STRIKE HOLE

【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系と電波評論の二本立てです。 基本的に同人イベント関連の評論は真面目、他の評論は不真面目な傾向があります。同人評論のカテゴリーの内容以外はアフォ評論という事で斜め読みをお願いしますw

2011年10月

博麗神社例大祭 代表交替・新体制発表に寄せて

大阪で2500sp規模の東方Prpjectオンリー「東方紅楼夢」が開催された10月16日、会場内ならびインターネット上にて、重大な発表が成された。

我が国最大規模・5000sp規模にまで膨れ上がった東方Projectオンリー「博麗神社例大祭」において、立ち上げ当初から代表を務められていた鈴木龍道氏が、一身上の都合により代表より退任。3人の共同代表を置いての新体制に移行する事が明らかにされた。

詳細は、「博麗神社例大祭」公式サイト内「代表変更のお知らせ」http://www.reitaisai.com/keii.htmlをご一読いただきたい。

主催の交替という事例は、たまにだが起こり得る話。それだけならば、取り立てる程でも無い。
ただ、今回は「博麗神社例大祭」という、同人史上に間違いなく名を遺すであろう同人誌即売会である。
世間の注目度も高く、反応も大きい。
だからこそ、私もここで取り上げさせていただいた次第である。

例大祭代表交替・新体制発表については、私の周囲からも様々な噂・憶測・推測その他諸々が漏れ聞こえ、錯綜している。
ただ、その真偽を検証する事は難しく、今回の記事に当たっての材料とはしない。
【確実に言えるであろう】事のみをベースとし、私自身の思いの丈を綴る事としたい。(※1)


●例大祭を支えた人達への感謝の辞

博麗神社例大祭は、今から9年前。2004年の春にその産声を上げた。
当初は、蒲田の大田区産業プラザPiOで開催。翌年は、より広い会場を求め、「東京都立産業貿易センター浜松町館」での開催で、入替制・会場外を一周する長蛇の列。その人気に舌を巻いたものであった。
2006年からは、更に広い会場を求めサンシャインシティへ。それでも来場者の増加に対応しきれず、2008年からは東京ビッグサイトへ。
ビッグサイトに移ってからも来場者の増加は爆発的、回を重ねるごとに押さえるホール数も増加する一方。
2011年は、東京ビッグサイトの東ホールを、5つも借りての開催であった。

こうして例大祭の歴史を紐解くと、東方projectの隆盛・発展とともに、例大祭も大きく成長を遂げる事ができた、と言えよう。
東方project人気が追い風となっての成長、確かにそういう側面はある。
人によっては、それを理由として、主催の力により為し得た成長ではない、と否定する方もいらっしゃるだろう。

しかし、私はこうも思う。
例大祭は、急激に膨れ上がる東方人気の爆発に、会場を変更し続けることで対処できたイベント、とも言える。
即ち、例大祭は、急激な変化に対応する能力を、言わば「対応力」を有したイベントであったと言える。
普通の主催なら都産レベルはこなせるかもしれないが、そこからサンシャインレベルやビッグサイトレベルまで対応する事は、中々に難儀な話だと思う。
東方人気の爆発に対応し、破綻なく維持する事に成功した…そういう意味で、例大祭は偉大なイベントであったと感じる。

そのイベントを支えたのは誰か。
「ルールを守る」事を通じ運営に協力したサークル参加者・一般参加者も、その一端を担っている。
勿論、このイベントの為に集った、多くの有能なスタッフの存在を忘れてはならない。
特に、事務作業に携わったスタッフは縁の下の力持ちであり、例大祭に果たした役割は極めて大きいと言えよう。
(余り注目はされないが、事務方の出来不出来が、イベントの出来不出来を左右するケースが少なくない。事務が弱いイベントは、大抵がトホホなイベントで終わる。事務の働きにもっとスポットライトを当てたいものである)
イベントを支えた参加者・スタッフにも感謝の気持ちを持ちたいものである。

そして、主催氏。
主催氏は、そのイベントの「顔」である。
そのイベントを代表するものとして、全ての責任を負う立場でもある。
例大祭ほどの巨大なイベントになれば、イベントが大きい分だけ、背負う責任も大きくなる。

