STRIKE HOLE

【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系と電波評論の二本立てです。 基本的に同人イベント関連の評論は真面目、他の評論は不真面目な傾向があります。同人評論のカテゴリーの内容以外はアフォ評論という事で斜め読みをお願いしますw

2014年04月

「博麗神社例大祭」(及びGW参加イベント)合わせ新刊のお知らせ

STRIKE HOLEは、2014年5月の「博麗神社例大祭」にサークル参加する事となりました。
これまで何度も足を運び続けた例大祭ですが、実はサークル参加としては今回が「初」…!
これを記念し、STRIKE HOLEでは、例大祭合わせの新刊を発刊する事と致しました。

以下、長い御託が続きますので、先に要点を。

新東方オンリー見聞録







●タイトル…「新・東方オンリー見聞録〜東方オンリー大全〜」
●内容…都道府県別に、日本中の東方オンリーをほぼ全て紹介した東方オンリーレポート総集編本。東方オンリー開催史も解説。
●B5サイズ、52ページ(本文48ページ)
●頒布価格…500円
●表紙イラスト…伽藍快様(ENJOY MIX) →いつもありがとうございます!
●頒布開始日…5/11「博麗神社例大祭」を予定してましたが、もう手元に届いたので、フライングで4月末のイベントから先行頒布しますw(部数限定)


では、お時間ある方は、以下長い御託が続きますのでお付き合い下さい(汗)続きを読む

青森県むつ市大湊・艦これオンリー「砲雷撃戦!よーい!八戦目」

同人誌即売会主催団体「SDF」は、これまでに数多くの同人誌即売会を開催してきた、同人界隈における老舗的存在の一つだ。
私がこのブログ「STRIKE HOLE」を現在の形で立ち上げたのは、今から9年前の2005年秋口。その時点で既に、SDFを、オンリーイベント開催経験の豊富な「老舗」として認識していた。
それだけ昔から、たぶん10数年のスパンで、即売会の主催を続けているという事だ。
ジャンルに多少の変遷こそあれ、10数年の永きにわたり第一線で活躍し続るだけのバイタリティやパワーには、改めて敬意を表したい。

SDF主催のオンリーは、ラグナロクオンラインオンリー「RAG-FES」が代表的存在だが、他にも数多くのジャンルに進出している。
昔はLeaf等ギャルゲー関連のオンリーやTYPE-MOONオンリー等も開催していたし、私は「ひぐらしのなく頃に」オンリーでお世話になった記憶がある。
最近では、2011年の魔法少女「まどか☆マギカ」オンリーが、60sp募集の所700サークル殺到も、柔軟かつ機敏な対応で、規模を拡大して開催させる事に成功。機動力・行動力の高さを見せた。
2012年以降は、元作品の舞台となる「聖地」でのオンリー開催にも積極的で、氷菓オンリーを岐阜県高山市で、たまゆらオンリーを広島県竹原市で開催する等の動きを見せた。

今回、SDFが艦隊これくしょんオンリー「砲雷撃戦!よーい!八戦目」を、呉(広島県)・舞鶴(京都府)に続き青森県むつ市大湊でも開催する事となり、私も足を運んだ。
大湊は、旧海軍の「大湊警備府」が設置され、呉・舞鶴同様、艦これ的にも「聖地」と言える。
本州最北端・下北半島奥地での開催ながら、実に600人も訪れ大盛況。成功を収めた。
こんな奥まった所で開催しようとは普通考え付かないだろうが、それを実行に移してしまうのは、先に触れた機動力・行動力があるからだろう。
また、慣れない会場での開催ながら、大きな問題なく無事に終える事ができたのは、普段の即売会開催経験の豊富さに加え、他ジャンルで積んだ聖地オンリー開催経験も活きていると思う。

オンリーイベントの聖地開催に当たっては、地元との連携を強化する事で、成功に導かれるケースが多々ある。
成功と評せるオンリーの大半は、地元の皆さんの協力を得ている。中には、会場取得に口を利いてくれたケースもあるが、そこまで来ると「地元の協力」が開催に当たっての「必要条件」となるだろうか。
SDFの艦これオンリーも、地元との協調を強める事を通じてオンリーを盛り上げ、成功に導く事ができたと思う。

先ず、大湊駐屯の海上自衛隊が、艦これオンリーの開催に呼応し、開催日前日に艦艇見学ツアーを開催した。
このツアーは、毎週土日に開催する定例の見学会だが、艦これファンの来訪を意識し受け入れに臨んだ。
SDFも、サイトやTwitter等で見学ツアーを宣伝。結果、57人と少なくない数のファンが訪れた。

SDFも、オンリーイベントでは珍しいが、「前夜祭」を開催した。これは、レセプション形式の立食パーティーだ。
開催場所はむつ市内のシティホテル。
地元業者の協力を仰ぎ、下北半島の田舎料理等名物が振る舞われたそうな。
会場内では大画面で艦これリプレイが実演され、大型艦建造で大量の資源を無駄にしつつも盛り上がったとの話だ。
これも、約100人が参加した。

無論、当日も地元のおもてなしは凄かった。
会場前に地元業者が屋台を出店。地元の名物や土産、飲み物等を振る舞った。
目玉は、漁協が今朝捕ったばかりという焼きホタテ。300人分を無料配布という大盤振る舞いで、早々に底をついた。
私は、来場が14時頃と遅めだったので、屋台の名物には殆どありつけず…
艦娘のイラストが彩るご当地物産品「ブルーベリー大福」や「砲雷撃戦カレー」は目の前で完売。代わりに辛うじて残っていた下北蕎麦をすすった。
私が来訪した2時過ぎには、殆どの物産品が完売し涙目だったが、それだけ売れたという事。せっかく町が頑張ってお店を出してくれた甲斐はあったという事でもあり、良かったとも思う。

こういう形での地元業者の出店は、参加者にもメリットが大きい。
会場周辺にはこれといったお店もなく、本来なら食糧調達に不便する筈だが、屋台出店により食糧事情も改善。
ご当地グルメを楽しめる、という付加価値も加わり、即売会の満足度も倍増するのである。

