STRIKE HOLE

同人関係者に役立つ補助金の申請を支援します。補助金申請通らなかった方は、ご相談ください!採択される確率を、確実に上げます。 サークルとしては、同人誌即売会・アニメ聖地町おこしの評論中心にやっています。 【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系とアホ評論の二本立てです。

2011年04月

4/24 魔法少女まどか☆マギカオンリー「もう何も怖くない」

4月24日、東京都下にて開催された、魔法少女まどか☆マギカのオンリーイベント「もう何も怖くない」。
東日本大震災以降続く、東日本の同人世界の沈滞ムードを跳ね返す、元気さを見せた即売会であったと思う。

アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の人気については今更論じるまでもないが、アニメ放映期間中に急遽立ち上がったこのオンリー。
東京・人形町の綿商会館を借り、当初は60スペースという比較的小規模なオンリーとして企画されていた。
うん、俺も60という募集数を、確かに聞いた。

このオンリーが明らかに異様なのは、その募集数があっという間に瞬殺したあたりから。

このオンリーは、イベント主催団体「SDF」による主催。「SDF」は、数多くのオンリーイベントを都内で開催されている、男性向けジャンルの界隈では、老舗とも言える存在だ。
主催氏は、当サークルにお越しになっては「東方やボカロで史上最小規模の即売会開催を目指したい」だの「サークルスペースの上の空間(空中)にサークルを配置してみたい」等と意味不明の妄言を吐き、私の脳味噌の頭痛を酷くさせるのだがw
…だがやはり経験豊富なお方、押さえるべき所をきっちり押さえた運営を見せる。

この申込みペースの異様さに対し、SDFは機動力の高さを発揮。速攻で動いた。
すなわち、綿商会館全館貸切にして規模を拡張。迫り来るサークルの大軍に門戸を開いた。

…だが、それすらもあっという間に満了した。
そこでSDFは、次なる手を打つ。
すなわち、即売会では余り使われないものの、綿商よりも床面積広く、即売会にも使えるホールを持つ新会場「サンライズホール」を用意した。
綿商からも徒歩圏内ゆえ、綿商からの案内誘導もしやすい。そんな読みもあったのだろう。
この時には、300sp募集だとか400sp募集だとか、そんな話を聞いた。
…当初60とか言ってなかったっけw

だがそれでも尚、この勢いは止まらなかった。
気が付いたら、綿商+サンライズ両方を利用しての開催と決まり、参加申込サークル数は実に800を超える事態に。
(だって、普段サークル活動活発じゃない方々も、次々と「今回はサークル参加する!」と言い出すぐらいですし…)
当日開会時の主催挨拶で「PIOもサンシャインも都産貿もビッグサイトも当たったけど、みんなダメでしたw」とおっしゃってたので、相当色々と会場を探しまくった模様だ。

最終的には、多数の落選を出しつつも、サンライズ+綿商の二館開催、700sp弱規模で確定した。
…どうしてこうなったw つか、こんなの絶対おかしいよw

こうして、当初の想定規模とは遥かに乖離した規模に膨れ上がったこのオンリー。
この過熱を見て、一般参加者も殺到するであろうことが、容易に想定された。
会場近辺はオフィス街&問屋街…これといった待機場所も無い。一般参加者の誘導・待機列形成が課題となった。
だが、流石に主催・SDFは「オンリー主催の老舗」。的確な動きで課題の解消に動いた。

先ず、数多くのスタッフ経験者を召集。これまでの横の繋がり・交流関係の広さもあり、力のあるスタッフも多数参集した。
外警にも多数のスタッフを配置できた事で、当日の会場近辺の混乱を防げた。
綿商会館〜サンライズ間を結ぶ道路の途中の、信号のある交差点にもスタッフを配置し、事故も未然に防いだ。

会場外に待機列スペースが無い状況、みだりに道路に待機列をつくる訳にも行かないが…
これは、近隣の警察署に道路占有の許可を得た上で、道路の一部(歩道など)に待機列を形成させる事で対処した。

また、その方法には賛否両論あったが、一般来場者の過大な殺到を抑制すべく工夫も凝らした。
カタログの完全事前販売制・カタログ持参者のみ入場としたのは、過大な来場で会場内外が混乱するのを防ぐ措置。
四年前の「博麗神社例大祭」や、ここ最近のサンシャイン開催な「ボーカロイドマスター」の取り組みにも通じるものがある。

カタログを二種類用意し、どちらの種類でどちらの館に先に入れるかが当日決まるというシステムは、綿商・サンライズ一方に来場者が集中するのを防ぎ、かつ「どちらの館になるかは当日決まるし、余り早く来ても意味無いよ〜」と早朝来場を牽制する狙いもあっただろう。
(実際は、目当ての館に一回目の入場で確実に入れるよう、一人二種類カタログ買う連中が続出したが…w)

会場内を見ても、初訪階を決め打ちさせての前倒し入場。最初は階移動不可とし、様子を見て階移動も解禁。階段をフル活用しての導線。
これまでのオンリーイベント等による豊富な経験を十二分に活かした施策が、乱れ打ち。
歴戦の勇士揃いなスタッフの誘導案内も、手馴れたもの。
その甲斐あって、狭い会場に多くの参加者が殺到しても、大きな混乱無く収拾を付ける当たりは、お見事と申すしかない。
ぶっちゃけ、もっと無茶苦茶な阿鼻叫喚に期待したものの(ひでぇ)、そこまでの酷い混乱なく、上手く抑えられたと思う。

ただ今回は、入念に手を打った外警・混雑対応よりも、寧ろ搬入のケアがネックになったと見る。
サンライズも綿商も、複数階の多層構造。搬入にはエレベーターが必要だが、都産貿のような充実には及ばず。搬入業者等も相当に難儀していた。
宅配業者の搬入遅延もあった模様だ。

更に、これはサークルの売れ残りの多さにも関わったが…サークルの搬入量も、東方オンリーに匹敵する「強気」が目立った。
確かに、「3日前に最終話」「単独開催では初のオンリー」「何故か600サークル台」等、このオンリーは、サークルが新刊を出すモチベーションに恵まれている。
「大陽出版」のように、空気読み過ぎて「最終話見てからでも間に合う印刷プラン」なんてのを提示した所もある。
これらの事情を鑑みるならば、サークルの搬入量の多さは、決して理解できない訳じゃない。

外警・混雑対応であれだけ鮮やかな捌きを見せた
だけに、いや、それに重きを置いたが故に、搬入に対するケアがいささか甘かったのかも?と感じた。

確かに、東方オンリーに匹敵する搬入量、綿商やサンライズのようなエレベーターの容量も小さい会場で凌ごうとする事は、非常に厳しい。
ならば、会場を前夜から借りる。宅配も、前夜着に設定し、設営をしながら荷物を受け取る。
費用の問題とか会場借りられたの?といった問題とかはあるが、前日に借りてある程度仕事を済ませれば、当日の混乱も軽減されたのでは?とも感じた。
重箱の隅つつくようで恐縮だが、もうひと工夫こなすだけでも、違ったものになると思ったので、一つの対策としてご提案申し上げる次第である。

しかし、それにしても今回は、サークルの頒布量が半端じゃなかったなあ…
通路には頒布物を納めた段ボールの山…私はチラシ撒きやってたが、一般参加者が入って来ない段階でのサークルスペースが、こんなゴミゴミしていたのは初めて見た。
寧ろ、一般が入ってきた開場後の方が、マシに思えて来るほどにw

残念なのは、そのサークルさんの期待通りに、事が運ばなかったことだ。在庫を抱えたサークルさんも、決して少なくない。
これは、主催や一般買い手に非がある訳ではない。
誰が悪い訳でも無く、「仕方がない事」と申し上げるより他無い。

