新春のお慶びをお祝い申し上げます。
また、コミックマーケットに参加された皆様、三日間お疲れ様でした。

今年一年が、自分自身にもそして皆様にとっても、そして同人界に携わる全ての皆様にとって、少しでも充実した一年となることを願う次第です。本年も宜しくお願い致します。

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【電波評論の更なる頭の悪さ】

当ブログは、まあURLやブログ名で当ブログの頭の悪さはお察し頂けるとは思いますが…「電波」カテゴリの記事はとにかく痛い記事です。
昨年は「アキバエクスプレスの痛さに匹敵するぐらいの」頭の悪さを目標としておりましたが、今年の「STRIKE HOLE」はその更に上の高みを目指しますw

・アキバエクスプレスの痛さ
・青春18金魚のキモさ、グロさ


この両方を兼ね備えた、酷さ爆発のブログ/サークルとして「電波」面での活動を推し進めて参る所存ですw


【真面目な方→「同人評論」のテーマは「三者鼎立」】

二者が並び立つ事を「両立」と言いますが、三者が並び立つ事を「鼎立」と言うみたいです。三国志の世界で魏・呉・蜀が並び立つ事を「三国鼎立」といいますが、それに近いイメージでしょうかw
って事で「三者鼎立」なんて言葉を用いてます。

同人の世界での「三者鼎立」と言えば、サークル参加、一般参加、主催/スタッフ参加。この3要素、どれが欠けても同人誌即売会は成立し得ません、当たり前の事実です。
しかしながら昨年は、その当たり前の事実を忘れている人たちが多く目に付きました。
これは、スタッフ/主催もそうだし、サークルもそう。一般参加(=買い手)にもそういう部分が目に付きました。

去年を見ると、「夢彗星」や「コミックネットワーク」といった、私の同人経歴より遥かに長く主催を続ける人達が、とんでもない事やらかしました。中止自体は止むを得ないでしょうが、当日会場でお詫びに立つという当たり前の事を行わなかった事が、大きな問題と心得ます。
当日来るであろう一般参加者やサークル参加者の事を考えれば、今更当方が申し上げるまでも無く、当たり前にこなすべき事柄の筈です。
確かに、当日会場で中止だとアナウンスすれば、その場で参加者からフルボッコされるは必至。それが怖かったのでしょうが保身に走り、当日の責務から逃げ出した。この行動は、我が身可愛さの意識のみが目に付き、一般参加・サークル参加の事を全く考えておりません。非常に恥ずべき行動です。

彼ら程酷くないにせよ、他にも「これはどうよ?」と疑問を呈したくなる主催/スタッフが去年は多く目に付きました。
サークルや一般参加者を見下す主催。サークルや一般に「協力」して貰ってる立場を弁えず偉そうに振る舞うスタッフ。
主催/スタッフはちっとも偉くない。サークルや一般参加者あってこそ即売会が成立する。当たり前の事を忘れている主催/スタッフが目につきます。

そういう人の主催する即売会に対しては、末路はたかが知れてますが、これまで以上に厳しい視線を投げる事になるでしょう。


サークルや主催の立場に思いを馳せられない買い手も増えてきたような気がします。
例えば、お客様意識が強かったり。買い手の書くブログにそういう部分が、以前に比べ増えてきているのでは。
そういうブログに対しては、少し厳しい目線で物を見る事になりましょう。

逆に、サークルが買い手を「買い専」と見下したり(スタッフ/主催が見下す事もありますが)、主催の気持ちに思いを馳せなかったり、なんてことも。

「自分以外の立場が見えてない」人が、一般・サークル・主催/スタッフ問わず増えているような気がします。

スタッフ/主催は、一般・サークルが「協力」して指示に従ってくれるからこそ、自分達の案内も皆に反映される。運営もスムーズに進む。
決して彼ら自身の力「のみ」で運営が進む訳ではない(彼ら自身の力を否定する訳ではないので、念のため)。
スタッフ/主催の力にプラスアルファで、サークルや一般の協力あって初めて事が進むことを自覚し、感謝するべきでしょう。

サークルも、主催があって即売会を開いてくれるからこそ、自分達は即売会に参加できる。主催への感謝の念が必要です。
一般参加者(=買い手)が自分の本を買ってくれるからこそ、その売り上げを次の新刊の印刷費用に充てられる。買い手の購入こそが、サークル活動の源とも言えるでしょう。「買い専」と見下すなど論外、買い手への感謝の念を忘れてはなりません。

そして一般参加者。お前らが如何にお客様意識で偉そうに物を言ったところで、主催が居なければ、サークルが居なければ、購入活動という楽しみの場は得られない。主催が即売会を開き、サークルが即売会に参加するからこそ、我々は新刊を買える。一般は、主催・サークルへの感謝の念を忘れてはなりません。

即売会は「三者鼎立」の世界、一般・サークル・主催/スタッフ、どれか一者が欠けても即売会は成立し得ない。「自分以外への立場」への「理解」だとか「感謝」の念とかが必要なのではないでしょうか?
自分もそれを忘れそうな時もあり、人の事言えた義理じゃないかも知れませんが…自分自身も注意しつつ、この当たり前の即売会の真理「三者鼎立」を今年は強調して参りたいと考えております


【期待したい主催達も多い】

先ほど、即売会の主催に対する懸念を申し上げましたが、誤解しないでいただきたいこととしては、そういう厨房な主催は全体の1割程度。大半の主催が、サークルや一般参加者への尊重の念を忘れない、良主催であることも強調させていただきたいものです。

例えば、昨年末の冬コミ3日目、評論サークルの中に「同人誌即売会の歩き方」(発行サークル:carats様)という本がありました。
ゲストが結構豪華で、実績の豊富なオンリーイベントの主催さんが寄稿されてたのに釣られて買っちゃったのですがw
読んでみると、主催・スタッフ的な視点に偏らず、サークルや一般の事もしっかり考えていらっしゃる。視点に偏りがなく冷静に物事を捉えていらっしゃるし、他者を見下す姿勢も無い。参加者皆がハッピーになれれば…という寄稿者(主催)の思いも伝わってきました。

人間のする事だから時には失敗する事もあるかも知れない。サークルが集まらず失敗してしまう事もあるかもしれない。
でも、根底にそういう熱い思いを抱き続けているのなら、きっと良即売会を産み出し続けてくれるのでは、という期待と信頼もあります。

こういう主催さんに注目し応援する事もまた、当ブログの大切な役割です。良即売会の発掘・取り上げにも力を入れていきたい、と考えております。