前代表氏は、2004年から実に8年間にもわたり、全責任を背負いつつこのイベントを立ち行かせてきた。
その功績と労苦に、感謝と労いの意を申し上げたいものである。
(色々な話は聞けども、やはり例大祭と言うイベントの先頭に立ち、例大祭を支えてきたのは事実であると思う。)

新体制立ち上げ、という節目の時を迎えた事を契機に、これまで例大祭を支え続けた、前代表氏を筆頭とする多くの皆様方に、この場をお借りして感謝の意を申し上げたい所である。


●新体制立ち上げに当たっての所感

代表が交替し、新代表3人による共同体制がスタートした。
共同代表の一人が、10月16日の「東方紅楼夢」でもマイクを握り、代表交替の経緯を説明した。
「紅楼夢」で配布されたチラシも、これまでの例大祭チラシとは雰囲気が異なり、体制一新を感じさせた。

代表交替や新体制への移行については、紆余曲折あったようで、色々と話が漏れ聞こえてくるが、真実かどうかも検証は難しい。
真相は分からないし、積極的に知ろうとも思わない。

ただ、これだけは言える。
「例大祭」という巨大イベント。代表職は名誉かもしれないが、同時に、責任も大きい。
この責任の継承を決断した、3人の共同代表の勇気と決意に、私は深く敬意を表したい。
そして、新体制への運営の継承が進み、新体制が一日も早く軌道に乗る事を願いたい。


新体制について、私が気にしている事が、一つだけある。
それは、3人の共同代表の知名度の不足、それに伴う参加者からの不安の声である。

共同代表3人は、都内の男性向け同人誌即売会を中心に、場数を踏んだベテランの方々揃いだ。
経験も実力も豊富であり、御三方ならば、例大祭を引き継げる。それだけの力量をお持ちの方々だと信じている。
運営面に関しては、ソツなくこなしてくれるであろうから、全く心配はしていない。

ただ、一般のサークル/一般参加者から見ればどうなのだろう?
前代表氏は、長年例大祭の「顔」を務め、知名度も高い。一方、共同代表の御三方は、前代表にに比べ知名度が弱いのは否めない。

私の見立てでは、東方界隈の半分以上(特に東京のイベントに縁の薄い方)が、「この人誰?」という反応じゃないかと思う。
主催が、「よく分からない人」だと、運営に対するサークルの不安が募る危険があるのではないか。

私は「あの3人が共同代表なら、大丈夫じゃね?」とする立場だが、皆が私と同じ考えではないだろう。
知名度が低いのは仕方ないにせよ(そのハンディは今後の運営活動を通じ挽回可能だし)、それが不安に転じては宜しくない。

これを解消すべく、私は、新代表3人が積極的に「顔を売る」事をご提案申し上げたい。
具体的には、東方オンリーや大規模オールジャンルが開催されれば、サークルとして参加する。
サークルブースを拠点に、サークルを巡回。代表交替についての挨拶回りを行う。(※2)
(大半の)サークルにしてみれば、主催自らがわざわざ足を運んでくれれば嬉しいもの。親近感も湧き、顔を売る事もできるだろう。(挨拶して不機嫌になる気難しいサークルさんもいらっしゃるので、注意は必要だが…)

また、サークルブースという場は、参加者と直に話をする機会でもある。
誰でもウェルカムに質問・問合せ等の受付を行い、オープンに直接語らう事を通じ、新体制に対する不安の軽減・解消に努めたい。

ドサ回りは大変だが、幸いにも(?)、新体制での代表は3人居る。
3人で手分けをすれば、少しは負担も軽減されよう。
面倒な提案で恐縮だが、是非ご検討いただきたい。

「顔の見える」主催、「顔の見える」運営となれば、新体制への支持も集まる。
新体制定着の為に、「顔の見える」化を目指していただけるよう、切望するものである。


(※1)今回「確実に言える事」だけで論じるに当たり、以下サイトを参照させていただいた。
株式会社龍道の解散による東方Project界隈への影響、個人的まとめ - 木俣 ロバート久の覚書 (はてな版)
http://d.hatena.ne.jp/rh-kimata/20111017/1318781558