ただ、このジャンルのオンリーは、今後もまだまだ続く。
東京では幾つかの老舗なベテラン主催が、来月にオンリーを開く。
関西や九州などでも、有力主催の手によりオンリーが開催される予定だ。
ユウメディアも、「聖地」前橋や、地盤の名古屋等で、オンリーを開催予定だ。
(余談だが、オンリーの主催名義が男性向けの「東7ホール」ではなく、女性向けジャンルのオンリーを営む「スタジオユウ」名義なのも注目。女性陣をターゲットにしている意図が見え、このジャンルが女性にも人気な事も伺える)
今回不完全燃焼だった皆様も、これらのオンリーに参加するなどして、ジャンルの活性化に貢献しつつ、今回の分まで「完全燃焼」して捲土重来を期していただきたい所である。
今後のこのジャンルの盛り上がりに、期待を寄せたい。

「東方因幡祭」への「批判」に、因幡祭運営はいかに対応すべきか

東方イベントチラシ蒐集家・三澤通明氏が、自身のブログ「これはかなわんワニ」http://16421304.at.webry.info/にて、実に3ヶ月以上にも及ぶ熱心さにて、「東方因幡祭」批判を繰り返している。
この件について、「東方因幡祭」はいかに対応すべきか、今日はその点を取り上げたいと思う。

…ただ、記事的には余り面白い記事では無い。
ヘイトスピーチに近いものが有り、不愉快にお感じの方もいらっしゃるかもしれない。予めその点をお断りしつつ、不愉快にお感じの方にはお詫びを申し上げたい。



【批判に実効性無し、「スルー」推奨】

三澤氏の一連の記事は、「東方因幡祭」で検索すると、残念ながら上位の結果として上がってしまう。
「東方因幡祭」に変なイメージが付くのではないか?と心配し、STRIKE HOLEとして反論を検討しようとも思った。
だが、私はそれを思いとどまった。
「スルー」すべき、と判断させていただいた。


直接に思いとどまった理由としては、どうやら私と一戦交えたいご様子でして。

東方因幡祭、「非常に危険」反響に応えて
http://16421304.at.webry.info/201102/article_2.html
東方因幡祭の件に関しての愚痴、とか。
http://16421304.at.webry.info/201103/article_1.html

の両記事、twitter上での私の呟きをご丁寧にピックアップして挑発している事が、その根拠だろうか…?

>あと評論系の方々は、ある事柄についてひとつの見解が提示されており、そこになんの反論もないとき、その見解が妥当なものだと言っているに等しいという認識をもってください。

そして、この文章あたりになると、明らかに「挑発」と言えようか。
これを見て、「構ってちゃん」の臭いを感じた。
氏に反論するのも餌を与えるだけと感じ、氏のお相手をする気が失せた次第である。

また、氏の一連の「因幡祭批判」記事については、突っ込みどころが余りにも多すぎる。
いちいち突っ込んでいたら100箇所以上反論せねばならず、時間が勿体無いという事情もある。
(そして三澤氏は、自己保身の為必ず反論する。その反論が如何に破綻してようとも。…で、私も再反論せねばならず泥沼に陥る。昨年秋に当ブログが著した「まいばらこみゅにけっと」についての記事についた三澤氏のコメントが、それを雄弁に物語る。)
そんな非生産的な事に時間を費やすなら、【某東方オンリー主催をいかにホモビデオに売り、AV男優としてデビューさせるか】の算段を妄想した方が遥かに有意義であるw

それに、そもそも氏の記事により私が心配していた事が何かと言えば、「因幡祭への風評被害」である。
「風評被害」の観点からすると、氏の発言を鵜呑みにし、因幡祭に警戒の眼を向ける人間が、果たして何人居ようか?
私は因幡祭関係で、何度か検索し、三澤氏の論に賛同する人間を探したが、私の探し方が不足しているのかもしれないが、誰もお見かけしなかった。
私が評価する主催・スタッフ経験豊富な有識者に三澤氏の件に関するコメントを聞いたが、「あれはねえ…(苦笑)」とか「あの人は自分に都合の良い部分のみを意図的に抽出して論を組み立ててるだけ」等、氏の論を肯定する人は誰もいなかった。

例えgoogleで最上位に引っ掛かろうと、氏の因幡祭批判に賛同者が居なければ、因幡祭への風評被害は皆無。
三澤氏は放置しても、因幡祭に与える害は無し。
そのように判断し、三澤氏への一切の反論等を控えさせていただいた次第である。
そして、今後も三澤氏に対しては、多分、お相手することは無いと思う。

あ、一つだけ氏に反論しておく。

>あと評論系の方々は、ある事柄についてひとつの見解が提示されており、そこになんの反論もないとき、その見解が妥当なものだと言っているに等しいという認識をもってください。

のセリフについてだが…。
反論が無いからといって、自身の見解が妥当と言うのは違うと思いますよ。

例えば貴方は、当ブログの「電波」カテゴリの妄言http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/cat_50004104.htmlだとか、選挙で「男女混浴スーパー銭湯を新宿に設立する」とか言い出す候補の理屈に、マトモに反論しますか?反論が無いからといって、その妄言は妥当と言える、そうお思いですか?
…そういうことです。


【三澤氏の東方因幡祭に対する「批判」あらすじ】

この文章は、あくまで三澤通明氏に宛てた文章ではなく、「東方因幡祭」への提言として記している。
もっと言えば、「東方因幡祭」の事例を通じ、この手の人々に主催は如何に対処すべきか?を論じ、他の主催さんのお役に立てていただこうとする狙いもある。
少し話はズレてしまったが、この三澤氏の発言に対する、東方因幡祭側の態度は果たして適切だったのか?そこを検証したい。

三澤氏の記事に対し、とある因幡祭のスタッフは、お詫びのコメントを遺されている。
それが何故か三澤氏の癪に障ったようで、「人をバカにするのもいい加減にしろよ。」という暴力的な発言が飛び出した。

三澤氏にも三澤氏なりの理屈があったのかもしれないが、因幡祭側がお詫び・弁明のコメントを出し、下手に出た。
それに対し、三澤氏が返したのは暴言。
これは、三澤氏の印象を悪くするのに充分だ。

また、山陰の有力即売会「花鳥風月」の主催氏に、「この人物はお前のところのスタッフか?」と探りを入れた。
花鳥風月の主催氏は、三澤氏にお返事した。(しかし、花鳥主催の返答は、主催者の対応としては極めて無難な、「見本」とも言える対応かな?詳細は機会があればまた。)
そして、「東方因幡祭への評価を変更した」と称し、「東方因幡祭へのサークル申込・一般参加の見合わせの勧告」などと言い出した…。
その後も、【東方因幡祭シリーズ】などと称し、継続的に批判しているが…流石に最近は因幡祭の運営も改善され叩くネタも無くなってきたようで、一般的に突っ込むに値しない事案で叩いて「言い掛かり」の度合いも強まってきているかしら?

ここまでが、東方因幡祭側・三澤氏双方の動きを纏めての簡単な流れである。


【東方因幡祭の取った態度についての反省点】

先ずここで、因幡祭側には二つの反省点がある。

一つは、スルーすべき相手をスルーできなかった事。
彼のブログに、礼を尽くしてコメントを寄せた結果がこれだ。
この結果が、スルーすべき相手をスルーできなかった事が何を引き起こすかを、雄弁に物語っていよう。
…ぶっちゃけ、あそこにコメント書く暇があるなら、知り合いの東方サークルに電話かけてウチのイベント来てよ!とお誘いする方が遥かに実り深いだろう。

もう一つは、コメントの中で、「自分は花鳥風月のスタッフで…」と他所のイベントの名前を出してしまった事。
花鳥風月でもスタッフやって経験豊富だから安心して!という意を言外に含ませていたのかもしれないが、花鳥風月の名を勝手に出したのは良くなかった。
結果、花鳥風月の主催さんに、余計なお仕事をさせてしまった。
因幡祭の皆様も、5月8日の花鳥風月には当然参加されるだろうが、その時、花鳥風月の主催氏には、ご迷惑をお掛けしてしまった事に対し、お詫びを申し上げるべきであろう。
(現在当人は、「東方翠神祭」や「大9州」のスタッフ経験がある事を語っているが、花鳥風月よろしく三澤氏が突撃した時の対策は、ちゃんと手回ししてるよね?w)

確かに、イベント名でgoogle検索して、上位に自分のイベントの批判記事が掲載されるのは気持ち悪いと思う。
だが、その一方で、その批判記事に誰が賛同したのか。そこも、冷静に見つめなおすべきと心得る。
氏を気にし、氏に労力を費やしても、実りは少ないのでは?

