前回記事にて、「こみフェス」に対する、私のブレた態度を整理し、明らかにした。
「こみフェス」以外の主催が立ち、新しいイベントとしてやり直すのがベストだが、立つ方が居ない以上、既存のイベントたる「こみフェス」に頑張って頂くしかない。
(別の言い方をすれば、誰も立たない事は「こみフェス」の存続を「容認」する事であるとも言える)
従って、今回の記事執筆におけるの私の態度は、「こみフェス」が如何にして盛り上がるか?という観点からの物となる事を、ご留意いただきたい。


【当日の状況レポート】

「こみフェス」会場の「ありそドーム」は、JR魚津駅/富山地方鉄道・新魚津駅から約1km弱。駅からは若干遠いが、徒歩15分程度なので歩いて行けない訳でもない。
また、大多数の参加者は、車で来訪している。車での来訪も、広めの無料駐車場があり、不便しない。電車組もギリギリ許容範囲のアクセス、車組も駐車場に困らず済む。アクセス的には、決して悪い会場ではない。

今回は、多目的ホールでの同人誌即売会だが、他にも体育館やアリーナ、トレーニングルーム等も設置されており、スポーツ目的の方の利用が多い模様。実際、多目的ホールでは、「こみフェス」撤収後は学生がバトミントンに興じていた。

ただ、会場が吹き抜けな所が欠点。会場内でマイクを使うと、音がダイレクトに会場外エントランスや通路に漏れる。
併設の喫茶店でメシ食ってたら、会場から「エロ同人」なんて言葉が何度も聞こえて頭を抱えたw …中にいると分からないかも知れませんが、外にメチャクチャ響くので、アナウンス内容は注意しましょうよって事でw

また、暖房をかけても、暖気が逃げてしまうので温まらず、館内温度が高くならない所も、吹き抜けの欠点だ。じっとして一箇所に留まり動かないサークルとしては、防寒を充分に考えないと大変だ。
夏も、冷房かけた所で冷気が逃げてしまうので、蒸し風呂の暑さと思われる。
そういう会場のつくりを考慮すると、即売会会場としては、夏と冬は参加者が過ごし辛い。この会場を利用するに当っては、出来る限り、春や秋の開催とする事が望ましいのではないか、と感じだ。

会場内に関しては、想像通り閑散・まったり。12サークルの参加なら、こんなものだろうか。
他の方からの話だが、初動は60人程度。minori・grep2社の企業出店の効果か、サークル数の割には来場者は多い。
総来場者も120人。北陸3県でチラシを1枚も配った事が無いにしては大健闘か。県別来場者は、石川・富山両県で半々と言った所。

参加者は常連参加者が多く、不満を抱えつつも、折角の地元唯一の男性向け即売会だから、と気を奮い立たせ参加されている模様だ。
サイトの更新も遅く、地元での告知も殆どせず。サークル・企業誘致といった営業活動を行った形跡も無い。主催が、主催として当然行うべき業務を怠っている。結果として即売会としての魅力も薄まる。
それでも、数字上はそこそこの参加人数。参加者の「北陸同人を盛り上げたい」との気持ちが、即売会としての体を辛うじて保っている、という印象だ。
「こみフェス」は、北陸の男性向けジャンル参加者の「好意」により成り立っている。その「好意」を、主催者は自覚し感謝し、そして応えるべきである。

「折角の男性向け即売会だから行かなくちゃ」と半ば義務感で参加しているような空気が、残念でならない。


【私から「こみフェス」に求める事】

以前からの主張の焼き直しとなるが、大事な事なので何度でも申し上げる。

先ずは、「告知」の強化を図るべきである。
「こみフェス」は新規参入サークルが中々居ないが、それは告知が足りないからである。
告知が足りないから知名度も無く、サークルに知れ渡らない。

告知に関しては、以下の3本柱で臨みたい。すなわち、(1)オールジャンルの大規模即売会(2)地元の即売会(3)地元店舗…この3本柱は、主催がサークルを集めたいのなら、絶対に欠かす事の出来ない告知箇所である。

(1)オールジャンルの大規模即売会…東京ならサンクリ・COMIC1・博麗神社例大祭・コミティアなど、大阪ならトレジャー・コミコミ・東方紅楼夢など

(2)地元の即売会…金沢のKAC主催即売会は必須。可能なら富山・福井のコミックライブも押さえたい。見た限り、男性向け系だと東方・ボーカロイドが多い印象なので、そこら辺をターゲットに。

即売会では当然、全サークルにチラシを撒く。人に任せてチラシを撒くのも良いが、出来れば主催氏自ら即売会会場に足を運び、サークルを一軒一軒回り、「こみフェス」への参加を、頭を下げてお願いした方が、より効果も高まると思う。

(3)地元店舗…具体名の記載は避けるが、富山・高岡・金沢・かほく・福井あたりに有力告知先有り。特に金沢は男性向け同人の店舗が多く、重点的に対応すべき。当方までメール等でお問い合わせいただければ、詳細はお知らせ出来よう。

今回「こみフェス」は、地元店舗への告知を図らなかったが、北陸は東京・大阪とは異なり、何十店舗もある訳ではない。
関東在住の私でも、計画さえ立て丸1日時間を確保すれば、車を使わずとも、全店舗回りきれる自信はある。
もし嘘だと思うなら、また主催氏がどうしても北陸に行く暇が無いというのなら、私にチラシ5000枚預けて頂きたい。間違いなく、北陸3県全てをカバーし切る事をお約束しよう。
そこまで私が言い切る事は、ヤル気さえあれば地元店舗への営業活動なんぞ余裕で出来る範囲たる事の裏返しである。

私の友人(主催経験者)の言を借りる。
「効果的に宣伝活動ができなかったせいで、どこかでこんな場を心待ちにしてたまだ見ぬ仲間に伝え切れてなかったかも知れない」

今までの「こみフェス」は、まさにその状況。
「こみフェス」を復活させたい。活性化させたいと主催が願うならば、行動で示してはどうだろうか?