なお、地元の業者さんも、来訪者を受け入れるに当たり、艦これを勉強しようと試みたらしい。
…しかし艦これは、サーバー事情から、新規参入が制限されているゲーム。ゲームをスタートしたくとも、「抽選」という名の大きな壁がそびえ立つ。
…業者の皆さん、誰も艦これの世界に入れなかったらしいw
地元業者の皆さんが、一刻も早く艦これの世界に足を踏み入れ、艦これを楽しんでいただけることを願ってやまない(汗)

地元業者だけでなく、大湊の海上自衛隊も非常に協力的だった。
自衛隊は、会場前にブースを出し出店。近隣の北洋館等、海自ゆかりの見学施設をアピールしていた。
また、この日も艦艇見学ツアーを実施。一般参加者の待機列に宣伝ビラを配ったり、「護衛艦おおよど」でのコスプレ撮影もOKしたり…色々と分かっていらっしゃるご対応であったw

主催側からの働きかけに腰重く慎重だったJR東日本ですらも、この集まり具合を鑑み、大湊夕方発の列車を、急遽1両増結させたぐらいだ。

こういう形で、地元業者をプラスの方向で巻き込めるかどうかも、主催の力量だ。
SDF主催の聖地オンリーは、舞鶴しかりここ大湊しかり、地元の皆さんを上手く巻き込んでいる。
その結果、海上自衛隊は艦艇見学ツアーを売り込み、地元業者は名物料理を提供。
こういう趣向に期待感が植え付けられ、全国各地から多数の艦これファンが集う。
今回下北半島に600人も集まった訳だが、決してこれは、艦これというジャンルの勢いのみでは成し得ない。SDFが上手く地元業者を巻き込み、オンリーイベントの魅力を増幅させたからこその賜物である。

ただ、この即売会の最大の弱点は、【アクセス】である。
最寄り駅・大湊へのアクセスからして酷い。
確かに、青森や八戸から大湊行きの快速が運行され、下北半島への輸送を担っているが、本数は1日数本と極少。
しかも、所要時間は約2時間。
…大湊に足を延ばすだけでも気が遠くなりそうな展開だw

SDFの聖地オンリーは、東京のスタッフ仲間を連れてきてスタッフを賄うのが通例。
スタッフは皆関東勢だが、彼らの足は、七戸十和田駅からバスを借りて対応したぐらいだ。
それ程までに、大湊は時間がかかるし、しかも列車の本数も少ない、不便な場所なのだ。

…そんな所で即売会を開催しようなんて酔狂を始めるのが、SDFのSDFたるゆえんなのだろうがw

会場となった「みどりのさきもり館」、ここは、大湊駅から3kmは離れている。
やっと大湊に着いても、そこから更に移動が必要。バスも出ているが、1時間に1本あるかどうか…私は、バスを待ちきれずタクシーを利用した。
ちなみに、会場にはアクセス面での便宜を少しでも図ろうとしてか、【臨時タクシー乗り場】が開設される始末だw

…何この試されてる展開はw
即売会に辿り着くまでの過程からして、「エクストリーム・スポーツ」だ。
私がこれまでに来訪した数ある即売会の中でも、一、二を争うレベルのアクセスの悪さだw

だが、この「みどりのさきもり館」は、海上自衛隊施設目の前という立地。
大湊で開催するとしても、もっと市街地に近い、もっと便の良い場所もあった筈だ。
にも関わらずここを選んだ。アクセスを二の次としてでも、海上自衛隊施設そばという「聖地」としての立地にこだわった、という事なのだろう。
多くの参加者を呼び寄せたのも、この立地だからこそ、かもしれない。立地の魅力が、アクセスの悪さを上回ったという事だ。

では、アクセス不便なこの地に、参加者はどうやって訪れたのか?
実は、当日午前のJRは、それほど混んでいなかったそうな。しかも、次の列車まで3時間間が空いているにも関わらず、一般待機列はどんどん長くなる。
JRは余り利用されず、車での来訪者が多かったと見て良いのではないか。


みどりのさきもり館は、そもそも地域住民のための集会所的な施設。
普通に考えて、同人誌即売会を行うような施設ではない。…普通は。
そこに無理やり、35spを詰め込んで開催したので、会場内は終始混み合っていた。
当然、600人も入れる訳なく、開場1時間後のまで入場制限を掛けたそうな。
私が来場した14時頃には、完売のサークルさんも続出。一方で企業出店のD―STAGEに長蛇の列が絶えず…という光景だった。
頒布傾向としては、グッズサークルもあり、本サークルありと偏りが無い。キャラで見ると、ご当地だけに陸奥を描いたサークルさんが多かった。

カタログには、参加サークルの都道府県別内訳が記されていた。
最大勢力は、東京都の13サークル。青森の開催ながら都内サークルが1/3を占める展開は、聖地開催オンリーらしい。
そしてその次は、青森の8サークル。聖地開催型オンリーのもう一つの特徴である、地元率の高さも伺える。

一般参加者は、もう少し地元率が高かったようだ。
閉会後アフターイベントでの挙手アンケートによると、過半が青森県内。むつ市が全体の1/3とか。
県外の人間は、帰り道も考慮してアフターを待たずに帰ったという部分もあろうが、それを差し引いても尚、地元率の高さが際立つ。

この日の様子は、現地メディアの注目も集めた。
普段余り人の来ない街に、数百人も来るのは「事件」である。取材陣が足を運ぶのも当然か。
青森朝日放送は、朝のニュース番組で、当日の様子をレポート。
現地紙・東奥日報に至っては、【社説】としてこの日のイベントを取り上げ、論じた。(http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2014/sha20140412.html)

どちらも、「萌え」を通じた新しい町おこしの在り方として、肯定的に捉えていただいている。
このイベントに足を運んだいち参加者として、好意的な論調は、素直に嬉しい。

しかしながら、両メディア共に、このイベントが「ファン有志」が「自主的に開催したイベント」である事をどこまで理解されているのだろうか?(これはむつ市の関係者の皆様方にも言えるが)
そういう疑問も沸き起こった。
知らない人がこれらの報道に触れると、艦これ「公式」のファンイベントが大湊で開催されたかのように受け止めてしまうのではないか?と心配する。

あくまでこのオンリーイベントは、版権元の公認イベントでも無ければ、公式のイベントでもない。
版権元のお目こぼしをいただく中で、ファンの有志が自主的に企画・運営しているものである。
各メディアには、公式ではない自主的な取組ながらもこれだけの事を実行している…!そういう「ファンのパワー」という観点から、このイベントを取り上げて欲しかった。
我々も、その点をご理解いただけるよう努めていきたいと思う。
このオンリーイベントが、「公式ではない」「ファンの自主的な取組」である事を、いかに肯定的に同人界隈外の皆様方にご理解いただくかが、今後の課題の一つになると思う。