それならば、サークル集めを頑張る、イベント内企画で参加者に楽しんで貰えるよう努める。前回取り上げた、私の提案をご検討いただくも良い。
そういった前向きな方向に労力を費やした方が、遥かに実りが大きいのではなかろうか。


確かに主催やってる以上、謂われのない批判を受ける事もあろう。
私も昔主催を務め、今の因幡祭の皆さん並みに、意味不明で理不尽な批判を受けたこともある。
それにリアクションを起こしたくなる気持ちも、大変よく分かる。

だが、相手は理屈じゃない。
「主催が悪い」という概念が脳内事実と化しており、その脳内事実に都合良く事実を解釈し、無理矢理論を作る。
そうやって無理無理築かれた論理は、自分では気づけないが、外から見れば「破綻した論理」に過ぎない。
だから誰もその論には反応しないし、同意もしない。
そんな論に主催が反応しても、燃料を投下するだけに過ぎない。相手を生き生きさせるだけ、やるだけ無駄というものだ。
だから私は、因幡祭に対しては一切のスルーを推奨するし、他の主催が似たような立場に陥った時も、スルーを勧めるだろう。
そんなの相手にする暇あるのなら、サークル営業に力を入れ、サークルを集める努力を始めた方が、遥かに意義深いのではなかろうか。

世の中には、決してマトモに応対してはならぬ人もいる。
その事を因幡祭に限らず、他の主催さんにも、ご理解いただければ幸いである。

「東方因幡祭」への期待と提言

9月3日開催「東方因幡祭」は、鳥取県では初となる東方オンリーだ。
鳥取県や米子市が主催する「鳥取アニカルまつり」内での開催というユニークな形式たる事にも、興味を持っている。

鳥取県は、鳥取市で散発的に個人主催の同人誌即売会が開催されるが、余り即売会の数も多くなく、同人的な盛り上がりと言う点においては、少し寂しい。
当然、オンリーイベント開催がされるなんてのも、中々無い。
せいぜい、数年前鳥取で開催されたアイマスオンリー「亜美にπタッチ!」ぐらいだろうか。まあ、あれはあれで伝説的な盛り上がりを見せたが…。
(参照リンク・2007年11月24日付「頑張ったイベントはちゃんと評価しないといかんですよ」及び2010年06月30日付「5/15北海道帯広市「兄ちゃん!×2 とかちつくちて〜in十勝」」)

同人的には厳しい土地柄ながら、それでも尚開催される東方オンリー。
これが成功すれば、鳥取県内そして山陰同人界の、更なる活性化にも繋がるだろう。
先日4月17日に島根県松江市で開催された東方オンリー「東方翠神祭」も盛況だったと聞くが、9月の因幡祭も成功すれば、山陰の東方界隈・同人界に弾みが付く。
そういう思いから、応援の意も込め、サークル参加させていただく事を決意した。

以下、東方因幡祭に関する私見を、アットランダムに申し上げたい。続きを読む

札幌市内・低年齢層向けオールジャンル同人誌即売会に期待する

一口に「同人世界」と言っても、同人世界は決して一つの世界ではなく、様々な世界・様々なコミュニティの集合体であるかのように思う。
男性向け界隈と女性向け界隈では、相当に気質なり考え方なりが異なる。ジャンルが違えば、場合によってはカップリングが異なるだけでも、別世界に感じる時もある。
地方の同人誌即売会を回る立場からすると、地域性の違いを感じるし、年齢層が違っても同様だ。別世界に思えるときもある。
サークルの世界、買い手の世界、コスプレイヤーの世界、スタッフ・主催の世界…参加形態による世界の違いを感じる事もある。

「世界の違い」と申し上げたが、これは「コミュニティの違い」と言い換えても良さそうな気がする。
「同人世界」は、地域や年齢層、ジャンル、参加形態等によって細分化されたコミュニティの「集合体」なのかもしれない。


同人世界の発展を願う立場を貫く当ブログ「STRIKE HOLE」は、地方の同人誌即売会を応援し続け、スポットライトを当てている。
地方の同人誌即売会は、参加層の主力が【学生】である。
同人者の大半は、学生時代から同人に興味を抱き、立派なヲタに育っていく訳だが、それは、学生が参加する地方の同人誌即売会が、同人世界への「入り口」「登竜門」である事を意味する。
若い人々、特に学生の即売会参加数が増えるほど、同人人口も増える。同人の裾野が広がり、長期的に見ての、同人世界全体の活性化に繋がる。

つまり、当ブログの考え方は、同人世界の隆盛を願うからこそ、地方の即売会に注目し、応援するという考え方である。
先の「コミュニティ」の話で申し上げると、「地方」「低年齢」に細分化されたコミュニティの盛り上がりを気にしている、とも言えようか。

福岡市を例に取ると、ヤフードーム開催の「コミックシティ」が安定しており、オンリーイベントも好調。男性向けでは「都久志祭」のような新しい動きもある。一見好況に映る。
しかしながらその一方で、若い学生が気軽に参加できる同人誌即売会の存在は皆無である。
その役目は、昔は「COMIC KIDS」というコミックネットワーク系列の即売会が担っていたが、2007〜08年におけるコミックネットワークの大凋落に伴い、「COMIC KIDS」もフェイドアウト。
以後、学生が気軽に参加できる同人誌即売会に乏しい状況だ。大牟田や小倉にはこのような即売会が存在するも、福岡には存在しない。
福岡は一見活況に見えるが、若者が気軽に集える場が無い事を鑑みると、将来に不安を残す。

逆にこれが、北海道・札幌を見ると、今後に期待が高まる。
札幌の同人誌即売会は、九州ほど規模の大きい即売会も無く、同人者の人口も少ない。最大規模の同人誌即売会も、500spに満たない。

だが、札幌の良い所は、次々と新しい主催団体がイベントを興し、活気に溢れている事。有能な主催も多く育っている。規模は小さいものの、パワーに溢れ小回りの利く即売会が多い。
その点では、主催のなり手が中々いない九州よりも、恵まれているのかもしれない。

特に、札幌が今後に期待できる点として、「学生が気軽に参加できる同人誌即売会」が増えていることである。
これらの即売会が成功し、学生が気軽に同人に参加できる環境が整えば、札幌同人の将来の盛り上がりに繋がる。

元々札幌には、中高生向けの即売会として、イベント主催団体【夢幻通信社】による「ごちゃまぜコミケ」という同人誌即売会が開催されていた。
賃料格安の会場を用い、サークル参加費用も1000円未満に抑え、お金の無い学生でも気軽に参加できる環境を整えていた同人誌即売会であった。
この即売会がフェイドアウトして以降、「中高生が気軽に参加できる低価格のオールジャンルイベント不足」が、一部同人者の間で問題視されるようになった。

これを受けて立ち上がった同人誌即売会が、【ガール社】が立ち上げた同人即売会「CO.mix」http://girlsha.com/comix/である。
「ごちゃまぜコミケ」同様、サークル参加費を抑える等、低年齢層向けのコンセプトを強調した即売会だ。
オールジャンルと「ミニオンリー」(←「プチオンリー」に相当?)の同時開催、という形態を取り、既に第1回目を、2011年1月に開催。40サークル近くを集め成功の内に終えた。

ミニオンリーは毎回別ジャンルにするようだが、どのジャンルで開くかは、参加者の意見を聞いて決めるとのこと。
「北海道でそのジャンルを盛り上げる手助けをしたい」という思いの下、「(ミニオンリー参加は)同人誌の1冊頒布という縛りを入れることで、普段はグッズを作っているサークルさんが同人誌を作るちょっとしたきっかけにしてほしい」「ジャンルの熱気や特色がオールジャンルにも伝われば、相乗効果で毎回少しずつ違った面白いイベントになるのでは」(以下、CO.mix公式サイトより引用)などの狙いを持っての運営のようだ。

パンフレットの表紙を敢えて余白とし、スケブ代わりに使って貰おうとする等、色々と工夫を凝らした姿勢が垣間見え、今後に期待を寄せたい即売会の一つである。機会があれば、私も顔を出して見てみたいものである。

