STRIKE HOLE

【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系と電波評論の二本立てです。 基本的に同人イベント関連の評論は真面目、他の評論は不真面目な傾向があります。同人評論のカテゴリーの内容以外はアフォ評論という事で斜め読みをお願いしますw

2013年10月

10/20 岐阜市・オールジャンル同人誌即売会「まいこみ岐阜」

前回記事にて、10月20日は名古屋ボカロオンリーに参加した旨申し上げた。
ただ、実のところ私は、岐阜のオールジャンル同人誌即売会「まいこみ岐阜」にもサークルとして参加していた。
開場当初は友人に売り子を任せ、ある程度ボカロオンリーを見た後でのハシゴである。
13時頃に、岐阜の会場に到着した。

この即売会は、まいこみ準備会名義での主催となっているが…
この即売会を語る上で、どうしても避けて通れないのが、2010年秋に、滋賀県米原市で開催された同人誌即売会「まいばらこみゅにけっと」である。
当ブログでも記事を書かせていただいたが(「9/19 まいばらこみゅにけっと2010&まいこみ東方祭」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51683041.html)、「まいばらこみゅにけっと」は、長年即売会空白区であった米原市に新たに立ち上がった即売会でありながら、併催イベントと合わせ米原の即売会全盛期を凌ぐ230sp規模の盛況。大成功を収めた即売会であった。
残念ながら「まいばらこみゅにけっと」はこの時の1回限りとなってしまったが…「まいばらこみゅにけっと」の「まいこみ準備会」が、今回の「まいこみ岐阜」を主催している。
「まいばらこみゅにけっと」は、「まいこみ岐阜」の前身的存在、ルーツとも言えるだろう。

私がこの即売会への参加を即断したのは、「まいばらこみゅにけっと」に参加しての楽しい思い出を、再び味わえるかも…という期待感が本音だろう。
(それ以外にも、主催氏には個人的に色々お世話になってまして…その義理もあるんで、日頃のご恩返しを兼ねて参加、という側面もあるが…)

「まいこみ岐阜」会場の【日の丸会館】は、名鉄岐阜駅から北に徒歩15分。
バスの本数も多く、アクセスは悪くないが、街中の商店街のロケーションで、建物も商店街に同化しているため、却って分かりにくいw
(1回行って場所を把握していれば迷う心配は無いが、初見の身には、やや難易度高めか?)
岐阜の同人誌即売会においては、昔はよく使われていた会場らしく、相当に年季が入っている。

一階が日の丸タクシーの車庫&有料駐車場であり、二階の会議室が会場となる。
二階に通ずる階段を上がり、パンフレットを購入し、いざ会場入り。
ノベルティで、パンフレットにお菓子が付いて来る。
うまい棒やチロルチョコなどのちょっとしたお菓子の詰め合わせ的なものだが、お気持ちとして、有り難く頂戴したい。

11時の開場時点では、雨天もあり大して来訪者はいなかったが、11時30分〜12時頃からちょくちょく増えてきたとの事。
もちろん、230spの米原とは、規模も場所も違う。
(今回の「まいこみ岐阜」は、32サークル43sp。岐阜のオールジャンルにおいては標準的な規模)
米原のように「地元のみならず関西・名古屋・北陸から人が押し寄せる」という感じではなく、地元同人者の参加中心で、参加者も米原に比べ少ないのは当然だ。
人の出入りが増えたと言っても、東方オンリーのような人でごった返す状況ではなく、40sp規模の即売会なりの人出であろうか。
常時誰かしらがサークルを巡回し、作品を読んだり話しかけたりしてくれたような状況なので、サークルとしては、退屈はしなかったし、手応えもあったと思う。

ジャンル傾向としては、東方が最大手で3割を超えている。
他には、服飾・アクセサリーや艦これ、プリキュアが目立つも、全般的にバラけていたと思う。
来場者は高校生から年寄りまで様々、男女比半々。地域密着型の即売会は、若い女の子ばかりというのが相場だが、この即売会においては、年長者や男性の参加も目立つのが特徴的だ。

