前回、連合団体プラステのイベント開催履歴を提示しつつ、運営体制(というか運営に携わる中の人の数)について考察した。
結果、当ブログでは【プラステの中の人は一人だけ】という結論に帰結した。
この結論は果たして真実か。門外漢の自分には、内部事情は明確には分からないが、【実質一人でイベントを切り盛りしている】事を前提に、今日の論を進めさせていただきたい。

さて、前回の考察の最後に、これだけのイベント、一人で回しきれないのでは?との疑問を提示した。
実際、一つ即売会を開催するにも相当のエネルギー・労力を要する
男性向けや地方イベの主催陣は、継続的にイベントを開催して頂けるが、女性向けのオンリーの大半は、一度開催して終わりである。
首尾よく一回目が成功して二回目を開催して成功、三回目を求める声が出ても、二回目で主催のエネルギーは完全燃焼。三回目はない。

…それだけ、主催業務は大変だ。挙げ句の果てに、大抵のイベは赤字だし、買い手には買い手の論理で叩かれ、サークルにはサークルの論理で叩かれ、2chでも叩かれw 余程奇特なタフな方じゃないと務まらないだろう。

…話が激しく脱線してしまったが、兎に角主催業務は、例え一つのイベントであっても、多大なるエネルギーが要る。
プラステはそれを、週一ペースで実施されている。驚異のハイペースだが、それで果たしてイベントを回し切れているのか?となると甚だ疑問である。
実際、応対の悪さ(メールしてもレスが無い等)は至る所で指摘されているし、その事は、当ブログでもキャッスルの事書いた時に触れている。

問題の大きい運営体制である。だが、それも、このイベント開催数を考えるとある意味納得であr。
余りにもイベント開催数が多く、それを(恐らく)実質一人で回しているがゆえ、一つ一つのイベントに注ぐ力が乏しくなり、イベント運営が散漫になっているのだろう。

他のイベント主催の開催数と比較してみよう。
イベント開催数が多い他のイベント主催として、真っ先に思い浮かぶのは、やはり「ケットコム」「SDF」の両主催であろう。
両主催共、様々な同人誌即売会を開催、一定の評価を得ている。また、「だんめんずこみっく」(ケットコム)、キミキスオンリー(SDF)等の新基軸を打ち出したり、今が旬の涼宮ハルヒにいち早く飛込んでオンリーを立ち上げたり、とその素早い行動力も類稀なものがある。
この両重鎮イベントのイベント開催一覧も勢いに乗ってまとめてみたw
 → PDF形式です

大量のイベントを開催しているように見えるが、両主催共に、実はプラステの約半分である。
同一会場で複数イベントを開催しているケースも多いので、実質月イチペースの開催と見るべきであろうか。
てか、このあたりが一人の人間のこなせる限界量な気がする。

だって、毎週毎週イベント開いてたら、何時告知する?
月イチペースだったら、月の内一週はイベントに費やしても、他の三週で他の即売会を回ってチラシ撒きやサークル挨拶等の営業もできる。月イチペースなら、告知に十分な時間を割ける。

プラステのイベントが全体的に告知不足、宣伝不足。結果閑散イベントになるのは、この開催数・開催ペースを見れば自明の理と言えようか。
以前どこか買い手視点のブログで「一つ一つのイベントを大切に…」というご意見を拝見したが、それは正にプラステさんにぴったりのアドバイスであろう。

例えば、プラステ主催のD-Graymanオンリー「リナリーのために!」(2006年2月26日開催)を例に取ってみよう。
Dグレオンリーを開催するのであれば、ジャンプ系=女性向けジャンルである事も考慮すると、このイベント開催から半年遡って開催された各イベントの中、最低以下のイベントは告知先として押さえないといけない。
(無論、コミケも押さえておくべきなのは言うまでもない)

1.2005/10/10 D.Sacrifice(都産貿台東開催)
2.2005/11/20 星祭(損保会館開催)
3.2005/12/11 Labyrinth of Wonderland(都産貿台東開催)
4.2006/1/8 コミックシティin大阪(インテックス開催)
5.2006/1/29 コミックシティin東京(ビッグサイト開催)
6.2006/2/5 イノセントハート(TRC開催)


女性向けであれば、とりあえず有力そうな(都内の)オンリーと大規模オールジャンルぐらいは押さえないとなるまい。
少なくとも、自分がDグレの主催であれば最低この程度は押さえる。
だが、プラステがこれらのイベントで告知を図ったか。私もこの6イベント全てに行ってはいないので断言は出来ないが、十中八九、これらのイベントで告知されていないものと考える。
その理由は明白だ。