そして「CO.mix」同様、低年齢層向けの即売会として立ち上がったのが「TRIGGER」http://ya46.sakura.ne.jp/trigger/である。
札幌で【同人誌中心オンリー】「Elysian(エリシアン)」http://elysian.dojin.com/を開催する「project暁」、ポストカードオンリーという意欲的な即売会「葉書が君の力になる」http://kiminokoeni.web.fc2.com/を開催した「ボクこえ実行委員会」の2団体が協賛し、バックに付いている。
夏休み期間中、学生も参加しやすい7月31日の開催とし、現在参加サークルを絶賛募集中である。

即売会とは直接関係無いが、「TRIGGER」が情報発信を行っているブログ「TRIGGER準備雑記」http://trigger.sblo.jp/は、個人的には、【全同人者必見】と断言したい。
通常の即売会準備レポートに加え、即売会に対する主催氏自らの考え方なども綴られ、大変勉強になる記事が多い。皆様にも、是非お勧め申し上げたい。
語る内容が濃密かつ知見に富み、読み物としても非常に面白い。
「Elysian」とか良即売会の成功実績を数多く上げた人達だけに、言う事のレベルが高いわ。
また、かつて北日本の同人誌即売会情報を掲載していたフリーペーパー「DOJIN WALKER」(現在廃刊)内に連載されていたコラム「札幌同人ジャンクション」も、同ブログ内に再録されており、これも勉強になる読み物だ。


…ただ、読み物としては非常に優れた記事なのですが…これ、年齢層高めの人が対象じゃね?
「TRIGGER」が低年齢層向けのイベントなので、このイベントでこの読み物は、少しミスマッチな気がする。

実際、今回「TRIGGER」に携わる皆様は、こうもおっしゃっている。(参照リンク・http://ya46.sakura.ne.jp/trigger/0101_about.html)

>所謂「中高生が気軽に参加できる低価格のオールジャンルイベント」の 開催経験を有していません。

確かに、彼らは低年齢向けイベントのノウハウは無い。「Elysian」とかだって、若干上の年齢層向けだ。こと「低年齢層」となると、手探りでの運営なのだろう。
だが、「Elysian」だって、当初はひどく低迷していた即売会、明らかな失敗即売会だった。それでも、丁寧な運営を継続する事で軌道に乗せ、今では優良即売会として名を馳せている。
そういうV字回復の実績ある人達だからこそ、仮に何か失敗したとしても、課題を修正し乗り越えられるのでは?との期待もある。

先に引用した彼らの文章には、続きがある。それも引用する。

>しかし、経験を活かしつつゼロから作り上げていく過程を経ることで、十分所期の目的を達成できると考えています。

「TRIGGER」も、「Elysian」同様の丁寧な運営で、軌道に乗せ成功を収める事を期待したいものである。

札幌は、「CO.mix」そして「TRIGGER」と、低年齢層を対象にした即売会が相次いで興った。
同人者にとって「入門」的な位置づけの、これらのイベントが成功すれば、それは同人を知る北海道民が増える事にも繋がる。
少し先将来だが、札幌同人界隈の活性化にも繋がるだろう。
札幌同人の今後の発展の為にも、両イベントの成功と隆盛を願い、そして期待したい。

4/17「サンシャインクリエイション」 ―代表交代に寄せて

4月17日、私は池袋サンシャインシティ開催の大規模即売会「サンシャインクリエイション」にサークル参加させていただいた。
1000spを超える東京都内の大規模即売会としては、震災後初めてとなるこのイベント。
同人関係者もイベントに飢えていたのだろうか、多くの参加者が来場し盛り上がりを見せた。

サークル数は1300サークル、一般来場者は10000人弱の参加。全盛期ほどではないものの、相応の盛り上がりだったと思う。
サークルの欠席率も、3月頃に開催されたイベントほど厳しい状況ではなく、だいぶ回復の感。

私は、平常運行可能な人間だけでも、同人活動を自粛せず続けるべき、との考え方に立つ。
勿論、気分的に同人を続けにくいという方、そして被災して同人どころじゃないという方もいらっしゃるだろう。
そういう方に、無理に「平常運行せよ」と言うするつもりもない。
ただ、彼らが同人に復帰するその日まで、同人を続けられる人達だけででも、頑張り合って同人界を盛り上げつつ復帰をお待ちしたい。そのように考える次第である。

今回サンクリに参加するに、平常通りの同人活動に戻るサークルさんが、少し増えたように思う。
復帰するサークルさんが増えれば、それは同じ同人活動を営む仲間が増える事でもあり、嬉しい出来事である。
今後も微力ながら、一人でも多くの方々が同人世界に復帰できるよう願いつつ、同人世界の盛り上げの一端を担えるよう努めて参りたい。

今回のサンクリでは、即売会終了後に実施される「反省会」にも顔を出した。
サンクリの代表氏ならびに幹部諸氏からの生の声を聞きつつ、参加者との質疑応答を通じた生のコミュニケーションが図れる貴重な機会である。

その中で、現在の代表・神立氏が勇退。現在代表補佐の岡安氏が新代表に就くとの報告も成された。
新代表氏とは、反省会かどこかで一言二言会話を交わしただけなので、その人となりなどは余り詳しく存じ上げない。
ただ、新代表氏も、人望厚き方とのお話はお聞きしている。
新代表氏の下、今後のサンシャインクリエイションの隆盛と発展を、心より願いたい所である。

しかしながら、長らくこの「サンシャインクリエイション」ならびに「コミッククリエイション」を支え続けてきた、現代表氏の退任は、クリエイションの「歴史」が動く、一つの節目の時なのだろうと思う。

思えば、サンシャインクリエイション・コミッククリエイションも、色々と大変な事が続いた。
2006年に30回の節目を迎え、サークル数を大幅に伸ばし飛躍の時を迎えるも、2007年にはカタログの印刷ミス・会場の予約ミスとトラブルが連続した。
その後、(株)コミケプランニングサービスから独立し、(株)クリエイションを設立し新たな船出を成すも、2009年には(株)コミケプランニングサービス時代の参加者個人情報が流出するという不祥事に。…自分のサークルもやられた(苦笑)
これに伴い、2009年4月・6月のサンシャインクリエイション43・44の開催が中止された。

個人情報の管理体制をある程度確立させ、2009年10月にはサンクリが復活。
2回中止の影響もあってか、サークル数に以前ほどの勢いは無いものの、それでも1300サークル前後の規模を維持し、昨今は安定していると思う。

今回、代表氏が退任される理由についての詳細は語られなかったが、私が思うに、このような激動の状況が一息付いた所で、区切りを付けての退任、という意味合いもあるように思う。

紆余曲折あったにせよ、1000サークル規模の大規模即売会を継続開催し続け、10年以上にわたり場を維持する役割を果たされた事は、関東同人界の盛り上げに寄与する所大きいと考える。
これまでの功績に敬意を表すと共に、これまでの労苦に対し、ねぎらいと感謝の意を申し上げたい。
また、次回以降新体制の下、引き続きサンクリ・クリエイションが発展開催される事を、心よりお祈り申し上げたい。

#まあ、とは言え最近私もサンクリの出席率悪いのですが…だって地方開催の有力オンリーといつもバッティングするんだもんなあ。(注・6月は名古屋のひぐらしオンリー「雛見沢村民集会」、10月は大9州、2月は椰麟祭とバッティング)
可能な限りサンクリには参加したいとは思っているので、バッティングが少なくなるよう関係者にはお願いしたい所であるw
そして、サンクリの現代表氏には、代表降りても色々お忙しいだろうが、少なくとも代表やってる時よりはお暇になるでしょって事で、お時間あれば当サークルにも遊びに来ていただきたくお願い申し上げたいw

たちあがれ東方オンリー主催者達〜新機軸東方オンリーのご提案〜

全国至る所で開催され、年間開催数は50以上をゆうに超える東方projectオンリー。毎週全国どこかしらで開催されるほどに、乱立を極めている。
しかしながら、サークルからすれば、開催数が膨大であるが故に、好きなオンリーを選びたい放題。競争が激しい、とも言えよう。
従って、これは以前から申し上げている事だが、数多ある東方オンリーの中から、自身が主催するオンリーに参加して貰う為には、【他オンリーとの差別化】が必要であるかのように思える。