3/30 名古屋市開催東方オンリー「東方名華祭」/東方評論オンリー「幻想郷フォーラム」他

3月30日、愛知県設楽町の「萃夢荘」を朝7時に出発し、9時に「ポートメッセ名古屋」到着。
この日は、ポートメッセ名古屋にて開催された、東方評論オンリー「幻想郷フォーラム」に、サークルとして参加させていただいた。

名古屋で長年開催され続けていた「東方名華祭」。前会場の閉鎖に伴い、昨年より「ポートメッセ名古屋」に、開催地を移行した。
「ポートメッセ名古屋」は、東海地方最大級の展示会会場。1000sp級の「コミックライブin名古屋」がこの会場であり、大規模即売会向けの会場として知られる。
会場が広いだけに、サークル募集数も拡大。これまでは100sp弱を上限とし、超過分はバッサリ落選させていたが、全サークルを受け入れ。規模拡大のアナウンス効果も作用し、「名華祭」は、400sp超の規模に躍進した。

今回も名華祭は、ポートメッセ名古屋での開催。
黄昏フロンティアオンリー「トワイライトフェスタ」・東方評論オンリー「幻想郷フォーラム」という東方関連2オンリーと併催に。
更には、現在最も勢いのあるジャンル・艦隊これくしょんのオンリー「艦娘まりんふぇすた」も加わる。
計4イベントでの、合同開催となった。

今回は、「名華祭」だけでも420sp。昨年以上にサークルが集った。
東方評論オンリーという異色のコンセプトな「幻想郷フォーラム」も22sp規模。
東方で評論という組み合わせは極めてマイナーな世界だが、20sp規模を突破したことは、東方・評論を活動フィールドとする当サークルとしても、大変喜ばしい。
「トワイライトフェスタ」は余りサークルが集まらず残念だったが(13sp)、実力や個性を備えたサークルが多数集った印象。

そして、「艦娘まりんふぇすた」も84sp。
現在最も勢いのある艦これのオンリーだが、流石に東方オンリーの重鎮・名華祭ほどには集まらなかった。
しかし、これは名華祭が「集まり過ぎ」なだけの話。この地域、東方・ボカロ以外で80集まるジャンルはなかなか無い。
このジャンルにおける勢いの強さを感じるには、充分な数字だろう。

4イベント合計すれば、500spの大台突破。
東海最大の同人誌即売会は「コミックライブin名古屋」だが、コミックライブが調子悪い時で500sp台なので、コミックライブの「尻尾が見えてきた」といった所だろうか。

前回は、初めてのポートメッセという事で、若干の後手後手な点が見られた。
しかし、今回は2回目。少し慣れて余裕が出てきたのか、その分改善も図られた。

昨年は、食糧買い出しに当たり、あおなみ線・金城ふ頭駅のコンビニまで買い出しに行かねばならなかった。
コンビニまでは徒歩5分以上かかり、買い出しに面倒な記憶があった。
今回は、会場とも折衝の上、場内屋台を投入。「コミックライブin名古屋」でも見かける屋台で、焼きそばや唐揚げなどの軽食や飲料を提供。
会場内で不足しがちな供食機能を強化した。

昨年からの新企画「サークルアピールコーナー」は、パネルを用意して、サークルに頒布作品のアピールを貼って貰う企画。
ただ、昨年は企画の存在が知れ渡っておらず、このコーナーを利用するサークルは殆どいなかった。
今年は、私が参加した「幻想郷フォーラム」に関して言えば、サークル案内中にサークルアピール記入用紙を封入。
専用の用紙という、目に付きやすい物を同封する事で、サークルアピールコーナーの存在を認知して貰おうと工夫した。
結果、前回に比べ、サークルアピールを利用するサークルは増えたようで、サークルアピールのパネルも賑やかになったと思う。
(なお、これは「幻想郷フォーラム」参加サークルの話である。他3イベントで同種の取り組みが為されたかまでは未確認である)

会場入口には、「サークル」「カタログ」「一般待機列」などのノボリが立つ。
色付きで目に付きやすく、一般参加者もサークル参加者もどこに行けばよいかが一目瞭然。
分かりやすい工夫のディスプレイだ。

…とこんな感じで、昨年時点でも安定感の高い運営ではあったが、今回は更に改善が図られ、より安定感の増した運営になったと思われる。
もちろん、名華祭の名物企画「東方カラオケ」や、トーナメント形式による緋想天則ゲーム大会も健在だ。
どちらも、多数の参加者で賑わった。

今回は朝方雨足が強く、来場者数への影響も懸念されたが、蓋を開けてみれば、昨年以上の来場者だったのではないか。
未確認なので参考情報程度に留めていただきたいが、初動700〜800人との情報もある。
旬ジャンルたる艦これが加わった効果で、来場者がその分底上げされたと見るべきか。
ただ、雨天なので、屋外に待機列をつくれなかったのが難しい所。屋根のあるところに待機列をつくるなど工夫を図ったとは言え、やはりやりにくかったのではないかと思う。


さて今回は、私もサークルとして参加した「幻想郷フォーラム」について、重点的に語りたい。
東方評論系オンリーという異色極まりないオンリーイベントだが、このオンリーの最大の特色は、やはり「ポスター配置」だと思う。
机椅子を用意した形の、普段の即売会同様の頒布も可能だが(デスク配置)、ポスター展示は、用意されたパネルを活用。研究成果をパネルに貼り、発表するという形式だ。
サークル主は展示パネルの脇に陣取り、来訪者を相手に随時講義を行う。
パネルの横に頒布物を置いて、作品の頒布もできるし、講義もできる。

(もっとも、講義優先になりがちなので、頒布のしにくい環境ではあるが…デスクを別に確保し、頒布はデスク配置で専念、という方策を採ったサークルさんもいらっしゃった)

展示パネルには常時人だかりができ、サークル主は自信の研究成果を熱く語る…。
これまでの東方オンリーには無かった、新しい作品発表の方法であると共に、サークルの充実感を思いっきり高めた。
今回導入したパネル展示には、そういう意義がある。