…この辺りの傾向は、実は以前参加した「岐阜コミケ」に近似している。
岐阜コミケも、老若男女問わずの参加が目立っていた。
もしかしたらこれは、岐阜の即売会全般に共通する傾向なのだろうか?
他の岐阜の即売会にも足を運び、もう少し注視してみたい、特徴的な傾向である。

ただ、「岐阜コミケ」との違いを挙げるとするならば、まいこみは若手がやや少なめ、そして、その分年長者が多めだったところだろうか。
地方の即売会では、若手女性のサークルさんだと、サークルペーパーをチラシ置き場に置く傾向にあるが、今回はそれが皆無だった。若手のサークル参加が少なかった事を裏付ける出来事である。

まいこみは、会場の広さに余裕が無い事もあり、コスプレを許可していない。
コスプレイヤーは若者に多いが、コスプレ無しという事が、若者の参加を減らしているのかもしれない。
そしてその代わり、年長者の参加が多めになる。

地方の即売会は、どうしても若手中心になりがちで、年長者を取り込めないイベントが多い。
だが、この事こそが、少子化の進行と共にサークル参加数の目減りを起こし、各即売会の苦戦する要因となっている。
他の即売会がなかなか呼び込めない、年長者を呼び込めている点が、この即売会の特色であり、強みでもある。

ただ逆に言えば、若手の取り込みこそが、この即売会の課題ともなる。
年長者の参加が多めという事は、地方即売会の主力担い手たる若い世代を、まだまだ呼び込めていない、と見ることも出来る。
年長者ばかりだと新陳代謝無く、バランスも良くない。若手の参加をもっと増やせないか?とも思った。

今回出色の企画に、「ラミカ体験コーナー」というものがあった。中学生高校生の女の子がラミカの制作体験に挑んでいた。
この企画は、今までサークルとして作品制作に携わる事のなかった若い世代に、作品づくりのを楽しさを知って貰うきっかけになる。
一般参加の方が、作品づくりの楽しさを知り、次からサークルとして参加しよう!と思い立てばしめたものである。
未来のサークルの掘り起こしに繋がり、その点で期待の持てる取り組みだ。
今は若い参加者は余り多くないが、若者の集うゲーセンやオフ会・本屋等、地域密着の告知を強化すれば、若い一般参加者も増えるだろう。
その時こそ、このラミカ企画も、より効果を発揮し、若い人達のサークル参加を促せるようになるだろう。

今回の「まいこみ岐阜」で私が気になっていた点は、「この即売会、今後も続くのか?」という事。
2010年米原の事例を思い起こすと、即売会としては大変素晴らしいものではあったが、200sp超は大掛かりになりすぎ、かえって継続が難しくなってしまった。
主催がサークル者でもあり、サークル活動との両立という点でも、厳しいものがあったのかもしれない。
この米原の前例を岐阜に当てはめると…即売会としてはまあ成果を出し成功するのだろうが、今後もちゃんと続くのか?そういう心配を抱いた。

即売会というもの、何度も継続して開く事で、その地域における同人文化は育っていく。
できれば岐阜は継続開催を目指し、岐阜の同人界隈を育てて欲しい…そんな風に考えていた。
即売会の出来は、ちゃんとやってくれるから心配要らないとして、それを継続し得るかどうか?そこに私は着目していた。

しかしながらそこは杞憂だった模様で、次回3月9日の開催が発表された。
会場内にて、次回受付も行われた。
40sp規模なら、米原ほどには負担とならずに済む。サークル活動との両立もできそうだ。
継続開催の目処も付き、継続を望む身としてはひと安心と言ったところか?
今後も継続しての開催を通じ、岐阜同人界隈の発展に寄与する事を願っている。