(※2)
余談ですが、大(9)州東方祭主催のチ●ンコ増田氏は、挨拶回りに関しては凄かったですよ。
例大祭が震災中止→5/8に開催変更の余波で大(9)州が中止になった時、例大祭の会場のビッグサイトで、AV女優・小向美奈子の【スライム乳】に匹敵する柔らかさ【マシュマロ腹】を揺らしながら、数百単位の参加サークルにお詫び行脚してます。
あの巨体であそこまでフットワークが軽いのには驚きでしたが、そういうコツコツ積み重ねるマメさがあるからこそ、大(9)州は数百サークル集まる巨大イベントに成長できたんだな、ってのを実感しました。

10/10香川県高松市「おでかけライブin四国」「東方絢文禄うどんげの巻」

STRIKE HOLEの花羅は、現在、35以上の都道府県の即売会を探訪している。
思えば、随分各地を巡ったものである。
残る未踏県は、10月1日現在、山形・香川・鳥取・山口・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄。残り僅かである。
こうなったら、全国各地の即売会を制覇してみよう!と思いたくなるのが人情だw
そこで、【全都道府県即売会制覇】の野望成就の一環として、10月10日、香川県は高松市、サンメッセ香川の「おでかけライブin四国」(オールジャンル同人誌即売会)ならびに、東方project/鈴仙・優曇華院・イナバ(=通称「うどんげ」)オンリー「東方絢文禄 うどんげの巻」に一般参加させていただいた。

会場のサンメッセ香川は、高松市郊外のロケーション。
香川大学や学術・研究施設の立ち並ぶ「香川インテリジェントパーク」の一角に立地する。
高松中央インターチェンジに近く、県道に隣接。駐車場も広大で、車組の来場に大変便利なロケーションだ。
車来場に便利な環境のせいか、痛車も多く、東方やボカロの痛車も多く何台か集っていた。東方【パチュリー】の【痛軽トラ】なんてのもあったw
但し、今日は「うどんげオンリー」である。うどんげの痛車が無かったのは残念だったw

参加者は中学生・高校生等、若い方々がメイン。地方開催の即売会における、スタンダードな傾向だ。
但し、同じおでかけライブでも、宇都宮や前橋、青森に比べると、世代が一回り下であるかのような印象を受ける。
開場前の行列は約180人ぐらいであろうか。普段より多めだね、みたいな話が漏れ聞こえてくるが、実際どうなのだろうか?

会場内は大変な賑わいを見せており、約200sp以上の規模。地方の即売会では規模の大きい方であり、健闘していると思う。
頒布物も、本を売るサークル、ラミカを売るサークル、音楽サークル、グッズを売るサークルと多種多様だ。
他の地域の即売会だと、ラミカに偏るだとかアクセサリーに偏るだとか、頒布物に傾向が出るものだが、香川に関しては、何かに偏っておらず、頒布物もバランスが取れているのでは?と感じた次第。

今回は、いつもの「おでかけライブ」に加え、東方・うどんげオンリーも併催している。
東方に人が集中するかと思いきやそうでもなく、実は、委託コーナーの人出の方が長蛇の列で賑わっていたというオチw
うどんげオンリーは、スペース数ベースで20と会場内最大勢力であったが、サークル数ベースでは12サークルに過ぎない。
人出という観点から見ると、東方オンリーらしくなく、普段のおでかけライブに間借りして東方もやってますよ、という印象だ。

#ちなみに、「うどんげ」以外のジャンル傾向は…イナイレ14、ヘタリア13、ポケモン9、青の祓魔師8、ボカロ7といった所。
最近の即売会で必ず見かける「TIGER&BUNNY」を見かけなかったが、これは当地で余り放映されていなかったことの影響か。
東方はオンリー(うどんげ)を回避し「おでかけライブ側」で参戦したサークルが6。東方サークルの過半がオンリー側に参加してるはずなので、6サークルはまあまあ健闘していると言えよう。

オールジャンル+オンリーで同時開催する場合、オンリー側がオールジャンル側に間借りしているような感じになり、オンリーの雰囲気を出し辛いのが弱点であり、課題である。
(前橋のマドマギオンリーでも同じような課題を残したが…)
私も良案が思い浮かばず申し訳ないのだが、合同イベントの場合は、「どうすればオンリーらしさを出せるのか?」という部分、皆で知恵を絞り合う必要があるのではないかと感じる次第である。

