6月28日、名古屋市はガイシフォーラム開催「雛見沢村民集会」「Princess Diary」に一般参加させて頂いた。
「雛見沢村民集会」は「ひぐらしのなく頃に」「うみねこのなく頃に」中心07th expansion作品オンリー、「Princess Diary」はBaby Princess、所謂「べびプリ」オンリーである。
今回は、両即売会が同一会場での合同開催、但しカタログは両即売会別々、という形式。

名古屋の男性向けオンリー…所謂「ツインテールカーニバル(TTC)準備会」とか「アイノベルシステム」とか「まったり庵」とかその辺りの系統の皆様方が開催されるオンリーイベントは、東京・大阪以外の開催地で市場的に比較的不利な状況下にも関わらず、サークルもきっちり集められるし、運営面もソツが無い。安定感があり、安心して参加出来る即売会揃いである。
5月開催のアイマスオンリーの時こそ、ちょっとしたアクシデントはあったものの、体制を立て直し無事に開催した。
以前も申し上げたが、都内での開催実績も充分で、そこで鍛えられつつも培った経験やノウハウを持ち帰り、当地で活かせている事が、オンリーを悉く成功させている主たる要因であろう。
加えて、「北陸本専」に一般参加する等、評判の即売会に自ら足を運び、良い点を学び取ろうと貪欲な姿勢も、自イベントのクオリティの向上に一役買っている事と推察する。
ひぐらし・うみねこは、都内開催のオンリーではサークル数は100の大台を超え、地味に右肩上がりのジャンル。
名古屋で昨年開催された「雛見沢村民集会」も50サークルを集め成功を収め、今回も期待の持てるオンリーであった。
今回は60〜70サークル位、少し増えるだろうと踏んでいたが、参加サークルは90サークル台倍増に近い急激な増え方で、規模的には、東京の「ひぐらしのつどい」に肩を並べた。

何故これほど急激に伸長したか…一回目は様子見のサークルの参加、東京「ひぐらしのつどい」との相乗作用、等の理由も考えられようが、やはり一番大きいのは本家「07th expansion」のサークル参加であろう。
一次締切時点で「07th expansion」はサークル参加申込を済ませ、「07th expansion」の名が第一次サークルリストに掲載される。
「本家が参加する即売会」…という事で、サークル的には参加したい、という気になるものだ。
実際、今回の「村民集会」は、東京で活動しているサークルの名古屋遠征組が軽く15〜20は居た。「07th expansion」の参加が、名古屋遠征への意欲を掻き立て、サークル急増の原動力になったと見るべきであろう。

しかしながら一方では、先日の北陸本専と一緒で、【地元サークルの比率の減少】という問題を抱えている、とも言える。
今のサークル数は名古屋の市場規模に則さない規模である事を認識し、次回のサークル募集数で余り強気に出ない事をお勧めしたい。
また、コミックライブ等地元即売会での告知を通じ、地元での営業を強化する事をお勧めしたい。
個人的には、専門学校開催のコミックパラダイスとかもお勧めしたい。いや、昨年秋にお邪魔したら、100サークル中ひぐらしが5サークルと結構多目で驚いたので。決して捨てたもんじゃないかと。
(ちなみにこの時東方は10サークルとヘタリア・リボーンに次ぐ勢力…女性向けの世界でも東方は強いなあ。)

安定した継続開催には、地元サークルの定着が欠かせない。
地元に対する意識を、ひぐらしに関してはもっと強く持っても良いのではないか。

あとこれは個人的な要望…てか妄想なので話半分に聞いて頂きたい部分だが…
今回、ひぐらしジャンルにおける現在進行形の黒歴史「青春18金魚」がサークル参加した。コミケとトレジャーがサークル活動のメインフィールドで、オンリーの参加は極めて珍しいのだが、残念なのはこのオンリーが「女装禁止」の為、彼らの十八番たる女装コスを披露する機に恵まれなかった。
いや、彼らが女装コスで現れた日にゃ、青龍刀片手に、喜び勇んでフルボッコに走る所なのだがw
彼らを半殺しの刑に処する為にも、是非女装の解禁をお願いしたいものである!!www

…とまあ冗談はさておき、「雛見沢村民集会」は、サークルのラインナップも【本家07th expansionから最底辺・青春18金魚に至るまで】全般的にサークルの層が厚く充実。
買い手も読み手も楽しめる、良即売会であったと思う。


