EGMC主催「東方不敗小町」の「成人向け同人誌頒布禁止」に端を発し、また同じ主催者による即売会「アブノーマルカーニバル」の都産貿台東館締め出しが一部マスメディアに報道され、会場側の同人誌即売会への態度が厳しくなってきた昨今。
一連の騒動は、予断を許さないものの、主催の頑張り・折衝もあり、一定の条件下ではあるものの(主に18歳未満へのゾーニング強化)成人向け頒布も認められる傾向にあると思われる。

残念なこととしては、ケットコム系主催「だんめんずこみっく」(断面図描写オンリー)、「触祭」(触手系オンリー)が自主的に中止を決めた事。
即売会の中止は、本来同人世界においては最大級の禁忌であり、決して行ってはいけない事であり、それが成されてしまった事は非常に残念である。
この騒動が起こってから「中止も視野に入れて検討」などと語るなど、「中止」に対する認識がちょい軽いんじゃね?みたいな疑念を、最初私はケットコムに抱き、余りケットコムに対しても良い印象は持てなかった。

ただ、昨今の状況が状況である事、この両即売会ともアブノーマルカーニバルほどではないかもしれないがドギツイ描写の同人誌が多い事、などを考慮すると、このまま開催してもリスクが大きい事もまた事実

#(他即売会に「成人向け頒布禁止」に至らない一方)EGMC主催の他即売会だけが「成人向け頒布禁止」となったように、ケットコム主催他即売会「だけ」が「成人向け頒布禁止」になってしまう可能性もあろう。

マニアックゆえサークル数も少ないものの、開催すれば元気のあるサークルが参加する「だんめんずこみっく」。そして、定期的に開催し一定数のサークルも集まり、動員的には安定している「触祭」。
どちらも、今から中止する事は、それはそれで勇気が要る
会場とも相談の上、主催氏自身が真剣に悩んだ末に「中止」を決めたのなら、私はその判断を尊重し支持したい。
(まあ、中止は宜しく無いのは事実だが、昨今の状況が状況ゆえに大目に見てもいいんじゃね?ってところか)

あとは「巨乳っ娘」。(参考:@++さん「10/24 都施設の成年向け頒布禁止の件 ケットコムの対応他」
イベント名で会場からクレームが入るみたいな話は、OBA-Q HONPO QT様10月18日付日記にも触れられている。
「アブノーマルカーニバル」なんかは確かに名前が名前だけに、会場側が忌避感を示すのも分かる。
しかし、「巨乳」がNG判断なのは少々驚き。ただ、この即売会は、名前を変えれば何とかなる、という見方もできる。会場との労苦は色々大変だろうとは思うが、名前を変えてでも頑張って続けていって欲しいと願う。