今回の香川は、BGMの面から見ればオンリーらしさが出ていた。
「チルノのさんすう教室」他東方曲が多く、聴覚的には、オンリーの雰囲気を出せたと思う。
但し、普段のおでかけライブと併催。おでかけライブと同じ会場、という部分を考えると、他のジャンルの皆さんから、BGM東方ばかりじゃんとばかりに、不満の噴出が想定される。バランスが難しい。

さて、この「サンメッセ香川」。公共交通機関組は、高松駅等からバスでアクセスするのが通例だ。
バスで所要時間30分、1時間に1〜2本程度の運行だ。

ただ、この10月から3月まで、高松市が「公共交通利用促進社会実験運行」として、新たなバス路線の運行を始めた。

社会実験運行開始(ことでんバス)http://www.kotoden.co.jp/publichtm/bus/rosen/demonstration/demo.html

琴電太田駅からサンメッセ香川間を片道70円で結ぶシャトルバスであり、全便琴電ダイヤに接続している。
1時間に4本ペースでの運行で、高松駅からのバスよりも安く、かつ所要時間も短い。
大変便利なバスだが、あくまで社会実験の一環であり、期間限定に過ぎない。
また、この社会実験は、利用者数や評判によって今後の継続が決まる。

私は思うのだが、「おでかけライブ」側も、この便利なバスの存在を、公式サイトやチラシ等でアピールしては如何であろうか?
会場へのアクセスが便利になり、それが公知されれば、アクセスの不便さと言う【参加するに当たっての心理的障壁】を低める事ができる。
そしてそれは、来場者の増加にもつながる。おでかけライブ側にもメリットは充分ある。

更に言えば、この便利なバスが継続運行される為には、乗客の増加は必須条件だ。
おでかけライブにこのバスで参加する層が増えれば、利用客増→バス継続の流れに寄与できそうだ。
便利なバスの存在をアピールする事で、参加者増を目指し、かつそれを継続させたい。

地方はモータリゼーションが進行し、公共交通機関での来場に不便な会場が多い。
都会に住む身には想像が難しいのかもしれないが、それが現実だ。
以前青森の即売会でも申し上げたが、アクセス不便なのは仕方ない。我々でどうこうできる次元じゃない。
ならばせめて、アクセス方法の案内を充実させ、来場者が参加しやすい環境を整えてあげるべきではなかろうか。
それは、単に参加者へのサービスとしての意味合いに留まらない。
参加者の増加を促し、主催側にもメリットとなる。
「おでライ」に限らず、地方で即売会を営む皆様には、是非【公共交通機関利用のアクセス案内の充実】に心配りをいただきたいものである。

9/25 栃木県宇都宮市「おでかけライブin宇都宮」

9月25日、私は栃木県は宇都宮市の「おでかけライブin宇都宮」に一般参加させていただいた。

会場は、宇都宮駅から徒歩15分の所にある「マロニエプラザ」。
広大な駐車場を擁し、国道バイパスにも近いので、車での来場者には便利なロケーション。
反面、公共交通機関組だと宇都宮駅から徒歩15分といささか長距離。駅から会場までのバスも無く、若干不便かも。

規模は330sp。昨今の地方開催・オールジャンル同人誌即売会の中では、規模大きく、健闘している部類に当たろう。
他地域で開催されし「おでかけライブ」は、大半が100〜200sp規模。広島や前橋が200、岐阜が50…他所のライブと比べると、宇都宮の隆盛は際立つ。
今回は、マロニエプラザの大ホールを一面まるまる使っての開催。人出も多く、中々に賑わっている。

宇都宮のジャンル傾向は、他の地域と比べいささか特殊だ。
最大手がなんと「アクセサリー」でその数42。アクセサリーのサークルには、人だかりができる賑わい。
次いでイナズマイレブン36、ヘタリア22、東方20と続く。他、戦国BASARA17、ボカロ15、ポケモン・銀魂・サンホラ各10、タイバニ9、青の祓魔師8という具合。
(殆どの地域で最大手である)ヘタリアが宇都宮では最大手ではなく、イナズマイレブンの方が勢力大きいだとか、アクセサリーが最大手だとか、他の地域の一般的な傾向とは、明らかに異なる。これは一体どうしてなのだろう。

