STRIKE HOLE

同人関係者に役立つ補助金の申請を支援します。補助金申請通らなかった方は、ご相談ください!採択される確率を、確実に上げます。 サークルとしては、同人誌即売会・アニメ聖地町おこしの評論中心にやっています。 【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系とアホ評論の二本立てです。

2017年09月

けものフレンズ×コンテンツツーリズム本「けものつーりずむ」表記誤りのお知らせとお詫び

以下画像をご確認願います。

kemono-owabi


結果的に誤った表記となりました事、謹んでお詫び申し上げます。

「文学フリマ金沢」の告知手法が興味深い

先日、福井の同人誌即売会「がーでんえふ」に参加したが、その折に、「文学フリマ金沢」(2017年4月開催済み)の過去カタログを入手した。
この手のカタログ、即売会が終われば用済みとなるため、無料配布しているケースが多い。
しかし、当サークルのような評論・研究等の活動を行っている人間としては、たとえ過去のカタログであっても…いや、過去のカタログだからこそ、「宝の山」とも言える情報源として、非常に有用だ。

文芸系即売会として、昨今全国展開に積極的な姿勢を見せる、サークル数も上昇傾向。「文学フリマ」は、今最も勢いのある即売会の一つだろう。
金沢開催の「文学フリマ」も、2017年4月に3回目の開催に突入。サークル数も100サークルに達し、勢いを今も尚維持し続けている。
カタログを拝見するに、通常の即売会に加え、小部屋を活用する形でのトークセッション、そして「歌会セッション」なるものも登場。
巨大化した東京の文学フリマではできない企画。比較的規模の小さい「金沢」だからこそ成しえた企画であろうし、文学系即売会にふさわしい企画でもある、と感じた。続きを読む

9/18 福井市開催・オールジャンル同人誌即売会「がーでんえふ」

STRIKE HOLEの新刊「解説!全国同人誌即売会事情」や、当ブログ記事・2017年07月04日付『スタジオYOUは、「即売会全国展開」の看板を捨てたのか?』でも触れたが、昨今、スタジオYOU主催・オールジャンル同人誌即売会「おでかけライブ」の撤退が、全国各所で数多く目に付く。

福井でもそれは同様で、

>2016年12月18日(日)福井商工会議所開催の【おでかけライブin福井55】は、より一層皆様にイベントを楽しんでいただくことを検討してまいりました。
>その結果、2017年3月26日(日)に開催を予定しておりました【おでかけライブin福井56 春まつり2017】と冬のお祭りイベントとして、合同開催を行なう運びとなりました。それに伴い、イベントタイトルを【おでかけライブin福井55&56 ウィンタースペシャル2016】へ変更させていただきます。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

という口実で2017年3月の開催を中止。合同開催名目で開催された2016年12月のイベントを最後に、以後即売会が開催されない。
恐らく、事実上の「地域撤退」と思われる。
(この手の「合同開催」を名目に先のイベントを潰し、合同開催のイベントを最後に即売会が開かれなくなる地域は、福井以外でも散見される続きを読む

9/24サンクリ・10/1けもフレオンリー(スーパーヒロインタイム)合わせ 新刊刊行のお知らせ

2017年に入ってからのSTRIKE HOLE・花羅の同人活動傾向としては、こんな感じです。

1.オンリーイベントへの参加を決める
 ↓
2.サークルとして申込
 ↓
3.そのジャンルに合わせた町おこし研究本/コンテンツツーリズムの事例研究本を刊行
 (既に研究本が出来上がっていればそれを還付)

こういうパターンで様々なジャンルのオンリーイベントに参加しております。
2月の観音寺(結城友奈は勇者である)、5月の東方Project×コンテンツツーリズム本、6月の京都(たまこまーけっと)と眼鏡時空(鯖江市・メガネブ!)…
これらのオンリーでは、サークル参加を決めた後に、町おこしの事例研究を始めて、当日に新刊を持ってくる。そんな感じでした。

10月1日開催のけものフレンズオンリー「ジャパリパークで大騒ぎ!3」(スーパーヒロインタイム内)も、同じパターンです。
というわけで、「けもフレ」がらみの観光振興事例を研究。全国一通り調べきって、そして同人誌に纏めさせていただきました。
というわけで新刊は、「けものフレンズ」を通じた、動物園等への経済効果・観光振興効果についての研究本となります!

