年末を控え、とんでもないニュースが舞い込んできた。

九州を代表する即売会であった「コミックネットワーク」。福岡ヤフードームから撤退し、現在は福岡臨港地区の「国際センター」にて開催を続けている。
今年の12月23日に開催が予定されていたが、本日、参加サークル宛に【開催中止】を知らせる書面が届いた模様
当日のネットワーク参加をお考えの皆様には、是非ご注意いただきたい所である。

以下、ネットワークからの文面を記載する。

☆☆☆以下引用☆☆☆
この度は、「COMIC NETWORK NOAH4」にお申込いただきましてありがとうございます。

誠に申し訳ないのですが、今回のイベントは開催必要参加数を達成することができず、残念ながら、開催を中止することとなりました。私たちとしてもなんとかならないものかと〆切延長や他団体の協力要請等の対策をしましたは、現実は厳しいものとなりました。つきましてはお申込を受け付けたサークルの方々に参加費を返金したいと思います。ご確認いただきますようお願いします。また、〆切延長等の為、開催中止のご案内が遅くなりましたことをお詫びいたします。ご理解いただきますようお願いいたします。
今後ともコミックネットワークをよろしくお願いします。
☆☆☆引用ここまで☆☆☆
(佐賀のネットワークのチラシと参加費相当分の為替が同封されていた模様)

ネットワーク中止に関する感想・論評はこちら→
コミックネットワークは、率直申し上げて「良即売会」とは言えない。

今どきwebが無いサークル案内は1週間前切ってからがデフォルト、カップリングに配慮した配置をしない(申込書にカップリングを書く欄が無い)、申込書配布等の告知活動を殆んど実施しない問い合わせは放置が当たり前…参加者目線に全く立たない堕落した運営は、枚挙に暇が無い。
他の即売会主催が当たり前に出来る事を、ネットワークは全く出来ない。

こんな杜撰な運営で、サークルも一般も集まる訳無い。
正直、昨年9月のヤフードームラスト開催まで、常時1000sp以上集めていた事は、同人界七不思議の筆頭扱いとなる「謎」だろうw

もっとも、ドームという大きな箱で開催される事。それ自体が求心力になっていたのだろうとは思うが。
ドームを撤退し国際センターへ移行。ドームという求心力ある「衣」を脱ぎ捨て、ネットワークの実力が見えてくる。

昨年夏の第一回開催、300サークル弱。
昨年冬、150サークル弱。
今年3月、90サークル。

一年にも満たぬ間に、1000サークルから90サークルへ。四桁→二桁の歴史的凋落。
これが「コミックネットワーク」の真の力なのだろう。
告知もしない、問題点数あれど改善を図らない。サークルが離反するのは当然だ。

今回、どの程度サークルが集ったかは不明だ。ただ、即売会の開催が不可能なレベル…という事なので、50サークル切ってる事は間違いない。10〜20台…場合によっては一桁すらも有り得よう。
何れにしても、ネットワークが予想を越える速さでサークルの離反を受けている事は間違いない。
即売会中止という結果は残念だが、これは「自業自得」でもある。言われ続けてきた問題点改善の一切を、放置し続けてきた事の「ツケ」であろう。

ネットワークがこんな即売会だからこそ、比較的即売会主催寄りの立場を取る自分でも、この即売会主催に対しては、厳しい態度で臨んでいる。
「夢彗星」「ネットワーク」「プラステ」は改善の見込み無し、厨房即売会の「御三家」と位置付けているし、ネットワーク主催氏に対し「主催業からの引退」を勧告した事もあった。
また、今年初頭の「夢彗星騒動」の折には、夢彗星の杜撰な運営は、ネットワークが九州を代表する即売会でありこれを手本にしたからではないか?とネットワークにも責任の一端がある事を指弾した。
そして、ネットワークが今の体たらくを続けるならば、早晩夢彗星と同じ末路を辿るだろうと予言した。(参照:2008年01月09日付「12/24 福岡開催 COMIC NETWORK NOAH」)
その予言は当たったには当たったが、まさかこんなに早くこの時を迎えるとは思わなかった。サークルは、シビアに主催と即売会を見ている、という事か。

…まあ、夢彗星のように当日朝の中止決定じゃないだけまだマシか。
当日はスタッフが会場に陣取り、中止の旨のアナウンスを行い、来場者にお詫びする。大変だとは思うが、これは最低限の仁義。きっちり履行されるようお願いしたい。


今後のネットワークの展望だが、見通しは非常に暗い。

今回中止になった以上、最早今後の福岡での開催は望めない。
後は佐賀・熊本・長崎で細々続けるしかなかろうが、これらの地域も低調で、早晩撤退・中止に追い込まれるのでは無かろうか。
更には、ドーム開催・九州随一の大規模即売会「コミックシティ」。今回の中止で、シティでの告知も図れなくなろう。シティは、「即売会の中止変更は良くない事」と口を酸っぱくして注意を喚起している即売会で、中止変更の主催には厳しい態度で臨んでいる。シティも、今後のネットワークのチラシ配布は断らなけりゃ他の主催に示しが付かない。
今回の中止で、ネットワークは有力な告知手段も失い、「トドメを刺された」感すらある。

最早ここまで来ると即売会の存続すらも厳しい
だが、佐賀や熊本は他に即売会も無く、ネットワークは最後の同人の「灯」だ。今回の中止は、佐賀・熊本の同人文化の終焉すらも予感される。
対策としては、ネットワーク主催氏はやはり引退、隠居すべき。そして今残る佐賀や熊本を地元の有力スタッフに譲り、「ネットワーク」の名を冠さない新イベントとして立ち上げる。ダメージを最低限に抑える方法は、其れぐらいだろうか。誰が引き継ぐかという問題はあるが。
(福岡や長崎は、他に有力な主催も居るから、ネットワーク消えてもそんな影響は無かろう)

何れにしても、今回の「中止」は、ネットワークの即売会主催業務そのものに大きなトドメを刺した。
他県の運営を含め、今後の展開を見直すべき時に差し掛かっている事だけは間違いあるまい。

コミックネットワークノア中止告知文