頒布物の傾向で見ると、アクセサリーの他、ラミカとポスカが多い印象。
東方projectやテニプリは同人誌を出すサークルが多いものの、他のジャンルはラミカサークルが多く、その差が対照的である。
ラミカサークルは立体的に並べて展示するので、通路を歩いてると、通路幅の狭さ(サークル島の半分以下の幅は狭いですよw)も相まって、【両側からラミカが迫ってくる】【ラミカの森を歩いている】ような印象を受けた。
但し、他の地域に比べ、ラミカ絵のレベルが高く、イラストの熟練度の高いサークルさんが多いようにもお見受けする。

参加者層としては20代前半までが多いよう。
北関東最大規模・300sp超のこのイベントは、地元の若者達の同人の登竜門として、そして集いの場として機能しているのではなかろうか。
イラストのレベルも高いサークルさんが多いので、将来の「大手サークルの卵」な若い方々が多いとも言える。
将来の楽しみなサークルさんが多く、今後に期待の高まる同人誌即売会、とも言えよう。

9/19 青森市「おでかけライブin青森」

3連休は全国各地で様々な即売会が開催されていたが、私は、友人の結婚式というどうしても外しようのない所用があり、北海道方面に足を伸ばした。
…折角北の大地に来たのだから、北海道の同人誌即売会にでも足を運んでみようかと計画を立てたが、スケジュールに合う即売会が見つからず。
ただ、3連休の最後の日に、青森で「おでかけライブ」が開催されるとのこと。北海道からの帰り道に立ち寄って参加ができそうなので、これに参加する事とした。

会場は、青森市郊外。青森駅からバスで約20分の「青森産業会館」での開催。
主催は、全国各地で同人誌即売会を開催し、地方の同人世界に大きな貢献を果たしている「ユウメディア」の手による。
ユウメディア主催のオールジャンル即売会は、地方即売会衰退の潮流に逆らえず。苦戦を続けている即売会も少なくないが、この青森に関しては元気で、サークルもそれなりに集っている。
サークル数は240sp。ユウメディア主催即売会は、100sp前後〜200spの規模で推移する即売会が多いから、240spは健闘している方だと思う。
青森県では随一の即売会であり、青森県全体から同人者が集っているからこその賑わいなのだろうか。
他の方からお聞きした話だと、海峡渡って函館からの参加者も少なくないとか聞いたが、果たしてどうなのだろうか?

参加者の客層は、地方イベントの傾向に漏れず、学生等若い方々が中心。
ただ、この青森に関しては、年長者の方の参加も少なくない印象。
年長者は、地方から東京に流れる傾向にあるが、青森ともなると、東京に気軽に行ける距離ではない。そういう地理的な事情が、年長者の比率を高めているものと推察できる。
地方イベントでは参加比率の小さい、男性陣の参加者が多いのも特徴だ。男性陣も地方から東京に流れる傾向があるが、年長者比率と同じ理屈なのだろう。大半が東方島にいたような気がする。

頒布物の傾向は、他の地方即売会同様に、ラミカ・ポスカ・アクセサリーが多い。
ジャンル分布としては、ヘタリア・東方が最大手で、共に14sp。他10sp前後の勢力で、ボカロ、バサラ、リボーン、タイバニ、青の祓魔師といったところである。
委託本の頒布も実施していたが、委託本の点数も多く、主に年長者が購入していた傾向。

総じて見て、老若男女を問わず様々な階層の同人者が参加しており、地域を代表する即売会として、地域の皆様が集まれる「場」として機能していた良即売会であったかのようにお見受けする。
今後も地域の同人者の「受け皿」として、地域の同人文化の発展を担う存在として、頑張って開催を続けていただきたいものである。

「おでかけライブin青森」の難点は、会場であろうか。
会場の青森産業会館は青森郊外・問屋街のロケーション。青森駅から、バスで約20分の立地条件だ。
車組は問題ないが、公共交通機関利用組は、いささか不便かもしれない。