一応10/1のけもフレオンリー合わせでしたが、今日完成しましたので、9/24「サンシャインクリエイション」でも先行頒布します。
皆様よろしくお願いいたします!続きを読む

9/3 奈良県上牧町・地域応援イベント「さぶらいぶ!ぺが!」

4月に、姫路市の同人誌即売会「comiporation」にサークル参加させていただいた。
(参照」2017年04月25日付『4/23 姫路市開催・オールジャンル同人誌即売会「comiporation」』

この時お知り合いになった、萌えキャラを通じて販路拡大に取り組む企業様より、奈良県上牧町開催「さぶらいぶ!ぺが!」へのお誘いを受ける。
同じ日に関西では「こみっく☆トレジャー」が開催予定。当サークルも「トレジャー」参加を見越して帰りの飛行機も予約していた身ではあったが、「町おこし研究してるのならこのイベントに参加してもいいのでは」と勧められて心動かされる。
思い切って一度参加してみるか、と決意し、トレジャー参加予定を急きょ「さぶらいぶ!ぺが!」参加に切り替える。

(売上的にはトレジャーの方が絶対上がるのは間違いないが…色々見てみたいという好奇心が上回った、といったところだろうか)

とは言え、奈良県上牧町とはいったいどこか、という話から始まるw
調べてみると、鉄道も通らない人口2万の小さな町だが、別に過疎ってはいない。都市郊外のニュータウンみたいな雰囲気だろうか。
JR王寺駅からバスが頻発しており、アクセス的には不便はなさそうだ。続きを読む

【他地域の即売会関係者も必見】長野県内における同人誌即売会の現況を論ずる

当方は、2016年冬に、アニメ・マンガ町おこしの研究本「コンテンツツーリズム取組事例集3」を刊行した。この本は、長野県内の町おこし事例を、数多く収録している。
元々長野への即売会遠征は多かったが、この本を刊行したことが契機となり、2017年は長野県内の即売会遠征を積極的に推し進めた。
現存する県内の同人誌即売会には、ほぼ一通り参加できたと思う。

県内の同人誌即売会は、3つの類型に分けられる。

(1)地場のオールジャンル同人誌即売会
(2)東方オンリー
(3)伊那市開催「I,C,I」


(2)東方オンリーは、松本市開催の「東方信州祭」や、諏訪地域・岡谷市で時折開催される聖地開催型のオンリーが該当する。
「東方信州祭」は、東方音楽サークル大手の主催する音楽ライブイベント「東方楽祭」を併催させることで、サークル・一般参加者を安定して集めている。(参照:2017年09月03日付『6/25 長野県松本市開催・東方オンリー「東方信州祭」』
岡谷も、以前ほどの勢いはないかもしれないが、聖地開催効果もあり100sp以上の規模になることは間違いなく、手堅い印象だ。
東方オンリーに関しては、総じて運営が安定しており、本項では触れない。

(3)伊那市開催「I,C,I」は、(1)の中にカテゴライズしても良いのかもしれないが、独特のローコスト運営や展示品の充実・あんまんのお振舞等、他の即売会に比べ独自性が強い。(1)と同列に語るのには違和感があるので、別枠として分類した。
(参照:2013年11月21日付『11/10 長野県伊那市オールジャンル同人誌即売会「I,C,I」』

本項では、「(1)地場のオールジャンル同人誌即売会」について論じたい。続きを読む

8/27 長野県松本市開催・オールジャンル同人誌即売会「あむこみっ!」

松本で8月末に開催されているオールジャンル同人誌即売会「あむこみっ!」は、昨今規模の縮小傾向が顕著な長野県内の同人誌即売会が多い中でも、右肩上がりに成長を続けている即売会だ。
単に告知宣伝で足を運ぶだけではなく、行く先々で出会うサークルさんとの人間関係構築に積極的な姿勢が感じられ、その努力が成果に結びついているものと考えられる。

私も2年前(2015年)の8月にお邪魔したが、催事に「勢い」や「パワー」を感じさせる。そんな印象を抱いた。
(参照:2015年09月20日付『8/30 長野県松本市のオールジャンル同人誌即売会「あむこみっ!」』

しかしながら、主催氏の一身上の都合により、今回をもってファイナル。
あくまで「休止」扱いで、また余裕ができたら復活する芽もあることは示唆されているが、取りあえず今回で最終回のようだ。
当サークルも、長野県関連の本を大量に抱えているという事情もあり、この即売会へのサークル参加を決めた。続きを読む

