所謂「ホワイトキャンバス」問題について。
経理ミス・売上過払いの話、大手サークルとのゴタゴタの話。双方か混同して語られている節なのが気になる所である。

事件の概要としては、「にゅーあきばどっとこむ」から貼られている各リンク先を確認されると良いだろう。

この件に関し、抱き枕関連の有力ブログ「にゅーまくらどっとこむ」様が「ホワイトキャンバス問題、私なりの見解」と題し、分かりやすく論点を整理された。
すなわち、「委託料金に関するミスが有り、その差額振込み要請に関する事」「サークルD.D.D.の問題」の二点に分類整理されている。
氏のおっしゃる通り、今回のホワイトキャンバス問題はこの二点の問題に分類できよう。

私の見解を申せば、この二つの問題は本来別個の問題。分けて考えるべき問題である。
サークルに言わせれば、他所様のサークルとのイザコザなんてどうでも良い。自分所の委託の売り上げをしっかりしてくれ、の世界である。
それが何故、両者の問題がリンクし、混同されるに至ったのか?
ホワイトキャンバス【お取引サークル様へ重要なお知らせ】にある、ホワイトキャンバスからのお詫び文を抜粋する。

>今回、一部の対象サークル様へ委託取引報告・支払差異が発生致しました事を、深くお詫び申しあげます。
(中略/今後の対応方を詳述)

前半は、まあ良い。舌足らずなメールを送った非礼を詫び、今後の対応方を案内する、普通の文面だ。
問題は、その後に続くこの文章だ。

>なお、インターネットの情報サイト、SNSサイトなどにて、皆様を不安にさせる誹謗中傷が多々見受けられ、ご心配をお掛けしておりますが、事実と全く異なっております。
>このような情報サイト、SNSサイトの内容は、サークル様、ならびに関係者様に不安を与えるだけでなく、弊社の名誉を著しく毀損する(社会的信用を害する)ものであり、名誉毀損による損害賠償等を含め、記載の削除を求める法的措置を踏まえた厳格な対応を行って参りますので、ご安心ください。

「法的措置」というセンセーショナルな言葉が飛び出すが、この法的措置の対象と思われるサークルが、大手抱き枕サークルの「D.D.D.」である。
同サークルのサイト上には、ホワイトキャンバスとの無期限取引停止を訴える文章の後に続け、こう述べられている。

>09/04/14追記
>ホワイトキャンバスを運営する有限会社セルビテックの代理人より内容証明郵便が届きました。流石に内容の公開はいたしませんが、全ての約束を反故にする内容でして呆れ果てました。

との事。ホワイトキャンバスおっしゃる所の「法的措置」が実行に移された途中経過と言えよう。


但し、先にも申し上げたが、経理ミス・過払いの話と、「D.D.D.」との摩擦とは、本来別個の話である。
それが何故ごっちゃになるか。
結局の所、ホワイトキャバスがリリースした文書を拝見するに、経理ミス・過払いのお詫びに続け、(「D.D.D.」に対し)法的措置を取る。だからサークルの皆さんご安心を…と言う文章の流れがあって、それ故に両者の問題はリンクしてしまった。
「D.D.D.」への法的措置が何故サークルの安心に繋がるのか、今一つ理解に苦しむが…ホワイトキャンバス的には、「D.D.D.」への法的措置も、サークルへのアフターフォローの一環なのだろう
(あくまでも私はその論理に疑問を呈するが)その論理で行くなら、ホワイトキャンバスは、サイ上等サークルへの告知の中で、「D.D.D.」への法的措置の経過並びに結果を、サークル宛に報告する必要がある。そうせねば筋が通るまい。

そもそも、このような「法的措置」というのも不思議な話だ。
ホワイトキャンバス的には、「D.D.D.」への法的措置もサークルフォローの一環なのかもしれないが、サークルの大半はそうは感じない。そんな事よりも自サークルの売り上げを固める事の方が大事だ。
故に、ホワイトキャンバスが本来最優先すべき事は、サークルに粗相を働いた事をお詫び申し上げた上で、【正しい売上額や在庫数を確定させ、サークルに安心してお取引いただけるよう努める事】では無かろうか。法的措置なんてのは、それが全て片付いてからの話。真っ先に行うべきはサークル対応である。
サークルの立場から見れば、自サークルの対応は後回しで「D.D.D.」への法的措置が先ですか、と捉え、却ってサークルの反発を呼ぶのではないか?という気もする。
「D.D.D.」への法的措置が仮に正当なものであったとしても、今この時期の対応は、まだ時期尚早であろう。

前回も申し上げたが、ホワイトキャンバスと「D.D.D.」との係争については、「経過を見守る」という態度に徹したい。そして、たとえ当事者とは言え、その主張を鵜呑みにしてはならぬ事も主張したい。

だが、ホワイトキャンバスのアフターフォローについては果たして全うな対応と言えるのか。「D.D.D.」を訴えるより先にすべき事があるのではないか。正直、疑問符の対応だ。
ホワイトキャンバスには、お取引先たるサークルへの対応を最優先に考慮いただき、サークルへのアフターフォローに専心いただきたい。それこそが、信頼回復・信頼再構築への唯一の道と考える。