同人専門店「ホワイトキャンパス」と、抱き枕メインの大手サークル「D.D.D.」。この両者の間に争いが勃発した。

当ブログとしては、あくまで「事態の推移を見守る」という態度に徹したい。
どちらに理があるかを判断するには、まだまだ客観的情報に乏しい。もう少し経過を見守りつつ、必要あらば論評を加える事としたい。

ただ、私が訴えたい点、注意を払いたい点が一つだけある。(それが「推移を見守る態度」に徹する理由の一つでもあるが)
それは、決して当事者の主張を鵜呑みにしてはならない。最終的にどちらが正しいか判断するにせよ、充分な斟酌を経た上で、という事だ。

何故そう考えるか。
これを説明するには、私の過去の体験を語る事から始めなければならない。
かつて私は、今のブログ始めるより遥か前の時点で、とあるサークルより粘着行為を受け、2chで足掛け三年半にも渡って叩かれ続けていた事がある。

(とはいえ、2chではあくまで「名無し」での叩き。当人は2chのスレで書き込んでないとか抜かしてるが、2ch叩きの内容と酷似した文言を他のサークルに吹聴してる以上、十中八九その者が2chで叩いたと見て良いだろう)

その叩きの一環としてだろうが…夏コミ前のある日、とあるスレの書き込みを取り上げ、そのサークルは「昔送ったメールの内容と酷似している。メールの無断引用だ」と言い出した。
最初は「心当たりの書き込み者は●日までに出頭せよ」みたいな事を自サイトで訴えていた。
私はこの頃、ある事無い事(というか「無い事無い事」と言うべきかw)を、このサークルの手により周辺のジャンルサークルに吹聴されていた事もあり、もしかしたら私の事を指しているのでは?との予感はあった。
だが、そんなコミケ前で死ぬほど忙しい時期に2chに書き込む余裕などある筈も無い。書いても居ないのに出頭する義理も無いので、放置を決めていた

そして暫く経ち、コミケの何日か後、当該サークルのサイトをチェックしたら…

【私を犯人と決めつけ告発するサイト】

が御披露目されていたw ヤッタネ!
正直に出頭しなかったから已む無き措置として、だそうなw
でもこっちは書き込んだ身でもない。出頭する義理も無い。

この告発サイトの巧妙な所は「コミケでは多くの方々に励まされ感激し涙も出た」等と書いてあり、【自分が被害を受けた身】である事を既成事実化している事である。
これにより、読んだ方は、【当該サークル=被害者・私=加害者】という図式をイメージし易くなろう。
…実際は、全くもって真逆なのだが。当人の思い込みないし確信犯でもって当方に濡れ衣を着せ、当方を叩く一助にしたかったのだろうと推測する。


その直後、そのサークルより「直接面談し話し合いたい」という意のメールが届いた。
私は「無実の罪を着せた事への落とし前を付ける好機」と位置付け、二つ返事で応じた。
先方が身内の人間一人を連れて面談に臨むというので、こちらも対抗し友人一人を連れて面談に臨むと通告。先方もこれに同意し、二対二で面談する事となった。

約束の期日まで約一週間。
事前のやり取りがメールで色々あったが、面白かったやり取りとしては、

「その自分に宛てたというメール、私は半年前の話だし破棄している。どんなメールなのか、本当にそのメールを引用して2chに書かれた物かを検証したい。当該メールを証拠として提出せよ

という当方からの問いに対し、

悪用される危険があるから

という理由で断った事か。
メールの引用があったか否かが最大の論点にも関わらず、その最重要証拠たる当該メールを提出しない。本気で自分を追及する気あるのだろうか?
…そもそも何をもって「悪用」と言うのかが分からないのだが。証拠を用いて自己に都合の悪い立証をされる事を恐れ、それを指して「悪用」と言ったのか。
正直、首を傾げたものだった。

このような意味不明の理由で、最重要証拠たる「当方に送った(と主張する)メール」の提出を拒む。
不可解な世界だが、恐らくそのメールの中に、先方サークルにとって不利益な内容が隠されているのだろうと推測する。今となっては真相は闇の中だが。

とは言え、最重要証拠たるメールの提出を拒んだ以上、先方サークルには、当方を告発するに足る立証力が無いと判断。
当方もこれを契機に強気に出て「証拠一つ提出出来ずに人の罪を立証出来ない。証拠無き以上私の無実は明白だ。無実の者を告発した事の落とし前をどう付けてくれる?」と畳み掛けた。
流石に先方も焦ったのか。先方の文章から平静さが薄れていった。

そして最後は、当方との2対2の面談に際し随行予定の者が、当方寄りの人間である事が問題だと言い出し(んな事分かりきってる話じゃないか?ってかそれで一旦同意した筈だが…)、自分から申し出た会談の一方的破棄を通告したw


私の目標は「先方の告発サイト上で謝罪文を打たせる事」だったが、当人のプライドがそれを拒むと予想。最低限妥協した落とし所として「(謝罪しなくとも良いから)今後一切互いに関わり合いを持たない」という案も考えていた。
その最低限妥協した落とし所の案にだけ同意を貰って、このバトルは終結した。
(その一年後にまた、当該サークルは約束を違え私叩きを始めたが…面倒なので放置したw)

一応終わった戦いであるし、この件について当人を責め立てる気は今更無い。それに、過去の事だ。(例え先方の謝罪が得られないとは言え)今更それをほじくり返すストーカーチックな趣味を持ち合わせていない。

ただ、この体験から得た私の主張として、いかにサイトに書いてあるからとは言え、【当事者の主張を決して鵜呑みにしてはならない】という事を訴えたいだけだ。

もし仮に、無批判に当事者の主張の鵜呑みを認めるならば、私にとって、それはその当該サークル【告発サイト】上で成された言い掛かりの内容の鵜呑みを、認める事にも繋がる
私が無実の罪を甘受すべしとの話にもなり、絶対に許されざるべき話だ。
故に、私の立場としては、当事者達の主張を鵜呑みにしてはならない。この事を強く訴えたい。
最終的にどちらが正しいかを判断するにせよ、充分な斟酌を経た上で判断すべきであり、安易に一方を信じる事があってはならない。そのように考え、今後の推移を見守る事としたい。