今更ながらも、昨年9月に開催された東方オンリー「東方因幡祭」について、総括して論じる事にしたい。
私も昨年春に、「「東方因幡祭」への期待と提言」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51781405.htmlと題した記事を書いた手前、終わった後には総括しての記事を書きたいとは思っていた。
しかし、開催から1年近くも経過して、ようやくの記事化。ずいぶん間が空いてしまったが、これには理由がある。
因幡祭を語る上で、決して避けて通れないのが、東方オンリーチラシ蒐集家を名乗る三澤通明氏の存在だ。
氏は、ブログ「これはかなわんワニ」http://16421304.at.webry.info/において、昨年2月から東方因幡祭を批判し続けた人物。因幡祭が終了し8か月が経過した今も尚、因幡祭批判を続ける執拗さだ。
仕舞いには、東方キャラ酒の頒布について、因幡祭に許可を出した事を理由に、著作権者たる上海アリス幻楽団/ZUN氏すらも批判する。
(つうか、キャラ等著作物の使用を誰に認め誰に拒むかは、著作権者たるZUN氏に与えられた権利。著作権者の自由だ。ただのチラシ蒐集家ごときが著作権者の意向に文句を抜かすはおこがましい。どこのWC社(仮名)ですか全く。)
東方因幡祭を総括する上で、この人物に触れる必要がどうしても出て来るのだが…ぶっちゃけ、三澤氏の論は、論理の飛躍や破綻等突っ込み所が多く、それは3桁から4桁のオーダーに達する。
真面目に反論したら、幾ら時間があっても足りない。というか、長すぎて誰も読まないw
如何に三澤氏への言及を最小限に抑えつつ、因幡祭について総括するか?の論理構成を考えてたら…時間が無駄にかかってしまったw
一方、三澤氏の論は突っ込み所の多さゆえ、マトモに取り合う人や賛同する人は、殆どいない。
最近こそ、「共通の敵」って事で、一部の「アンチ因幡祭」「アンチ・とっとりアニカルまつり」のクラスタが注目してくれるようにはなった。
(注・「とっとりアニカルまつり」内の子イベントとして、「東方因幡祭」は開催された)
だが、それ以外は、基本的に誰も相手にしない。
三澤氏が、因幡祭の件で、様々な即売会関係者にメール等で質問を投げたものの、「とっとりアニカルまつり」と揉め事が発生している「花鳥風月」を除き、殆ど返信が来ずスルーされてしまった事は、三澤氏が「相手にされていない」事を証明している。
(ちなみに私は、三澤氏と思しき人からメールが来た…という報告を、複数の即売会関係者から受けている。皆面倒だし無視する意向だったようだが…)
また、三澤氏は昨春、サークル向けに「東方因幡祭へのサークル参加見合わせ勧告」なるものを出したが…因幡祭の参加サークルは、過去山陰で開催された東方オンリーの倍近くという好調さ。
これは、一義的には因幡祭の告知努力の成果だが、同時に、三澤氏の主張に賛同しなかったサークルさんが、少なくなかった事の現れでもあろう。
私は、「「東方因幡祭」への「批判」に、因幡祭運営はいかに対応すべきか」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51781560.htmlにおいて、三澤氏の言い分が世間的に認められる事はないと考え、因幡祭関係者に対し、三澤氏は構ってちゃんだから、反論してもヒートアップするだけ。三澤氏は一切無視するべき、と主張した。
それはSTRIKE HOLEの執筆方針においても同様だ。過去三澤氏が如何に噛みつこうとも、STRIKE HOLEとしてはブログでは何も反論せず、放置を決め込んできた。(せいぜい、Twitterで一言二言呟いたぐらいかな)
因幡祭を総括するに当たっては、流石に三澤氏は放置できないが…まあ三澤氏対応は優先順位低いよね…という事で後回しにし続けていた。
その結果が、今更の遅すぎる総括である(汗)
随分遅くなったが、以下、因幡祭について自分なりの総括をさせていただきたい。
【告知展開の類いまれな充実】
同人誌即売会を始める以上、サークル集めの為に告知をせねばならない。
告知展開は、同人誌即売会を営む上で最も大切な要素、と考える。
因幡祭の告知展開に関しては、群を抜いて高い評価となる。
全国各所の東方オンリー、地元鳥取県内の同人誌即売会、都会の大規模即売会。押さえるべきところをきっちり網羅した。
地元の即売会への告知で地元サークルを押さえ、大規模即売会や他東方オンリーで遠征クラスタも押さえた。
こみっく☆トレジャー前日の開催故、サークル数が減るかも?との懸念はあったが、この日程が逆に幸いし、因幡祭→トレジャーの連戦組も少なからず居た。
トレジャー参加のついでに、因幡祭に参加という感覚なのだろうか?