10/20 名古屋ボーカロイドオンリー「VOCALOID PARADISE」

世間では、艦これだの進撃の巨人だの東方だの、人気ジャンルは多い。
だがそんな中でも、ボーカロイドというジャンルの熱気は相変わらずだ。
私はこれまで、数多くのボカロオンリーに参加させていただいたが、何時何処のオンリーであっても、サークル買い手共に熱意に溢れ、活気に満ちている印象だ。

今回私が顔を出したボカロオンリー「VOCALOID PARADISE」も、そういう活気に満ちたボカロオンリーの一つであった。
「VOCALOID PARADISE」は、名古屋開催のボカロオンリー。毎年秋に開催されている。
サークル数も毎年伸長を続け、今回は254spにまで達している。

姉妹イベントの「VOCALOID PARADISE関西」が京都みやこめっせにて、春に開催。開催時期の住み分けを図っている。
このイベントは、併催オンリーを含め、500sp近くに達している。
また、初夏には「VOCALOID PARADISE」の主催氏が、鏡音きょうだいなどのキャラオンリーを開催。こちらも200sp規模と好調だ。
秋の開催をメインとしつつも、夏に派生的にキャラオンリーを開催。春には別主催が関西で姉妹イベントを開催、これに協力するという構図だ。
どれも皆好調で、ボカロというジャンルの勢いの強さを感じさせる。

今回は、名古屋で秋に定例開催のボカロオンリーに顔を出した。
これまでは、名古屋駅近く、ウインクあいちでの開催が主だったが、早期にサークルが満了するなど、参加サークルの収容力が限界に達していた。
そこで今回は、より広い会場を求め、名古屋国際会議場4号館・白鳥ホールを利用しての開催だ。
この会場も、今年2月開催「幻想郷サミット」の開催を契機に、積極的に利用されつつある。
…とは言え、それでも集まったサークルは254sp。白鳥ホールをサークルで埋め尽くし、コスプレスペースを用意する余裕もない。そこで今回は、3階にコスプレスペースや更衣室を用意し、対応した模様だ。

一般待機列は400人ぐらいだろうか。
以前のボカロオンリーより少な目だが、この日の名古屋は朝から大雨。悪天候が出足を鈍くさせているのだろう。
いや、雨でも400人集まるのがこのジャンルの恐ろしい所、と言うべきか…
ただ、野外の待機列も、屋根のあるところに形成させる事ができたつくれており、そこで一般参加者やスタッフの負担が軽減され、助かっている感もあった。

会場内は、相変わらずの熱気。
秋も深まりだいぶ涼しくなった筈だが、中は人ごみで蒸し暑い…助けて…。
雨天でこの調子なわけですから、好天だったらどうなってた事か。
雨天をはねのけ、相変わらずの盛況ぶりであった。

頒布物の傾向を見ると、以前よりも音楽CDのサークルさんが、明らかに増加している。
全体の4割ぐらいが、CDなど音楽系のサークルだ。
ちなみに、グッズ中心は2割、本中心のサークルは3割ぐらいだろうか?
頒布媒体ごとに配置を分けている節が見られるので、そのあたりの傾向は捕捉が容易だったのだが、音楽サークル/CD頒布のサークルが相当に多い印象を抱いた。

参加者層は、男女半々ぐらいか。
男性向け・女性向け両方の特性を兼ね備えている、ボカロというジャンルならではの特性だろうか。
本のサークルには女性がやや多く、CDのサークルには男性がやや多かった。
世代的には、大学生から社会人にかけての、比較的若い世代が多い印象。

主催氏にも少々挨拶させていただきつつ、お話も伺った。
詳細については伏せた方が良い部分もあるだろうから割愛するが、今回の動向や今後の課題などについてお話を頂戴した。
今回の好調な結果に油断せず、今後も頑張っていきたい、とする意気込みも伺えた。
参加者やスタッフとも協調しながら、今後も良き「場」の提供に努めて頂けることを願っている。