一応、青森駅等からバスが出ているとの事だが、問屋街も、土休日基本休業日である。
平日のバス運行はそれなりだが、土休日はごっそりバスの本数が減らされ、青森駅からの問屋街を結ぶバスは2〜3時間に1本ペース。
車組は良いとしても、公共交通機関組には、いささか厳しい環境に思える。

地方イベントにおいては、車の免許を持たない中高生の参加は、決して少なくない。
従って、本来ならば公共交通機関でのアクセスが充実している会場が望ましい。
しかし、地方に行けば行くほど、車社会が進行し、公共交通機関は廃れている。
地方のジレンマであり、宿命でもあるが、公共交通機関に乏しいからこそ、公共交通機関の便が可能な限り良い所を、会場として選定いただきたいと思う。

とは言え、諸事情により、アクセス不便な会場をやむなく選定せざるを得ないケースも、どうしても出てくるだろう。
今回の青森産業会館も、その類だと思う。
バスの本数・電車の本数が少ないのは、公共交通機関衰退の現状を考えると、致し方ない。
ならば、せめてアクセス案内を充実させてはどうだろうか。

私が親切だと思ったのは、長野県松本市の「コミックファクトリー」や山梨の「山梨コミックチャレンジ」の取り組み。
「コミックファクトリー」は、バスの本数の減少に対応し、会場から500メートル離れてるけどこのバス停ならばバスの本数もあるよ!と案内してくれている。
「山梨コミックチャレンジ」は、サークル参加案内・サイト上等にバスの時間を掲載している。
こういう親切さを、見習っても良いのではないか。

通常、この手のアクセス案内は、会場の公式サイトに詳しく掲載されているものだが、この青森産業会館のアクセス案内は、お世辞にも親切とはいえない。
会場公式サイトのアクセス案内は、以下2行で終了している。

「問屋町行き乗車、青森産業会館前下車。
 始発は青森駅・西部営業所・東部営業所・慈恵会病院。」

いや、問屋町行のバスは土日運休が多いじゃないか…土日でも使えるバスの時間を知りたいのだが…(汗)

青森産業会館側の不親切な案内を、おでかけライブ側がカバーしてはどうだろうか。
即ち、青森駅発・青森産業会館発の、土日運行のバスの時間を全部掲載する。
また、西部営業所と会場を結ぶバスは、途中新青森駅を経由している。すなわち、新青森〜会場直結という事でもある。そこで、新青森駅発のバスの時間も掲載したい。

この情報提供サービスを実施することによる「おでかけライブ」側のメリットは、車を持たない若者、特に青森市外から遠征で訪れる(=青森市内に土地勘の無い)参加者が、参加し易くなる事。
バスの本数が少ない事で、イベントに参加するに心理的障壁になっている人々の、敷居を下げる役割を果たせると思う。
車を持たない若年層の参加促進に繋がり、大げさに申せば、青森の同人活性化にも繋がると言える。

会場の不便さは仕方ないとしても、それを補う工夫の余地は、まだ残っていると思う。
是非、主催者側には、情報提供を通じて参加者の利便性の向上に努めていただきたいと願う次第である。

斬新な試みの「コスプレピクニックon海上自衛隊小月航空基地祭」に期待する

九州を中心に、西日本各地で意欲的にコスプレイベントを開催し続ける、「コスプレピクニック」http://cospic.org/index.htmlというイベントがある。
元々は、福岡市近郊の「海の中道海浜公園」でコスプレイベントを開催していたが、明石海峡公園や四国(高松市・丸亀市でのアニメイベント「キャラ★フェス」での出張開催)など、西日本各地に進出し、精力的にコスプレイベントを開催し続けている。
特に、門司港レトロにて開催される「コスプレピクニック門司港レトロ」は、数百人単位で来場の人気イベントに成長している。

そのコスプレピクニックが、面白い事を始めた。
詳細は、以下ニュースをご参照いただきたい。

はてなブックマークニュース「10月23日海上自衛隊の「小月航空基地祭」でコスプレイベント開催 オススメのコスプレリストも」
http://b.hatena.ne.jp/articles/201109/5742