私の心配は、杞憂だったようだ。
成人向け作品を頒布不可としたことで、成人向けのサークルの参加を拒む結果となり、サークル集めにはハンディとなった。
それにも関わらず、地元の他東方オンリーを凌駕する70sp以上を集めたのは、こういう熱心な告知の成果と言えよう。
但し、告知の初動においては、チラシ記載のURLに繋がらない等の不手際はあった。
これはその後の告知サイトの整備と充実、そしてチラシ撒きの充実とでカバーできたが、やはり初動のつまずきは反省点である。
また、詳細は後述するが、因幡祭の関係者が、近隣地域・松江の同人誌即売会「花鳥風月」の不興を買い、5月以降のチラシ配布を断られている。
「花鳥風月」は山陰最大規模の同人誌即売会である。ここを締め出された事は、地元山陰での告知活動に痛手であった。
この二点を除けば、他の即売会の見本ともなる、素晴らしい頑張りを見せた告知活動であったと思う。
【成人向け作品不可の是非と、自治体主催ゆえのネック】
東方因幡祭では、サークルを集めるに当たり、成人向け作品の頒布不可を明言している。
2010年秋に山梨で開催された東方オンリー「凱風快晴」が類似事例だが、両者共、地方自治体が主催として名を連ねている事が共通項だ。
地方自治体が主催だと、どうしても成人向けは不可とする事でお茶を濁したがる模様だ。
そりゃあ行政側も、「血税使ってエロマンガ売ってる!」なんて言われると面倒くさいだろうし、気持ちはよく分かるw
…できれば成人向けも許容いただければ、表現の幅を広がるし、より多くのサークルさんに門戸が開かれるから、それがベターだとは思うが、事なかれ主義・前例踏襲傾向のお役所に、そこまで求めるのも酷だろう。
お役所主催である以上、そこまで思い切った事は出来ない。それがお役所主催の「限界」なのだろう。
但し、成人向け禁止というルールそのものについて、私は問題視も批判もしない。
今のままでも良いけど、成人向けも許容してくれればベターかなぁ、程度のニュアンスだ。
過去、成人向け禁止の即売会を幾つか拝見したが、特に大きな問題は見られなかった事も、問題視しない理由となろう。
また、即売会のルール決めは、基本的に主催の専決事項。ルールを決めるのは主催の自由だ。
但し、主催のルールに何らかの問題があれば、参加を見合わせる人は増えるだろうから、そのルールにある程度の理解が得られねばならない。
今回因幡祭の70sp以上という数字は、米子の既存即売会に勝るとも劣らぬ数字。一般来場者も、台風の中ながら数百人単位だ。
成人向けオンリーのサークルさんにご遠慮頂いた分目減りしてこの数字だから、決して悪くは無い。
数字を見る限り、参加者にとって、受け入れ難いルール設定ではなかった。そう考えられよう。
【問題スタッフの到来】
これは因幡祭ならびに、親イベントたる「とっとりアニカルまつり」の管理不行き届きの問題になるが…
因幡祭立ち上げ初期、因幡祭の「営業担当」を名乗るスタッフ…これを仮にK氏と名付けよう。
このK氏は、島根の同人誌即売会・花鳥風月のスタッフでもあると称していたが、先の三澤氏のブログにコメントを記した。
それ自体は何の変哲もない、当たり障りの無いコメントであった。
単に、三澤氏の因幡祭批判に対し、運営の後手で不信感を与えてしまった事へのお詫びである。
これに対し、三澤氏は何故か激怒する。K氏が花鳥風月/因幡祭のスタッフである云々の証明が無いとか言い出し、花鳥風月他幾つかの同人誌即売会主催に、事実確認を求める。(同人誌即売会・花鳥風月と三澤氏の間には、これを契機にパイプが築かれているものと思われる)
私の見解としては、正直三澤氏は勘ぐり過ぎだし、K氏の文章に非礼も見当たらない。激怒する三澤氏の方が異常であり、K氏の非は小さい。
敢えてK氏の非を取り上げるとすれば、相手する価値も無い人物に、礼を尽くそうとした馬鹿馬鹿しい行為に対してだろう。こんな奴相手する暇あるんなら、サークル集めに力入れろってんだ。
