3月15日、「ひぐらしのなく頃に」中心オンリー「ひぐらしのつどい」に参加させていただいた。

「ひぐらしのなく頃に中心」と銘打っているものの、07th Expansion作品全般を守備範囲としている。
従って、07th Expansionの最新シリーズ「うみねこのなく頃に」もこのオンリーの守備範囲である。

(「ひぐらし」「うみねこ」両作品は世界観がリンクしている部分も若干存在しており、また「ひぐらし」「うみねこ」両作品を掛け持ちしているサークルも多い現状を鑑みると、オンリーやるなら両作品とも守備範囲に含めた方が良さげな気もする)

「ひぐらしのつどい」は自体は昨年5月に次ぎ今回2回目の開催だが、主催氏は「オヤシロさまがみている」名義で同種のオンリーを開催している(昨年5月・昨年9月の2回開催/内容は「ひぐらしのつどい」と殆ど変わらず)。
これも含めると、今回が実質的に4回目の開催となる。

所詮ひぐらし厨のこの花羅、過去3回のオンリーは全て参加。今回も当然の如くこのオンリーに参加した。
…そう言えば、同日にはHARUコミやら蒲田やら板橋やら色々オンリーが開催されていたが…申し訳無いが自分的にはひぐらし最優先。他の即売会は全て回避させていただいた。
今まではレポートをしたためる時間も無かったが、今回の参加を契機に、レポート的なものを記させていただきたい。
【サークル数の更なる増加】

「ひぐらし」はサークル数の浮沈が激しいジャンルだったが、ここ2〜3年はだいぶ落ち着いている。
サークル参加数平均60〜80ぐらい、決して多くは無いが、オンリーが成立しないほど少ない訳でも無い。
昨年5月は81サークル、昨年9月は90サークルと相応に集っている。
そして今回のサークル数は124

…「ひぐらし」ってこんなサークル居るジャンルだったっけ?

過去このジャンルのオンリーは、勃興・バブル時代を除けば、サークルが3桁行った事は全くと言って良いほど無い。
何故こんなサークルが増えたのだろうか?

考えられる事は以下の各点だろう。

・オンリーが定期的に開催され、オンリーイベントの存在のサークルへの浸透が深まった事
・過去3回とも大過無く無事に終了。実績や信頼を積み上げた事。
・「うみねこのなく頃に」サイドのサークルが増加


「うみねこ」サークルも、目算だが全体の3割近くに達し、決して馬鹿には出来ない勢力だ。
「うみねこ」も昨年冬第四作目が発表され、話もだいぶ進み同人誌も書きやすくなってきた。今後の更なる物語の進行に比例し、「うみねこ」サークルも増える事だろう。

何れにせよ、参加サークルが増え盛り上がるのは、ジャンル的には喜ばしい事である。
今後も、オンリーの継続・安定開催を通じ、ジャンルが更に盛り上がる事を期待したい。


【今回も「本家」07th Expansionサークル参加】

「ひぐらし」「うみねこ」制作サークル「07th Expansion」が今回も参加してくださった。
「本家」の参加は、東方ならば「上海アリス幻樂団」が参加するようなもの
サークル的にも気合いが入り、モチベーションアップにもなる。結果、場の盛り上がりに繋がるので、イベント的には大変有難い話である。

最近の07th Expansionは、オンリーへの参加が大変積極的。昨年9月の「オヤシロさまがみている」、11月のうみねこオンリー「マスカレイド」、今年2月サンクリ内のプチオンリー「ButterflyKiss」と次々と新刊を用意して参加。
主に「うみねこ」に関する外伝的ショートストーリーがメイン。十分な数を用意してくれるので、開場前から並んでいれば大抵手に入る。

その代わり、一般参加者が開場と共に07th Expansionになだれ込むので、開場直後の混乱は避けられない。
今回も同様の展開だったが、今回はNKT関連のオンリーやコミケで活躍する有力主催/有力スタッフが列整理の助っ人で参戦
彼らの手際の良さもあり、さほどの混乱もなく回す事が出来た。