10/6 池袋「サンシャインクリエイション」〜復活への期待感抱かせる即売会〜

久々に、池袋開催のオールジャンル同人誌即売会「サンシャインクリエイション」(サンクリ)に顔を出した。

以前ほど目には付かなくはなったものの、オールジャンル同人誌即売会は低落傾向にある。それは、東京/地方といった地域的な括りを超えて、地域問わず何処でも見られる傾向に思える。
「サンシャインクリエイション」においてもそれは例外ではない。

全盛期は2000サークル以上を集め、落選も多数出す即売会だった。サンシャインシティを4ホール手配しないと、追っ付かない状況だった。
しかしながら、2009年の不祥事、それに伴う2回の中止。
個人的にはそれよりも重たく捉えているが、その翌年の2010年には、2ホールしか手配せず、1300サークル中300サークルをも落選させた事もあった。
こういう粗相もあってか、参加者の足も離れてしまった。

これまではサンクリに遠慮し、サンクリと同日バッティングを避けていたオンリーイベントも、サンクリの求心力の弱まりを見て、同日のバッティング開催を厭わなくなった。
これで、オンリーイベントとサークルの食い合いとなり、サンクリは、更にサークル数を落とす事となった。

今では、2ホール・1000サークル規模での開催。
1000の大台を維持し続けているのは大したものだとは思うが、往時を知る身からすると、物足りないのも否めない。
過去不祥事を起こしたのは事実だが、あれから5年も経っている。
もうそろそろ、長期の低落傾向からおさらばし、復調に向かっていただきたい。そう考えていたところだ。

今回のサンクリは、久々の3ホール開催だ。サークル数は1384サークルと、前回6月の1000から激増している。
年4回のサンクリにおいては、秋開催のものが最もサークル数が集まる、という事情もあるだろう。
@++さんも自身の記事(10/6のイベント http://blog.livedoor.jp/increment/archives/52097932.html)の中でこの点について触れ、昨年秋開催(1617サークル)との比較で見ると、今回ですら、サークル数が目減りしている事を指摘している。
1000から1300に増えたとは言え、手放しでは喜べないだろう。

しかしながら、今現在においては、「艦隊これくしょん(艦これ)」が、一大ムーブメントを巻き起こしている。
艦これ本を出す参加サークルも非常に多かったし、それに伴い一般参加者も多数来場した。
人の多さや混雑ぶりは、往時のサンクリを彷彿させた。特に艦これサークルが多く配置されたAホールに、その傾向が強かった。
往時の阿鼻叫喚を知る方々が、口を揃えて「昔のサンクリが戻ってきた!」とおっしゃっていたのが、私としては、非常に印象的であった。
私も、会場内のこの暑さ(熱さ)、息苦しさ、そして混雑ぶりを体感し、「これこそがサンクリの本来の姿なんだよなぁ」と思ったものである。

自分としては、今回のサンクリの盛況が弾みとなり、次回以降のサークル数の回復方向に繋がる事を、願っている。
今回の盛況は、サークルとしても、オールジャンル同人誌即売会の「良さ」を見直す好機でもある。
サンクリ側も、今回の盛況を好機と捉え、サークル集めに努めていただきたいものである。


私は、今回の盛況を、サンクリの良さを見直す機会として捉えているが、これについて二点ほど、掘り下げて申し上げたい。
一つには、サークル的に、サンクリが「売れるイベント」「手応えのあるイベント」として見直される可能性がある事だ。
我々サークルも、現金な連中だ。極端な事申せば、多少運営に瑕疵があろうとも、手応えのあるイベントなら、参加意欲が高まる。
今回のサンクリは、来場者多数。サークルとしてもその分手応えもあった筈だ。
手応えがあれば、次回以降も参加しようと意欲を燃やす。自然と、サークルのリピーター化にも繋がるだろう。
今回のサンクリの人出…というか「勢い」は、サークルに次回以降の参加を検討させるに値するものであったと私は見ている。
サンクリ側も、このチャンスを活かしていただきたい。

