そろそろコミックキャッスルの詳細でも書こうと思った今夜、とんでもないニュースが舞い込んだ。

女性向けコミックスなどを出版、ビブロスが倒産
 (4月5日付・読売オンラインより)
ビブロス:負債総額20億円で倒産 オタク検定で話題に
 (4月5日付・MSN毎日インタラティブ)

取り敢えずビブロス倒産について詳しくお知りになりたい方は、やはり三崎尚人氏主宰「同人誌生活文化総合研究所」をご一読頂く事を激しくお勧めする。
非常に良く纏まっており、かつ更新スピードも速い。
業界の深い所に身を置く三崎氏ならではの鋭い情報収集・分析力が光っている。流石である。同人総研の面目躍如と言えよう。

取りあえず当サイトが同人系ブログである以上、この話は避けては通れない。
コミックキャッスルなんぞよりもこっちの方が遥かに重要だ。
…というわけで今回はビブロス倒産について語りたい。

(株)ビブロスは、同人ヲタ世界では名の知られている企業である。
女性向けのボーイズラブ(以下「BL」と表記)系の書籍刊行が基幹事業だが、同人作品ダウンロードサイトの「elfics.com」や同人作品紹介雑誌「マガジンエルフィックス」等男性向けにも手を染めている。
昨年夏、今年初春と計2回実施され大きな話題を呼んだ「全国統一オタク検定試験」も、同社が手がけている。
(1月2日付拙文”「オタクエリート」創刊 ”もご参照願いたい)

とは言え同社は元々BL本の老舗として名高い出版社である。
あくまで本業はBL。BL業界ではNo.1の刊行実績と購読者を誇る出版会社である。事実、BL部門は黒字だった模様で、それゆえに突然の倒産は寝耳に水であり、また非常に残念な、惜しむべき出来事であると言えよう。
(倒産の直接の原因は、電子書籍事業など本業BLとは別の部分の模様)

問題は今後の流れである。
無論、今までのビブロス刊行雑誌は軒並み廃刊であろうが、他社が拾って引き継いでくれるケースも少ないが有り得よう。ビブロスのBL部門に関しては幸い黒字経営である。何処かBL部門ごと引き取ってくれる会社が出てくれば良いのだが…。
せっかくBL世界でNo.1を築いてきた企業が、このような突然の出来事で、しかも本業そのものは全く非が無い以上、消滅してしまうのは非常に惜しむべき事である。

幸いBL部門そのものは黒字であり、受け皿として名乗りを上げる企業はそれなりに居そうな気はするので、部門譲渡による存続を期待したい。
オタ検も、黒字では無さそうだが、話題性も高いし何処か拾ってくれるかもしれない。
男性向けDLサイト「エルフィックス」は、男性向けの市場性を考慮すると厳しいような気がする。

以上は私の主観に基づいた予想だが、その辺りは、同人総研も書いているが「流動的」であろう。
今後の状況については、私も深く注視していきたいものである。