先週末、所用があり九州・福岡に赴いた。
日曜日、少し時間が空いて暇だった為、丁度良い具合に(?)福岡市内でオンリーイベントが2つ開催されていたのでそれに参戦。
共に女性向けのオンリー。自分以外は全て女性という何かの罰ゲームのような展開であったが、九州同人の活気に触れることができたのは収穫であった。
今後も、出張や旅行で地方に赴く際は、地場の同人誌即売会に努めて参加し、現地の熱気に触れたいと願う。

12月10日に福岡市内で開催されたオンリーは、SAMURAI7オンリー「惚れた!」(モルティ天神)、銀魂オンリー「銀ノ華」の2つ。
両イベント共、募集スペースをほぼ満了、当日を盛況に迎えることが出来た良イベントであった。以下、それぞれについて詳細にレポートさせて頂きたい。
【SAMURAI7オンリー「惚れた!」】
会場のモルティ天神には正午に到着。しかし、(会場のキャパシティ以上に)一般・サークル共に盛況だった模様で、入場制限を実施されていた。
整理券(整理券番号160番台)を受け取り、12時20分頃来場してくれ、との案内を受け、20分余り時間を潰す。九州のオンリーは、一般来場者が50〜100がデフォルトである。既にこの段階で160台というのは、極めて高い数値。このオンリーの熱気を感じさせた。
というか、九州まで来て入場制限食らうとは思わなかったですorz

サークルは80強、福岡のオンリー規模が10〜50位が平均たる事を考えると、「成功」と評すしかない。
サークルカットに任意で住所記入欄があるのだが、それを拝見する限り、3割福岡県内、残り2割が九州他県。残り5割が中・四国、近畿中心九州島外からの遠征組である。
西日本各地から、このオンリーの為にサークルが遠征されている事が伺える。

それだけ遠征組が多い、という事は交通費にお金をかけられる層が多い、という事でもある。
年齢層も高めで、若くても大学生・専門生のクラスで、大半は社会人・主婦、20代後半以上が多かったような印象である。
地方と言えば中高生中心、といった色眼鏡でつい見てしまうが、このオンリーに関しては例外として考えた方が良さそうだ。

会場のモルティ天神は、所謂普通のオフィスビル。日曜も運営しているオフィスが多いため、一般用のエレベーターの使用を控えるよう主催側もアナウンスされていた。
一般のエレベータは使用せず、その奥にある人荷用のエレベーターで移動。
8階に上がるが、会場にはすぐに通されず、隣の「会議室」に通され待機。会場内の一般参加が追い出されるのを待ち、ある程度の時を経て入場。

サークルの売り物はコピー本多めも、殆ど全てのサークルが「本」を出してる点が特筆。
コスプレ率も九州とは思えない少なさ(九州はコスプレが特に盛んな土地柄)。
本来の即売会らしい即売会な印象で、東京文具共和会館の女性向けオンリーに雰囲気が似ていた。年齢層高目という事もあるのだろうが、地方の典型的即売会とは一線を画したオンリーイベントであった。


【銀魂オンリー「銀ノ華」】
会場は地下鉄西新駅前の「西新パレス」。
西新の隣駅「藤崎駅」には、「ももちパレス」という即売会でよく用いられる会場があり、混同しないよう注意が必要である。
ちなみに、この花羅は 余裕で混同した…ももち行ってしまいましたorz

ボーリング場の一角に即売会で利用するホールが併設されている、という珍しい形態。
主にコスプレイベントで利用されてきた会場だが、諸般の事情で「ももちパレス」が使い辛くなってきた為、一般の同人誌即売会も、ももちパレスから西新パレスにシフトしてきている模様

年齢層は高校生〜二十代前半、年齢層は少し低め、地方イベのスタンダードな参加層と言ったところか。
グッズ率三割、他はコピー本(「本率」は比較的高い、とも言える)。オフ本サークルは数える程。年齢層を考えると、オフ率の低さはやむなしだが、コピ本ももう少し内容頑張って欲しいという気も。ただ、頑張って本出した形跡はあるので、本の売り買いの場、本来の即売会としての機能は成立していると言えよう。
コスプレ率は結構高く、全体の半分ぐらい居たような気がする。

このオンリーは、銀魂オンリーらしく(?)少々というか大分と言うか…はっちゃけたオンリーが目立つのでそれを少々ご紹介。

「あなたの身長何cm?」
→会場内壁に銀魂キャラの身長を図示。そこに自分が立って一緒に並んでる妄想に浸ってください!というツッコミどこ多すぎの、でもコメントを差し控えるべきか、とも思う素敵企画。
「銀魂しりとり」
→会場内ホワイトボードに銀魂語をしりとり形式でどんどん書き込み。一般者も参加しやすいし、マイク使っての騒ぎにならないから、企画としては充分ありかと。銀魂は独特の語録が多いのでアリだと思う。

他、シールラリーも存在している模様だが、シールを集めたら景品引き換えではなく、福引で景品を渡していた模様。


【その他気になった事】
銀魂オンリーには、「ジャンプ大血戦」という九州老舗ジャンプオンリーの告知チラシがあった。
申込チラシを初めて拝見したが、驚いたのはジャンル記載欄はあってもカップリング記入欄(受キャラ記入欄)が存在しない事。これで女性陣、女性サークルが来てくれるのか少々不安を感じる。

思うに、九州の老舗イベントに「コミックネットワーク」というオールジャンルがあるが、アレもジャンル記載欄はあっても、カップリングやメインキャラを記載する「ジャンル補足欄」が存在しない。
これが何故問題なのかについては、2005年12月4日付「九州の同人イベント「コミックネットワーク」について」でも触れた。カップリングへの配慮が出来ていない以上、女性サークルは、女性向けに特化するシティや本州・大阪・東京のイベントに流出する。今年に入っての参加サークルsp数は、シティ約1600、ネットワーク1200。既にネットワークは、コミックシティに一番手の座を譲るどころか、相当の大差を付けられてしまっている。ネットワークが二番手に凋落した最大の理由は、私は「カップリングへの無配慮」が最大の要因と考える

「ジャンプ大血戦」も、他の九州イベントにしても、ネットワークが凋落し、新参のシティが台頭し得た理由が何処にあるのか
もう少し考えて頂かないと、ネットワーク同様凋落の道を辿るであろう。

#詳しく調べてないので何とも言えないが、もし、カップリング書かないのが、九州のスタンダードであるとしたら非常に怖い。
 地元イベントに愛想つかし、関西・東京他島外に流出する率がより高まるだろうから。逆にそこを押さえておけば、九州ももう少し持ち直せるかもしれない。