もう一つは、「オールジャンル同人誌即売会の良さ」が見直される可能性がある、という事だ。
最近の東方オンリーにおいて、参加サークルの新刊が「艦これ本」だったという事例があり、その是非が物議を醸した。
ここではその是非については触れないが、少なくとも、オンリーで余所のジャンルの新刊を出すと、バッシングされる危険が高まる…というのは紛れもない事実であろう。
東方オンリーで艦これ本を出したら、東方警察()が取締りにやってくるかもしれないw
だが、オールジャンルの同人誌即売会は、何を出そうと自由だ。たとえ申し込んだジャンルと別ジャンルの本を出しても、叩かれずに済む。東方警察()もやって来ないだろうw

一部地域では、オールジャンル同人誌即売会の事を、「フリージャンル」と称しているが、「フリージャンル」とはよく言ったものである。
何の本を出そうとも「フリー」。サークルの自由裁量だ。
ジャンルをイナゴしてもOKだし、複数ジャンルにまたがって作品を出しても構わない。
そしてこれこそが、オールジャンル同人誌即売会における最大の長所と言えよう。
サークルも、「何出してもOK」という自由さを持つ、オールジャンル同人誌即売会の良さに着目いただければ嬉しい限りだ。


東方の時も、それ以前のギャルゲ全盛期の時もそうだが、爆発的な人気ジャンルの存在は、同人活動に挑む方を増やす。同人界の裾野も広げる。
コミケなどでは、キャプ翼星矢から東方に至るまで、人気爆発ジャンルが存在する時、申込サークル数が増える傾向にある。
今回の「艦これ」がそこまでのムーブメントになりうるかどうかはまだ断定できないものの、可能性は充分だ。
先ずサンクリとしては、今の「艦これ」のムーブメントを突破口としてサークル集めに専心し、サンクリ復活への足がかりを掴むことが大切ではないか、とも考えている。
(勿論、他のあらゆるオールジャンル即売会にも、艦これの力を活かして欲しいとも思う)

9/29 山梨県甲府市・オールジャンル同人誌即売会「COMIC BREAKER」

山梨県の同人誌即売会は、かっては「コミックワールド」が甲府を舞台とし、100sp以上の規模で開催されていた。
「コミックワールド」突然の撤退後、後継イベントとして「コミックチャレンジ」が名乗りを上げるも、流石に、「コミックワールド」時代の規模維持は難しかった模様だ。

また、松本の同人誌即売会「COMIC FACTORY」が「甲州遠足」と題し、一度だけ山梨に進出してきた事もあった。
この即売会は、本来の地盤たる松本からの参加サークルが大半を占めたものの、100sp規模を集め、一定の成果を残した。

「COMIC FACTORY 甲州遠足」は一度きりの開催だったが、これに感銘を受け、新たに興った即売会…それが、「COMIC BREAKER」である。
「COMIC FACTORY」は、自らを「悪の組織」と称し、企画の事を「作戦」と称したり、サークル参加の事を「サークル参戦」と称したり。独特の言葉遣いが特徴的なイベントだw
「COMIC BREAKER」も、「参戦」だとか「作戦司令部」なんて呼称を用いることがあり、「COMIC FACTORY」の影響を受けている事が伺える。
今でこそファクトリー色が弱まり、独自色は強まりつつあるとは思うが、今も尚、ファクトリー関係者がスタッフとしてお手伝いしている。
互いに独立して運営しつつも、強い協調関係が築かれているものと思われる。

前から一度お邪魔しようと思っていたこの即売会、9月28日のスケジュールが空いていたので、急遽参加を決めた。

会場は、甲府駅から南に約3kmの、「ジット甲府プラザ」。
甲府駅からは、一応バスも出ているが、山梨県内の公共交通事情は、県都の市街地であっても、壊滅寸前の厳しい状態だ。
バスは1日僅か6本…かといって歩くと約40分だ。
会場は300台収容の無料駐車場が完備されている事もあり、やはり、車を利用しての参加者が多い模様だ。

私は、先週の苫小牧同様、自転車を利用。自転車なら、所要時間は約10分だ。
甲府は、駅前のホテル組合が共同で、レンタサイクルを運営している。駅前のホテルが窓口となり、自転車を貸してくれる。
私は、駅そばの東横インに飛び込み、自転車をお借りした。
晴天の秋空ゆえ、快適に走れたが、雨天時や積雪時は使いづらいか?

