当ブログにおいて、著者たる私がよく用いる独特の用語に、「青龍刀即売会」という単語がある。

この語の由来は、2007年02月19日付「青竜刀で主催を打ち首に処したくなる同人誌即売会」において、こんな事を述べたのが、そもそもの発端だったように思う。

>とは言え、残り1割の即売会に関しては、非常に頭を抱える主催が多い。
>お前らそれで本当に即売会やる気あるのか?と小一時間問い詰めたくなるような…いや、思い余って青竜刀片手に会場に乗り込み、本部で阿呆面晒す主催の首を青竜刀で首チョンパしてあげたくなってしまう情け無い主催も少なくない。
>という訳で、今回はそういう、青竜刀で殺害衝動に駆られてしまう程のアフォ主催について語りたい。

こんな感じの、妙にインパクトの強い発言をしてしまったお陰で、どうも自分のイメージは「青龍刀の人」だとか「青龍刀で主催をぶった切るブログ」だとか、そんなイメージが付いてしまって非常に困っているwww

いや、だから基本的にウチのブログは大半の即売会を「褒める」ブログのつもりですし、それ以前に上記文中でも「9割の即売会はマトモ、残り1割がアレ」と明言してるつもりなのですが…。
基本的に【主催を擁護する】方向のブログなので、ウチのブログに主催叩きを期待する皆様に対しては、ご期待に沿えず申し訳無くはあるが、そういう事でご理解願いたいw

しかし、「青龍刀」って言葉、どこから出て来たのだろうか.
…よくその由来を聞かれるのだが、当の本人が教えて欲しいぐらいである。誰か教えて下さいwwww


それはともかく、「青龍刀即売会」と言えば、余りにも杜撰で雑な運営を行う即売会の事を指す、とお考え頂いて結構である。但し、私の即売会に対する見方は結構甘め。しばしば読者の方に「何故この即売会を青龍刀認定しないのか」と突っ込みを頂く事もあるが、よほど酷い即売会で無ければ青龍刀認定しない、という事でご理解をいただきたいものである。
具体的には、こんな即売会が青龍刀即売会認定されている。
【青龍刀即売会の殿堂入りを果たした伝説の即売会の数々】

・「Little Princess」…開催3日前に主催が金を持ち逃げして中止を決めたシスタープリンセスオンリー

・「夢彗星」の主催即売会…別名、南九州の輝ける明星w
 開催当日朝9時にブログでこっそり中止告知&スタッフは会場から逃亡し昼3時頃に会場費払いにノコノコ現れる。同人界史上最悪の即売会主催。ここをしのぐ酷い即売会はお目にかかった事が無い。詳細は夢彗星カテゴリ参照。

・「COMIC NETWORK」…九州最大規模の即売会でありながら、開催日3日前にサークル案内を送付する等マトモな運営を行わない為、サークルの信頼を大きく損ない、サークル数が1000弱(昨年9月)→90台(今年3月)という歴史的凋落を見せつける。
*昨年12月の状況は2008年01月09日付「12/24 福岡開催 COMIC NETWORK NOAH」で記載。12月でも190spだが、3月で更に半減…。参加サークルの、ネットワークへの離反は明らかだ。
 夢彗星他、九州に厨房主催の多い理由は、お手本となるべきコミックネットワークの雑な運営で、それがお手本になってしまった事に原因の一つがある。夢彗星を生んだ責任は、ネットワークにもある
 ネットワーク主催氏には、九州同人の未来の為にも「主催業からの引退」を勧告したい。

・「D&C東京」…ドリームパーティーの劣化コピーとも言うべき、メーカーによる美少女キャラ中心の展示即売会。当日簡易リーフレットを渡されるが、配置図が書いておらず。この企業は何所に配置されているかを主催に問うたところ、「わかりません」という素敵な回答が。

・「コミックキングダム」…大阪南港ATCホールで1000sp募集の即売会。コミケ・コミックシティ等の大規模即売会や店舗でのチラシ配布を怠り、告知らしい告知をせず。結果、7サークル参加に終わり、付属の声優イベントだけが盛り上がる。更に、第2回開催を告知するも、当日会場は真っ暗。何の告知も無く中止を決めるw
(ただ、申込サークルには前もって中止を連絡した模様で、その点において夢彗星には及ばない…もとい夢彗星よりマシ、という見方もできる)

・「地球☆侵略」…ケロロ軍曹オンリー。ロクな告知をしなかった事が災いし、4サークルしか集まらず。しかし、そのサークルにも、サークル案内が前日になっても届かず。当日会場に赴くと、広い会議室には主催が一人、ぽつんと座っていた。会場を手配する行為、当日会場に陣取り「中止」をアナウンスした行為を除き、全ての主催としての業務を放棄した稀有な事例。詳細は2006年11月05日付「どんなイベントでも、「応援」するわけじゃない。」を参照。

・「comic handwerger」…別名「浜松主催」。告知戦略の甘さが災いし、100sp募集に対し初回7サークル、2回目0サークル、3回目も0サークル。3回開催して僅か7サークルの参加というとてつもない金字塔を打ち立てる。電波言動が多く、ヲチャーに人気。


ぶっちゃけ、このレベルに達しないと「青龍刀で主催を打ち首」なんて荒っぽい表現は使えないw
「即売会を擁護する」を旨とする当ブログでも、流石に擁護しようがない。フォローしようの無いレベルである。


確かに、運営に疑問を感じ、批判を加える即売会は沢山ある。
オンリーイベントや地方の即売会に留まらず、同人界の大御所的存在でもある「サンクリ」や「COMIC1」でさえも、批判申し上げた事もある。
だが、批判したからって、青龍刀だ青龍刀だとむやみに叫ぶつもりも無い。人間なんだからミスする事も当然ある。問題点を反省し、再発しないよう努力すればそれでいいじゃないか
仮にしくったとしても、一つ二つのミスで青龍刀で打ち首、なんては言わない。

しかし、ここで上げた「青龍刀即売会」は、一つ二つどころでは無い。幾多のミスを犯し、参加者から意見や忠告を受けてもそれに耳を傾けない。参加者目線に欠けているのは明らかだ。
自分が即売会を開いたことに満足し、参加者が見えていないから、こういう結果を呼ぶ。昨日も申し上げたが、主催はちっとも偉くない。サークルが居て、買い手が居てこそ、即売会は初めて成立する。それを理解せず、勘違いしたからこそ、ここで「殿堂入り・伝説の青龍刀即売会」として語り継がれる訳であるw


以上、「青龍刀即売会」の意味する所を長々解説させていただいた。
フォローのしようもない、どうしようもない即売会という事でご理解頂きたい。

だが、実はもう一つ、ネタ的な意味合いというべきか、褒め言葉に近いであろうか、そう言う意味で「青龍刀だ」と叫びたくなる即売会も、数は少ないが存在する。
次回は、そういう「良い意味(?)」での「青龍刀即売会」をご紹介したい。