自分が泡沫候補の三井理峯先生・内田裕也先生(14年前の都知事選に出馬)・そして神武以来の大物【外山恒一先生】といった皆様にうつつを抜かし、youtubeで政見放送を聞いてハアハアしている間に、「同人誌と表現を考えるシンポジウム」について、新たな動きが見えたのでご紹介申し上げたい。


【注意】
以下文面をご覧頂くに当っては、前もって以下記事をご一読頂く事をお勧めしたい。
3月19日付「同人世界 猥褻・18禁対応の新たな動き
3月24日付「同人誌と表現を考えるシンポジウム

このエントリーの続き的な位置付けなので・・・。

できればこちらもご一読頂ければより幸い。
1月23日「参加者への啓蒙活動、誰がする?
3月2日「COMIC1に激しく期待!
全国同人誌即売会連絡会 3月30日付ニュースリリースより

「【開催に当たって】

 昨年4月警察庁生活安全局の諮問機関として「バーチャル社会のもたらす弊害からこどもを守る研究会」が作られ、携帯電話のフィルタリング、ゲーム・まんがの「有害性」について、様々な議論が行われました。そして、昨年12月に公表された、本研究会の最終報告書においては、様々なメディアと共に同人誌及び同人誌即売会が取り上げられるということになりました。このような公的機関の報告書に「同人誌」が取り上げられるのは、極めて異例のことです

 こうした状況の背景には、近年、書店販売やネット通販の普及により、これまで即売会会場まで足を運ばなければ目に触れることのなかった同人誌が一般社会に浸透しつつある事が挙げられます。それにより、これまで「同人誌」ということで許容されてきた表現が外部の目に触れることで、様々なトラブルを生じかねない事態も懸念されるようになっています。

 このような状況にどのように対応していくべきなのか、もう一度同人誌の現状を見直し、表現の有り方を問い直すとともに、同人誌での自由な表現を守っていくためには、どのような理論と実践を進めていくべきなのかを議論する場として、標記のシンポジウムを開催することといたしました。」


同時に、出演予定パネリストの皆さんも紹介された。
計13名、内訳は、識者から6名・企業関係者から3名・即売会主催から4名。
皆、その道のプロフェッショナル、専門家の方々ばかりであり、話す内容も我々にとって傾聴に値する、勉強になる話となろう事が期待される。どのような話をされるのか、今から非常に楽しみに捉えている。

さて、このシンポジウムは5月19日を予定しているが、それに先立ち、4月30日開催「COMIC1」でも同様の趣旨のトークイベントの開催が予定されている。
本日、前売りのCOMIC1カタログを購入したが、この中でもトークイベントの話が触れられている。
但し、会場の時間の都合もあり、トークイベントに充てられる時間は僅か40分に過ぎない。正直申し上げて、この案件は40分そこいらで話し切れる議題でも無いような気がする。恐らく主催側的にはもっと時間を取りたいのだろうが、会場の撤収の都合もあるので、この時間配分になったのだろうか。
限られた時間の中、どのように議事を進めるかが注目される所だが、恐らく5月19日のシンポジウムにつなげられるような話題を振るのだろうと思う。もしくは、男性向けオールジャンルという「COMIC1」の特性を考慮し、猥褻問題に特化して議事を進めるか、と言った所か。
いずれにせよ、4月30日「COMIC1」のトークイベントが、5月19日シンポジウムの前哨戦的存在として位置付けられるだろう。

COMIC1のトークイベント、そして5月19日のシンポジウム、引き続き共に注目を払いたい。


【追記】
今回のシンポジウム、大変意欲的な取組であり、興味・関心を持つ主催・スタッフも大変多いとお見受けする。
主催陣の中では、今後開催予定の自分のオンリーでこのシンポジウムの存在を告知したい、と興味をお持ちの方もいらっしゃるようだ。「何か自由にダウンロードできる広告原稿みたいなのがあれば、自分のオンリーのカタログに載せたい」という主催さんもいらっしゃるようだ。

そこで、自分からの個人的な提案だが、全国同人誌即売会連絡会内「広告原稿ダウンロード」のページに、シンポジウムの広告原稿をアップロードされては如何だろうか?
興味・関心の高い各主催が、それを自由にダウンロード出来るようする。
そうすれば、より多くの即売会参加者に、この件をアピールする事が出来よう。
もし宜しければ、関係者の皆様にはその点に対するご検討をお願いしたいものである。