後は、迂闊に「花鳥風月」というよそ様のイベントの名を出した事も挙げられるが、これはこの時点では大きな問題ではない。(後で尾を引くのだが、そこは後述する)
K氏と三澤氏のやり取りそのものに関しては、K氏を責める要素は少ない。
問題は、その後である。
そのやり取りの少し後、2011年4月に愛媛で開催された同人誌即売会「美柑たると。」において、私はK氏と懇談する機に恵まれた。
(私も因幡祭もサークル参加。因幡祭はK氏が売り子だった)
私はK氏に、三澤氏と花鳥風月との間に、K氏の事でやり取りのあった事実を踏まえ、K氏にこう申し上げた。
「Kさん、三澤氏がらみで、花鳥風月の主催氏に迷惑を掛けているだろうから、花鳥風月の主催に一回フォロー入れといた方が良いんじゃないすか?」
因幡祭と花鳥風月との間に、余計な波風が立つと、因幡祭にとってもマイナスだろうと想定しての話だ。
これに対し、K氏は、花鳥風月の主催とも話したけど、何も気にしてないようですよ!と応じた。
私もK氏の言を信じ、花鳥風月と因幡祭との間を、K氏が上手く取り持てば、因幡祭の花鳥風月における告知活動にも、有利に働くだろうし安心だ。そう思っていた。
…ところが、である。まあこの2記事を見ていただきたい。
花鳥風月の名称等を不正使用する「とっとりアニカルまつり実行委員会」関連団体について(花鳥風月公式サイト内)
http://www.kacho.ne.jp/kacho/2011attention.htm
(三澤氏ブログ内)「おたくのイベントから数百人お客さんを来させてよ。簡単でしょ」【シリーズ東方因幡祭】
http://16421304.at.webry.info/201106/article_3.html
つまり、花鳥風月側の言い分によると、K氏は「とっとりアニカルまつり」関連の業務(アンケート調査等)を、花鳥風月スタッフの名を名乗り執り行っているとのことだ。
そしてそれは、花鳥風月主催氏の許可を得ず、勝手に執り行っているとの事だ。
花鳥風月は、これに対する措置として、「とっとりアニカルまつり」関連一切のチラシ配布の拒否を宣言した。
勿論、その中には子イベントたる「因幡祭」も含まれる。
果たして、花鳥風月側の言い分が本当かどうか、疑わしい部分もある。
というのは、このK氏は、花鳥風月のスタッフでもある。
この偽スタッフ事件、見方を変えれば、花鳥風月主催氏の部下・K氏に対する「管理不行き届き」でもある。
しかし花鳥風月側は、声明の中でこの事実を伏せている。
自身の管理不行き届きを棚に上げ、とっとりアニカルまつりを責めている、とも言える。
花鳥風月側も、自身に都合の悪い点を伏せている節があり、流石に花鳥風月側の言い分を鵜呑みにするには憚りがある。
(三澤氏あたりは普段「このコメントが●●のものか疑わしい」とか抜かしてる癖に、こういう所だけは素直に信じてるのね…)
花鳥風月側の言い分は、素直には信じられない。
だが、スタッフK氏の問題も、これで浮き彫りになった。
先ず一つに、K氏は私に「嘘を付いた」。
花鳥風月主催との意志疎通が出来ているかのような物言いを、私は松山で聞いた。
だが、本当に意志疎通が出来ているなら、花鳥風月がこんな声明を出すはずがない。
K氏に対する「疑わしさ」を拭う事はできない。
…とここまで書いた所で字数制限に引っ掛かるので、ここで筆を置く。続きは次回に。
私も昨年春に、「「東方因幡祭」への期待と提言」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51781405.htmlと題した記事を書いた手前、終わった後には総括しての記事を書きたいとは思っていた。
しかし、開催から1年近くも経過して、ようやくの記事化。ずいぶん間が空いてしまったが、これには理由がある。
因幡祭を語る上で、決して避けて通れないのが、東方オンリーチラシ蒐集家を名乗る三澤通明氏の存在だ。