というか、私も「ポスター展示」の方に参入したくなってきた…というか普段同様の机椅子での頒布(デスク配置)にして後悔したぐらいだw
ポスター配置はあくまで「しゃべり」中心。売上を上げるには難しい環境だろうが、売上なんぞ度外視してでも、このオンリーならではの作品発表の機会を活かしたい。そういう思いも募る。

もし次があれば、「東方オンリー開催史」をテーマに何か語ろうか。
オンリー開催史のキーパーソンとなる人々に、ゲストで語って貰おう。
名華祭の本部に座ってらっしゃる皆さんをゲストに【現地徴用】すれば、ゲストとなるべき人材には事欠かないはずw
…とこんな感じで夢は広がる。

「幻想郷フォーラム」は、ポスター配置のサークルを中心に、皆力作を揃えた。
このイベント合わせで新刊を出したサークルさんもいらっしゃる。
各サークルさんの気合いは、相当なものがある。
既刊だけでお茶を濁したSTRIKE HOLEなんぞ、皆さんに比べ見劣りは否めない(汗)
私も、次の機会あれば、他の皆さんに負けない、気合いみなぎる作品を打ち出したいものである。

こうして悪天候ながら盛況の内に終わった4イベント。
名華祭は来年も春にこの会場で開催だ。名華祭をメインとしつつも、プチオンリー的に幾つかのオンリーが集い、今回同様の盛況を期待したい。
秋には東方花映塚/星蓮船/神霊廟3作品の合同オンリーも予定され、愛知の東方オンリーは益々の活況が期待されよう。

艦これも、「艦娘まりんふぇすた」が次回開催を予定している。今最も勢いのあるジャンルだけに、今後が楽しみだ。
愛知は、他にもボカロ等様々なオンリーイベントが企画されており、今後の展開が楽しみな地域。
今後は、東方にこだわらず他のジャンルのオンリーにも、折を見て足を運びたいものである。

3/29 幻想郷に最も近い宿「中野屋旅館萃夢荘」宿泊レポート(愛知県設楽町)

愛知県三河の山奥、設楽町に、一軒の小さな旅館がある。屋号は、「中野屋旅館」。
創業は明治時代とか聞く。昔ながらの和風旅館である。

この旅館のご主人は、【東方クラスタ】であるw
そして、その趣味が高じてか、ある日旅館を改装。副屋号を「萃夢荘」とした。
メニューも、東方に縁の深いもの多く取り入れ、東方クラスタ大歓迎の姿勢を取り始めたw

「萃夢荘」は、旅館のパンフレットを作成した。
そのパンフレットには、【伊吹萃香】のイラストが彩る。伊吹萃香で活動しているサークル「ENJOY MIX」の手による。
そしてそのパンフレットは、各地の東方オンリーで配布された…(旅館パンフという商業性の高いもの故、東方オンリーでの配布限定で許可を得たらしい)

(なお、ENJOY MIXさんには、当サークル同人誌の表紙イラストにて、ご協力ご提供をいただいております。いつもありがとうございます。)

東方クラスタ大歓迎。
幻想郷に、最も近い宿。
それが「萃夢荘」である。

以前より気にはなっていた旅館だったが、上手く旅程の都合が付き、3/30名古屋開催の東方オンリー「東方名華祭」「幻想郷フォーラム」等への参加に合わせ、「萃夢荘」を前泊地とした。

とは言え、「萃夢荘」への道のりは遠い。
豊橋から、JR飯田線で山に入ること1時間、本長篠駅の下車。
そして本長篠から、豊橋鉄道の路線バスにて、鳳来寺・田口方向へ約40分。終点・田口下車。
田口は、設楽町の中心地。町とは言え、商店や住宅もそこそこ集まっている、この地域の中心的な集落。
田口のバス停から徒歩で5分弱で、「萃夢荘」到着だ。

…うーん、公共交通機関オンリーでも、決して行けない場所では無いのだが、やっぱり遠いなあw
可能ならば、車でのアクセスが良いだろう。
車なら、東京から第二東名の浜松いなさJCTで三遠道路に入り、鳳来峡ICまで行けば、比較的近い。
名古屋からだと、東海環状道・豊田松平ICから足助町/香嵐渓経由約80分。山道ばかりでしんどいかもしれないが、これが一番近いルートだ。

田口バス停を降りると、ご主人がお迎えに来てくださった。
この町で地酒を造る「ほうらい泉」さんにご案内いただけるとの事。旅館からも、徒歩圏内の酒蔵だ。
…だが、私の来訪が夕方6時手前…もう閉まっていたw
もう少し早めに到着していれば、立ち寄れたと思う。

次に、近くに温泉があるとの事で、そこにご案内いただく事に。
もっとも、「近く」とは言っても車で30分かけた隣町、旧・稲武町(現在は豊田市に編入)のお風呂だがw
この稲武町の「どんぐりの湯」は、天然温泉のスーパー銭湯。近年改装された新しめの建物で、浴場面積も大拡張。
広々と温泉を楽しめた、良いお湯であった。
素晴らしいお湯をご案内いただけたと感謝しているが、実は、旅館自体のお風呂が狭く(事実上1人用のお風呂らしい)、それをフォローする意図があるようだ。
初夏に再改装を行う方針のようで、その時に浴場も拡張される見込みだ。

お風呂が終わったら、旅館に戻る。
旅館での食事も、旅の楽しみの一つだ。
とは言え、設楽町には、これと言った名物料理が無い。
敢えて言えば、猪鍋が名物料理となるが、時期的に難しいらしい。

しかし、この旅館の良いところは、和洋中マルチにメニューを揃えている所だ。
ご主人は、この旅館を継ぐ前、居酒屋で店長の経験をお持ちだった。
だからだとは思うが、大抵の居酒屋メニューはカバーしてくださる。
一品料理、刺身、揚げ物、ご飯もの、定食…何でも揃っている。
加えて、洋食屋での調理経験もお持ちゆえ、ピザやパスタまでカバーしてくださる。
ここまで守備範囲の広い旅館も、なかなか無いだろう。確たる名物は無いが、その代わり、好きなものを色々注文できる守備範囲の広さが、この旅館の魅力であろう。
居酒屋感覚で、色々注文するのが、「萃夢荘」の楽しみ方と言えるだろう。