差別化の方法は多々ある。
【キャラオンリー】【作品オンリー】という、対象を絞った形でのオンリーイベントを開催するという手もある。
「大9州東方祭」のように、痛車・同人サークルによる生ライブ・カードゲーム等、企画を充実させる事で差別化を図れた即売会もある。
また、緻密な告知で存在をアピールし続けることが差別化となって参加サークルを伸ばした「文々。新聞友の会」、こだわりのネーミングが差別化となり参加者のハートを掴んだ「東方レジャーランド」等も、違った切り口で差別化に成功した即売会として捉えている。

(余談だが、地方都市開催・地域唯一の東方オンリーってのは、それだけで差別化を図れていると思う。「地域唯一」という事は、それだけで地域の東方者にとって価値の高いものだから)

差別化の方法は様々であり、そこは各主催の腕の見せ所。知恵を絞って、より良きオンリーの開催を目指していただきたい所である。
そこで私からのご提案であるが、差別化の一環として、「属性」で縛った東方オンリーはいかがであろうか。
具体的には、東方巨乳キャラオンリー【東方巨乳祭】、東方ロリキャラオンリー【東方炉利祭】、微乳キャラオンリー【東方微乳祭】等が挙げられようか。
尚、【東方巨根祭】といふものも考えたが、男性キャラが少ないので没w

尚、各主催者向けの参考資料として、以下東方キャラの誰を「巨乳」とし誰を微乳・炉として扱えば良いか、個人的な解釈を記す。

なお、解釈は人それぞれである事も申し上げておきたい。
例えば私は、【アリスはぺったんが理想、最低でも微乳以下であらねばならぬ】との堅く揺るぎない【信念】を抱いているが、人によっては、アリス巨乳を信奉する向きも居よう。

互いの解釈に違いがある事を心得つつ、そして互いの解釈を尊重し、その上で、【一つの目安】として捉えていただければ幸いである。

以下、私の解釈を記す事とする。

◎巨乳 → 美鈴、咲夜、幽々子、永琳、小町、雛、神奈子、早苗、メリー、勇儀、お燐、お空

◎普通 → 霊夢、レティ、藍、紫、リグル、ミスティア、慧音、うどんげ、輝夜、妹紅、幽香、映姫、秋姉妹、椛、衣玖、比那天子、ヤマメ

◎微乳 → 魔理沙、パチュリー、レミリア、橙、アリス、プリズムリバー姉妹、妖夢、萃香、文、メディスン、阿求、大妖精、蓮子、キスメ、パルスィ

◎炉・ぺったん → ルーミア、チルノ、フランドール、てゐ、にとり、小悪魔、諏訪子、さとり、こいし


星蓮船以降はまだ解釈が定まってないので割愛させていただきます。

デマ・風説の流布を防ぐ革命的方法を考案した

東日本大震災の発生に始まった事ではないが、ネット上には、数多くの怪しげな情報が流布されており、私も憂慮の念を抱いている。
東日本大震災の発生により、デマが増え、その飛散が目立つようになってきた、というのもあるが。
twitterの便利さが、それに輪をかけた印象もある。

実は私も、恥ずかしながらデマに引っかかったクチである。
「福島第一原発1号機で黒煙・大爆発が起こった!建物が消えた!」などというtwitter上の呟き(4月16日14時頃)を真に受け、心配してしまった。
流石に慌てて拡散したりはしなかったが、気が動転する程度には動揺してしまった…

デマは良くない。
不安な心理状態が、デマを育てる栄養剤となるのだろうが、デマが広まるのは決して健全な状態とは言えない。正しい情報の伝達に支障を及ぼすからだ。

政府内には、関係機関に対して、デマの削除も視野に入れた対応策を要請する動き(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/07/news026.html)もある。
(デマの削除は個人的には止めて欲しいなあと。どうせ削除しても拡散RTで広がるんだから、モグラ叩きでしかなく、無意味。それに、荻上式BLOG様http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/のようなデマ検証サイトが、デマの真偽を検証する妨げにもなりかねないとも思うので。)

そこで私からのご提案であるが、デマを広めた人には、【制裁】を設けることにより、デマの抑止を図っては如何であろうか?
その刑罰は、可能な限り、恥辱にまみれた革命的な刑罰である事が望ましい。

「デマを流せば、これだけの辱めを受ける」

その認識が世間に浸透する事が、デマ拡散の最大の抑止力となるのである!

私は、昨年冬のコミックマーケットにおいて、陵辱系新必殺技【スクリュー一輪挿し】を開発した。
通常の一輪挿しは、指2本を立て、刑を与えるべき者の尻穴に突撃するだけの単純簡素なものに過ぎない。
だが、この新技は、スクリュー回転の威力により、尻穴に与える衝撃は実に当社比約3倍!
文字通り、まさに革命的な衝撃を尻穴に与え、そしてこれを受けた者は天国と地獄を同時に味わい、「あん♪そこはらめえええ」と絶叫。昇天して果てるのである。

この他、【ホモAVに売り飛ばしAVデビューさせる刑】【変態仮面のコスプレで都内を闊歩させる刑】【褌一枚でハッテンバに放置させる刑】なども抑止力の高そうな刑罰であろう。

辻元清美氏(衆議院議員・首相補佐官)に関する悪質なデマは、今に始まった事ではないのだが…
私は「辻元が被災地救援の米軍に抗議した」とかいう噂を聞きましたが、ソースは?と聞いたら「無い」と言われましたw
調べたら「辻元が被災地救援の自衛隊に抗議した」なんて話も上がっており(これもソース無し)、もう何が何だかw
ソースの無い情報を、何の検証も無く信奉されるのも、個人の自由だし、信仰の自由だ。私は決してそれを否定しない。
しかし、それを不特定多数に広めるのは如何なものか。
ソース無き悪評を信じる原因としては、その人物(この場合は辻元氏)を嫌っているからなのだろう。その人物が嫌いだから、その人物の悪評は無検証のままに飛びつき、無批判に信じる人間心理なのだろう。
ならば、辻元氏に関するデマを飛ばした向きには、該当者を高槻市に送り込み、【辻元清美事務所で強制労働の刑】に処すのが良いだろうw
嫌いな奴の事務所でただ働きなんかしたくないから、この刑は抑止力が高いと思うw

同様の考え方に沿って考えるに、民主党に関するデマを飛ばした向きには【民主党関係者の事務所でただ働きの刑】とか【民主党公認で出馬させる刑】とかが、抑止効果高そうだ。
石原都知事ヘイトスピーチの余り、石原氏の悪評デマを飛ばす向きは、【石原事務所でただ働きの刑】が効果的かなw

出馬つながりで申し上げると、【都知事選に強制出馬の刑】も面白い。
もちろん、立候補に際し必要な供託金300万は受刑者負担。
但し、【政見放送の出来】により【芸術点ボーナス】が加算され、供託金の個人負担額が減るしくみ。
具体的には、外山恒一以上のパフォーマンスを見せれば、全額免除も夢じゃないだろうw

デマを飛ばした女性には【メイド服でラーメン二郎に出撃させる刑】なんてどうだろうか。【ゴスロリ】とか【体操着】とか【旧式スク水】とかも趣深いだろう。
【埼玉スタジアムのあの「赤い暴れん坊」が陣取るゴール裏にアントラーズのユニフォームを着せて放り込む刑】というのも苛烈である。
基本赤いのにフルボッコされるのは確定だが、10分気づかれずに過ごせれば無罪放免。
(尚、アントラーズに代えグランパスも可)

【水刑】というのも考えた。所謂「水責め」である。
「ほーらこの臭い立つ”黄金水”を飲みたまえ」と言いながらリアルゴールドを振る舞うとか、DHMOがいかに有害かを説きつつ水を飲ませるとかw
当然、拷問なので、当人がお漏らしするまで続けたいw

以上、デマを抑止する為に、抑止力となりそうな革命的刑罰を考案させていただいた。
…しかし考えてみれば考えてみるほど恐ろしい刑罰であるw
てか、これ自分にブーメランとなって返ってくる事を想像すると、自分自身の貞操が危ないわw。
私も、自らがデマに荷担しないよう、情報の入念な裏取り等、慎重な行動を心がけたいものである。


最後に、一昨日twitterにて、「デマを意図的に作り上げようと画策する、ケシカラン動き」をお見かけしたので、以下ご紹介させていただく。

>【重要】【お願い】投票に行く女子、投票所を冷やかしに行く女子はニーソの着用を心がけてください。「投票所へいけばニーソが見られる」という都市伝説が投票モチベーションとなり、明日の日本につながるのです、是非!是非!なにとぞ!決して俺がみたいからではなく!是非!

