「東方姫草紙」開催で仙台にお邪魔した折、少し早めに到着したので、同じ会場「アエル」で開催されし「仙台コスプレファイヤー」にもお邪魔した。
この日の「アエル」は、午前9時〜18時にユウメディアが「仙台コスプレファイヤー」で会場を借り、18時〜22時に「東方姫草紙」が借りている、という構図である。

私もコスプレイベントは余り詳しく無い。
正直、普段の同人誌即売会のように自信満々に偉そうな事書けるわけでは無いが、自分の目で見て感じた事を、素直に記すことにしたい。
会場内は、コスプレイヤーが100人ぐらいたむろしており、コードギアス・ボーカロイド・ハルヒ・BASARA等のコスチュームが多く目立った。

コスイベならではの目についた取り組みとしては、背景となる壁を多く用意している所か。
壁が増えるという事は、その分撮影箇所が多く増えるという事を意味する。
コスプレイベントは、撮ってナンボ、撮られてナンボな世界たる事を実感する。

面白いのは、撮影用のセットを用意してある所。
洋館の部屋の中を模したセットの椅子にコスプレイヤーが腰掛け、ポーズを決めている光景が印象的であった。
また、ユニークな所としては、和室のセットも。
コタツに入り寝っ転がって楽しそうな、レイヤーさんの姿が印象的であった。

セットを持ち込み撮影の場に提供、と言っても、運搬費用等馬鹿にならないであろう事が推察される。
それでも、敢えてセットを持ち込むのは、それでレイヤーさんが楽しんでくれれば…という考えの元だろう。
その試みは、レイヤー目線に立った取り組みと評せる。
コスプレイベントならではの、興味深い取り組みである。

私はコスイベは今回が二回目の来訪であり、詳しく評論出来る自信はない。
だが、コスプレイベントには、コスプレイヤーの目線に立った、コスイベならではの取り組みが出来る、という事だけは自信を持って言えるだろう。
そして、コスプレと同人誌、フィールドが違っても、「参加者目線」に立つ事が大切なのは一緒である。
「仙台コスプレファイヤー」のコスイベならではの取り組みは、その事を私に教えてくれたと言えよう。

#まあ尤も、コスプレイベントのノリで同人誌即売会に臨むと、サークル目線に立てず残念な事になろうが…
コスプレイベントはレイヤーの目線、即売会はサークル目線
各々のフィールドの違いを認識し、そのフィールドに即した「目線」が大切という事になろう。