というか「萃夢荘」は、宿泊施設というよりは、町の人向けの「居酒屋」としての要素が強い。
宿泊施設として見るなら、部屋数5部屋程度。規模が小さすぎる。宿泊提供のみでビジネスを営むのも、厳しそうな予感漂う。
昼間は仕出し弁当提供などの業務もされており、夜は居酒屋。
宿泊の提供よりも寧ろ、町の人々向けに、地域に根ざした「食」の提供を通じたビジネスを営んでいらっしゃるかのように映った。

という訳で、「萃夢荘」は、居酒屋的に色々注文しつつ、お酒も嗜むのが適切な楽しみ方だと私は思っているが…
コースメニューを楽しみたい、という向きにも【会席風御膳】を用意し、対応している。(ただし事前予約要)
「萃夢」2500円、「緋想」3000円、「蓬莱」3500円 の3コースだ。

…ちょっと待てご主人…とりあえず表出ようかw

内容は普通のコース料理だが、名前が…名前が…


さて、「萃夢荘」のもう一つの特色は、全国各地から名酒を仕入れ、提供している所にある。
この特色こそが、「居酒屋感覚」という前述の特色をより色濃くしている、とも思う。

日本酒レパートリーの一例を挙げよう。

「雲山」(長野)
「天狗舞」(石川)
「聖」(和歌山)
「ほうらい泉」(愛知…というか地酒)

次に、焼酎のレパートリーについても列挙したい。

「紫」(鹿児島)
「杜の妖精」(鹿児島)
「伊吹瓢」(熊本)
「閻魔」(大分)

…ご理解いただけたであろうか。こういうお店、こういう旅館なのであるw

私は、最初にタコさわびやキノコのバター炒めを、前菜的に注文。
お酒は地酒でもある「ほうらい泉」、次いで映姫様にちなみ「閻魔」を嗜む。

日本酒に合う料理はやっぱお鍋だよね…という事で、寄せ鍋も注文。
名古屋の八丁味噌と信州味噌とのブレンドは、味わい深いと共に、愛知でありながらも信州も隣合わせのこの町ならでは地域性も感じる。
…そんなまどろっこしい話はどうでもいい。とにかくこの鍋が旨いんだ分かったなチ●ンコめ!

…なんか話が色々おかしな方向に行ってしまったが、お鍋がすげぇ旨かったのだけは間違いない。
今回は普通の寄せ鍋に過ぎなかったが、うまくタイミングが合えば、猪鍋も攻略したいものである。

ご主人とも会話。明日の東方オンリーのこととか色々と語りながら、酒を飲み、鍋をつつく。
鍋を一通りつつき終えたら、うどんをぶち込み締める。
この頃には、「雲山」など他の日本酒にも手を出し、前後不覚になる寸前…
という事で、最後にはデザートのアイスを注文。宿泊のこの日は3月29日、【のつく日はアイスを100円でサービスする】とか…チルノの恩恵を受け、バニラアイスを賞味。
こうして夜は更けていったのである…


こうして、ご主人の計らいもあり、私は楽しい一夜を過ごした。

翌朝は6時30分には起床。ご主人に叩き起こされる。
ポートメッセ名古屋開催・東方オンリーのサークル入場時間に間に合わせるには、今起きないと駄目だ…ということだそうな。
まあ確かに、同じ愛知県とはいえ距離もあるからなあ。

今回は、ご主人も東方オンリーに参加されるので、車に乗せていただけるとのこと。ありがとうございます。
勿論、いつも車に乗せていただける訳ではない。あくまでご主人が「趣味」で東方オンリーに行くから、「好意」でご一緒しますか?とお誘いくださっただけの話だ。
但し、東方オンリーの前日に泊まるのならば、ご主人との利害が一致する可能性は、間違いなく高い。
今回は、私とご主人と、共通の目的地だったから、この恩恵に与れたのだ。

出発前に清算。
元の宿泊費が安めということもあろうが、【東方割】とかいう意味不明な割引も適用され、「いいのかな」感溢れるお値段で済む。ありがとうございます。

ご主人の車で宿を出発。途中コンビニで買い出し&休憩も挟みつつ、豊田松平ICまで約80分。
インターに入れば後は楽。高速経由で、30分足らずでポートメッセに到着だ。
7時に宿を出発し、9時前には会場に到着。2時間弱のドライブであった。

泊まってみて感じたこととしては、やはりレパートリーの幅広さである。お酒のレパートリーも幅広ければ、食べ物のレパートリーも幅広い。
個人経営・家族経営の旅館で、ここまで多岐にわたるメニューを用意できるところは、そう滅多にお見かけしない。
これは、これといった名物が少ないという弱点を補って余りあるだろう。

その一方で、三河の山奥という立地の大変さや、周辺にこれといった観光名所がない、という弱点もあるが…これは設楽に宿を構える以上、避けられない宿命か?
ポートメッセまで2時間弱だとか、秋の香嵐渓に向かう渋滞も設楽側からなら巻き込まれずに済むだとか、多治見の「東方多宴祭」に行くには案外近いよだとか、違った切り口からアピールするしかないだろう。

また、この旅館は部屋数の少ない小規模な旅館だ。
UPFGが大型バスを貸し切ってうどんを食べに行ったり、コミケスタッフがホテルからピストンバスで会場に輸送されるような多人数の団体には、物理的に対応不可能だ。
私は、1〜2名の個人客が受け入れに適すると考える。多くても5〜10名程度までだろう。
逆に言えば、マンツーマンないしそれに近い状態で、おもてなしをいただける、ということ。
今回も、事実上マンツーマンでのおもてなしをいただき、温かみや人情味も感じた。
こういう顔の見える温かいおもてなしも、この旅館の特色だと思う。

場所が場所なので、そうしょっちょう通える所ではないが、機会あればまたお邪魔したいと思う。
そして、東方好きの諸兄に、是非ご宿泊をお勧めしたいとも思う。

3/23 静岡県沼津市・東方オンリー「東方駿河祭」

山梨県を地盤に活動する同人誌即売会「コミックチャレンジ」の主催・アニメ倶楽部甲府が、昨年以降、東方オンリーに進出した。
昨年12月「東方甲州祭」を開催。サークル数は20サークル程度と少なめだが、多くの来場者に恵まれ、順当に終了した。
また、今年2月には静岡のローカル線・天竜浜名湖鉄道を貸し切っての東方イベント列車「東方遠州祭」を開催するなど、静岡県内にも進出。積極的な動きが目立つ。