野外でのコスプレイベントは数あれど、恐らく初めてではないだろうか。航空基地祭内のイベント内イベントとは言え、【自衛隊基地】の中でできるコスプレというのは。
滑走路や航空機、格納庫などの施設でコスプレができるとの事だ。

正直、私がこの話を聞いた時、「その発想は無かったわ〜」という思いであった。
Twitterで拾ったとある方の感想ツイートが、私の思いを代弁しているので抜粋する。

>個人的な意見だが、今回の企画は「0から1を作った」というか、ちょっと言い方が悪いかもしれないけどコロンブスの卵的な、そういう感じ。自衛隊基地内でコスプレイベントやっていいとか考えてもみなかった。自分がイベンターだったら、その発想ができなかった事に地団駄踏んで悔しがると思う。


自衛隊内でコスプレイベントをする、という発想は、中々思い浮かばない。その発想力に感嘆する。
そして、どのようなやり取りや交渉があったかまでは存じ上げないが、これを実現に漕ぎ着けたその実行力にも感嘆する。
そりゃ世間の反響も大きい。大きくて当たり前である。
他の誰もがやってない事、いや思いつきすらしなかった事をやってのけたのだから…
当日は、多くのコスプレイヤーで賑わい、成功裏に終わる事も容易に予想できる。
唯一の心配は、野外イベントの宿命だが「天候」だろうか。当日が好天となる事を願いたい。


さて、普段のコスプレピクニックは、必要最低限のルールしか課さない事を旨としている。
だが、この「コスプレピクニックon海上自衛隊小月航空基地祭」http://cospic.org/ozuki/においては、「特別ルール」としてコスプレ内容に制約を設けている。

具体的には、以下3点である。

・「大日本帝国擬人化海軍深夜隊」コスプレの禁止
・「ヘタリア」コスプレの禁止
・「軍服系」コスプレについての制限(注・禁止ではない)

作品のテーマ性や自衛隊基地内という特殊な環境下たる事を考慮すると、止めておいて方が無難な気がする。会場側に無用の迷惑が掛かっても良くないだろうし。

だが、これに対し私の周囲…都内の同人誌即売会スタッフ関係者から、異議が上がってきた。

「必要最低限のルールしか課さないというコスプレピクニックの理念に反する」
「主催氏は過去、都内の同人誌即売会で女装禁止を定めた即売会に噛み付いた。その時自分達に迷惑かけた事を謝罪するべきである」
「他人のイベントに対しそのルールはおかしいと噛み付くのに、自分のイベントでルールを定めるのは疑問」

要約すると、こんな所であろうか。

理念は確かに大事だが、今回は自衛隊基地という特殊な環境下でのイベントである。普段以上に慎重な対応が求められる。ルールが多少増えても止むを得ない。
私に言わせれば、「自衛隊基地」という環境下で、最低限のルールに止めようとした結果が、このルール決めではないか。
ルールが増えたからと言って、理念に反している訳でもないと思う。

そもそもイベントというもののルールは、主催が決めるものである。
主催の理念や考え、会場の環境や立地条件…様々な要件を総合的に勘案した上で、主催が自身の責任と判断の下、定めるものである。
ルールを決める権限は主催にあるが、その責任もまた主催が負う。権限と責任の一致である。

そして我々参加者は、その主催の定めたルールを尊重し従う。不服があれば参加しなければ良いだけの話だ。
勿論、ルールに対する不満を主催にぶつけ、改善を要求する手もある。
しかし、それをどう判断するかは主催に委ねられている。いかに参加者が駄々こねようが、噛み付き食い下がろうとも、ルールを決める権限が主催の手に在る事に、変わりは無い。

今回の小月基地の件については、仮にコスピクが理念に反していたとしても(私は理念に反しているとは思わないが)、それでも、ルールを決めるのは主催の責任と権限である以上、主催の判断を尊重すべきと考える。

他人のイベントに噛み付いたなんで話もあるが、それとこれとは話が別である。
それが仮に事実だとしたら「ちょっと見苦しいよねえ」ぐらいの感想は持つかもしれないが、コスプレピクニックとは直接には関係無い、別次元の話であり、考慮に値しない。
主催の判断の下定められしルールを尊重する、というスタンスに、何らの変わりは無い。

