STRIKE HOLE

【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系と電波評論の二本立てです。 基本的に同人イベント関連の評論は真面目、他の評論は不真面目な傾向があります。同人評論のカテゴリーの内容以外はアフォ評論という事で斜め読みをお願いしますw

2013年07月

7/7 東京都内開催 東方Projectルーミアオンリー「東方想七日」

日立市開催のオールジャンル同人誌即売会「コミックラブ」を後にした私は、東京開催の東方Projectオンリー「東方想七日」に足を運んだ。
日立駅12時01分発の特急に乗り、上野駅で地下鉄に乗換。13時45分頃には会場・綿商会館入りを果たせた。

「東方想七日」は、東方Project・ルーミアのキャラオンリーである。
ルーミアの口癖「そーなのかー」からイベント名を取り、開催日も7月の【7日】に合わせての開催とした。

当初は50sp募集。綿商会館5階を用意していたが、サークル参加希望者が多く、6階も用意、70sp規模に拡大して募集した。
最終的には、70サークル以上が集い、100sp近くの規模に膨れ上がった。

正直、例大祭等大規模な東方オンリーですらも、ルーミアメインのサークルは20〜30程度。
勢力はそんな大きく無さそう、という印象にお見受けしており、サークル集まるかな?と心配していた。
しかしながら、主催の熱心な告知や、ルーミアクラスタが私が見える以上に多かった事から、これだけのサークルを集められたのだろう。
主催が音頭を取りオンリーを立ち上げる事で、目に見えぬ隠れたルーミアクラスタが呼応。ルーミアサークルが掘り起こされた、という見方も出来るだろう。

今回が【初のルーミアオンリー】という事もあるのだろうが、サークルさん達の勢いは特筆すべきものがあった。
今回参加の大半…いや殆どのサークルが、何らかの形で新刊を刊行している。(目算で7〜8割ぐらいか?)
ここまで参加サークルの新刊率の高い東方オンリーも、余りお見かけしない。
サークルさんの、このオンリーに対する熱意の高さを思い知った。

一般参加者の熱意も相当だった。
カタログは、当然のごとく完売。
やたら多く刊行された新刊も、過半が売り切れ。完売の嵐であった。
注目はしていたが、流石にここまでパワーだとは正直思わず…ルーミアクラスタの勢いに舌を巻いた。

主催はサークル者で、余りイベント慣れしていない気がする。
脇を固めるスタッフも若く、経験の浅い方が多かった。
東方界隈の有力スタッフが皆同日開催の「東方鈴仙祭」に回った影響もあるだろう。

若い方中心ゆえ、その分ひたむきさ、一生懸命さが見えた点に好感は持てたが、有事を考えると、経験豊富なスタッフをもう少し揃えたい所。
有事の際には、経験の浅いスタッフでは対応しきれない。ベテランスタッフの経験こそが活きる筈だ。
ベテランの存在が、運営の安定感にも繋がる。
今回はそういうイレギュラーな事態も起こらず、普通にイベントをこなせたのは良かったが、何かあった時の事を考えると、もう少しベテランスタッフを増やす方向で考えると良いのではないか?と思う。
次回以降があるのならば、そこが課題となってくるだろう。

7/7 茨城県日立市開催オールジャンル「コミックラブ」

09131f07.jpg茨城県日立市にて、年一回開催されるオールジャンル同人誌即売会「コミックラブ」は、元々80sp規模の、ごく普通の地元民向けの即売会だ。
…その筈だったのだが…一昨年辺りから、少し様相が変わっている。
2011年の開催は、東日本大震災で中止に追い込まれたものの、問題はその先、である。

2012年2月に、リベンジで開催を果たす事となったのだが、この時、これまでの募集数80spを超過。
スペースを拡大し、120spにて開催される事となった。

現在、オールジャンルの同人誌即売会は、地域を問わず減少傾向が続いている。
そんな中、規模を拡大して開催を図る即売会の存在は、喜ばしい事であるが、同時に驚きでもあった。
という訳で、私は、「コミックラブ」という即売会に興味を抱き始めたのであった…

本来ならサークルとして参加したかったのだが、スケジュールの都合上、一般参加で日立入り。
正直、直前まで日立入りすら出来るかどうかも微妙だったのだが、事情が好転し、日立入りする時間が取れるようになったのでひと安心w

会場は、JR日立駅から徒歩3分の、日立シビックセンター前・新都市広場地下の、「マーブルホール」。
広場の地下にホールがあるという変わったつくりの会場だ。
会場は少し古いがきれいな建物。扇型の変わったつくり。
配置図見ると、扇型の会場に合わせ、配置も扇型にしている(画像参照)
ここに、今回参加した99サークル125spを配置する…ってかよくこんな面倒臭そうな配置ができたなあ…
配置担当者のご苦労が伺える、配置図であった(汗)

ジャンル傾向は、複数ジャンル掛け持ちの「よろず」ジャンルが少なくない事から、正確に集計はしていない。
ただ、パッと見た限り、創作関連が飛び抜けて多いように映った。
それ以外では、某バスケ作品や、ボカロ・東方・ヘタリア等、どこの地域のオールジャンル即売会行っても必ずお見かけするようジャンルは、一定数を集めていたようだ。

