。
だが、この「凱風快晴〜フジヤマヴォルケイノ〜」http://www.koisuruyamanashi.com/fujiyama/は、そのどちらにも当たらない。
地元の青年を中心とした地域活性化プロジェクト「やまなしの翼プロジェクト」http://wing.yyproject.jp/が、地域活性化プロジェクトの一環として開催するという、極めて珍しい経緯でのオンリーイベントだ。しかも、地域活性化という趣旨もあってか、【文部科学省の委託事業】【山梨県教育委員会主催事業】としてのお墨付きまで得ており、官民一体となって開催される即売会、とも言える。

先日、私が「コミックファクトリー 甲州遠足」に参加した折、設けられた【イベントアピール】の時間に、「凱風快晴」もマイクを握り、自イベントをアピールされていた。
その後に、MC役を担うコミックファクトリー主催氏は、こうおっしゃっていた。

「どうやって教育委員会を味方につけたの?」

同人誌即売会は、その開催の性質上、教育委員会には細心の注意を払う傾向が強い。
有名な事例では、コミックマーケットが沖縄でリゾートコミケを開催しようとした時、沖縄県は宜野湾市教育委員会に男性向け同人誌と怪文書を送り、教育委員会の圧力で開催を中止させようと試みた事件があった。
最終的に、コミックマーケット側が市当局と話し合いを持ち、無事に開催に漕ぎ着けたが、一歩間違えば、教育委員会は、即売会の開催を阻害する潜在的な「天敵」になったかもしれない。細心の注意を払い、ご理解をいただけるよう努力せねばならぬ対象なのは、間違いない。

教育委員会は、即売会側からすれば、どっちかといえば恐れおののく存在。
少なくとも、教育委員会が即売会の味方になってくれるとは、考えにくい。
ところが、この「凱風快晴」は、【山梨県教育委員会】主催の事業(実質的には地域若者活性化プロジェクト「やまなしの翼プロジェクト」の主催だが、山梨県教育委員会主催事業としての名目もある)。これまでの即売会の構図からすると、余り有り得ない、珍しい図式での開催形態である。
…まあ、流石に教育委員会主催事業であるが故に、成人向け不可となっているが、これは仕方ないか。

もしこの即売会が成功を収められれば、同人世界においては、案外意義深いものになるのではないか?と考えている。
「教育委員会の主催事業としての即売会」という実績は、「漫画」「同人」というものに対し「文化」というステータスが付与される一助になると思う。明治大学・米澤嘉博記念館や京都精華大・京都国際マンガミュージアム等にもそれは言えるが、その流れを加速させる一助になると思う。
そして「文化」としてのステータスが付けば、同人誌即売会も世間的に(良い方向で)認知される。長い目で見れば、即売会の世間的な地位の向上…例えば会場が借り易くなるとかのメリットも期待できる…かもしれない。
また、表現規制の動きに対する、牽制としての効果にも期待したい。
まあ、「凱風快晴」が一つ成功しただけで、良い方向に劇的に変わるわけないのは百も承知だが、そういった成功事例の積み重ねが、同人誌の世界をより良い方向に持っていけるんじゃないか?ということで。

「凱風快晴」には、地方の同人世界の活性化・東方ジャンルの活性化としての役割に期待するのは当然だが、教育委員会主催事業という観点からも期待を寄せたい所である。



【即売会未経験者ゆえの不安、それを解消しようと努力する姿勢】

さて、この「凱風快晴」の主催は、青年中心の地域活性化団体「やまなしの翼プロジェクト」である。率直申し上げて、即売会の経験は初心者も同然だ。
それゆえの長所と短所が、この即売会に期待しつつも不安を感じさせる要素ともなる。

開催箇所は、山梨縣護國神社の境内。野外での同人誌即売会となるが…私は、決してそれを否定するものではない。
寧ろ、即売会未経験者であるが故の長所かもしれないが、固定観念にとらわれない柔軟な発想だと思う。我々のような同人世界に長く浸かれば浸かるほど、どうしても思考は硬直化し、彼らのような柔軟な発想は打ち出せなくなる。
…ただ、即売会を知らないが故の欠点になるが、どうしても「穴」が出てくる。その「穴」が、我々が参加するに当たり躊躇する、不安箇所となる。

