三崎尚人氏主催「同人誌生活文化総合研究所」で紹介され私も初めて知ったが、来年4月、「COMIC1」という新しいイベントが開催される。
事の経緯については、三崎氏「同人総研」内の記事が詳しくかつ判り易い。
どのような即売会になるかは未知数だが、三崎氏も好意的に受け止めていらっしゃるようだし、私自身も新しい動きゆえ陰ながら応援させて頂きたいと思う。

そこで私のCOMIC1に対する感想、期待について語りたいが…
今日の記事カテゴリー、「同人評論」「電波」両方にカテゴライズされている点にご注目頂きたい。
「同人評論」は真面目な記事、「電波」は斜め読み推奨の記事であり、両者は相反している。これはどういうことか。

要は、COMIC1に対する評論的文章、デムパバージョンと真面目なバージョンと2つ思いついてしまったって事ですww


#######以下、激しく電波########
新しいイベント名は「COMIC1」。
私は、このイベントは女性向けのカップリングオンリーの同人誌即売会になると推測する。
これはこの私の、Jリーグ開幕以降13年に及ぶサッカー観戦の経験から、間違いなく断言できる。

「1」といって思い浮かぶ物、色々あるが、自分が真っ先に連想するのは
殺し屋1(ヤングサンデーで過去連載していた漫画)
1さん(2ちゃんねるのAAキャラ)

この2つである。「1」という名前を付けるからには、その名前に即したイベントになると想定できよう。
また、両キャラとも男性キャラである為、美少女キャラ中心の萌え系即売会ではなく、ボーイズラブ、耽美系の即売会になる事が想定できよう。
恐らく、この両キャラのカップリングオンリーになるのではないか、と推測できる。
しかし、募集spは1,000sp。この両キャラのカップリングオンリーというだけでは、1,000spは埋まらない。

そこで、同人総研・三崎氏のレポートにご注目頂きたい。

名前は「COMIC1」。「こみっくいち」と読む。「他にはない唯一の即売会を目指そう」という意気込みと同人誌の「市」という意味を掛け合わせ、そして冗談めいてはいるが主催者である市川氏の名字の一部もあしらっている。

これより、「1」の意味の中には、いささか拡大解釈ではあるものの、新イベント主催氏の名前も含まれている事が明らかである。
これは何を意味するか?
このイベントの守備範囲には、主催氏を中心としたスタッフカップリング本含まれ…うわおま何をするやめnどえwkp02ふじこ

#######電波 強制終了########

・・・以上、一部お聞き苦しい表現があった事を深くお詫び申し上げたい。
関係者の皆さんごめんなさい魔が差しました許して下さい

というわけで、以下、真面目にCOMIC1に期待する文章を書かせて頂きたい。
それでは、COMIC1について真面目に考察してみたい。

率直に申し上げ、情報が少ない。
現時点で公的に伝えられる情報としては、募集sp数・イベント開催期日・イベント会場、そして同人総研三崎氏のレポートぐらいしかない。
情報が少ないゆえ、未知数の即売会であると言えよう。

但し、昨今の同人誌即売会を巡る流れを考慮すると、COMIC1は、男性向けのオールジャンルイベントになる事が想定される。
今更解説するまでもないかもしれないが、これまでの流れの復習も兼ねてお話させて頂きたい。

東京都内の男性向けオールジャンルイベントは、年4回のサンクリ・年2回のレヴォリューション、コミケを除き大きいものは年6回開催されていた。
サンクリもレヴォも、安定したイベント運営を行い、参加者の支持の高いイベントであった。
ところが、昨年2005年4月、コミックレヴォリューションがファイナル開催となり、その長い歴史に終止符を打った。レヴォは例年4月・10月の2回開催。この4月と10月が、イベントスケジュール的に「空白の月」となる。
そこで、2005年10月の「空白の月」には、2つのレヴォ後釜を狙うイベントが登場した。一つは、ユウメディア主催の「コミックキャラクターズ」、もう一つは、ブロッコリーの後押しで立ち上がった「コミックキャッスル」。しかしながら、キャラクターズは1回目から失敗、2回目は語る気すら起きない状況に。
キャッスルは昨年10月の1回目は様々な問題を抱えながらも1,200spを集め、盛況にイベントを終えた。2回目も、あまたの逆風を受けながら900spを集め大いに健闘した。しかし、2回目開催でキャッスルは打ち止めのようだ。今では、公式サイトさえも消えてしまった。残念ながら、キャッスルの3回目は無いと見るのが妥当だろう。

一方、サンシャインクリエイションは、イベント開催時期をレヴォの開催月(4月・10月)に移し、内外にレヴォ受け皿とならん事をアピールした。その結果、今年の4月はレヴォ並の盛り上がりを見せ、レヴォ後継としての地位を確立した。
このような形で、レヴォの穴はサンクリが頑張り見事埋めた。

だが、キャラクターズも、キャッスルも消え、都内で有力な男性向けイベントはサンクリ一つとなってしまった。
そんな中、旧レヴォスタッフが開催するイベントが、丁度キャッスルが死んだとほぼ同時に出てきた。となると、キャッスル同様に男性向けのオールジャンルと考えるのが妥当な見解だと思う。キャッスルが空中分解して終了した事も、COMIC1立ち上げの契機となったのかもしれない。