同時開催のべびプリオンリー「PrincessDiary」。
…こちらは園衛さんにまかせますわw俺余りべびプリ詳しくないしw

と申し上げたい所だが、自分的には一点だけ。
このオンリーは、「村民集会」とは対象的に、サークルの集まりが余り宜しくなかったようだ。
都内のオンリーや男性向けオンリーでも告知を積極的に行うなど、するべき事をきっちり行ったにも関わらず、残念ながら結果が伴わなかったようだ。
その結果、当初の締切を延長して対応する事となった。
べびプリのジャンルが発展途上でまだ名古屋には浸透しきれていないのでは…?とか色々原因は考察できるが、そこら辺も園衛さんに勝手に丸投げしておくw
…いや、私がやるより園衛さんに考察させた方が良質の考察になりそうですし。園衛さんを前にべびプリで考察するのは気後れしますよ流石に。

いや、それはともかく私が申し上げたい事としては、締切前の追い込みの努力が凄かったという事。
5月開催、先述の園衛氏が主催を勤め上げた都内開催のべびプリオンリー「True my Family」の後に締切を延長。「True my Family」の場をフル活用し、参加サークルに対し徹底的に営業を図った。
その甲斐あり、最終的には30サークルを集めるに至った。

30サークルは、村民集会に比べれば物足りないかもしれない。
しかし、決して旬のジャンルとは言えない、発展途上のジャンルという事を考えると、東京以外の地方で30サークルも集めるのは大健闘と言いたい。
都内のべびプリは80サークル集めておりそれに比べれば、やはり物足りないかも知れない。だが、東京の半分も集めたのだから大健闘じゃね?東京と比べるのも酷だべ?というのが私の所感である。

「Princess Diary」は、主催が追い込みにかける努力と執念を示し、またサークル申込が低調であれども「最後まで諦めてはいけない」という事を教えてくれた即売会であったと言えよう。


最後に、ガイシフォーラムでの両即売会合同開催の是非について語りたい。

ひぐらしオンリーの「雛見沢村民集会」…「ひぐらし」「うみねこ」は元々男性向けの土壌で育ったジャンルであるが、女性作家も多く、また明らかに腐女子な文脈でのサークルさんも、決して少なくない。
腐女子なおぜうさんも居る、女装コスを外せば実は意外と爽やかな青春18金魚の皆さんも居る、そして自分みたいに「羽入は俺の嫁」とか独り言呟き目を血走らせながら戦闘兵と化す危ない人も居るw
…まあ最後は蛇足だが、老若男女問わず多士済々の顔ぶれである。「ひぐらし/うみねこ好き」という以外の共通項は、余り無い。
ひぐらしが漫画連載されているガンガンに「竜騎士07先生がひぐらしオンリーに参加する!」なんて記事が紹介される位だから、漫画でひぐらしを知ったという程度のライトなファン層も少なく無いだろう。

一方のべびプリは、ひぐらしに比べれば、確かにファンの数は少ない。
だが、コアなファンの数で言うなら「ひぐらし」以上かもしれない。とにかくあいつらは熱い熱すぎるw
そして属性的に言えば、まあ余り詳しく触れずお察し下さいの世界で行きたいが…まあ何となく似た属性が多いと思う。

一方は広範な属性でライトなのも少なく無い、一方はコアで熱くて属性が近い。
両者のファン層が、余りにも乖離し接点が無い。

分かりやすく、自分の近親のブロガーの行動を例に取ろう。

バンバンさん→初動は07th expansionだったが、その後はべびプリ中心
(すみませんバンバンさん、07th expansionの新刊ありがとうございました)

園衛さん→言わずもがなでべびプリ側。ひぐらし側には足を踏み入れてすら居なさそう。

CIAさん→園衛さん所で売り子。ひぐらし側には足踏み入れて無さそう。

→ひぐらしは全サークル絨毯爆撃。べびプリは園衛さん所で駄弁っただけ。


この結果より、四人の中で私だけが属性違って仲間外れという事が考察でき…考察の方向が微妙にずれているなw

ここで明らかなのは、べびプリ側はべびプリにしか行かず、ひぐらし側はひぐらしにしか行かず…両者間に溝があり、会場全体の一体感が極めて薄かった事である。

名古屋でのオンリーイベント開催の動きは極めて活発だ。
今後も様々なオンリーイベントが企画され、名古屋地区の同人世界活性化の牽引役としての活躍が期待出来よう。
その中で、今回のように複数オンリーの合同開催というケースもあり得よう。
だが、その時にはジャンル同士の掛け合わせの「相性」も考えて欲しい、と申し上げたい。
(普段は合同開催でも、そこまでの違和感は感じず、普通に終わるのだが、今回の合同は、たまたま相性クリティカルなのを引いてしまったのかも知れない…)