太田たこす氏ブログ「今日の言わせれ」の2010年09月22日エントリー分・[屋外で同人誌即売会…え?マジで?]http://blog.zaq.ne.jp/iwasere/article/1111/には、この即売会に参加するに当たっての不安感が綴られている。

箇条書きにして要約すると、

・荒天時(雨 雪 強風)にはどうするのか?雨天中止か?
・雨天中止の場合、遠征参加者は「中止」のリスクを抱えたまま切符や宿の手配する事になる。参加を悩んでしまう。

という事である。

私は、コミックファクトリー甲州遠足の会場にて、「凱風快晴」担当者に同ブログの記事をお見せしつつ、雨天中止も雨天中止で問題を抱えるのでは?と提起させていただいた。

ただ、「凱風快晴」も問題点の解消に努めている節は、感じられる。
お話しした限りにおいては、「凱風快晴」側も、雨天中止の問題点に気付きつつあるようだった。テント等である程度の雨を凌げるようにし、余程の荒天にならない限りイベントは開けるように対応したいというお話をいただいた。
(尚、現在では、トップページに「遠方からご足労頂く方もいらっしゃいますので、荒天にならない限りイベントは続行致します」と明記されている)

私が気になった点としては、宅配搬入の部分。
東方ならばグッズサークルも多く、宅配便での搬入はmustである。
先方にお尋ねした所、前日に護國神社着となるように送れば大丈夫なように調整している、との話をいただいた。(護國神社側からも、宅配搬入があった方が良いとの助言を貰ったらしい)
サークルスペースにはブルーシートを敷き、頒布物が泥土で汚れないようにするとの事で、不安要素を少しずつ潰している印象だ。

即売会未経験者であるが故の、経験不足も気になる所だ。
先方にその懸念をぶつけた所、運営陣は他の即売会にスタッフ参加する事で、少しでも経験を積もうと勉強しているとの事。
地元の即売会「山梨コミックチャレンジ」でもスタッフ志願し勉強を図っているようだし、私がお邪魔した「コミックファクトリー 甲州遠足」においても、何人か「凱風快晴」がスタッフとして入り込んでいる。
相手が東方オンリーだし、決して十分とは言えないかもしれないが、即売会スタッフ完全未経験よりは、遥かにマシだろう。
また、「博麗神社例大祭SP」「御射宮司祭」「東方紅楼夢」等、他の東方オンリーも視察・見学し、勉強を深めている模様だ。
経験不足の懸念は否めずも、その穴を埋めるべく努力している、との印象を抱く。

率直申し上げて、これまでに無い独特の形態の即売会であり、不安要素はどうしても拭えない。太田たこす氏が示されたような懸念も、極めて尤もな話である。
だが、お話して感じた事だが、不安要素を打ち消そうと工夫している様子も感じられた。
ならば、その工夫をもう少しアピールして、参加者の不安感の解消に努めて欲しい、私はそうお話しした。

その数日後、トップページにQ&Aが掲載された。
雨天対策・宅配搬入など、皆が不安に思うであろう内容(というか「コミックファクトリー甲州遠足」でお話した内容)への回答が成されている。…動き早っ。
「凱風快晴」は、経験不足は否めぬも、それを埋めようと熱心に勉強している。こういう皆さんは私嫌いじゃないですよ。


【強力な助っ人 博麗神社社務所】

ここまで、「凱風快晴」に対する、神社境内開催というレギュレーションへの不安、即売会経験の不足についての不安を取り上げつつも、その不安を打ち消そうと努力している様子を見てきた。

で、ここまで不安だ不安だ言っておいて何なのだが、実は、「凱風快晴」に対する私の不安は、今となってはもう、殆ど皆無に等しい。
彼らには、強力な「ブレーン」が存在しているからだ。

私は、2009年07月02日付の過去記事「「東方四国祭」騒動雑感(後編)」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51519684.htmlにおいて、周囲に的確な助言を出せる相談相手がいる事の重要性を説いた。
主催は無能だとしても、周りのブレーンがしっかりしており、全員の総和で力を発揮すれば良い、とも述べた事もある。(参考:2009年10月29日付「もう一つのおお振りオンリー中止事件〜人と人との繋がり〜」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51572111.html)