1→同日開催のイベントは無いが、10月10日はキャッスル開催2週間前最後の追い込み
2→同日にCOMICぷらねっと群馬開催 チラシ撒き不可能
3→同日にCOMICぷらねっとさいたま開催 チラシ撒き不可能
4→同日にCOMICぷらねっと千葉開催 チラシ撒き不可能 しかもシティ大阪で自分はチラシ確認してません
5→同日開催のイベントは無いが、シティ同日にサンクリ開催。サンクリでキャッスルのチラシ配布中、そっちに専念と考えられる
6→同日にCOMICぷらねっとさいたま開催 チラシ撒き不可能



他のイベント開催に力を注ぐ余り、告知に力を注げない事が推察される。
自イベントで告知を図ったのかもしれないが、中小規模のオールジャンルで告知するんだったら、オンリーで告知した方が効率は良いし、理に叶っている。

*2006年6月3日追記
今回「プラステ」が一人でイベントを回してるという前提で論じ、チラシをちゃんと撒いてないのでは?との論を書かせて頂いたが、事情を知ってそうな某スタッフ様より、「プラステイベントが別会場で開催されているときにチラシがしっかりと撒いてある、という光景も極めてよく見かける」とのご指摘を頂いた。
これが事実であれば、推測での私の論が見当外れである事、追記させて頂きたい。


週一ペースでイベントを開催するプラステ。他のあらゆる主催団体を凌ぐその行動力は、賞賛に値する。
だが、単に「イベントを開催するだけ」で終わっており、その開催ペースの早さゆえ、一つ一つのイベントの内容が非常に薄くなっている
結果、閑散イベントを大量生産するだけに終わっている。同人世界への貢献は皆無であろう。
とりあえず、プラステに求められる事は、イベント開催回数の見直し。
最低でも半分以下、月イチペースに開催回数を落とし、その分一つ一つのイベントに情熱を注いで欲しい。


極めて私見であるが、初心者・腐女子向けのオールジャンル「COMICぷらねっと」「GALAXY STAISHON」等は不要かと考えている。
初心者・腐女子向けなら、埼玉・東京は既に「林企画」主催の「カラフル」「わっしょい」がある。群馬はライブがある。神奈川は「コミックワールド」もある。
「DCC」「D&C」のような美少女キャラ系のイベントも、完全に「DreamParty」と重なる。ドリパがあるのに新規でイベントを立ち上げた所で、老舗のドリパ相手に余程の勝算・秘策があれば別だが、そうでなければ新規開催に意義があるとは思えない。

寧ろ北海道札幌の「プリンセスフェスタ」、富山・金沢の「こみフェス」のような、オンリーワンイベント。
その地域の男性向けはこれ一つのみ。存在自体が地域の男性向け市場の開拓に貢献を果たしている。こういったオンリーワンのイベントにこそ力を注いで頂きたいものである。
事実、富山の「こみフェス」はサークル数も少なく閑散イベントに見えるが、一般参加者は100〜200を突破。一般参加者だけで見れば、先日取り上げた「北陸本専」などよりも遥かに動員出来ている
他のイベント開催は思い切って取りやめて、「こみフェス」や「プリンセスフェスタ」のようなオンリーワンイベントにもっと神経を注いで頂き、同人市場の開拓・発展に貢献して欲しいものである。
特に「こみフェス」は、地元の老舗男性向け店舗でチラシを置く、ガタケットの男性向けスペースでサークル誘致、大阪のコミコミやトレジャーでも告知、勿論東京のサンクリでも告知、地元のKACやライブでも告知…と告知先は幾らでもある。地道に宣伝・告知に励めば、定期的に30〜40は集める事ができる。(同規模の都市・愛媛県松山市開催「ヒメノツキ」は初回30以上のサークル数を集めており、こみフェスも本気を出せばその程度はいけるはずである)
北海道のプリンセスフェスタだって、東京の男性向けイベント、地元イベント(夢幻通信社主催「ごちゃまぜコミケ」とかライブとか色々と)で地道に告知を続ければもっといける。運営次第では、100sp超の潜在需要はある。

プラステは、「コミックキャッスル」然り(キャッスルはプラステとは別組織だが中の人が一緒なので触れてみた)、「こみフェス」「プリンセスフェスタ」然り、意義深い即売会もある。
決して光るものが無い訳ではない。
ただ、自分で自分の首を絞めるかのように、多量の即売会の開催に忙殺され、密度を上げた運営業務が出来ない事、非常に残念でならない。
プラステには、「少数精鋭」。イベント数を絞って特定イベントに専念する事で、密度の高い運営を行って欲しい
イベント開催スケジュールについて、今一度見直しをお願いしたいものである。