当ブログは、意外とコミックマーケット関連の話題を取り上げていない。
コミケット関連の話題は、他のブログでさんざん語りつくされており、今更当ブログが出る幕無い、とも考えており、余り積極的に取り上げて来なかった。
取り上げるとすれば「誰も話題にしなさそうなので自分が取り上げてみようか」という考えから、テーマを絞って取り上げる、という形になるだろう。1月2日付記事「売る自由 買う自由」がその好例だろう。

今回のコミケでは、誰も取り上げなかった視点から、取り上げて論じてみたい事が、もう一つある。
それは俗に言う「痛車」の問題である。
「痛車」とは文字通り「痛い車」の事。具体的には、自身所有の車にアニメキャラ等のステッカーを貼り付ける等、非常に痛々しいデコレーションを装飾される、言わば珍走団(暴走族)とヲタとのハーフみたいな存在である。
丁度、「ASCII24」が、コミケの痛車を実地取材され、記事化している。これをご覧頂ければ、痛車が如何なるものか、イメージがつく事であろう。

参考:ASCII24「【年始特別企画】国民よ! 辞書を修正せよ! “イタ車”ならぬ“痛車”大集合!」
 → PART1 PART2

(余談だが、この記事を見ると、アキバエクスプレスの中の人の街宣車自家用バスが「キング・オブ・ザ・痛車」に選定されるという、ある意味非常に順当極まりない結果に終わっている。かねてより自分は、痛車どもを「男塾の塾生」に比すると、アキバエクスプレスの自家用バスは「一号生筆頭剣桃太郎」に相当する、と以前より自分は主張していたが、我が主張通りの結果になり、大変満足であるw)

何故か分らないが、いつの間にか、気付いたらコミケに大量の痛車が押し寄せるようになった。
主にその活動拠点は、国際展示場の駅ロータリーであった。夕方、コミケから帰途に着くべくりんかい線に並ぶ方々なら、ロータリーにはびこる痛い車をご覧になった方も多い事だろう。夕方4時頃になると、地方発のツアーバスも大量に押しかけ、バスと痛車の相乗効果で駅ロータリーの混雑は阿鼻叫喚そのものとなった。あの広い国際展示場駅ロータリーが、明らかに狭く感じるほどに。

流石にこの状況には、駅ロータリーを管理する【東京都港湾局】も業を煮やした。
先ず、ツアーバス会社に対しては、駅ロータリーの夕刻の利用を禁止。バス発着を有明北待機場に放逐する事で対処した。(参考:名鉄観光コミックバスツアー「東京ビッグサイト近辺 集合場所に関するご案内」
痛車に関しては、何処まで手入れが入っているかは不明瞭だが(痛車はあくまで個人活動なので、全痛車を取締るのは不可能だろう)、ツアーバスの状況、駅ロータリーの状況を見て空気を読み、(一部港湾局からの指導が入った可能性もあるが)恐らく自発的に駅ロータリーを自粛するようになったと思われる。
彼らの活動拠点は、主に「青海駐車場」等の近隣駐車場、または「秋葉原駅電気街口」に移行していった模様だ。

ただ、一部の痛車が、今回ちょっとした騒ぎを起こした模様である。
痛車諸君の一部は、有明ワシントンホテル南の駐車場に、昼間車を停めている。この駐車場は、元々コミケット準備会が借上げてサークル用駐車場として供用していた駐車場であるが、諸般の事情により今は一般車両入場OK、一般用の駐車場として利用されている。痛車諸君は、この駐車場に自分の車を停めているケースが多い。
そんな感じで、痛車が駐車場を利用する過程で有明ワシントン側と揉め事になった模様である。事の経緯や詳細は未確認、不明瞭な部分も多いが、ホテル側と一部痛車とで揉め事が起こった事は間違いない模様だ。
有明ワシントンホテルは、会場のビッグサイト間近のホテルであり、コミケットスタッフ諸氏及びコミケット参加者に部屋を供用している。コミケットの運営に果たす同ホテルの役割は非常に大きく、有明ワシントンホテルの協力無ければコミケットの運営は厳しくなる、とまで断言しても決しては過言とはなるまい。
従って、痛車のごく一部とは言え、有明ワシントン側の心証を害することは、コミックマーケットの運営に悪い方向での影響を与えかねない。その点を非常に憂慮する。

痛車は個性に満ち溢れたデコレーションで、見る側としては非常に楽しい。
個人的には痛車鑑賞は嫌いじゃないので、正直残念ではあるのだが、痛車の存在がコミケットに与える影響を鑑みると、痛車諸君は有明ワシントン近辺の駐車場利用を自粛するべきではないか、という結論になる。
お台場、有明地区にはワシントン以外にも様々な駐車場がある。これらの駐車場を利用し、コミケ会場近辺の利用は自粛した方が判り易いのではないか、と思う。

もっと言うと、私は【痛車オンリーイベント】の開催を、痛車使い諸氏に提案申し上げたい。
コスプレイヤーの為に開催される「コスプレイベント」。これの「痛車版」と考えれば判り易い。
何処かしら広大な駐車場か空き地を借り、そこに全国各地から痛車が総集結する。秋葉原、お台場、有明と分散している痛車どもが一同に会するので、見る側も「ここに行けば全ての痛車を鑑賞できる」という点メリットがある。
痛車側も、公道での活動では無い事から、周辺交通に迷惑をかけることも無い、という点がメリットとなる。借り先=駐車場との事前調整をしっかり済ませておけば、トラブルにもならないだろう。

痛車使い諸氏は、今回のトラブルを契機とし、痛車オンリーイベントの開催を検討せよ!!!