主催が初心者でも、脇を固めるスタッフがしっかりしていれば、即売会最後は何とかなるものである。逆に、そういうスタッフが誰もいないと、ハマってしまう。

そういう意味では、「凱風快晴」の後ろに付いている団体として、

「協力:博麗神社社務所」

とあるのは非常に心強い。
「博麗神社社務所」は、最早説明不要・オンリーイベントとしては史上最大級規模の即売会「博麗神社例大祭」の主催団体である。
経験豊富な「例大祭」が後ろから支援してくれるのは、「凱風快晴」にとっては極めて有り難い。社務所の皆さんには、色々アドバイスをいただいて大変助かっている、とは「凱風快晴」側も感謝の気持ちを述べられていた。
余談だが、「博麗神社社務所」とは厳密には別組織だが、社務所の関係者が企画する東方コスプレイベント「幻想郷開き」http://gensoukyo.jp/も、11月7日は山梨縣護國神社に出張の模様だ。博麗神社社務所の、凱風快晴に対する手厚い支援の一端が垣間見える。

私が、「凱風快晴」に対して不安を持たないのは、後ろに「例大祭」が付いているからである。経験豊富な彼らが居れば、何か間違いがあっても、何とかフォローしてくれるだろうから、致命的なトラブルは無いだろう、と見ている。

てか、教育委員会だけじゃなく博麗神社社務所まで味方に付けるとは…この主催何気に凄い…と思うのだが、果たしてそれは気のせいだろうか。

私は当日、諸事情により山梨にお邪魔する事は叶わないが、「凱風快晴」が成功裏に終わる事を願いたいものである。

10/3 山梨県甲府市「コミックファクトリー 甲州遠足」

10月3日、私は山梨県甲府市で開催されたオールジャンル同人誌即売会「コミックファクトリー
甲州遠足」http://www5.plala.or.jp/comicfactory/にサークル参加させていただいた。
元々山梨は、「コミックワールド」という企業主催の同人誌即売会が開催され、一定の賑わいを見せていたが、コミックワールドが撤退。後を継いだ「山梨コミックチャレンジ」も、運営の問題等もあり、サークル数が減少傾向。正直申し上げて、今の山梨は元気が無い。

そんな中、新たに立ち上がった即売会が、「コミックファクトリー 甲州遠足」である。
「コミックファクトリー」は、元々信州松本開催の同人誌即売会。自らを「悪の組織」などと称しつつも、丁寧かつ心のこもった運営で参加者を大事にしている同人誌即売会。…まあ、所謂ツンデレって奴であるw(違)
信州では地域最大規模を保ち、リピーター率も高い、遠征サークルが多い等サークルの忠誠心も高い。安定運営の良即売会である。

彼ら曰く「悪の組織、山梨に進出!」との事で、山梨でも「同人誌即売会」の開催を通じて楽しい空間をつくりたい。そのような思いから、山梨での開催を決意した模様だ。
現状の山梨の低迷状況に思う事あり、山梨の同人事情に一石を投じたいとの思いや、山梨と信州松本とで相乗効果を高め盛り上げを図りたい、という狙いもあるのだろう、と分析している。
私も、動機はどうあれ、山梨の同人界に活気をもたらすのであれば、それは良き事。時間も空いていたし、「甲州遠足」にサークル参加させていただく事とした。

今回の「コミックファクトリー 甲州遠足」は、規模的には100sp超。
これは、山梨コミックチャレンジの平均規模を上回り、当地最大規模である。
山梨コミックチャレンジでサークル参加しつつ告知を図ったのは当然だが、彼ら本来の地盤・松本での告知を通じ、松本の常連サークルも呼び込めた事も、サークル数増大に大きく寄与している。
松本からの遠征組対応で、松本朝8時発・10時30分甲府着のチャーターバスのサービスも用意し、遠征組への親切さも見せた。流石に会場直行は便利でありがたい、30人近くが利用した模様だ。