車以外のアクセスはいささか苦しいが、会場近辺にはコンビニやジョナサンもある。昼食や物資買い出し等で、困る事はないだろう。

サークル数は、パンフレットを拝見する限り、21サークル/25sp程度。規模的には、そんな大きくない。
但し、当日の飛び入り参加も受け付けており、これも含めると30sp超程度だろうか。

ジャンル傾向はバラバラだが、進撃・タイバニ・東方・ボカロがやや多めか。
ただ男性サークルが少なめで、私ともう1サークルさんぐらいかw
他は皆、女性のサークルさんばかりだ。
年齢層的には、10代後半から20代前半が多く、他地域の地場の即売会と、そんな大きな差は無かったと思う。

一般参加者になると男性比率が大幅に上がり、男女比は3:7ぐらいとなる。
一般参加者を見ると、男性陣の参加も多いので、男性でもアウェイ感を持たずに参加できると思う。

初動は10〜15人ぐらいのまったりスタートだが、時間の経過と共に人の往来が増えてきた。
12時になると、館内は話し声がこだまし賑やかな雰囲気に。
コスプレイヤーも、この辺りから暫時増えてきた。お昼過ぎに目算で数えてみたら、30〜40人ぐらいはいらっしゃった。
時間を限定してだが、屋上もコスプレスペースに提供し、コスプレイヤーへの便宜を図っていた。

この即売会で特筆すべき点は、参加者の滞留率が非常に高い事だ。
一般参加者も、フリースペースで休憩を取りつつ、気が向いたら足を運んでくれる。
コスプレイヤーさんも、コスプレスペースをメインの居場所としつつも、気が向いたらサークルにも立ち寄ってくださる。
長時間滞在の一般/コスプレ参加者が結構多く居り、場の賑わいも増した。
サークル的にも、滞留率が高い分、お立ち寄りいただける参加者も多くなり、大変ありがたかった。

しかし、何故ここまで皆が、長時間居続けているのだろうか?
午後に、ジェスチャーゲーム等の企画が行われるから、それまで残る、という方もいらっしゃるだろうが、皆が皆企画に参加するわけでもない。
バスの本数が少なく、バスの時間が来るまで会場に居る、という方もいらっしゃるのかもしれないが、大抵の参加者は車利用。バス組は少数派…という事で、これも、理由としては弱い。
正直、何故ここまで滞留率が高いのか
説明できないが、場の賑わいが増し、サークルに立ち寄る方も増える。
即売会にとって、歓迎すべき現象である事は間違いない。

また、先にも少々触れたが、コスプレイヤーのサークル回りが多かった事も、この即売会の特徴だ。
他のイベントでは、コスプレイヤーさんがサークルに買い物に来ず、サークルスペースとコスプレスペースとの間に「見えない壁」ができるケースも決して少なくは無い。
だが、このイベントは、コスプレイヤーもサークル周りに熱心だ。

「COMIC BREAKER」のイベント名の由来は、サイトを拝見する限り、「一般、サークル、コスプレ、個々の壁をブチ壊し、会場一帯となってイベントを作り上げていきたいという気持ちを込めて」との事。
先述した、余所のイベントにありがちな、サークルとコスプレイヤーとの「見えない壁」を壊したいとの思いも、この理念の中に含まれているのだろう。
主催陣の願いが参加者の皆さんにも通じ、それが今回のイベントのように、コスプレイヤーさんとサークルとが交流を図れるような形に繋がっているのかもしれない。