昨年2月以来、一年半ぶりの開催という事もあり、参加者の熱気も相当だった。
今回、初動列は更衣室直行のコス参加組と、通常の一般参加とで分離していたが、コス側20人・一般参加側60〜70人とそこそこの人数。
地方開催の即売会は、遅刻組も少なくない。尻上がりに参加者の集う傾向が強く、初動列の人数がゼロの所も少なくない。
にも関わらずこの数字は多い方。参加者の熱気の現れと言えるだろう。

参加者の年齢層は、サークルは20代前半。一般は10代学生が多い印象。
男女比は2:8ぐらいだろうか。
地方開催の即売会は、概ね若い女性中心と相場は決まっているものだが、他地域に比べても若いな、という印象だ。
地元若手の活動の「場」になっている、と言う事だろう。

頒布物で目立つのは、若者向け即売会の典型的傾向の通り、ラミカやアクセサリーが多いのだが、それ以上にポストカードが多い。
また、以前他の関東即売会でも指摘したが、東京への距離が近いほど同人誌発行サークルの比率が高いという法則が存在する。
日立「コミックラブ」も、その法則に沿い、同人誌発行サークルの数は結構多かった。

会場内は、程よい混み具合で過ごしやすい環境。
人通りもそこそこで、決して閑散とは言えない。
とは言え、もう少し人が多いと、会場が天井高く冷房の利きにくい構造なので、人の熱気で暑くなっていただろう。
今回ぐらいの人出で、ちょうど良かったのかもしれない。

会場内は、7/7の七夕開催にちなみ、七夕飾りも用意された。
本部で短冊を貰い、願い事を書き込んで飾り付けられる。
こういう誰でも気軽に参加できる企画は、即売会の楽しさに華を添えてくれる。

コスプレイヤー向けには、シャボン玉企画というのもある。
これは予定された時間になると、スタッフが屋外でシャボン玉を吹き付ける、という企画だ。
シャボン玉の中という、普段と違った環境で撮影を楽しめる点が、この企画の長所だろうが、シャボン玉吹くだけなのでスタッフの負担も軽くて済む。
お金や手間暇かけなくとも、ちょっとしたアイディア一つで、同人イベントに彩りをもたらせるものなのか、と感心した。

とこんな感じで「コミックラブ」を見てきた。
熱気のある良即売会だったとは思うのだが、何故ここまでサークル参加が多く、規模拡大を成功したのか?となると、明確な要因は掴めなかった(汗)
幾つかの要因が積み重なってこの結果なのだろうが、一つのヒントとなりそうな事が、昨年開催のカタログ後書きに記されていた。
これによると、「回を重ねる毎に他地域からの申し込みが増えている」とのこと。
そういえば、栃木地盤/群馬地盤の方も、サークルや一般で、複数お見かけしていた。
運営がしっかりできているから、口コミで評判を聞きつけての事なのだろうか?
(かく言う私も、他の遠征参加者からの口コミで存在を認知した)

加えて、茨城には同人誌即売会が少ない、という事情もある。
土浦市や守谷市等の県南には幾つか定期開催の即売会があるが、県央の水戸に即売会が存在しない。
水戸の同人者にとっても、比較的近い日立市のこの即売会は、貴重な同人活動の「場」である。
日立市のみならず、周辺地域の期待が込められているからこそ、この熱気なのだろう。

「コミックラブ」公式サイトには、主催氏の思いが、以下のように綴られている。

>「コミックラブ」は「漫画・アニメ(Comic)」を通しての「愛(Love)」と「輪(Club)」をテーマにしています。
>

>オタク文化が発展してる最中、日立市ではオタク交流の機会が減少しつつあるのが現状です。
> 少しでも沢山の方々に同人を通じて交流や繋がりが出来たら、そんな機会の場になれたら非常に嬉しく思います。

日立市を中心に、茨城の方々の想いが込められたこの貴重な交流の「場」が、今後も継続される事を願ってやまない。
次回開催は12月8日とのこと。この日は他の即売会の予定が入っており、参加は出来ないが、次々回があるのならば、その時は、事情が許せばサークルとして参加したいものである。

6/30 広島市開催東方Projectオンリー「東方椰麟祭 第四幕」

※参考リンク
2/12広島市開催・東方オンリー「東方椰麟祭 第三幕」
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51869440.html(昨年2012年の即売会レポートです)

「東方椰麟祭」は、例年300sp規模でサークルの集う、東方Projectオンリー。
既存のオールジャンル即売会等を含めてみても、中四国においては最大規模級だろう。
単体のオンリーとしては、日本全体で見ても五番目に大きい規模である。
元々は第四位だったが、まあこれは「東方名華祭」が350sp規模に躍進したが故の話。椰麟祭が規模を落とした訳でもない。
いや、今回300spが330spに増えてるから…今も尚規模拡大傾向が続いている、とも言えよう。

椰麟祭の特徴の一つとしては、痛車展示の充実が挙げられる。
岡山・広島・愛媛と中四国各地から参集し、趣向を凝らした痛車が多数。
今回は四輪の乗用車のみならず、二輪の「痛バイク」も陳列されていた。

