同人誌即売会「サンシャインクリエイション」は、磐石かつ安定の運営を続け、サークル・一般参加者からの信頼を堅実に積み重ねてきた即売会として自分も高く評価し続けてきた。
だが、このサンクリが、今回大きな失敗を犯してしまった。

【参考リンク:サンシャインクリエイション35開催館一部変更につきまして
【参考リンク:カタログ印刷上の不具合について

【注】リンク先は、サークルリストの印刷不具合、そして一部サークルの会場の変更と言う、非常に重要、かつ大きな変更である。全参加者は、サンクリ参加前に、この変更内容を熟読、熟知されるようお願いしたい。


サークルには、既に配置図他諸案内を発送している。カタログも販売されており、書店等で既に流通されている。既に周知された内容からの変更であり、非常に重大かつ甚大な変更である。
決してあってはならない事故、花羅流に言えば「青竜刀で主催を打ち首にしてあげたくなっちゃうほどの重大な事故」である。
このような事故が起こってしまった事は、大変に残念でならない。

但し、私に言わせれば人間が運営している以上、「ミス」は必ず起こる物である。
起こってしまった事をとやかく言う気は起こらない。
主催も、今回のミスを真摯に反省し、同じミスを繰り返さなければそれで良かろう…。

今私に出来る事は、ミスを責める事ではなく、この重大な変更を出来る限り多くの方にお伝えする事である。先ず、サンクリに参加される方全員に、この変更内容を周知徹底させるべきであろう。当日の混乱を最小限に留める為にも、出来る限り多くの皆様にお伝えして参りたい

サンクリに参加を予定される方には、上記2変更点へのリンクも張ってある。この内容を熟読されるよう強くお勧めしたい。
ニュースサイトやブログを運営されている皆様にも、今回の件を広く取り上げていただけるようお願いしたい。

※いつもながら迅速にこの情報を伝達・周知されている@++さん、同人血風録さんには、深い敬意を示したい

参考リンク/
@++さん・4月7日付「4/7 サンクリ35 開催館変更
同人血風録さん・4月7日付「屋上に屋を架す

主催を責めるとすれば、起こってしまった事そのものよりも、寧ろその後の対応、アフターフォローの問題であろう。
今回の変更は重大かつ甚大な変更である。
率直に申し上げて、サンクリ側の対応を拝見する限り、充分なアフターフォローが出来ているとは言えない
これだけサークルに迷惑を掛け、信頼性を大きく損ねたにも関わらず、それを何処まで彼らは自覚しているのか?首を傾げ疑問を感じる対応である。

最も疑問の深まる対応はここ。

>今回、Cホールへ移動となるサークル様につきましては、6月17日開催「サンシャインクリエイション36」のサークル参加費を無料とさせていただきます。

サークル参加費無料。一見、誠意のある対応にも思えるが、ちょっと待って欲しい。
今回サンクリ35の参加サークル全部が、サンクリ36に参加する訳ではない。
更に言えば、サンクリ36に参加を予定しないサークルに対しては、事実上全く救済措置が講じられていないと同義である。サンクリ36への参加サークルと不参加サークルとで、救済に格差が出、不公平となる

サークル参加費を無料にする、というのは誠意の証になると思うが…問題は、同じ目に遭ったサークル間でも不公平が生じる、と言う事だ。
これなら、配置移動になった全サークルに一律サークル参加費半額返金、の方が遥かに公平で、納得が行く。金額の問題ではなく、不公平の問題だからだ
(無論、サークル参加費全額返金の方が、より誠意を見せられるし、分かり易い対応だと思う)

正直、サークル目線に立っての対応とは言いがたい。ぶっちゃけ申し上げると、青竜刀振り回しを発動させたくなってしまうほどの事後対応である。
この事実について、クリエイション側の見解をお聞きしたいものである。


もう一つは、カタログ購入者への対応方である。
既に3月末段階でカタログは販売されている。だが、配置は変わるわサークルカットの掲載内容は違うわ、大幅な違いとなる。ぶっちゃけ言うと、今回のサンクリカタログは【落丁本】とも言える。
普通、落丁本ともなれば、発行元が責任を持って回収。訂正後のカタログと交換する等の処理をする。確かに、印刷ミスが発覚した後、「訂正版」のカタログを発行した。店舗でのカタログ交換も出来るようにした(虎の穴店舗を除く)。ここまでは素早い対応で評価出来る。
が、その後が問題だ。会場手配ミスが発覚し、一部サークルのCホールへの配置変更を行ったが、WEB上にて「修正データアップしたので各自ダウンロードして対応してくれ」と案内したのみ。落丁本を出しておいてその対応は、事態を軽く見ているような。
二度手間になるかもしれないが、【再訂正版】を発行するべきであったと思う。

また、WEBページを拝見しても、トップページで赤字で注意喚起を促す等の工夫が取られておらず、パッと見て分かり辛い。
当日誘導で混乱を起こさず参加者への徹底を図る意味でもトップページ最上方に、赤字で【重要なお知らせ】とも銘打って目立つ案内となるよう、工夫すべきであろう。


繰り返し申し上げるが、私は、ミスを犯してしまった事に対しては、一切責めるつもりは無い。
人間やっている以上、ミスは誰にでも付き物、と考えるからだ。
(サークルさんだって書類不備やっちまう事もあろうし、一般参加者だってカタログの注意事項見落として違反行為しちまう事もあろう)

真に大切なのは、その後のフォローをしっかりと誠意をもって行う事、今後同じミスが発生しないよう注意する事である。
後者は今後事務局内で検討頂くとして…前者フォローに関しては、カタログ訂正版を発行した事、Cホールを確保した事は評価に値する。
だが、サークルへのお詫び・救済策を【次回サークル参加費無料】として済ませる不公平な対応。また、カタログ再訂正版を発行しない対応。WEBでの案内不徹底。
この辺りのフォローイングに関しては、充分なものとは言い難い。青竜刀発動に値する「宜しくない対応」との印象を持たざるを得ない。