氏は、ブログ「これはかなわんワニ」http://16421304.at.webry.info/において、昨年2月から東方因幡祭を批判し続けた人物。因幡祭が終了し8か月が経過した今も尚、因幡祭批判を続ける執拗さだ。
仕舞いには、東方キャラ酒の頒布について、因幡祭に許可を出した事を理由に、著作権者たる上海アリス幻楽団/ZUN氏すらも批判する。
(つうか、キャラ等著作物の使用を誰に認め誰に拒むかは、著作権者たるZUN氏に与えられた権利。著作権者の自由だ。ただのチラシ蒐集家ごときが著作権者の意向に文句を抜かすはおこがましい。どこのWC社(仮名)ですか全く。)
東方因幡祭を総括する上で、この人物に触れる必要がどうしても出て来るのだが…ぶっちゃけ、三澤氏の論は、論理の飛躍や破綻等突っ込み所が多く、それは3桁から4桁のオーダーに達する。
真面目に反論したら、幾ら時間があっても足りない。というか、長すぎて誰も読まないw
如何に三澤氏への言及を最小限に抑えつつ、因幡祭について総括するか?の論理構成を考えてたら…時間が無駄にかかってしまったw
一方、三澤氏の論は突っ込み所の多さゆえ、マトモに取り合う人や賛同する人は、殆どいない。
最近こそ、「共通の敵」って事で、一部の「アンチ因幡祭」「アンチ・とっとりアニカルまつり」のクラスタが注目してくれるようにはなった。
(注・「とっとりアニカルまつり」内の子イベントとして、「東方因幡祭」は開催された)
だが、それ以外は、基本的に誰も相手にしない。
三澤氏が、因幡祭の件で、様々な即売会関係者にメール等で質問を投げたものの、「とっとりアニカルまつり」と揉め事が発生している「花鳥風月」を除き、殆ど返信が来ずスルーされてしまった事は、三澤氏が「相手にされていない」事を証明している。
(ちなみに私は、三澤氏と思しき人からメールが来た…という報告を、複数の即売会関係者から受けている。皆面倒だし無視する意向だったようだが…)
また、三澤氏は昨春、サークル向けに「東方因幡祭へのサークル参加見合わせ勧告」なるものを出したが…因幡祭の参加サークルは、過去山陰で開催された東方オンリーの倍近くという好調さ。
これは、一義的には因幡祭の告知努力の成果だが、同時に、三澤氏の主張に賛同しなかったサークルさんが、少なくなかった事の現れでもあろう。
私は、「「東方因幡祭」への「批判」に、因幡祭運営はいかに対応すべきか」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51781560.htmlにおいて、三澤氏の言い分が世間的に認められる事はないと考え、因幡祭関係者に対し、三澤氏は構ってちゃんだから、反論してもヒートアップするだけ。三澤氏は一切無視するべき、と主張した。
それはSTRIKE HOLEの執筆方針においても同様だ。過去三澤氏が如何に噛みつこうとも、STRIKE HOLEとしてはブログでは何も反論せず、放置を決め込んできた。(せいぜい、Twitterで一言二言呟いたぐらいかな)
因幡祭を総括するに当たっては、流石に三澤氏は放置できないが…まあ三澤氏対応は優先順位低いよね…という事で後回しにし続けていた。
その結果が、今更の遅すぎる総括である(汗)
随分遅くなったが、以下、因幡祭について自分なりの総括をさせていただきたい。
【告知展開の類いまれな充実】
同人誌即売会を始める以上、サークル集めの為に告知をせねばならない。
告知展開は、同人誌即売会を営む上で最も大切な要素、と考える。
因幡祭の告知展開に関しては、群を抜いて高い評価となる。
全国各所の東方オンリー、地元鳥取県内の同人誌即売会、都会の大規模即売会。押さえるべきところをきっちり網羅した。
地元の即売会への告知で地元サークルを押さえ、大規模即売会や他東方オンリーで遠征クラスタも押さえた。
こみっく☆トレジャー前日の開催故、サークル数が減るかも?との懸念はあったが、この日程が逆に幸いし、因幡祭→トレジャーの連戦組も少なからず居た。
トレジャー参加のついでに、因幡祭に参加という感覚なのだろうか?