13時からは、マイクを用いてのジェスチャーゲーム大会。
14時からじゃんけん大会、コスプレコンテスト・イラストコンテストの発表と、企画物が続く。
コスプレコンテストの投票は、コスプレイヤーさんにナンバー入りの登録証をぶら下げて貰い、ナンバーで投票してもらう形式だ。
ただ、これらの企画、マイクを使ってのステージイベント。参加者の視線が、ステージにどうしても集まり、サークルに向かなくなってしまう。
参加者を滞留させる為にも必要なのかもしれないが、せめてもう少し音量絞って欲しかったかなあ…
いや、私がステージ近くの配置という事もあって、どうしても音量が大きくなる。
来訪される方との会話がしんどかったレベル。
もう少しマイクの音量を抑えていただければありがたいものだ。

総じて見て、サークル・一般・コスプレイヤーの垣根を超え、交流が盛んな、居心地の良い即売会という印象だ。
機会があればまた足を運ぼうとも思う。
来年2月に、10回目の開催を記念し、規模を拡大し開催されるようなので、そこに足を運んでも良いかな?と検討し始めている。

という訳で最後に、来年2月開催の拡大版について語りたい。
本来ならアイメッセ進出おめでとう!とでも申し上げたいところだが、若干の懸念を持っており、そこについて触れたい。
来年2月16日の開催、会場「アイメッセ山梨」は、200sp以上のサークルを収容可能な大きな会場だ。
かつての「コミックワールド」も、その後継の「コミックチャレンジ」も、この会場を利用している。
ある程度規模の大きな即売会を開催する時に、この会場は使われる。

だが、広いということは、それなりのサークルを集める必要がある、という事でもある。
200spも入る会場に、40sp程度じゃ見栄えも悪いだろう。最低でも、100spは集めないと、見栄えは良くない。
私の懸念は、今まで30〜40sp程度でやってきたイベントが、どうやって100sp集めるのよ?ちゃんと集められるの?という事だ。

ましてや、アイメッセ開催に際し、周辺環境は極めて厳しい。

先ず、アクセスの問題。
アイメッセに乗り入れる公共交通機関として、これまでは1日7便ながらもバスが出ていたが、これが廃止に。
臨時バスを運行させるとのことだが、不便は免れない。
後は、JR国母駅か医療センターのバス停(そこまではバスがある)から、タクシーを利用するしかない。
同じアイメッセ開催の「コミックチャレンジ」も、そこは悩みの種となっていよう。

そして今回何故か同日に、甲府駅前で「コミックチャレンジ・ミニ」が開催。
即売会の同一地域・同日バッティングで、サークルの食い合いという最悪の事態だ。
…お前ら主催同士知らぬ仲でもねえのに何やっとんじゃな感はあるが、今更覆しにくいだろうから、互いのイベントがそれぞれ頑張るしかないのだろうが…

そんな感じで、アイメッセで「COMIC BREAKER」が開催するのは良いが、サークル集めは相当大変だ。
「COMIC BREAKER」主催は、その現状に自覚を持ち、死に物狂いでサークル集めに臨む必要があると思う。
冬コミで全サークルにチラシを撒く。松本の「COMIC FACTORY」にジャンピング土下座して、松本のサークルさんにも遠征参加して貰うよう働きかける。福岡の「COMIC Stream」のように、人気のあるジャンルのオンリーと併催する…
上記は一例だが、様々手を尽くし、1サークルでも多くのサークルさんに参加して貰えるよう、なりふり構わず、がむしゃらになるべきだと思う。
「COMIC BREAKER」側が死ぬ気で頑張るのなら、私もチラシ配布等、スケジュール等合えばお手伝いするので、お声掛けいただきたい。
100sp以上確保するのも大変だとは思うが、もし3桁規模でサークルを集められたならば、今後の「COMIC BREAKER」そして山梨の同人界隈に、明るい未来への光が射す…そんな予感がする。

訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

過去ログ