という訳で、1月18日、インテックス大阪開催「こみっく☆トレジャー」に参加致しました。
今回も「評論・情報」ジャンルにてサークル参加。
嬉しかった事としては、昨年夏よりも遥かに多くの皆様に、当サークルにご来場頂いた事。普段お会いできない方々と、即売会という場を通じてお会い出来る事こそが、即売会でサークル参加する事の醍醐味だと思ってます。
即売会は、頒布・発表の場であると共に、交流の場でもある事を強く実感致します。

(如何に本が売れるか、その数字を伸ばそうと努力するのも面白いですが、それは正直自分的にはオマケみたいなもの。お陰様で、確かに今回は前回以上&過去最高の売れ行き。ほぼ完売と数字は良かったですが、「ブログ見てますよ〜」と声を掛けて下さる事の方が嬉しいですし、サークルスペースでよもやま話出来る事の方が楽しいですね)

特に「トレジャー」は、普段お会い出来ない方々とお会いできるケースが大変に多く、サークル参加が本当に楽しい即売会の一つです。
次回以降も、可能な限りサークル参加し続けたいものです。

もっとも、ご来場いただいた方が多い分、比例して疲れも増しましたがw
でも、そういう疲れなら大歓迎かな、と。「心地よい疲れ」って奴です。
ただ、後半特にヘロヘロで、折角ご来場いただいた皆様にご迷惑をお掛け致しました事はお詫び申し上げ、また反省すべきと考えております。…もっと体力付けないとw

以下、いつもの評論調で。
いつも思う事だが、「こみっく☆トレジャー」という即売会はとんでもない即売会だと思う。いや、良い意味でw
現在、同人誌即売会の大半が、少子化の影響やらオンライン専門の表現者(=所謂「オン専」って奴)の増加等により、軒並みサークル数を減少させている
だが、トレジャーはそれに当てはまらない数少ない例外だ。今回は、前回比約150sp増で1800sp弱の参加。
この期に及んでも、未だにサークル参加数を増やし続けている。立ち上げ以来、一回もサークル参加致を減らした事が無い。昨今の即売会事情を鑑みると、奇跡にも近い快挙である。

元々、主催のケイ・コーポレーションは、「コミックシティ」等女性向け即売会が中心で、男性向けには余り強くない主催団体であった。

今だから白状するが、トレジャー第一回開催前、私が顔見知りのケイ・コーポレーションの社員さんに、トレジャー立ち上げの話を聞いた時、「男性向け進出?本当に大丈夫なの?成功するの?」と心の中で思っていた。

…すみません、「こみっく☆トレジャー」舐めてました。ごめんなさい自分が悪かったです許して下さいorz

当時の自分は、トレジャーがここまで賑わいを見せる即売会になるとは、微塵も想像していなかった。
確かに初回のサークル数は500ちょい。今では考えられないが、インテックス大阪のホール半分ちょいしか埋められなかった。
だが、トレジャーはその後も着実に成長を続けた。毎回100sp増のペースで成長、気が付いたら募集数満了だの先行して開催のコミックコミュニケーションを越える規模になるだの…どんどん大きくなっていった。
告知・営業等、主催が地道に努力を重ね、実績も積み重ねた。その成果の表れとも言える。

私がトレジャーに参加し始めたのは、四年前、まだ800-1000spの頃。
当時は、来場者も今ほど多くなく、今のトレジャーで150mの長蛇の列な大手壁サークルが僅か5分で買える。そんなまったりとした空間であったw
ただ、カタログの構成が親切設計だったり、読み物が充実してたり、誌面から主催のパワーを感じた。

「この即売会は本物だ。この力の入り方は(良い意味で)異常だ。結論、この即売会はもっと伸びる!」

…以降、トレジャーをブログで毎回持ち上げ、トレジャー信者と化した次第であるw
用事で参加出来なかった一昨年夏を除き、東京在住の身ながら、毎回トレジャーに足を伸ばしている。

トレジャーが、今のようにおかしく(?)なったのは去年の冬位からであろうか。
都内からの遠征組が顕著に増え始めた。先ず、高名な大手サークルの遠征参加が増えた。それに釣られるように一般参加者やオンリー主催も大阪詣でを始めた。
その分、サークル数も来場者数も増え、1500spを越えた今でも、未だに参加者が増加の一途を辿る殺伐即売会と化した。一体この即売会、何処まで参加者が増え成長し続けるのであろうか?

トレジャーへの遠征参加者が増える要因としては、勿論主催側の地道な頑張りもあろうが、サンクリの開催月変更も影響は大きい。
サンクリは、元々1月・9月開催、コミケの「落穂拾い」が出来る、フォロワーとしての性格を有していた。
しかし、コミックレヴォリューションの後釜を志向する中で、日程も1月→2月、9月→10月に変更。コミケから開催日を離し新刊を出しやすい日程にした代わり、落穂拾いの性格も消滅した。
この日程変更により、トレジャーとサンクリは別月の開催となった。これは、参加サークルを、トレ・サンクリ両者で食い合わずに済む事も意味する。
サークルにしてみたら、トレジャーとサンクリ、両方の掛け持ちもしやすくなった。サンクリのみに参加のサークルも、トレジャーにも参加するようになった、という事か。

そしてトレジャーは、九州から関東まで、男性向けの同人者が一堂に会する即売会となった。
私がサークル参加し始めて気付いた事だが、当サークルにお越しの方、トレジャーだと全国各地からお越しになる。実に多士済々だ。西は九州人、広島人。が来る。関西人は勿論、名古屋も北陸人も来る。関東人も増えてきた。
元々関西地盤、九州含め関西から西側全てが集う即売会だったが、最近に入り関東の注目をも集め始めた、という構図だ。
今のトレジャーは、全国各地様々な方とお会いしお話ができる、貴重な即売会だ。ここまで全国から人の来る即売会、他はコミケ位だろうか。そこもまた、トレジャーの魅力である。

世の中には企業主催と言うだけで、アンチ企業イベントの立場から、トレジャーに参加せずトレジャー批判をする方も居るが、ぶっちゃけそういう方は、人生損しているw
批判しても良いけど、その前に取り敢えず一度足を運んでトレの熱気に触れてみろ、話はそれからだ。

という具合に、自分とトレジャーとの関わりを、今回の参加を契機に振り返ってみた。
次回は、大きくなったトレジャーの、今後の課題について触れてみたい。