11月23日、同人イベント3団体(SDF高天原コスチュームカフェ)のアライアンス、「SCT(セクト)」主催のオンリーイベントが開催された。
アライアンスと言えば判り辛いかもしれないが、SDF、高天原、コスカ3団体の共催と考えた方がわかりやすいだろう。
折しも、名古屋の男性向けイベント「メンコミ」「キャラフェス」の共同主催で「コミックキャメラン」(in名古屋ポートメッセ)というイベントが来年1月に開催される事が知らされており、今後、もしかしたら共同開催が一つのブームになるかもしれない、と考えていた自分。

(今はサークルが昔ほど集まらず、各イベンターも赤字負担がしんどいとの話を聞いている。共催には、話題性を付けた事によりサークル・一般に興味を持たせる事(サークル参加の促進)、及び赤字負担を共催により各主催が分担する事による負担緩和、この2つのメリットがあると見ていた)

というわけで、自分はSCT主催のオンリーには非常に注目していた。
今回のオンリーは3つ。

蒼月宴 (TYPE-MOONオンリー)
プロFES(ラグナロクオンリー)
綿流し乃里(ひぐらしオンリー)

高天原とSDFは、元々この3ジャンルのオンリーをそれぞれ別個に開催していたが、彼らの元のオンリー名をそれぞれ合体させたがゆえ、このような聞きなれない名前になったのだろう。
(例)プロンテラ大祭+RAG−FES→プロFES

結論から言うと、イベント自体は相応に盛り上がっていた。
カタログも完売したようだし、サークルもコスプレブースもそれなりに盛り上がっていたように思う。欲を言えば、コスブースをもう少し広くして欲しかった、というのもあるが、運営上の色々な事情もあるだろうから仕方ないか。

サークル数にしても、全盛期のSDFのspには及ばないものの、最近のSDFイベントの低迷を考えると、何とか持ち直した感がある。正直、ほっとした。
ただ、ひぐらしのspの少なさが気になった。春の綿流し祭では100sp位あったような気もするが、それは自分の錯覚だったのかと思えるほどに。もうジャンルが斜陽に入ってしまったのであれば、余りのサイクルの速さに無常を感じずにはいられない。

取り敢えずイベントそのものは無事に終了したようで、概ね成功の部類に入るのではないかと思う。
ただ、気になった事としては、3団体合同主催による「成果」である。
私が見た限り、SDF色が非常に強く(スタッフ面子、雰囲気、会場内アナウンス等)、事実上のSDFのイベントだったように思う。他の2団体が乗っかった意義は何処にあるのだろう。3団体共催による一般・サークル参加のメリットが余り感じられなかったような気がする。
「新しい形のイベント…」との事だが、新しさも余り感じ取れなかった。
無論、目に見えないところ(運営面とか)で3団体共催のメリットやら新しい形やらが出てきたのかもしれない。ただ、それは外部の人間には当然見えて来ない。

もし中の人がもし差し支えないようであれば、3団体共催のメリット・デメリットを何処かで総括して欲しいと願う。
共催というのは中々無い試み、ユニークな新しい試みと言っても良い。
そういった試みゆえ、今後共催を考えるイベント主催にとっては、今回のSCTの取り組みは大いに参考になるであろう。
もし総括が残せるのであれば、男性向け女性向け問わず、同人オンリーイベント全体にとっての貴重な財産になると思う。

→ SDFも参画される(RAG−FESと蒼月祭ですよね?)5月3日の「都産祭」にも活かせるのでは?


赤字云々については中の人ではないので判らないが、あの混雑とカタログの完売を見る限り、黒で終わったのかな、と何となく思う。黒ならば、今後のイベント開催に弾みが付くだろうし、主催の経済的負担も減るだろうし、良い事ではある。
サークルについては、「持ち直した」とは申し上げたが、3団体共催の話題性を加味すれば少々物足りないように思う。
どちらにせよ、各団体とも今回の経験を糧に、より良いイベントを築かれる事を願って止まない。今後の3団体の活動に期待を寄せたい。


【追記】
都産祭は現在各イベンター間で諸々調整中であろう。
もし良ければ、以前どこかのブログでどなたかが語っていた気がするが(出典探しきれなかったのでこういう書き方になりますすみません)、各イベント共通の共同案内所を設置してはどうだろう?
都産の玄関か1F屋内かに本部を設け、そこでカタログ売ったり各イベントの階数を案内したり。@すのすけさんのブログにもあるように、「同日イベント同士で協力して案内をわかりやすくする」ような工夫も、共同開催ならばきっと出来る筈である。

都産祭の本格始動はこれからであろうし、イベンター間の調整もきっと骨が折れるであろうが、各イベンター一致団結して、ゴールデンウイークを是非盛り上げて頂きたいものである。