というわけで今日は2/12開催の東方projectオンリー「東方まんがまつり」について。
(開催:名古屋市・サン笠寺)

煽るつもりは無いのだが、そう捉えられても止むを得ないだろうか…?
しかし、このイベントに一般参加される方々は、色々な意味で心して欲しいものである。

通常のイベントは、カタログが無いと入れない。しかし、カタログが売り切れた場合は「フリー入場」という形で対応する。
それが普通のイベントの方式であろう。
しかしながら、このイベントは例外で、「カタログを持っていないと入れない」「売り切れても入場できない」という方式を取っている。一見不条理にも思えるが、これには合理的な理由がある。会場側で「イベント保険」を掛けているようなのだが、保険人数の関係で、会場の「サン笠寺」より一定以上の人数を入れないでくれ、との通達が主催に出されている模様である。
まるで伝説のイベント「ハートフルコミュニケーション」を思い起こさせる展開である。
ハトコミとの違いは、当日売り分を残している点だが、当日行って買える保証は何処にも無い。
前売りは全国のメロンブックス各店にて現在も販売されているが、その売れ行きは「コミケットカタログ以上」との関係者の話だ。前売りがこれだけ猛烈な勢いである以上、当日用が充分な数を残しているかとなると大いに疑問である。
幸いにも、メロンで前売りはそれなりの数が残っている。
もし当日、東方まんがまつりへの参加をお考えの方がいらっしゃれば、出来る限り早くお近くのメロンに駆け込むか、メロンHPにアクセスして通販で購入すると良い。


イベントそのものについても考察してみたい。
参加サークルは直接122、委託4。この数はメンコミ・キャメランをしのぐ規模である。
直接に比べ委託の数は少ないが、男性向けジャンルはそもそもサークルが委託参加する、という概念が女性向に比べ定着していないに拠るであろう。(他の男性向けは委託参加を受けていない所が大半で、このイベントのように委託を受けているところは少数)
しかし、これはあくまで抽選により参加サークル数を絞った結果であり、実際の申し込みサークル数は173にも上った。

面白いのはこの173サークルの全国分布図である。(参考文献:東方まんがまつりカタログ
名古屋開催である事から、中京圏の参加者が多いとおもいがちだが、東海3県(愛知・岐阜・三重)の総合計は45。内愛知県は33で全都道府県別ランキングでは無論1位であるが、それにしても東海3県で45サークル、比率にすると約26%。これは意外に少ない割合と思う。
逆にいえば残り約74%は遠方からの遠征組である。
東方オンリーにかけるサークルのパワーの凄まじさを実感するデータである。

ちなみに、関東1都6県(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城・栃木・群馬)は61サークル(約35%)。関東だけで中京圏の数を凌駕している。
やはり、男性向けジャンルは関東中心で動いている事を再認識させられた。
このイベントは都内でもチラシ撒きを精力的に行っていたが、もし都内で広告宣伝活動を行わなかったら、ここまでの申し込みはあったか?となると疑問である。やはり、男性向けイベントは、いくら地方開催だとしても、都内での告知こそが重要だと再認識した。

※関西地区(京都・滋賀・大阪・奈良・和歌山・兵庫)は40サークル(約23%)。
 関西圏のサークル数も馬鹿にはできない数であり、東京同様関西での告知も重要な事が伺える。


しかしそれにしても、サークル遠征率が4分の3を占める、ってのは考えられない世界である。
これは主催者側のマメな告知活動、そして東方ジャンルの元気さ、両方が合わさってはじめて成し得た結果だろうが、とにかく凄い。

この調子で行くと一般も遠征組が多そうな気がするなあ・・・。

とりあえず、一般参加でまだカタログを買ってない方は至急購入に走った方が良い。当日カタログを買って入場できるもの、と思わない方が良さそうだ。一般参加の皆様の健闘を祈りたい。
無論、サークルさんも運営の皆さんも、だが。