「コミックチャレンジ」参加者からの要望を受けて東方オンリーを立ち上げた、という経緯もあって、立ち上げ当初は、東方については余り詳しくなさそうな雰囲気だった。
オンリーを開くに当たり、東方を一生懸命勉強した。その努力は評価して然るべきだろう。
だが、勉強し過ぎてか(?)自身で東方グッズを開発するなど、東方という「沼」の深みにハマってしまったw
…その結果、主催氏の熱意が漲る東方オンリーに仕上がった、という事になろうw

★詳細は、当ブログ昨年12月記事をご参照いただきたい
12/8 山梨県甲府市東方オンリー「東方甲州祭」(前編) http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51976470.html
12/8 山梨県甲府市東方オンリー「東方甲州祭」(後編) http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51976873.html

3月23日は元々別の予定が入ってはいたが、その予定がお流れに。空いたスケジュールに、どこかの即売会参加を組み込めないかと模索。
「東方甲州祭」が熱意の強さから好印象だった事、また静岡の即売会は久しく参加していなかった事から、甲州祭と同一主催が営む「東方駿河祭」への参加を決意した。

とは言え参加を決意したまでは良いが、締切を過ぎていた事が判明。
締切後の申込は電話で相談を…とか「コミックチャレンジ」の公式サイトに書いてあったので早速電話。2〜3日程度の遅れなら問題ない、とのことで申し込むことに。
電話一本でスピーディに事を運べる点は、この即売会主催の長所となろうか。(普通の主催が、電話窓口設けるのは難しいだろうし)
参加費払込に振込が使えないのが不便なのは否めないが、(それをフォローする意味もあるとは思うが)現金書留による決済もOKとの事。申込書と現金を封入して申し込む。
とは言え、やはり振込可能な方が有り難い。振込可どすべきだ!と強硬に叫ぶつもりはないが、将来的な検討課題の一つとしていただければ幸いである。

こうしてサークル参加する事となった私は、「青春18きっぷ」普通列車乗り継ぎで、沼津に足を運んだ。
会場のキラメッセ沼津は、JR沼津駅から徒歩3分の好アクセス。最近立て替えたばかりで、新しくきれいな会場だ。
甲州祭参加時、サークル入場が一般入場11時の30分前・10時30分は、サークルの準備が慌ただしいのでは?と指摘させていただいたが、今回駿河祭においては、10時には開場していただけた。(一般入場11時は変わらず)
サークルとしても、準備時間が長く取れる方が有り難いので、この改定は、歓迎すべき改善だ。
入場口で、主催謹製・朱の鳥居とノボリがお出迎えする光景は、コミックチャレンジ系列東方オンリーの風物詩。今回も健在である。
(鳥居の固定にちょっと苦心した形跡が見え隠れしたような気がw)

今回のサークル規模は36sp。空きスペもあるので、実質30spぐらい。
サークル数ベースでは19サークル。
何故か大手有力サークルの「豚乙女」さんや「幽閉サテライト」さんが、遠征してサークル参加。
サークル数は、明らかに甲州祭よりも増えている。

来場者も、甲州祭より多い。
甲州祭では列整理の必要性もなかったが、駿河祭は、朝10時の段階で50人ぐらいはおり、列整理が必要なレベル。
初動は100人ぐらい、最終的には400部刷ったカタログが完売したので、400人以上の来場数は間違いない。
サークル数の増加以上に一般参加者の増加が著しく、来場数をサークル数で割った「動員係数」は20超。
数年前の「東方バブル」の頃ならいざ知らず、近年の東方オンリーで動員係数20超えは珍しい。
明らかに来場者過多で、手応えを感じたサークルさんも少なくなかったのではないか。
ちなみに、来場者は中・高・大学生の男子が多かった。一般参加者は、地元民が多いと考えられよう。

甲州祭・駿河祭、サークル参加した私の目から見ても、明らかに駿河祭の方が、手応えは大きかった。
静岡東部の東方熱は、今なお、なかなかのものがあると思う。

運営面を見ると、「東方俳句」「オークション」「東方クイズ」など、「甲州祭」での豊富な企画をそのまま取り入れている。
主催氏のサークルで、自作の東方グッズが頒布されているのも、甲州祭と同様だ。
甲州祭で私が注目した、主催氏頒布の「文々。新聞」も健在だ。今回は、12月の甲州祭を射命丸文がレポートする、という設定だ。

駿河祭独特の企画としては、痛車展示会が挙げられる。
キラメッセ沼津という広めの会場を生かした企画で、痛車6台が参集。痛バイクも2台展示された。
また、今回は会場内に屋台も登場。クレープやホットドックを調理・提供するお店で、常時人だかりができていた。

課題としては、やはりスタッフが不足気味な事だろう。
(これは駿河祭のみならず、コミックチャレンジ系列イベント全てに言える事だが…)
前回の甲州祭は狭い会場という事もあり、会場全体に目が行き届きやすかった。スタッフ不足気味とはならず済んだと思う。
しかし今回は、甲州祭の2倍以上の広さを持つ、キラメッセ沼津での開催だ。会場が広い分、人手不足気味に映った。
とは言え、開場までが慌ただしかった程度で、開場後は問題無かったが…
ただ、イベント告知に来ていた某東方オンリー主催が、人手が足りないということで、急遽会場外の列整理を手伝ったという1コマはあった(10分程度だとは思うが)。

実際、「東方駿河祭」パンフレットによると、普段のスタッフが全員参加できず、「東方蓬莱祭」(主催・ツインポケット)スタッフやその他応援スタッフの助力を得ている旨が記されている。
わざわざカタログに書くぐらいだから、スタッフ人員面における台所事情は、相当良くなかったのだろう。
今回は、東方蓬莱祭/ツインポケット側との提携・協力により何とか回す事ができたのだろう。
自前でスタッフを用意できればベターだとは思うが、今回のような万が一の事もあるので、今後も、蓬莱祭/ツインポケットとの協調関係を密に取ることが望ましい。

もう一つの課題は、その東方蓬莱祭/ツインポケットとの「日程調整」の問題である。
確かに、静岡県東部の東方熱は、一般来場者も規模の割に多く、今もなお相当のものがある。
ただ、その背景には、これまでこの地域に東方オンリーが無く、イベントに飢えていた、という事情もある。