私の心配は、杞憂だったようだ。
成人向け作品を頒布不可としたことで、成人向けのサークルの参加を拒む結果となり、サークル集めにはハンディとなった。
それにも関わらず、地元の他東方オンリーを凌駕する70sp以上を集めたのは、こういう熱心な告知の成果と言えよう。
但し、告知の初動においては、チラシ記載のURLに繋がらない等の不手際はあった。
これはその後の告知サイトの整備と充実、そしてチラシ撒きの充実とでカバーできたが、やはり初動のつまずきは反省点である。
また、詳細は後述するが、因幡祭の関係者が、近隣地域・松江の同人誌即売会「花鳥風月」の不興を買い、5月以降のチラシ配布を断られている。
「花鳥風月」は山陰最大規模の同人誌即売会である。ここを締め出された事は、地元山陰での告知活動に痛手であった。
この二点を除けば、他の即売会の見本ともなる、素晴らしい頑張りを見せた告知活動であったと思う。
【成人向け作品不可の是非と、自治体主催ゆえのネック】
東方因幡祭では、サークルを集めるに当たり、成人向け作品の頒布不可を明言している。
2010年秋に山梨で開催された東方オンリー「凱風快晴」が類似事例だが、両者共、地方自治体が主催として名を連ねている事が共通項だ。
地方自治体が主催だと、どうしても成人向けは不可とする事でお茶を濁したがる模様だ。
そりゃあ行政側も、「血税使ってエロマンガ売ってる!」なんて言われると面倒くさいだろうし、気持ちはよく分かるw
…できれば成人向けも許容いただければ、表現の幅を広がるし、より多くのサークルさんに門戸が開かれるから、それがベターだとは思うが、事なかれ主義・前例踏襲傾向のお役所に、そこまで求めるのも酷だろう。
お役所主催である以上、そこまで思い切った事は出来ない。それがお役所主催の「限界」なのだろう。
但し、成人向け禁止というルールそのものについて、私は問題視も批判もしない。
今のままでも良いけど、成人向けも許容してくれればベターかなぁ、程度のニュアンスだ。
過去、成人向け禁止の即売会を幾つか拝見したが、特に大きな問題は見られなかった事も、問題視しない理由となろう。
また、即売会のルール決めは、基本的に主催の専決事項。ルールを決めるのは主催の自由だ。
但し、主催のルールに何らかの問題があれば、参加を見合わせる人は増えるだろうから、そのルールにある程度の理解が得られねばならない。
今回因幡祭の70sp以上という数字は、米子の既存即売会に勝るとも劣らぬ数字。一般来場者も、台風の中ながら数百人単位だ。
成人向けオンリーのサークルさんにご遠慮頂いた分目減りしてこの数字だから、決して悪くは無い。
数字を見る限り、参加者にとって、受け入れ難いルール設定ではなかった。そう考えられよう。
【問題スタッフの到来】
これは因幡祭ならびに、親イベントたる「とっとりアニカルまつり」の管理不行き届きの問題になるが…
因幡祭立ち上げ初期、因幡祭の「営業担当」を名乗るスタッフ…これを仮にK氏と名付けよう。
このK氏は、島根の同人誌即売会・花鳥風月のスタッフでもあると称していたが、先の三澤氏のブログにコメントを記した。
それ自体は何の変哲もない、当たり障りの無いコメントであった。
単に、三澤氏の因幡祭批判に対し、運営の後手で不信感を与えてしまった事へのお詫びである。
これに対し、三澤氏は何故か激怒する。K氏が花鳥風月/因幡祭のスタッフである云々の証明が無いとか言い出し、花鳥風月他幾つかの同人誌即売会主催に、事実確認を求める。(同人誌即売会・花鳥風月と三澤氏の間には、これを契機にパイプが築かれているものと思われる)