過去の主催氏個人の粗相と結びつける向きもいらっしゃるが、それはあくまで主催氏【個人の問題】であり、コスプレピクニックという【イベント】とは切り分けて考えるべきである。
例え話だが、主催がどうしようもない非人格者であったとしても、その人物の開くイベントが素晴らしいイベントだった、という例は枚挙に暇がない。
私だって、過去に私怨ある人物が開いた即売会が良即売会だった時は、歯軋りしながら賞賛の文章を書いたものであるw
主催個人が粗相しようと、それはイベントを論ずる材料にはならない。

ましてや過去の事を持ち出された所で、今のイベントを論ずるに全く役に立たない。
人間は成長するものであり、昔やらかしたからといって、今同じ失敗をすると決まった訳じゃないし。

#そもそも私が昔その場にいた訳じゃないから、当人が粗相やった事の真偽を検証する事も困難だ。

今回、色々とルールが設定されたが、それは主催が自身の責任において定めしものであり、責められる謂われは無い。
たとえ女装コスを禁止しようが、ヘタリアコスを禁止しようが、そのルールは、主催が判断し決める事である。
参加者はそれを尊重し、ルールを守ってコスプレを楽しめばよい。そのルールが許せないなら、参加しなければ良い。それだけの話である。

今回の小月基地でのコスプレは、同人界隈では「初」の意欲的な試みであり、私も大いに期待したい。
当日は所用あり参加は叶わぬも、小月コスピクの成功と隆盛を、心の底から願う次第である。

8/28 埼玉県秩父市あの花オンリー「8月の秘密基地」

8月28日、私は、 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」オンリー同人誌即売会「8月の秘密基地」に一般参加させていただいた。
この即売会は、「あの花」の舞台である埼玉県秩父市の開催。
最近増加傾向にある、作品舞台の町…すなわち「聖地」で開催される同人誌即売会である。滋賀県豊郷町で開催される「けいおん!」オンリー等と同じ構図である。

しかしながら、この即売会を語るに当たっては、舞台となる秩父市の、友好的・協力的な姿勢。これを抜きにしては語れない、とも考えた。
そこで、この記事をお読みになる前に、先ずは前回記事2011年10月01日付「「あの花」に積極的な埼玉県秩父市」をご一読いただきたい。
その中身を踏まえた上で、このオンリーイベントについても語りたい。続きを読む

「あの花」に積極的な埼玉県秩父市

今年春から夏にかけて、フジテレビ/関西テレビ系列にて放映されたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は、作品としての良さもさることながら、舞台となった埼玉県秩父市の協力的な姿勢が目を引いた。

アニメ作品の舞台をファンが訪れる「聖地巡礼」は、昨今さまざまな作品でムーブメントになっている。
私も「ひぐらしのなく頃に」の白川郷は何度か訪れたし(そこでロケ撮影を強行し世界遺産を汚す青春18金魚は全員処刑したくなるがw)、「らき☆すた」の舞台・鷲宮神社は毎年初詣に顔を出す。「True Tears」の富山県南砺市や、「花咲くいろは」の舞台・金沢湯涌温泉にも来月訪問する予定だ。
「聖地巡礼」には、単純に「観光」としての楽しみもあろうが、その作品の舞台に足を運び、その作品の世界に近づいた気分になれる。そういうファンならではの楽しみがあるから、つい足を運んでしまうのだろうか。

観光業界の業界誌「トラベルジャーナル」などでは、「萌えツーリズム」なる新語が登場し、「らき☆すた」で成功した埼玉県鷲宮町など、聖地巡礼の盛んな町の事例を記事化する事が、しばしばだ。
昨今の不況下、新たな観光需要としての期待と注目の現れのように映る。

さて、「あの花」や「らき☆すた」の舞台でもある埼玉県は、これといった観光資源の無い県である。
有名な温泉も無いし、紅葉や花の見どころも無ければ、有名な神社仏閣も無い。ホテルも数は多くない。
そんな埼玉県が「埼玉「超」観光立県宣言」などを出したところで、正直「無茶しやがって…」と申し上げるしかない(涙)続きを読む
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