このデマが広がれば、選挙の投票率も上がる。
あわよくば、ニーソが、時により絶対領域が!投票所で拝めるかもしれない!
…このデマは…許してやってくれ…いや違った、だがデマはデマである!
「泣いて馬謖を斬る」諸葛孔明の気持ちが、今なら私も理解できる!この人物にも刑が下されるべきである!

私がこの人物に課すべき刑として、【投票所ニーソ天国を絶対に実現させる刑】を提案する!
デマを「真実」に変えるべく努力をお願いしたいところ。というか実現させてくれ頼む!
私は、この人物のデマゴーグについては、ニーソ天国を実現させるその日まで、決して許す事はないだろう!!!

静岡県富士市開催「Organizing Necessity Illusion」開催中止の不可解

同人界…というか東方界隈において、極めて残念なお知らせが舞い込んだ。
静岡県富士市で本年9月開催予定の東方オンリー「Organizing Necessity Illusion」(以下、略称の「ONI」と表記)http://o-n-i.jp/が開催中止を決めた。
「エクストリーム同人誌即売界」と銘打ち、クラブイベントの要素も盛り込んだ、独特かつチャレンジ精神溢れる即売会であり、私自身も、サークル参加も含め、強く興味を抱いていた即売会であった。

この「ONI」の開催中止の報を聞き、私も大変に残念な思いを抱いた。
だが、「開催中止のお知らせ」と称する案内文を拝読し、その残念な思いは、不可解な思いへと変わっていった。


「開催中止」を決めた理由として、ONI主催氏は、「地震の影響」「電力不足の影響」「出演者辞退」「サークル活動への支障」の4点を上げている。
「出演者辞退」がその要因というのは、分からないでもない。このイベントはクラブイベントの要素を強くしたコンセプトであり、出演アーティストの存在も大きいはずだ。
しかしながら、これを除く各点について、その説明に、私は首を傾げざるを得ない。

「地震の影響」…確かに3月下旬に富士宮市でも震度6の地震が起こるなど、【現時点】に限って言えば安全面に不安が残るのも致し方ない。
会場の「ふじさんめっせ」で開催される他イベント「富士コミックチャレンジ」が、4/24を開催中止にしたのは、一つの判断だと思う。
だが、今から5ヵ月後なんて先の話、誰も読めない。
4月を中止した「富士コミックチャレンジ」だって、9月は開催する方向で進めている。
また、5ヶ月の間に安全性を高める方法を模索する、という手もある。
それにも関わらず、現時点で「安全開催が不安定」と断じ開催中止を決めるのは、拙速に過ぎるのではなかろうか。

「電力不足の影響」…確かに、夏になれば電力消費量が上がり、電力不足→計画停電となる可能性。【現時点】に限って言えば、これを否定はできない。
仮に計画停電が回避されたとしても、世間的には「節電」の機運が広まっている。
そして、このイベントは、開催時間も11時〜20時までとロングラン、空調も使うし、クラブイベント的な部分で音響も使う。電力消費量が多いイベントである事は間違いない。

そして、ONI主催氏は、ONI公式サイト上にて、このような考えを述べる。

>長時間開催であり大量の電力を消費する当イベントは、開催内容を下げて開催する事は出来ず、
>このまま開催するのは期待を裏切る結果へとなってしまう為、開催中止を決断致しました。

節電等で開催内容を落として参加者の期待を裏切るぐらいなら中止するべき、との考え方である。主催氏自身の「こだわり」が見え隠れする。

だが、ちょっと待ってほしい。ONI主催氏の個人サイト(ブログ)http://hardcorevillain.blog136.fc2.com/blog-entry-25.htmlにも、ONI中止のお知らせが掲載されているが、この中には、以下のように書いてある。

>サークル参加112サークル、痛車8オーナー、
>期待されて申し込まれましたのに開催に至る事が出来ずに大変申し訳ございません。

既に現時点で、112サークルも申込を受けているとの談。
サークル申込数は極めて快調であり、このイベントへの期待の程を伺わせる。恐らくこのまま募集を続けるとしたら、200サークル以上は集められそうなペースである。

それだけではない。
イベントカタログは、マナー啓発の漫画等重厚な内容を構想されている。10サークルにも及ぶ方々の寄稿をいただき、ONI公式サイトによると、半分近くは制作済みとの事。
生ライブも、2サークルが辞退したものの、5サークルが出演を予定していた。
告知ポスターも、4サークルが協力している。
多くの方々の協力を得、また多くのサークルの期待を集め、ONIは、開催に向け動いていた。

ここまで多くの方々の期待や協力を受けているオンリーイベント。それが「ONI」である。
開催内容を下げて期待を裏切る結果を避けたいから中止を決めたとの事だが、私には、中止する方がよっぽど期待を裏切っているかのように思える。
このイベントには、多くのご協力、多くの参加予定者の期待が存在しているからだ。
その「重さ」に、主催氏は思いを充分巡らす事ができず、軽んじているかのように思える。

私が氏の立場ならば、まだ数ヶ月時間がある。もう少し様子を見るところである。
その間に、好転に向かう新たな動きが起きるかもしれない。
現に、夏の計画停電を止めるべく、官民挙げて様々なアイディアが提案されつつある。皆の努力で、計画停電を回避しようと試みている。そういう動きを見極めてから中止を決めても遅くは無い。
また、計画停電の起きない時期への開催日移行、計画停電の時間を外した開催時間設定など、できる手を全て打つ。
皆の期待を抱えている以上、その期待に応えるべく、必死に足掻くだろう。
主催氏は、そういう努力をせず、極めてあっさりと開催を放棄しているような印象を受ける。
だからこそ私は、この場で異議を唱えるのである。


主催氏は、「サークル活動への支障」という点も中止の理由としている。
「開催は無事に出来ますか?」というサークルの心配を取り上げつつ、強行開催するとサークルの選択肢が増え、かえってサークルの創作意欲にマイナスではないか?という趣旨を、主催氏は述べられている。
…果たしてそうだろうか。

選択肢が増えようと、どのイベントに参加するかは、サークルの自由意志である。
元気なサークルならば、9/11ONI→9/12例大祭SPとハシゴしても良いし、イベント数を絞りたいサークルならば、ONIのみ参加・例大祭SPのみ参加等、自分の判断で参加イベントを絞ればよい。
サークルは、自己の責任に基づき、自己の判断で参加イベントを決めるものであり、選択肢が増えるから云々、と主催に心配される筋合いは無い。

つーか、選択肢が増えるのを問題視するなら、最初からイベント開かなきゃ良いんじゃね?
東方イベントの乱立状態なんぞ、今に始まった事ではない。一昨年ぐらいから続いている事ぐらい、主催氏もご理解の内だろう。


電力不足の問題は確かに気がかりだ。イベントを行うに当たり、大いに不安なのは理解する。
だが、イベントを開くという事は、多くの人々を巻き込んでいる事でもある。
彼らの協力や期待を裏切らない為にも、そして無にしないためにも、イベントが開催できるよう、可能な限り努力するべきではなかろうか。

例えば、被災地・仙台で開催される「杜の奇跡」http://mori-kiseki.com/は、普段の会場が震災で利用不可の憂き目を見るも、別の会場を押さえ、かつ日程の変更も決断し、開催を断行する意向だ。
度重なる余震にもめげず、イベントを楽しみにする参加者の気持ちに応えての決断である。
「杜の奇跡」の努力を見るに、「ONI」の中止決断は「本当に開催に向け最大限の努力をしたのか?」との疑問を呈し、不満を感じる。