しかし今現在、「東方駿河祭」「東方蓬莱祭」2つの有力オンリーが、この地域には並立している。
蓬莱祭は年2回以上のペースで開催するだろう。
駿河祭も今年の開催は今回限りだが、富士市での開催を9月に予定している。また、来年3月の「駿河祭」は、「2015前編」と銘打っており、年2回以上の開催を示唆している。

両イベント合わせ、年4回以上の開催は、いくら静岡県東部が東方熱の強い地域とは言え、開催回数過多だ。
開催回数が多いと、いくら静岡県東部が東方熱の盛んな土地柄とは言え、その内食傷気味となるだろう。
飽きて一般・サークルともに目減りし縮小する、「共倒れ」の未来が予想される。

これを防ぐ為には、両イベント共【年1回】程度(沼津・富士合わせて)にイベント回数を抑制する。そういう方向性が考えられよう。
(そういう意味でも、両イベントは密な提携・協力関係を維持いただきたいとも思う)
両イベント間で、開催日程についての話し合いを定期的に持ち、せっかく立ち上がった2つのイベントを共倒れさせず、大事に育てていくべきではないか。そう私は考え、両イベント主催様にはお願い申し上げたい所である。

3/21 艦これオンリー「蒲田鎮守府」

旬のジャンルに、様々なイベンターが進出するのは世の常。
「艦隊これくしょん」においても、何年か前の東方Projectと同じ道筋を辿っているかのようだ。
有力イベンター・ケットコムが「艦これ」に参入するのも、当然想定の範囲内と言えよう。
(他にもユウメディアとかぷにけっと準備会とかも参入…んんまぁ…予想通りの展開だのう)

ただ、ケットコムの動きは、あまたある艦これオンリーの中でも、興味深い動きが目立つ。
普段は、常用している大田区産業プラザPiOでの開催が多い。
艦これにおいても、「蒲田鎮守府」という名でオンリーを開催している。

ただ、今回はそれだけにとどまらず、「聖地開催」にも挑戦している。
馴染みの薄い会場である筈の横須賀に舞台を移し、聖地・横須賀にて「横須賀鎮守府」を開催した。
今までのオンリーの開き方とは、少し趣を変え、新しいコトに挑戦している印象も受ける。

とは言え、昨年時点では、「蒲田鎮守府」「横須賀鎮守府」共に数十サークル規模。現在のようなブレイクには至っていない。
それでも、多数の買い手が殺到。大盛況と聞いた。

そんな中、3月に第2回目の「蒲田鎮守府」を開催するとの由。
ケットコムも、早速チラシをつくり告知に励んだ。

…だが、そのチラシは、同人史上において類を見ない、革命的なチラシであったw
そのチラシは、「蒲田鎮守府」の公式サイトを、そのままプリントアウトしただけのものだった。
その「チラシ」の上端/下端には、【ヘッダー】【フッター】も記されているw
嗚呼、今朝プリントアウトしたんすね…妙なリアリティと臨場感を覚えずにはいられなかったw

主催氏は、とある日、「今日チラシを撒いたのはウチだけだった」とドヤ顔でツイートされた。
…そのチラシがこれかよ!
「お前は何を言ってるんだ」感が、半端じゃなかったw

好意的に解釈するのなら、今回は多数のキャラクタープチオンリーを交え、多数のサークルを集める。そういう戦略だったのだろう。
「蒲田鎮守府」公式サイトトップページには、併設プチオンリーが多数記されている。トップページを見れば、どんなプチオンリーがあるのか、一目瞭然だ。
プチオンリー多数あるよ!というアピールが目的ならば、サイトのトップページをプリントアウトしただけのチラシは、実は案外、理にかなったやり方…なのかも?
傍目から見れば、明らかにケットコム主催氏の「奇行」か「ご乱心」の類だが、ケットコム流の、独特のプロモーションなのかもしれないw
そしてこの奇行…ゲフンゲフン…いや違った独特のプロモーションこそが、私に「蒲田鎮守府」参加を決意させる最大の要因となった。

過去の事例から見ると、この手の奇こ…じゃなかった独特のプロモーションをしでかす時のケットコムは、「冴えてる」時だと思っている。
2010年秋、エルシャダイオンリー「大丈夫だ、問題ない。」を立ち上げた時のケットコムの凄さを、私は決して忘れてはいない。
「Q&A」の回答ほぼ全てを「大丈夫だ、問題ない」で終わらせる奇…じゃない独特のプロモーションにより、サイトを立ち上げたその日の内にネット上は話題騒然。立ち上げから僅か2〜3日の間に100サークル近くを集める事に成功した。
流石にあそこまでの確変はなかなか無いとは思うが、今回「蒲田鎮守府」告知時の動きにも、似たような臭いを感じた。
俄然、「蒲田鎮守府」に興味を抱いた私は、MGMを早期に撤収し、蒲田に足を運ぶ事を決意した。

今回の「蒲田鎮守府」は、参加448サークルの大盛況。
スペース数ベースでは480spだ。
これは、前回開催時の10倍近い規模。艦これの勢いを感じた。
この規模ゆえ、大田区産業プラザPiOの1階大ホールのみならず、小ホールまで埋め尽くしての開催となる。


今回「蒲田鎮守府」のアピールポイント(と思われる)・プチオンリーは計16。
その中には、連装砲ちゃんオンリー、エラー娘オンリー、エラー猫オンリー等のターゲットがニッチなものも。
ニッチなオンリーは、単体ではそんなサークル数も多くないが、各プチオンリーを積み重ね、プチオンリー参加の総サークル数は実に205サークルになった。
プチオンリー群が全体の4割以上を占めており、プチオンリー開催が、「蒲田鎮守府」における総サークル数の底上げに繋がっている構図となった。
多数のプチオンリーをもってサークル集めに勤しむという戦略は、奏効したと見て良いだろう。

ただ、カタログにはプチオンリーサークルの配置が記載されておらず、分かりにくい。
これをフォローする意図があるのだろうとは思うが、壁にプチオンリーのポスターを貼り、その下にサークルリストを貼る形で、案内面の工夫を図っていた。