7/30 岡山県倉敷市水島・オールジャンル同人誌即売会「Comic Foutune」

以前より参加しないかとお誘いを受けてはいたものの、他の即売会と日程が被るなどしてなかなか参加できなかったものの、都合をつけてサークル参加させていただいた。

元々岡山県は、オールジャンル同人誌即売会「ぶちすげぇコミックバトル」が定期・継続開催されてはいたものの、それ以外の即売会が全く育っていない土地柄だ。(即売会が育たない理由は色々考察できるが、本題から外れるので割愛)
かねてから当方も、岡山の即売会が事実上「ぶちすげぇ」のみになってしまう現状は憂慮しており、他の即売会の勃興を待ち望んでいた。
そんな中、倉敷で昨年より開催された同人誌即売会が、この「Comic Foutune」である。応援の意味も込め、サークル参加を決めた。

「Comic Foutune」という即売会は、過去に「ぶちすげぇ」主催元の岡山コミックイベント連合により主催されていたこともあったが、後に立ち消え。
この名称を引き継いではいるものの、「ぶちすげぇ」とは別の主催の下(といっても「ぶちすげぇ」スタッフの方が主催と聞くが)、新規に立ち上げた即売会として位置付けられるだろう。続きを読む

7/16 香川県観音寺市開催・結城友奈は勇者であるシリーズオンリー「勇者部満開」

2014年に放映されたアニメ「結城友奈は勇者である」(以下「ゆゆゆ」と記す)は、香川県観音寺市を舞台としている。アニメ自体は、1クール12話で終わったもの、その後も関連作品が連載されるなど、細々ながらメディア展開は続く。
大ヒットというわけではないが人気は根強く、舞台・観音寺市には聖地巡礼に訪れるファンも徐々に増え始める。

2016年2月には、同人誌即売会主催団体「SDF」により、聖地・観音寺での初開催となる「ゆゆゆ」シリーズのオンリー「勇者部満開」が開催。
市中心部商店の協力も得つつスタンプラリーも併催され、これは、その後の市ぐるみによるアニメ町おこし展開の下地を築いたものと意義付けられよう。
時を同じくして、アニメ町おこしを目的とした「地方創生加速化交付金」を、観音寺市は国から受けることが決定。これを受け、市もこの交付金を財源としてのアニメ町おこし補正予算を計上した。

1年間の準備期間を経ての2017年。観音寺市は、町おこし施策として、地域事業者と提携しての「ゆゆゆ」コラボグッズを展開。町中でのスタンプラリーも開催した。
また、舞台となる観音寺中学校を会場に、声優を招聘してのステージイベント「讃州中学文化祭」を開催。観音寺への誘客を試みた。
なお、この「讃州中学文化祭」に呼応するかのごとく、同イベントの前日にちゃっかり開催したのが、聖地2回目開催となる「勇者部満開」であった。

私も、観音寺市の町おこしの実態をこの目で見聞きしつつ調査しようと思い立ち、「勇者部満開」「讃州中学文化祭」合わせでの観音寺入りを決意。
当初は一般参加を予定していたが、どうせならある程度事前に観音寺の町おこしのことでも調べて薄い本出した方が面白いかな?という軽い気持ちでサークル参加に切り替えた。
これが、ゆゆゆ沼への壮絶なる転落への幕開けとも知らずに…続きを読む

7/9 三重県多気町・「聖地創造」のコスプレイベント「おたコス」

「おたコス」は、人口1万ちょいの小さな町・三重県多気町が舞台。
「聖地創造」をスローガンに、サブカルチャーを通じての「町おこし」を志向しているコスプレイベントだ。

コスプレイベントは、同人誌即売会に比べ当方も理解に弱い部分が多い。参加することも、レポートすることも余り少ない。
ただ、当サークルも「コンテンツツーリズム取組事例集」を刊行しており、アニメ・マンガ等を通じての「町おこし」に興味・関心が高い。
その立場を取る当サークルとしては、このイベントは一度この目で見てみたい、との思いも強かった。
そして、「おたコス」はコスプレイベントながらも、同人サークル等クリエイターの出店も受け付けている…ということで自分も「同人サークル」として「出店」させていただくことにした。
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同人イベント評論のポリシーとしては、「否定的な事は極力抑えて前向きな提言を目指す」「男性向け・女性向けの枠、地方・都会の枠に囚われない評論を目指す」の2点を常に念頭に置く所存です。
コンテンツツーリズム・アニメ聖地町おこしの研究・評論も時折やります。
どうぞ宜しくお願い致します。

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