ONIについて、もう一つ不満を申すならば、中止決定後の対応だ。

>今後の当イベントサイトは、初夏辺りにイベントサイトを予告無く削除致します。

ちょっと待て。既にONIは、東方オンリー等で多くのチラシを撒いている。チラシの存在で、ONIの存在を知った方も少なくないだろう。
もしかしたら、中止の報を知らず、当日会場に訪れる方もいらっしゃるのではないか?
初夏にイベントサイトを消すのではなく、イベント開催日だった9月まではサイトを残し、中止のお知らせを掲示するべきである。そうすれば、より多くの方に中止が伝わるはずだ。
勿論、当日会場に主催氏が待機。万が一中止を知らずに訪れた参加者には、きっちり頭を下げて中止の旨をアナウンスすべきである。

私は不満だが、中止か決行かを決める決定権は、主催氏にある。
主催氏が中止を決めた以上、我々もそれに従うしかない。
だが、中止をアナウンスして、それで終わりにしてはならない。
「中止を知らずに来てしまった参加者」に思いを馳せ、開催予定だったその日まで、中止を伝え続ける。それが、イベントを立ち上げた者としての「マナー」であり、そして「責任」である。

4/3 愛媛県松山市「美柑たると。」

「美柑たると。」は、愛媛県松山市で定期開催されている同人誌即売会である。
どちらかというと、「男性向け」の色合いの強いオールジャンル同人誌即売会であろうか。

主催氏は、数年前には松山市内で「ヒメノツキ」という男性向けの同人誌即売会を開催されていた。
地方・男性向けとなるとサークル集めに苦戦するのが普通だが、「ヒメノツキ」は綿密かつ計画的な告知努力が実り、毎回30〜40サークルを集めていた。
松山は、オールジャンルの同人誌即売会「おでかけライブin松山」(ユウメディア主催)が100sp規模で定期・継続開催されているが、「ヒメノツキ」も、地域最大規模の即売会「おでかけライブin松山」の半分近くを集めており、充分健闘していたと思う。

私も「ヒメノツキ」の頃から気にはなってはいたのだが、スケジュールの都合が合わず参加を断念し続けていた。
…しかし、そうして参加を見合わせている内に、「ヒメノツキ」は終わってしまった。
私も、終わる前に参加しとくべきだった…と残念な思いを抱いたものであった。

…しかし、「ヒメノツキ」の終了は、一種の「発展的解消」であった。
しばらくのインターバルを置き、2009年春、「美柑たると。」が開催され、新たなスタートを切った。

これまでの「ヒメノツキ」は、あくまで【同人誌即売会】を主眼に置いたイベントであった。
これに対し「美柑たると。」は、あくまで同人誌即売会をメインコンテンツに置くものの、付随企画が豊富。
ゲーム大会有り、フリーマーケットでの参加も可、物産展や喫茶コーナー有り、痛車展示有り。
あくまで同人誌即売会をメインとするものの、その枠を超え、やりたい事をやりたい放題詰め込みまくって楽しんじゃえ!そんな意図を感じるイベントである。
(個人的には、この詰め込み感やお祭り志向は「大9州東方祭」に通じるものがあり、またそれが生み出すカオス感は、高知の「つるかめざっか」や東京の「コミッククリエイション」に通じるものがあるように思う)

流石に、「美柑たると。」立ち上げ当初は、「ヒメノツキ」時代からサークル数を落とすものの、その後回を重ねる毎に中四国のサークルをリピーター化。
徐々にサークル数を増やし、規模も次第に大きく。四国屈指の良即売会として、その歩みを進めている。

また、「美柑たると。」の主催団体でもある「ふらいんぐたうん」は、「美柑たると。」以外にも活動範囲を広げている。
「東方四国祭」も、2009年夏に開催された時は他の方の手による主催であったが、主催の座を引き継ぎ、現在に至る。
特に、2010年夏「美柑たると。」「東方四国祭」同時併催の折は、100サークル1200人以上の参加を呼び、四国では稀に見る熱気をもたらした。
また、5/29に徳島で開催される「東方四国祭」も、徳島初の東方オンリーという事もあってか、順調にサークルも集まっている模様だ。

これ以外にも、交流会的要素の強いイベント「い〜よ缶」や、オールジャンル同人誌パフォーマンスイベントと銘打った「ComicChange!」等、様々な取組みを深めている。
「美柑たると。」のみならず、多岐にわたる他の活動にも注目したい所である。


今回4月3日に開催された「美柑たると。」は、サークル数も50サークル以上を集め、「美柑たると。」単体としては、過去最高のサークル数を集めた。
また、東方オンリー「博麗神社例大祭」の中止順延を受け、サークルさんの頒布機会を提供しようとの思いから、急遽「東方四国祭2.1」の開催を決定。
元々「美柑たると。」側で申し込んでいた東方サークルも居り、余り多くのサークルは集まらなかったが、10サークルちょいが集まり、総計約60サークルの規模に。

この即売会は、一般入場10時といささか早めだが、初動の待機列は目算で約150。結構来てるな、という印象だった。
特徴的だったのは、明らかに男性向け色のオールジャンル即売会の筈なのだが…女性陣も多かった事。一般参加者は野郎ばかりと思いきや、女性の参加者も3割と健闘している。
主催氏に、何か男性向けな即売会の割には女の子が多くね?と聞いてみたのだが、開催当初からこんな感じで女の子も相応に多いとの事。
数多くある企画の中に、女性陣に魅力のある企画が含まれていたのだろうか。或いは、地元の「おでかけライブin松山」等女性陣の多く参加するで告知を図った事も影響していようか。
要因は断言し辛いが、他の男性向け即売会に無い稀有な特徴という事で記させていただく。

開場して1時間ぐらい経つと、サークルを回る参加者は少なくなる。
サークル的には少し暇になったので、「美柑たると。」ならではの各種企画を見て回る。

プロの漫画家を招いての「漫画教室」が、会場の隅の方で開催される。
松山市内の専門学校と提携協力しての企画だが、参加者がちょい少なめなのが残念。
ただ、松山地盤の同人サークルのレベルアップに繋がる、良企画だと思う。

即売会の会場は1階だが、2階はコスプレ広場兼各種企画コーナー。
主にゲーム大会が開催され、フリープレイコーナーも設けられているのだが、「東方花映塚」「ぷよぷよ」、そして「うみねこのなく頃に」二次創作の格闘ゲーム「黄金夢想曲」と異様に豊富なラインナップ。
関係者からお話を聞くと、松山市内「GAMEショップショコラ」さんの協力…というよりショップさんの方より上がった「やりたい!」との要望を取り上げて開いている模様だ。
この他、カードゲーム「東方銀符律」の講習会等も開催されている。

屋外に目を向けると、日本赤十字の協力を得て、献血コーナーが設置されている。
東日本大震災への協力の一環、という事だが、数十人にご協力いただけた模様。
また、痛車展示会も開催され、二輪・自転車含め総勢十数台。イベントに彩りを添えた。

屋内には調理系の専門学校と提携しての「喫茶コーナー」や、「物産展」と称した「美柑たると」公式萌えクッキー等お土産の販売。
「GAMEショップショコラ」も出店しキャラグッズを販売。
会場内の企画出店も充実していた印象だ。

15時になると、会場内で「踊ってみた企画」が始まる。…所謂「チルノダンス」企画である。
流石に松山ではダンサー20人ぐらいと少なめだが、無駄に動きが揃っており、ダンサー個々のレベルが高い。大9州以上に熟練度高いかも?「少数精鋭」の印象だった。

…とこんな感じで、「美柑たると。」は即売会以外の企画も盛りだくさんのイベント。
企画の数は異常に多いが、それは何故なのか?
主催氏にも直接聞いてみたが「やりたいものを何でもやってみよう」「でも、背伸びはしないでできることをやってみよう」そういう意欲に満ちての企画との事。
そう言えば、パンフの後書きには、「できることからやってみよう」という言葉が繰り返し強調されていた。