ただ、松本の常連サークルがそれなりに数がいる、という事は、裏を返すと、山梨の地元民サークルの参加比率がまだまだ弱く開拓の余地あり、とも言えるのではないか。
初参入という事もあり、長年地元で即売会を続けている「山梨コミックチャレンジ」に比べても地元への浸透が弱いのは否めない。
山梨県内での告知浸透のパワーアップが、今後の課題になると思う。

それは主催者も充分に分かっているようで、アンケートには「山梨でよく行くショップ、告知できそうなショップの情報を教えて欲しい」との質問を掲載した。
彼らも、アニメイト等コミックチャレンジが告知を図っている山梨県内のお店を全てカバーしたものの、それだけでは告知が足りない、と判断したのだろう。
そこで地元民より情報を集め、教えて貰ったお店を告知先として開拓しようとの狙いから、アンケートとしては異例の質問が飛び出したわけである。告知意欲の高い所は私も嫌いじゃない、前向きな取り組みとして評価したい。

会場内の雰囲気は、山梨コミックチャレンジの時とそんな変わり無かった印象だ。普通にまったりと過ごした、という感じ。
私は、山梨護国神社で来月開催される東方オンリー「凱風快晴」http://www.koisuruyamanashi.com/fujiyama/がお隣さんだったので、「凱風快晴」の主催さんと話し込んでる内に1日が終わったような気がするw(「凱風快晴」については、不安要素もあるが、期待したい点も多く、稿を改めて詳しく語りたい)
路線バスもお昼頃に多く到着するようで、開場時は閑散だが尻上がりで来場者が増えるのも、コミックチャレンジと一緒である。

ただ、会場外をコスで闊歩するなど、頭痛を引き起こすレベルのマナー違反は、「コミックファクトリー」では一切見られなかった。

以前私が「山梨コミックチャレンジ」に参加した時、これらのマナー違反の原因は、キャパシティの小さい更衣室や独特の運営ルール等、コミックチャレンジ側の定めた運営方法に起因するものだ、と分析した。
そして、更衣室にコスプレ受付担当を配置しコスプレ登録のマネジメントを強化する事や、キャパシティの大きい「大会議室」を女子更衣室に、「小会議室」を男子更衣室に、それぞれ充てる事で簡単に解決できる、と提言した。
(参考・拙文「12/23 山梨コミックチャレンジ(後編)」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51594557.html)

コミックファクトリー主催氏も、どうせ当ブログをご覧になってるのだろうが、同じ考えに行き着いたようで、今回の「甲州遠足」では、当ブログの提言通りに運営した。
また、彼ら独自の取り組みとして、カタログに、一般的なマナー啓蒙漫画に加え、【コスプレ用のマナー漫画】を入れた事も、興味深い。漫画形式とする事で、参加者への分かりやすい啓蒙に繋がったことだろう。

更に申せば、この「甲州遠足」は、コミックチャレンジに比べスタッフの絶対数が多い(20人弱)。参加者のマナー違反があっても、目が行き届きやすく、注意・啓蒙もし易かった、という点も見逃せないだろう。(というかコミックチャレンジはスタッフ数が少なすぎるんですよね…彼らの問題点は、その大半が人手不足に求められますし…)

12時になると、各即売会主催によるイベントアピールが始まった。
コミックファクトリーでもそうだし、名古屋・大阪界隈の即売会でもそうだが、地方即売会では恒例の企画だ。
長野県のコスプレイベントや、来月開催の東方オンリー「凱風快晴」がマイクを握り自らのイベントをアピールする。
意外な所では、名古屋からメンコミ準備会が参戦。蒲郡のコスプレイベントや、名古屋で開催予定のオンリーイベントのアピールをされていた。

そして、もっと意外だった事が一つ。
地元の即売会である「山梨コミックチャレンジ」が、イベントアピールに加わっていない事である。
いや、もっと申し上げると、チラシ置き場にも「山梨コミックチャレンジ」のチラシが無い。サークル机にもコミチャレのチラシが無い。…いやそれ以前に、【コミックチャレンジ主催は会場にすら来ていない】。