私の見解としては、正直三澤氏は勘ぐり過ぎだし、K氏の文章に非礼も見当たらない。激怒する三澤氏の方が異常であり、K氏の非は小さい。
敢えてK氏の非を取り上げるとすれば、相手する価値も無い人物に、礼を尽くそうとした馬鹿馬鹿しい行為に対してだろう。こんな奴相手する暇あるんなら、サークル集めに力入れろってんだ。
後は、迂闊に「花鳥風月」というよそ様のイベントの名を出した事も挙げられるが、これはこの時点では大きな問題ではない。(後で尾を引くのだが、そこは後述する)
K氏と三澤氏のやり取りそのものに関しては、K氏を責める要素は少ない。
問題は、その後である。
そのやり取りの少し後、2011年4月に愛媛で開催された同人誌即売会「美柑たると。」において、私はK氏と懇談する機に恵まれた。
(私も因幡祭もサークル参加。因幡祭はK氏が売り子だった)
私はK氏に、三澤氏と花鳥風月との間に、K氏の事でやり取りのあった事実を踏まえ、K氏にこう申し上げた。
「Kさん、三澤氏がらみで、花鳥風月の主催氏に迷惑を掛けているだろうから、花鳥風月の主催に一回フォロー入れといた方が良いんじゃないすか?」
因幡祭と花鳥風月との間に、余計な波風が立つと、因幡祭にとってもマイナスだろうと想定しての話だ。
これに対し、K氏は、花鳥風月の主催とも話したけど、何も気にしてないようですよ!と応じた。
私もK氏の言を信じ、花鳥風月と因幡祭との間を、K氏が上手く取り持てば、因幡祭の花鳥風月における告知活動にも、有利に働くだろうし安心だ。そう思っていた。
…ところが、である。まあこの2記事を見ていただきたい。
花鳥風月の名称等を不正使用する「とっとりアニカルまつり実行委員会」関連団体について(花鳥風月公式サイト内)
http://www.kacho.ne.jp/kacho/2011attention.htm
(三澤氏ブログ内)「おたくのイベントから数百人お客さんを来させてよ。簡単でしょ」【シリーズ東方因幡祭】
http://16421304.at.webry.info/201106/article_3.html
つまり、花鳥風月側の言い分によると、K氏は「とっとりアニカルまつり」関連の業務(アンケート調査等)を、花鳥風月スタッフの名を名乗り執り行っているとのことだ。
そしてそれは、花鳥風月主催氏の許可を得ず、勝手に執り行っているとの事だ。
花鳥風月は、これに対する措置として、「とっとりアニカルまつり」関連一切のチラシ配布の拒否を宣言した。
勿論、その中には子イベントたる「因幡祭」も含まれる。
果たして、花鳥風月側の言い分が本当かどうか、疑わしい部分もある。
というのは、このK氏は、花鳥風月のスタッフでもある。
この偽スタッフ事件、見方を変えれば、花鳥風月主催氏の部下・K氏に対する「管理不行き届き」でもある。
しかし花鳥風月側は、声明の中でこの事実を伏せている。
自身の管理不行き届きを棚に上げ、とっとりアニカルまつりを責めている、とも言える。
花鳥風月側も、自身に都合の悪い点を伏せている節があり、流石に花鳥風月側の言い分を鵜呑みにするには憚りがある。
(三澤氏あたりは普段「このコメントが●●のものか疑わしい」とか抜かしてる癖に、こういう所だけは素直に信じてるのね…)
花鳥風月側の言い分は、素直には信じられない。
だが、スタッフK氏の問題も、これで浮き彫りになった。
先ず一つに、K氏は私に「嘘を付いた」。
花鳥風月主催との意志疎通が出来ているかのような物言いを、私は松山で聞いた。
だが、本当に意志疎通が出来ているなら、花鳥風月がこんな声明を出すはずがない。
K氏に対する「疑わしさ」を拭う事はできない。
…とここまで書いた所で字数制限に引っ掛かるので、ここで筆を置く。続きは次回に。