あ、でもそんな判りきった事長々語る以前に、単に、旧レヴォ幹部が主催のイベントだから、旧レヴォの流れを踏襲して男性向けオールジャンルになるだろう、って考えた方が簡単か。


同人評論ブログのよつばの。さんは同人総研よりも更に踏み込んだ予測をされている。

>市川氏の力で集まると予想される大手招待サークル(Cut a Dash!の参加の可能性は高いのではないだろうか)が目玉のCOMIC1

COMIC1の主催氏がどのような方かについては、余り詳しく存じ上げないが、もしこれが妥当な予測であれば、COMIC1には大きな期待を寄せて良いと考える。

やはり、同人誌即売会の新規立ち上げには、スタートダッシュが非常に大事である。
初回150spの「コミックメモリーズ」、初回300sp以下の「コミックキャラクターズ」。共に、1回目の即売会で世間的な評価が固まり、2回目以降続けるものの盛り上がりに欠け低迷した即売会となった。
閑散イベントからの脱出は、成し得なかった。

逆に、初回1,200spとスタートダッシュに成功した「コミックキャッスル」。
あれだけアンチや内紛が多発し逆風が吹き荒れても、初回それなりにspを集め、その勢いを2回目も保ち、900spの健闘を見せている。
キャッスルの2回目の健闘は、1回目あっての健闘であり、1回目のスタートダッシュの大切さを示していると思う。

キャッスルが何故スタートダッシュに成功したか。
それはブロッコリーの後ろ立てもあろうが、大手サークルとのコネクションを持つネゴシエーターとしての有力な人材の働きが大きく、大手サークルを多数呼び込む事が出来た事にある。
その成果は、「第一次サークルリスト発表」により明らかにされた。また、これを見た一般もサークルも、キャッスルに期待感を抱き、それが多くのサークル参加・一般参加を呼んだ。
大手サークル招聘の成功が、「キャッスル」のスタートダッシュの成功をもたらした、と言えよう。

もしよつばの。さんの仰る通りに、「COMIC1」の主催氏がその力量を発揮し、大手招聘に成功したとしよう。
そうなれば、キャッスルがスタートダッシュに成功したのと同様に、COMIC1の成功も約束されたようなものである。募集1,000spの満了も、決して夢ではない。
又聞き話になるが、色々な所から話を拝聴するに、間違いなく「COMIC1」の主催氏はそれだけの力量を持つ方だという気がする。


私は、市場規模の小さい地方はともかく、大阪や東京等の大都市圏では、タイプの違う2つ以上の大規模オールジャンル同人誌即売会が、互い切磋琢磨する状況が理想だと考えている。
(大阪のコミコミ・トレジャーは、互いに切磋琢磨し合いサークルスペース数を伸ばし続けており、理想の到達点に達していると思う)
翻るに、東京のイベントは、細かい中小規模のオンリーは乱立しているものの、誰でも参加できるオールジャンルがサンクリ1つというのは、如何にサンクリが真面目に運営を積み重ねる良きイベントとは言っても、不健全であると思う。そもそも、サンクリだってレヴォという即売会があったからこそ刺激を受け進化した部分もあっただろうし。

私が何故、あれだけアンチはびこる中、あれだけ運営(というか中の人)に問題を抱えるキャッスルを擁護し続けたか。
それも、「サンクリ一極集中は同人世界発展の為は不健全な状態」と考えたからである。キャッスルが、サンクリに対抗しうる勢力になる事を期待していた。
だが、キャッスルは、僅か2回の開催で終了した。
そうなると、(コミケは別格なんで省くとして)都内開催の男性向けオールジャンルで残るものはサンクリしかない。私の望まない、不健全な一極集中に陥ってしまった。

そこでサンクリとはタイプの違う、男性向けオールジャンルイベント「COMIC1」の登場である。
キャッスル亡き今となっては、サンクリに対抗できるのは「COMIC1」だけであろう。「COMIC1」が、サンクリに対抗できるイベントに育ち、サンクリと切磋琢磨し合えるようになれば、それが東京の男性向けには良い事であると考える。


唯一気になるのは、日程面のバッティングである。
よつばの。さん、そしてStylish Private Note.さんも指摘されているが、来年4月のスケジュール、サンクリは22日開催、COMIC1は30日開催。

…日程、近すぎやしませんか?
切磋琢磨は良い事、とか自分ほざいてますが、ちょっと切磋琢磨しすぎじゃないかとw

そもそも、大規模即売会は、大規模即売会同士日程面の情報交換を行っている(傾向が強い)。
COMIC1とサンクリも、中の人は知らぬ人間同士ではない筈。日程のすりあわせは行っていたと思うのだが…その結果こうなったのなら仕方ないのかもしれないが、せめて今年のサンクリとキャッスル並には日程離して欲しいと思うのが人情である。
上手く住み分けてバッティングにならなければ良いのだが…その点が少し気がかりではある。


同人イベントを応援する」事は、当ブログの趣旨の一つである。
新しい、意欲的なイベントであれば積極的に応援して参りたい。
ましてや、それがサンクリに対抗できる可能性と力量を秘めた即売会であれば、尚更である。
公式にはどのような即売会になるのか未だ発表されていないが、注目と期待の集まる即売会である事だけは、間違いない。
COMIC1の今後が、非常に楽しみな状況である。