その企画の中には、主催が「やりたい事」も当然ある。
或いは、周りのスタッフや協力者が「やりたい事」を吸い上げての企画もある。
ゲーム大会等は、ゲームショップショコラ側が「やりたい事」という事で始まった企画である。

また、企画に関しては「協力者」が多い点も特徴。
喫茶コーナーや漫画教室は専門学校の協力、ゲーム大会はショコラの協力(というか主導?)。献血コーナーは日本赤十字の協力。
上手に多くの人々を「協力者」として巻き込んだとも言えるし、周囲の関係者の活気を絶妙な形で活かしたイベントだとも言える。

一人では即売会は開けない。
皆で力を合わせ、皆の力で出来上がるものである。

「美柑たると。」の周囲のスタッフ・関係者・協力者…皆の力を上手く糾合しての盛り上がり方を見て、改めてその真理を実感した次第である。

今後も、皆の力を合わせ、「美柑たると。」そして四国同人界を盛り上げて頂ける事を願いたい。

3/27 京都みやこめっせ「VOCALOID PARADISE」他

3月27日、私は、ボーカロイドオンリー「VOCALOID PARADISE」に参加させていただいた。

元々「VOCALOID PARADISE」は、名古屋を中心にオンリーイベントを開催、次々と成功を収めているイベント主催団体「TTC準備会」が、名古屋で開催しているボーカロイドオンリーである。
以前は70〜80サークル規模で推移していたが、最近のボカロ人気の高まりを受け規模も拡大傾向。
昨年10月の名古屋開催は、150サークル以上を集めるに至った。

関西では、元々毎年春に「ミクフェス」というボカロオンリーが開催されていたが、諸般の事情で「ミクフェス」の継続開催が困難に。
そこで代わりとなるイベントとして名乗りを上げたのが、この「VOCALOID PARADISE」である。
関西で昨年春に出張開催した「VOCALOID PARADISE」も、150サークル以上を集め、ボカロジャンルの元気さを印象付けた。
現在、「VOCALOID PARADISE」は、春に関西で出張開催、秋に名古屋で開催、と年2回ペースで進んでいる。

今回の「VOCALOID PARADISE」は、他オンリーイベントと合同形式での開催。
京都みやこめっせで、秋に開催する「勧業祭」に近い形式だ。
「VOCALOID PARADISE」と同じく「TTC準備会」が主催する「リトバスパーティー」(リトルバスターズ!オンリー)「AB即売会戦線」(AngelBeats!オンリー)も同時に併催し、さらに「Keyパーティー」(Key作品オンリー)「MUSIC COMMUNICATION」(音系オンリー)「乙HiME☆復活祭」(舞-HiME/舞-乙HiMEオンリー)も加え、計6イベントの合同開催。
参加サークルの総計は、450近く。一大規模の即売会となった。
とは言え、内280サークル、比率にして7割近くがボカロである。他のオンリーもそれなりにサークルが集まっており、決して少ない数とも言えないのだが…ボカロ人気の高まりが、それだけ際立っている、という事であろうか。

ボカロ界隈は、ここ1年ジャンル人口の増加が著しい元気なジャンルである。
動画投稿サイトでの人気もさることながら、ジャンル最大手のオンリー「THE VOC@LOiD M@STER」はより大きな会場に移行する等規模が拡大。地方でも、女性向けのオールジャンル同人誌即売会では必ずボカロサークルをお見かけする。
オンリーイベントも、東京で多数開催されるようになり、地方でも浜松・福岡・北陸・札幌等での開催が予定されている。
ボカロは、東方ジャンルの拡大に似た足跡を辿っている。そんな印象を受ける。

私は、地方即売会のボカロの広がりを見るに、ボカロは、これまでの男性向け的文脈のみならず、女性向けの文脈でも相当に定着している、と分析している。(つまり、東方と同じパターン。)
昨年6月に関西で開催された「ディア・マスター!」は、コミックシティ等女性向け系統への告知も充実させ、女性サークルの取り込みに成功。当時関西では最大規模の200サークル近くを集めるに至ったが、この即売会の成功は、女性向け文脈でのボカロの広がりを裏付けている。
そして、今後ボカロでサークルを集めようとするならば、女性向け界隈のアピールは必須である、とも感じた次第である。

今回開催された「VOCALOID PARADISE」は、チラシ絵が女性にも馴染みやすい絵柄であり、女性サークルの参加増→規模拡大の流れが期待できた。
勿論、女性向けなサークルさんの参加も多少は促せたが、同日にインテックス大阪開催で「コミックシティ」が被っていた事もあり、残念ながら私が期待したほどには女性向けなサークルの参加は多くなかった。
(つまり、今後の「VOCALOID PARADISE」は、女性向けなサークルを上手く取り込めれば、より規模拡大が狙えるという事も意味する。他のボカロオンリーも、女性向けの色合いを意識してサークル集めに臨めば、もっとサークルが集まるかもですよ。)

今回の「VOCALOID PARADISE」は、これまで関西・名古屋では余り数が多くなかった「音系」のサークルが増えている感がある。
これまでの「VOCALOID PARADISE」は、同人誌を頒布媒体とするサークルさんが多かったようにお見受けするが、今回は、CD等を頒布するサークルが増えていたような印象だ。

これが今回大幅にサークル数を伸ばした要因なのか。
また、音楽系が何故「VOCALOID PARADISE」に参加するようになったのか。
その当たり少し考えてみたが、残念ながら力及ばず分析には至れていない。
皆様からのご意見・分析等あらばお聞かせ願いたい所であるが、見た感じそういう現象が生じているっぽい事だけ、明記させていただきたい。

いずれにせよ、音系サークルの増加、ボカロ界隈の人口増大。
これらに加え、TTC準備会がこれまで興した数多のオンリーイベントの丁寧な運営と、その成功。
そして、その実績の積み重ねによる安定感・信頼性の醸造。
こういった様々な要因が複合され、300サークル近くを今回集められるに至ったのではないかと思う。


当日は、震災の影響も余り無く、欠席サークルも少なく。
東日本の即売会は、全般的に欠席率の高い傾向にあるが、西の方は元気で少し安心。
残念ながら東が本調子じゃないので、その分西日本には頑張っていただきたいものである。
…とわいえ、一般来場者多くね?流石に東方ほどじゃないが、勧業祭クラスは超えていたような。スタッフさんがだいぶ死んでいらっしゃいましたw …お疲れ様です。

ただ外から見た限り、数百サークル規模でちょい大きめの規模の即売会という事もあり、ちょい四苦八苦していたような印象も受けた。
確かにこの規模のイベント、関西では中々無い。
TTC準備会主催のイベントとしても、これまでは50〜150サークル規模が殆どであり、他オンリーも合わせて450サークル規模となると…初めての経験だったのではないか。
ただ、ボカロは今後もサークル数の増加が予想される。今後も継続開催を志向する以上は、次は今以上のサークル数を覚悟した方が良さそうな気もする…。

「VOCALOID PARADISE」のサイトを拝見すると、次回概要について以下の通り記載されている。

>VOCALOID PARADISE in 関西 開催概要
(中略)
>ボーパラ3とボーパラ5では、ボーパラ準備会が京都出張開催を行っていましたが、来年春の関西でのボーパラ開催分からは、ボーパラ関西事務局(仮称)を設立して、運営の見直しを行います。
>それに伴い、メイン業務をボーパラ関西事務局(仮称)が、サブ業務をボーパラ準備会が行う予定です。

今までの体制を見直して、より円滑な運営を図る意向だ。
運営の見直しを図りつつ、ジャンル人口の増大に対応できるような体制を整え、今後の継続・安定開催の礎を築いて頂ける事をご期待申し上げたい。
そして、今後の「VOCALOID PARADISE」の、益々の隆盛にも期待したいところである。
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花羅

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同人イベント評論のポリシーとしては、「否定的な事は極力抑えて前向きな提言を目指す」「男性向け・女性向けの枠、地方・都会の枠に囚われない評論を目指す」の2点を常に念頭に置く所存です。
コンテンツツーリズム・アニメ聖地町おこしの研究・評論も時折やります。
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