山梨の即売会は数が少ない。「甲州遠足」のように、地元で開催される即売会は、貴重な…いや最重要の告知機会である。
ここで「山梨コミックチャレンジ」をアピールせず、いつ「山梨コミックチャレンジ」をアピールできようか?
「山梨コミックチャレンジ」の覇気の無さに、残念な思いを抱いた。一体どうしちゃったのだろうか。


ともかく、即売会自体はサークルも一般参加者も相応に訪れ、それなりに楽しめたのだが、「甲州遠足」には課題となる点も多く目に付いた。

先ず、サークル案内に足りない点が目に付いた。
アイメッセへのアクセス案内が完全に抜けていた。…いや、松本のファクトリーの時は、バス停から会場までの詳しい地図なども書いてあり、土地勘の無い者にも親切なつくりだっただけに、却って落差が目立った。
サークル案内・公式サイトなどに、公共交通機関でのアクセス(甲府からバス利用なので、バスの時間を書けばOK)と、車組向けに最寄りインターからの略図ぐらいは欲しい所。
自分なんぞは去年の「コミックチャレンジ」で慣れたから良いが…初めての人には不親切だと思う。

宅配便の搬入ができない事も問題だ。手搬入じゃ荷物を持ち込むのに難儀するサークルさんも、少ないかもしれないが必ずいる。
主催側の言い分としては、前日会場で設営する時に荷物到着とし、荷物が確実に届いたかを確認し、間違いの無いように対応したいとの弁。
今回のアイメッセは、会場を借りるのが当日朝、設営も当日朝。普段やってる前日着対応が出来ず、間違いの無い体制が取れないから、宅配搬入をしなかったとの事。
ただ、私の考えを申せば、当日朝の荷物着で対応してる即売会も少なくない。彼らの求める確実性は満たせなくとも、宅配搬入が無いよりはあった方が親切じゃないか?という部分。
両者の主張は平行線だったが、主催側の言い分も分からないではない。どちらを是とするかは、読者の皆様にご判断を委ねたい。

他、設営準備が極めてバタバタしており、主催及びスタッフが明らかにテンパっていた事も課題か。各部署間の連携が弱かったようにお見受けする。
今回は初めての会場だ。他の即売会もそうだが、これまで長年即売会で慣れ親しんだ会場を、何らかの事情で別の会場に変えた時、今までと勝手が違い、慣れずにまごつく部分が、どうしても出てきてしまう。
今回で、多少はアイメッセにも慣れただろうし、次回はもう少し違ったものになるだろう。次回以降は、改善が図られる物として、期待したいところである。


最後に、今回の「甲州遠足」カタログに掲載された、主催挨拶の一部を抜粋、紹介する事で、この稿の結びとさせていただきたい。
地方即売会の、同人入門の場としての役割を強く強調した名文であり、私も強く共感する。
私が何故地方の即売会に興味を持ち、応援するか。その一端が示されている文章でもあると思う。

>そして、地方のイベントこそ大事にしていかないといけないと考えています…それは何故か?
>どんな売れっ子の作家さんも「駆け出し」の時期はあります。持っている才能も最初は荒削りなものです。それが創作活動を積み重ねる中で可能性が大きく育っていき、いつしか一目置かれる存在になっていくのです。これは同人誌サークルに限らず、コスプレや造形など全ての同人表現に当てはまります。
>私にとってイベントは、作品を売買するためだけの場ではありません。可能性を多くの参加者を介して高めていく空間と考えています。(中略)特に同人の世界の扉を初めて叩く参加者が必然的に多くなる地方イベントは、大都市の大規模イベントと比べそういった要素が格段に強くなる傾向があります。(中略)
>自分の作品を見て、何らかの評価してもらう。創作活動している方と出会い、交流を広く深く行うことで(←これは一般参加の方でもできます!)、お互いの可能性を伸ばすことができる。地方イベントは、そんなスゴイこてができる空間なのです!
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同人イベント評論のポリシーとしては、「否定的な事は極力抑えて前向きな提言を目指す」「男性向け・女性向けの枠、地方・都会の枠に囚われない評論を目指す」の2点を常に念頭に置く所存です。
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