その代わり、今回はコスプレイヤー更衣室への待機列が長くなり、サークルの通路を塞ぐ羽目に。あっちを立てればこっちが立たず。今度はこっちが課題になりそうだ。

07th Expansion新刊は、開場から20分程度で完売。
作者・竜騎士07氏はサークルスペース上で即席のサイン会を始めたり、島中のサークルを回り普通に同人誌買ってみたり
そんな感じで、早々に完売したものの、最後までこのオンリーを満喫された模様だ。
(サークルも原作者と気付かずに本を売って、最後に原作者ご本人であることを知った瞬間、卒倒しそうな程驚いていたのが印象的な光景だったw )

なお、今回07th Expansionのスペースナンバーは「R-07」だった事も申し添えておくw



【チロルチョコ尽くしw】

今回の「ひぐらしのつどい」は、サークルの企画が目立った…というかチロルチョコの飛び交う個数が異常に多かった、というべきか。
同人誌を購入したらチロルチョコがオマケに付いてたり、スタンプラリー的に数サークル回ればチロルチョコ掴み取りが出来るとかだったり。

勿論中身は普通のチョコだが、パッケージはサークル謹製のイラストだったり。
チロルチョコでそんな特注が出来る事も驚きだが、サークルさんのイベントに対する「楽しもう」「盛り上げよう」と言う意欲も感じる。
上手く説明は出来ないが、こういう遊び心あるサークルが多いジャンルは、ジャンル的に長持ちしそうな気がする。

ちなみに、何故「チロルチョコ」かと言うと、前日3月14日がホワイトデーという時期的なものもあろう。
それに加え、3月15日は「沙都子の日」との事。沙都子絵のチロルがやたら多かったのはそういう事か。


【主催は病気www】

酷いタイトルだが、これでも「誉め言葉」である。
(ちなみに、某青春18金魚に対し「キモいグロい禍々しい」と罵るのも誉め言葉だw)

12時過ぎに、企画もので「ひぐらしウルトラクイズ」を始めるとのアナウンスが館内に流れた。
館内の企画スペースに人が集まる。人が集まり、いよいよクイズ開始かと思いきや、その前に主催氏からのスタッフへの業務連絡。

昼休みに入るスタッフはお弁当を取りに来て欲しい

お弁当を取りに来るスタッフ達。だが、何処で食べるの?という話になる。

…その時、主催の脳内に電波が走ったw

主催氏はスタッフ数人を企画スペースの机に並べ、その場で食え、と指示

クイズ参加予定の数十人がヲチする中、スタッフ達は早食い競争を強制される羞恥プレイw
そしてそれを実況する主催w

スタッフの弁当早食いが、見事にクイズの前座になってしまった。

…うーむ、この意味不明な展開は流石に初めてだwww
その場のノリで始めた割には面白かったし、この馬鹿馬鹿しさは「ひぐらし」原作のドタバタ劇に通じるものはあるし、自分的には楽しませて貰ったのだが…

やっぱ、主催は病気だw


思えば主催氏の病気っぷりは、昨年のオンリーでも発揮されていたw

参加サークルへのドリンクサービスを兼ねた挨拶回りを始めたのだが、そこでの内容が病気だったw
まあ、実際にドリンクサービスを始めたのは同行の男性スタッフだったのだが、カルピスウォーターと黄色いお茶(うこん茶?午後の紅茶?どっちか忘れた)どっちが良いかを聞くに当たり、その男性スタッフはこう尋ねた。

白濁液黄金水とどっちが良いですか?」

…とりあえずオマエラ表出ろwww 今すぐ青龍刀で(ry

いや、自分的にはこういう下品なネタ大好きだし、サークルも笑い転げてたのでまあいっかとは思うが…

とりあえず、主催が病気だという事は、この当たりの素敵エピソードで充分ご理解いただけようかw

ちなみに、「ひぐらし」ジャンルは主催のみならず、サークル・一般参加者にも「病気持ち」がいる。
サークルの「病気持ち」は、勿論「青春18金魚」が挙げられよう。
そして買い手(一般参加者)の病気持ちは、このSTRIKE HOLEの花羅であるwww
一般、サークル、主催…三方全てに「病気持ち」の存在する呪われた素敵なジャンル、それが「ひぐらし」ジャンルの世界であるwww


でも何だかんだ言って定期開催してくれるし、サークルも一般も集まってるし。
本家も普通に来て、普通に売り買いを楽しんでるぐらいだ。
「ひぐらし」「うみねこ」好きなら、充分に満足感の持てる即売会であろう。
今後も引き続き、継続的な定期開催を通じ、ジャンルの盛り上げに寄与いただけるようお願いしたいものである。