昨日、4月2日開催のオールジャンルイベント「コミックキャッスル」のサークル案内通知が届く。
自分の申込が無事に届き受理された事に少々安堵するが、それ以上に気になるのはサークル数である。果たしてどの程度集まったのか、自分の当落よりも気にかかる。

ここで、コミックキャッスルについて簡単におさらいを。
(自分の主観というかキャッスル観も入っている点、ご了承を)

前回(初回)は2005年10月下旬開催、ポストレヴォ、初回という期待感もあって1,200spを集めスタートダッシュに成功、一定の成果を収めた。
その一方、にわか作りの組織ゆえ運営面でのバタバタや不手際も多かった。初回ゆえの良い点悪い点、両方が噴出したと言えよう。

そして今回「コミックキャッスル2006年春」。今回のキャッスルに対しては、昨年秋の段階で多くの懸念を抱えていた。
サンクリとの日程近接、スポンサー企業との関連性、有力サークルとのコネを持つ人材の離脱、理念の薄さ、参加者からの問い合わせに対する反応の悪さ、マトモに更新されないWEBサイト、キャッスル及び主催本人に対してのスタッフの忠誠心(ロイヤリティ)の薄さ…、列挙すればキリが無い。
そして同人世界に影響力の大きい同人総研の批判。これがある意味トドメを刺した。
サークル、一般が前回なみ(ないしそれ以上)に集まりそうな要素は皆目見当たらず、人を減らす要素ばかりが目に付いた。
強い逆風の吹き荒れる中、キャッスルは2回目に向け舵を取った。

(※詳細は当ブログ11月27日付「コミックキャッスル論考 〜「同人総研」がやってしまったこと〜」及び同記事からのリンクをご覧頂きたい)
流石に前回同様の規模は望めまい。8割程度なら御の字、800spを割れば以後凋落の一途・メモリーズ化への転落街道を進むしか無いだろう。私はそう予測していた。

1月下旬、前回同様「第一次サークルリスト」が発表された。サークル数は200前後、前回一次リストとほぼ同数であったが、大手・有力サークルが少ない顔ぶれであり、特に大手目当ての方にとっては物足りない面子であったと感じよう。大手サークルとの深いコネクションを持つ人材が離脱したことの影響なのか、前回との落差は顕著であった。

サークルの申込締切は2月中旬、私もそれにあわせサークル参加を申し込んだ。
しかし、キャッスル公式サイトでは、「今回限り」との事で申込締切延長を行った。
申込数が充足していれば、締切を延長する必要性は無い。
第一次リストの発表に次ぎ、キャッスルの苦境を知らせるフラグと言えよう。

とは言え、一つだけキャッスルの盛り返しを知らせるフラグも感じ取っていた。
未確認情報ゆえこのブログでは伏せていたが、2月中旬にとある関係者筋とお話する機会に恵まれたが、「ここに来て申し込みが急増している」との事であった。
その関係者氏も又聞きの様子だったし、私も深くは突っ込まなかったが、ソースの無い情報であり、取り上げるには慎重にならざるを得なかった。自分としては、これがガセで無い事を祈りつつ、より確定されたソースを得てから論じたいと考えていた。

そして先日、配置図入りでサークル案内が送付た。
配置図のスペースNo.が小さくかつ印刷で文字がつぶれていて見にくいだとか、「コミックキャッスル2005春」とか書いてあるんですけど、とか色々突っ込みところはあるが、それはそれとして。
結論を言うと、今回のサークルsp数は960前後。前回比約80%。文化会館のB,D2館開催である。
好材料が見当たらず、あれだけ苦境をしらせるフラグばかりが立っていた現状を考えると、1,000spには届かなかったものの大健闘と言えるだろう。
とりあえず今回のサークル数を見る限りにおいては、凋落&コミックメモリーズ化は避けられた見通しで、先ずは一安心である。

しかしキャッスルはここで安心してはいけない。
サークルは確保した。次は参加してくれるサークル・一般にいかに楽しんで頂き、かつ手伝ってくれるスタッフにいかに報いるのか?
今度はそれを考えないといけない。

前回、スタッフ間の内紛等色々あって今回の組織作りは一からのリスタートである。本来、同じメンバー・同じ組織で二度三度回数を重ね経験する事により、サンクリのように組織がフィットし、熟練された運営になる筈。前回スタッフに今回も手伝って頂くのが望ましい。
ただ、それが難しそうな雰囲気である以上、今回新たに手伝ってくれたメンバーが次回以降も手伝ってくれるよう−スタッフの対イベント・対主催の忠誠心(ロイヤリティ)が高まるよう−主催側は、スタッフに配慮しないといけない。

当日運営に関しては、恐らく前回同様、組織が未成熟ゆえに様々な運営の不手際が起こるであろう。それでも、スタッフ各々が持てる力量を発揮してくれるであろうから、大事に至らずに済むだろうが…。
少なくとも、サンクリやレヴォのような円熟の運営は出来ない。
私はそれでしょうがないものと諦められる。だが、他のサークルや一般はその状況で満足してくれるのか?となると答えはNOである。キャッスルが今後継続して開催を続けていきたいのならば、運営面を改善させないと逝けない。その為には、組織の成熟が必要であり、スタッフのロイヤリティ向上が不可欠である。

参加者に対する告知、フォローイングの在り方も問題だ。
キャッスルのWEBサイトを見ればお分かりであろうが、当日参加の注意点、サークル参加の注意点等、必要不可欠な内容が未だ更新されていない。一般・サークルが参加するに当って、WEBが更新されない事で不安感を煽りかねない。
キャッスル並みに更新が成されていないイベントは、日本全国津々浦々眺めても、岡山コミックイベント連合主催の各イベントと、WEBサイトすら存在しない九州のコミックネットワークぐらいである。どちらも、今大幅にサークル参加数を減らしている。
WEBの更新を放置しても構わないが、そうなればネットワークやコミ連みたいに凋落しても構わないんだ、と主催側がお考えという事で解釈させて頂きたい。


参加者からの問い合わせに対するレスポンスの遅さも問題だ。
参加者は困って質問している訳である。それにまともに答えない事は、その参加者の信頼を損なわせる。「お前うちのイベントに参加しなくていいよ」というメッセージとして捉えられても文句は言えまい。
サンシャインという大きな箱を借りてイベントを行う以上、そして申込期限を延長してサークルを集める以上、主催心理としては1サークルでも多くのサークルに参加して欲しいと願う筈なのだが…?行動に矛盾を感じる。


今回は何とか900以上のspを集める事には成功した。
だが、上記で挙げた通り、このイベントの運営面における問題点は、都内他のイベントに比べて極めて多い
これらの点を、問題点として意識して改善に臨めるのか?それが出来ない、改善されないのであれば、このイベントの凋落・コミックメモリーズ化は時間の問題であろう。
そうならず、サンクリに対抗できる「都内男性向け第二の勢力」として奮起される事を心より祈念申し上げたい。