物販の充実も、この即売会の特色だ。
昨年より、広島駅近くのカープロードにて、ご当地B級グルメのお店を構える「KOUBOUICHIスタジアム広島」が出店。
昨年は給仕の遅さが長蛇の列を生み、椰麟祭における大きな反省点となったが、今年は体制を大幅に改善。
メニューを4種に絞った上(焼き鳥丼、海鮮焼きそば、天ぷらもみじまんじゅう、しゃもじ焼き)、一部その場で大量調理のできる体制として、作り置きも増やすことで、給仕にかける時間を大幅に短縮した。

今回は、受入サークル数を増やし、屋台近くまでサークルや企業を配置していた。
長蛇の列ができたら大変な事になるのでは?との心配もあったが、ピークとなるお昼時も含め、大した列にならず済んだ。
屋台の運営は、大幅に改善が図られていたと思う。
その場で調理していたので、料理の匂いが近隣サークルに充満するアクシデントはあったが、待機列が伸びサークルスペースに押し寄せる事態にならなかっただけまだマシ、と見るべきか。

もう一つの椰麟祭名物…というか定番となったが、「東方椛饅頭」「おとなのもみじ」も健在だ。
広島銘菓もみじまんじゅうに、犬走椛のイラストをあしらったものだが、相変わらずの人気。
人気が高すぎるため、買い手が皆もみじまんじゅうに殺到し、サークルの頒布に及ぼす影響も懸念されるが、このもみじまんじゅうが県外からのサークルを呼び込み、椰麟祭の参加サークルを増加させているという効果もある。
デメリットもあるが、トータルで見れば場の盛り上げにはプラスとなっているだろう。

人気があるため、12時からの時限頒布とし、会場外のロビーに列を並べて対応。
ロビーを見に行ったところ、300〜400人の列…!
30分もしない内に、「椛饅頭」「おとなのもみじ」共に完売となった。

尚、12時の頒布開始とした事で、お昼時に長蛇の列となる事を懸念した、先述の「KOUBOUICHIスタジアム広島」ともみじまんじゅうとで人の流れを分散させた点は、上手い運営のやり方だったと思う。
また、参加サークル限定にて、開場前の10時から「もみじまんじゅう」は先行販売。昼間サークルスペース張り付きとなる、サークルさんへの心配りも。

今回は、来訪者も非常に多かった。
開場90分前の時点で、屋内ロビー形成の一般参加者待機列は、MAXの300寸前。
屋内がいっぱいになったら屋外の待機場所にも誘導。
開場直前時点で、屋外にも200〜300人ぐらい居たので、初動は500〜600人ぐらいだろうか。
カタログの売れ残りも殆ど無かったようで、恐らく2000人は来ていたのではないか?とのお話も聞いた。
一年半ぶりの開催で間が空いている。地元の人たちにも、飢餓感があったのではなかろうか?

その分、会場内は全般的に混雑。
サークルと痛車展示の距離が短かった事に加え、人気サークルが痛車と近接した配置だった事もあり、サークルの待機列が痛車展示に侵食する事態も。
スタッフが2名体制でケアする事て対応したが、痛車とサークルの距離が2m程度で短かったので、そこは次回改善すべき箇所となろう。

前回に引き続き、今回もイラストコンテストが登場。
存在が浸透したせいか、応募数は前回より増えていた気がする。
14時過ぎには、コスプレイヤー向けに集合写真の企画も。対コスプレイヤーにも配慮が見られる。

全般的に見て、今回の椰麟祭は前回の路線を引き継ぎつつも、前回の宜しくなかった点を改善するなど、随所でパワーアップした印象だ。
主催が今回再度交替、1〜2回目の主催氏に戻ったが、カラーに変わりは無い。
今のままのイベントが、今後も続いていくのが望ましいと思う。

かと言って、これは前回記事で触れた事の焼き直しにもなるが、変化が無いのもマンネリに繋がり飽きが来る。
飽きられれば、規模縮小等の憂き目に。今のままのイベントの「継続」も、ままならない。
多少の変化を付け、マンネリを防ぐ事が、継続開催を踏まえての将来的な課題になると思う。

最後に、一つだけ触れておきたい事がある。
今回、椰麟祭は、前日開催の三江線コスプレ列車「卑弥呼蔵2号」と「コラボ」という形で協力した。
具体的には、三江線コスプレ列車参加者のコス登録料を、椰麟祭では無料にする、という取り組みだ。
正直、椰麟祭側にメリットは殆ど無さそうなのだが、同じ広島県内のイベントを応援したい、とのお気持ちから、この条件にも関わらずを受けていただいたのだろう。
同人の世界は、「無償の善意」で成り立っている部分は少なくないとは言え、このような形でご厚情を頂けたことは、コスプレ列車も椰麟祭も共に参加し応援の意を表明している身としては、大変嬉しく思う。
将来的には、コスプレ列車が椰麟祭に「ご恩返し」する時が来るかもしれないし、折角築けた「横の繋がり」を、今後も大切にしていただけることを願っている。

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