ただ、参加者に案内するに当たっては、やはりカタログが基本だろう。
せっかくプチオンリーも併催するのに、それがどこのサークルなのか、どこの配置なのか分かり辛いらない、という部分は、今後の課題の一つになると思う。

即売会自体は、いつものケットコムイベントだったと思う。
サークルも集まり、一般来場者も多数。それを経験豊富なスタッフがうまく回す、いつも通りの展開だ。
搬出入の宅配便業者も、大型トラックを投入し対応。搬出入量の多さが、サークルの意気込みの強さを物語る。

企画としては、艦これプレイ映像の放映が人気、人だかりができていた。
印刷業者「ねこのしっぽ」のブログ「こちらねこのしっぽ本社企画室」http://nekoheadquarters.seesaa.net/にて、「ながやす提督の艦これ三昧日記」を連載されている、ながやす提督によるプレイ実演だ。
提督レベルは107。艦娘レベルは120超がゴロゴロ。開発資材1521、資源は軒並み20000超。
…うわぁ、レベル高ぇぇぇぇ
流石、艦これ歴長いこともあり、名将の貫禄あふれるプレイっぷりであったw

こうして、「蒲田鎮守府」は盛況の内に幕を閉じた。
次回開催は、日程調整が必要で、まだ未定との事。艦これオンリーも、全国的な広がりで乱立しており、上手く日程を合わせるのが難しくなっているのだろう。
横須賀開催の「横須賀鎮守府」は5月10日開催とのこと。横須賀で何かしらの発表がありそうな気もする。
そして、横須賀の方も、聖地開催ということで気になる存在だ。土曜開催なので上手く都合つけないといけないが、都合付けば足を運びたいと思う。

3/21 創作同人誌即売会「MGM2.02」

3月21日、私は、創作同人誌即売会「MGM」にサークル参加させていただいた。
諸般の事情(詳細は後述する)により少し早めの撤退。充分な滞在こそできなかったが、古き良き雰囲気を味わえ、有意義な時間を過ごせた。
また、幾人かの方には、当サークル作品をご覧いただき、或いはご購入をいただいた。
皆様からのご厚情に、心から感謝申し上げたい。

MGMは、1980年に立ち上がり、実に34年もの歴史を持つ、由緒ある即売会。
ルーツはコミックマーケット。コミケ黎明期における運営母体・同人サークル「迷宮」が、コミケから独立するような体裁にて開催された。
コミケがパロディ同人を含め「全てを受け入れる」方針に対し、迷宮/MGMは、オリジナル創作にこだわりがあり、そこが両者間における方向性の違いだったのだろう。

当初は「まんが・ミニ・マーケット」というイベント名だったが、後に「MGM」(まんがギャラリーマーケット)がイベント名となる。
長年、武蔵小杉の川崎市中小企業婦人会館で開催されていたが、会場閉館等の事情により、2007年から一旦休止。
休止中の2011年に主催・亜庭じゅん氏も逝去されたが、周囲の皆様方の頑張りもあり、2012年に復活した。
100回達成後は、若干体制が改まり、イベント名も「MGM2.01」(えむじーえむにゃくいち)として再スタート。今回は「MGM2.02」(えむじーえむにゃくに)であるから、新体制後では2回目となる。

現在のMGM会場は、板橋区立グリーンホール。地下鉄板橋区役所前駅や東武東上線大山駅から徒歩5分と、アクセス便利。
会場はそんな広くない。62サークルとそれなりに集まったものの、いささか「詰め込み」の印象もする。
ただ一般来場者も少ないので、大きな混雑も無い。のんびりムードで、イベントは進む。

この即売会の特徴としては、「年齢層が極めて高い」事が挙げられる。
参加者は、年配の方々ばかり。白髪交じりの方も、決して少なくない。30代の私なんぞ「若造」であるw
おそらく平均年齢は50歳代。古今東西様々な即売会を見てきた中で、最も高年齢の即売会ではないか?とも思う。

いつも同じ顔触ればかり。若い世代が入って来ない、との批判も聞く。
だが、私はその批判、当たらないと思っている。

確かに、若い世代を取り込もうとする努力は必要だろう。
即売会の活性化に、若い血は欠かせない。

しかし、MGMのように歴史の長い即売会は、リピーターも多い。
「同窓会」「いつもと同じ顔ぶれ」というのは、リピーターの多さを示している、とも言えよう。

そして、そのリピーター達も、回を重ねるごとに高齢化する。
歴史のある即売会は、その歴史の分だけ、参加者の年齢層が高いのは当たり前だし、仕方の無い事だと思う。
(常に若い世代が新規参入し続けるコミケだって、参加平均年齢は上昇基調だ)

寧ろ私は、この傾向をMGMの「弱み」と見なすのでは無く、「強み」として捉えるべきではないかと考える。
年齢層が極めて高いという特色は、裏を返せば、「高年齢者でもアウェイ感なく参加できる」という事だ。
同人誌即売会の世界は、良くも悪くも、若い世代を中心に動いている。高年齢者は少数派であり、30代の私ですら、若い世代の勢いに圧倒されることも少なくない。
高年齢者の受け皿となる即売会は、皆無同然だ。
「MGM」には、他の即売会がにはない、中高年以上の高年齢同人者が気軽に参加できる雰囲気が備わっている。
これは30年以上にもわかる長い歴史が蓄積された、MGMならではの特性。これを「強み」として大切にするべきだと考える。

もう一つの特徴としては、会場の壁を、サークルがアピールに利用できるという点だ。
壁がパネルになっており、そこにサークルが作品を貼る事もできる。主として、原画を貼るサークルが多い。
サークル次第だが、うまく活用すれば、よりサークル参加を楽しめるだろう。

MGMは、昔からの流れのようだが、即売会終了後に、参加者全体での合同反省会や交流会も開催される。
サークル/スタッフ/一般参加者の枠を超え、忌憚なき意見交換も為されると聞く。
これらも、MGMの特色の一つであろうが、今回は途中で撤退し、参加はしなかった。
新たな交流も生まれそうな予感もする。次の機会があれば、そちらにも顔を出したいと思う。

ただ今回は、どうしても足を運びたい即売会が、この日、もう一つ存在した。
だから私は、苦渋の決断で、サークルも早期に撤収したのである。
その即売会こそが、この日蒲田で開催された艦これオンリー「蒲田鎮守府」である。
次回は、蒲田鎮守府に足を運んでのレポートを記したい。


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