今更なんですが選挙の総括を・・・

小泉自民党が衆議院で300議席弱、与党公明党も含めると330議席と定数の2/3を占める歴史的大勝を飾ったのは9月の事です。
いや、流石に今回は普通に自民党が勝つとは思いましたけど、まさかここまでの圧勝になるとは・・・。勢いのある方が、その政党の実力以上に大きく議席を伸ばす、是非はあるかもしれませんが、これが小選挙区の醍醐味というものではないかと思います。

んなこと言ってもこの俺は、自慢じゃないですが選挙始まってからしばらくは自民党を心情的に応援しておりましたが、2chやmixiで民主党叩きが強まり、自民優勢が選挙で報じられる選挙終盤になっていきなり

「今こそ全逓の踏ん張りどころだ」
※全逓:現在のジャパンポスト労組。郵便局員の労働組合で当然郵政民営化反対。民主党の有力支持団体の一つです。

などと称して民主党を応援し始めたという、まさに沈む泥舟に逃げ出す鼠…じゃなくて沈む泥舟に特攻する鼠って感じの転向を敢行し自民支持者に激しく喧嘩を売ってみたアイタタ人間です。
・・・いや流石にひねくれ者にも度が過ぎる気もしますが。


そこで今回の選挙、何故自民党が大勝したか。
イデオロギーや政策的見地から検証すると色々と揉め事になりそうですので(政治信条の違いは互いに譲れないものがありますので、そういったのには余り触れたくないです)、今回、自分としては同人的見地から自民党大勝の原因を検証したいと思います。
解散直前、森前総理が解散思いとどまるよう、官邸に直談判をされた話は皆様覚えていらっしゃいますか?
官邸から出てきた森総理は、顔を真っ赤にしながら
「小泉は漏れが来たのに干からびたチーズとビールしか出さなかった」
などと小泉の冷たい対応を非難、事実上の訣別とまで報じたマスコミもありました。
哀れ攻(小泉)に捨てられし受(森)。

しかし、選挙中盤になって自民党優勢が報じられると二人は仲直り。
あの「干からびたチーズ」はミモレットとかいう高級チーズらしく
「選挙が終わったら一緒にあのチーズの美味い店に食事に行きましょう」
と話が出るほど。


・・・・これ、ボーイズラブでありがちなストーリーっぽいんですけど・・・。
攻に冷たくあしらわれ受は反発、でも最後にゃ攻と受は仲直り。
耽美系では王道の展開のように思います。
こりゃこんなBL本を地で逝くストーリーを現実でかまされちゃ、腐女子・貴腐人諸君のハートをがっちりつかむのは当然です。
小泉自民党は、自分が選挙前から提唱していた「腐女子票の取り込み」を、自分が思いも寄らない形でやってのけたわけです。小泉総理の政治的嗅覚、才能の素晴らしさを思い知った次第です。


他にも自民党はタイゾー、大仁田(彼は参議院だけど)、片山さつき、ゆかりタソなどなど、多くの萌える人材がいらっしゃる。

基本的に漏れは
 大仁田 × タイゾー だし
 片山さつき女王様攻 × 緊縛森前総理 だし。

やおれたり萌えたりできる人材が、今回非常に豊富だったように思います。

翻って、「日本をあきらめない」どころか民主党を諦めるかどうかの瀬戸際に立っているような感のある民主党ですが・・・。
俺民主党でやおれるかって言ったらNOですね。
萌えられる人材も余り見当たらないです。
民主党の大敗は、パフォーマンス的にも、個々のキャラ的にも、萌える要素が全く無かった事にあると私は考えます。
小泉自民党が多種多様のキャラを用意し、森×小泉耽美劇場を敢行したのに比べると、自民・民主萌え合戦では自民党の完勝ではないかと。


次回民主党が逆転勝利、政権交替を実現させるには、誰もが想像付かないような意表をついた展開で、民主党各候補の個々のキャラ力のupに努めるしかないような気がします。
例えば、

前原党首がハッスルデビューを果たして和泉元彌・インリン様・HGと闘う

・AV女優、現役ヤクザ組員、フラッシュ職人、大手同人サークル、ニート、戸塚ヨットスクールなど(自民党が思いつきもしない)明後日の方向から個性的な人材を発掘する

菅直人がメイド女装コスでコミケ会場やアキバで遊説

小沢一郎がケロロ軍曹のコスをして、キャッチフレーズは「政権交替でポコペン侵略であります!!」とする(少なくとも今回の「日本をあきらめない」より絶対良いはずですが?)

これらの選挙戦術で民主党は政権交替目指して邁進して頂きたいものであります。
民主党の巻き返しに期待致します。