先々週の週末より話題に上っていた「クリエイション事務局」の個人情報漏洩問題。
クリエイションの公式サイトによると、

>※書簡の発送が完了しました。(2009年1月27日追記)

との事であり、該当サークルへの書簡発送が完了した模様だ。
早い方では、既に今日あたりに到着しているケースもあるようだが、手元の書簡によると、個人情報約1万人分との事。発送にも時間ががかかっている事が想定され、発送日や到着日にも時差が生じるであろう事は想像に難くない。
いつ届くのか気になる方も多かろうが、向こう1週間位は待っても良いのではないか。1週間経って届かないようであれば、その時に初めてクリエイションに問い合わせれば良かろう。
個人情報流出の該当者には、はやる気持ちを抑え、冷静に、気長に待っていただきたいものである。

とは言え、今回の書面、大した事は書いていない。
ぶっちゃけ、既に公式サイトにて掲示・案内されている内容とほぼ一緒だ。

この書簡で新たに掲載されている内容は、以下の通り。
・流出した個人情報の具体的な範囲
(クリエイション事務局曰く、「二次被害拡大の防止という観点から流出した個人情報に関するこれ以上の詳細は、ご迷惑をおかけした方々に対する個別の書簡による連絡によりさせていただきます」との事であり、クリエイション側の趣旨を鑑み、ここでの詳述は控えさせていただきたい)

・対象者向けの対応窓口の設置(専用メールアドレスとFAX番号の案内)

・回答は状況により遅れる場合もある。また、お問い合わせ内容を取りまとめた形での回答を検討している

他は全て、クリエイション公式サイトで掲載済みの内容と同一である。
まあ、公式サイトを毎日のように閲覧していた身としては、余りにも一緒の内容過ぎて拍子抜けではあるが(=「もっと新しい情報や経過報告は無いの?」という気持ち)、WEBを見ていない人も居るだろうし、そういった方への連絡としてはまあ適切と言えなくもないか。

この書簡の読み方のポイントは、2点ある。

1.情報流出対象者への対応は、一律対応ではなく個別対応

書簡中、「ご迷惑をおかけした方々への対応」に関する案内は、問い合わせ窓口を設置した、という事だけ。被害にあった人は、各自問い合わせてくれ、という事である。
それはすなわち、全員同一条件でのフォローではなく、個別対応でフォローをする、という事でもある。

情報が流出しても困らない、という方も相応にはいらっしゃる。また、その一方で実害を被った方もいらっしゃるであろう。
この両者が同一条件でのフォロー、というのも変な話である。実害に応じて対応する、という姿勢は一理ある。

ただし、ここで重要なのは、【問い合わせをしなければ何もフォローが無い】という点。別に何も実害はないからどーでもいいという向きは、問い合わせなんぞしなくとも良い。
一方、何か実害を被ったサークルは、その事をクリエイションに伝えねば、何もフォローは与えられない。クリエイションに何かを求めたい向きは、必ずクリエイションに問い合わせを入れる必要があると思う。


2.問い合わせしても、必ず返事が来るとは限らない

書簡中、問い合わせ窓口設置記事の後、前もってのお断りとして、こう書いてある。

>回答につきましては、状況により遅れる可能性があります。また、ご迷惑をおかけした方々からのお問い合わせ内容を取りまとめた形での回答を検討しております

大量に問い合わせが来るであろうから、返事が遅れるのは仕方ない。
ただ、返事としてではなく、「ご迷惑をおかけした方々からのお問い合わせ内容を取りまとめた形での回答」になるかもしれない事は留意したい。
メール等、個別の返信ではなく、WEB上での掲載して回答、となるかもしれない。その点はご注意頂きたい所である。


さて、このような重大な事件が起これば、当ブログの芸風上「青龍刀で云々」とか叫びそうなものだが…まだそれには至っていない。
理由としては、ここまでのクリエイションの対応が比較的迅速であり誠意を感じる事(1万人もの書簡を2週間で片付けたのはスピーディと評価したい)もあるが、そもそもそれ以前に、何故情報流出に至ったのか、その全体像が見えて来ないから、判断も論評もしようが無い、という部分が大きい。
青龍刀ふりかざして批判するより前に、この事件の全体像・真相を知りたいとの思いが強い。

何故このような事態が生じたのか。概略は説明されたものの、詳細は説明されない。
詳細が説明され、全体像や真相が見えれば、それを元に情報管理の妥当性や改善点を検討事も出来る。それは他の即売会を含め、同人界全体のためになる。
その為には、クリエイションには隠し事をせず、全てを包み隠さず話して欲しい。それが本当の意味の原因究明や再発防止に繋がるからである

取り敢えず、過去の記事で提示した上記3点

1.漏洩の張本人とされる「元スタッフ」は、いつからいつまで在籍していたスタッフなのか?
2.「元スタッフ」は、スタッフ在籍時、如何なる職務についていたのか?
3.他のスタッフも、「元スタッフ」のように自分のPCに個人情報を持ち込んで仕事していたのか?


これについての回答は、残念ながら今回の書簡では提示されなかった。
従って、この回答は、2月のサンクリ終了後の全体反省会で求める事としたい。万が一質疑応答の時間が無い等、質問が出来ない事態となった場合は、メール等の場を通じ、回答を求めていく事にしたい。

あと、今更かもしれないが、書簡を読み返して幾つか疑問点が湧いたので、ここに書き留めておく。


4.一旦「未定」扱いとなった6月以降のサンクリ、開催予定は?「慎重に判断」との事だが、いつ頃開催の有無を発表するのか?

5.現在の個人情報の管理について「限られた者のみが閲覧」という事だが、果してそれは何人程度のスタッフのみが閲覧可能なのか?閲覧可能な人間の担当職務・役職も知りたい。



これについての回答も、クリエイション事務局には追加でお願いしたい。
回答については原則当ブログ上での公開となるが、公開するには不適切な事柄は、前もってその旨お知らせいただければ、極力相談には応じたい。

尚、回答をスルーする場合、回答に隠し事が見られる場合等は、「誠意が無い」と見なし、クリエイションに対し厳しい目線で物を見ざるを得ない事になるだろう。ここまでの対応を見る限り、誠意を持ってご対応頂けるものと信じているが。

建前と本音を使い分けるのはスタッフ及び即売会主催の常であり、円滑に物を進める為には、多少の使い分けも止む無きもの、という認識でいる。
しかしながら、今回は情報流出という重大事案だ。サークルにしてみたら、拡散しちゃって「隠したくても隠せない」状態だ。そんな中で、主催だけが隠し事するってのは無いだろう?とは思う。
今回に関しては、下手に隠し事したり、本音と建前の使い分けしたりせず、全てを正直に話した方が無難に思う。ボロが出ると余計に泥沼だ。

ぶっちゃけ、どんなひどい情報管理をやってようが、それを正直に話した方が好印象ですよ、という事で。クリエイション事務局の、今後の頑張りに期待したい。