#今回のチラシを拝見するに、男性受けする絵柄だが、女性作家が好む絵柄かどうかとなると微妙な所。東方・ボカロ・葉鍵等は女性作家も多い。女性作家にもとっつき易い絵柄となるよう試みても良いのでは。

#企業参加についても、過去ご参加いただいた企業さんにダイレクトメールをお送りするなど、企業誘致を積極的に行いたい。企業側の事情もあり、中々効果は上がらないかもしれないが、最低でも、現在の「minori」「grep」2社は死守するような心積もりで臨むべきだろう。


また、告知の一環として、ホームページの更新もしっかりと行うべきである。
遅くとも、開催半年前までには、ホームページにて次回内容を案内すべきである。そうすれば、開催までの残り半年で、じっくりと告知が出来る。
勿論、日程設定に際しては、都内や関西の有力即売会とバッティングしないよう、水面下での関係者との交渉も必要だ。(主催氏の人脈と実績なら、私が言わずとも出来ているとは思うが、一応念の為という事で)

ホームページは、オンライン申込を必ず整備する。
一般参加案内、サークル参加案内、イベント概要等の必要事項の案内は、不備の無いよう確実に行う事。
これらも、半年前には実行したい。

これらは、主催なら当然行うべき基本的動作だが、残念ながら、これまでの「こみフェス」では実施されて来なかった。主催としての基本的な動作を、確実に行うようお願いしたいものである。

勿論、参加者からの質問等があれば、必ず返事するのは当たり前。
「1通の漏れ無く答える」事を目標としていただきたい。

また、チラシには、「男性向け全ジャンル同人誌即売会+コスプレ+美少女ゲームメーカー展示販促+痛車展示募集+アキバ系グッズフリマ」とある。コンテンツ的に、少々大風呂敷が広がり過ぎている。
実際機能していない「痛車展示募集+アキバ系グッズフリマ」は取り下げて、即売会+企業(+コスプレ)に絞った方が、参加者的にも分かりやすいし、主催もリソースを集中できる。

私から申し上げたい「改善点」は、こんな所か。
他、スタッフの人心把握も大切だ。主催一人で即売会は成立しない。スタッフの協力あって即売会ははじめて成立する。
スタッフの忠誠心を低下させない為には、元こみフェススタッフさんの日記http://75465.diarynote.jp/200810291121564865/に書いてある意見が参考になろう。是非ご覧頂きたい。


【「交流会」について】

今回の「交流会」も、前回同様に「どうすればこみフェスは盛り上がるか」がテーマ。
以前実施した時は、サークル頒布時間中の実施で批判を受けたが、今回はそれを反省してか、即売会終了後に、会議室を用意して実施した。

但し、大変申し訳無いが、「交流会」における討議内容の公表は、差し控えさせていただきたい。
理由としては、主催氏より「交流会」に先立ち、以下のお願いを受けたからである。

1.和やかに、糾弾調は控えて
2.前向きな話をしよう
3.内容に付いて「評論」は控えて。ブログに書かれるのは嫌!上げないで頂いた方がありがたい。

私がブログに上げる事は、この3番に抵触する。
無論、主催からの参加者への「お願い」であり、要望を聞き入れる義理は無い。私は、あくまで「好意で」「自主的に」そのお願いを聞き入れ、「交流会」の内容をブログ上に公表しないだけの話である。
私が「交流会」の内容の非公表を決めたからと言って、他の方もそれに倣う必要は無い。あくまで各人の判断で、公表・非公表をご判断いただきたい。

しかし、サンクリもコミケも、反省会/拡大集会等の名目で質疑応答が行われるが、その内容を書くなとは決して言わない。
コミックマーケットなどは、「書いても良いけど是非自分の意見も付けて欲しい」と、ブロガーの意見を積極的に集めようとする意欲もある。

ブログに書いて欲しく無い理由は、こみフェス主催氏自身が、批判的な事を書かれると堪えるからとの事。
だが、主催として人前に立ち、多くのサークル/一般参加者を巻き込んでイベントを行う身。その批判が正論か的外れかはともかく、主催が如何に正しい行動を取れども、批判を受ける時は受けてしまう。
私なども主催時代、謂れの無い批判は山ほど受けた。(勿論、己の非による批判もあったが)
批判への耐性が無ければ、主催は務まらないのではないか。


…さんざん宜しく無い主催を、辛らつに批判する私が申すセリフではないかもしれない。(でも私は主催の良い部分は良い部分で褒めますし、的外れな主催批判あらば主催擁護に回りますよ)

批判が堪える、書かれたくない…というなら、批判への耐性が弱い。主催に向いていない、とも言えよう。
こみフェス主催氏に対しては、今は「こみフェス」を頑張って欲しいが、機を見計らって主催業を引退した方が良いのかもしれない。
その方が、主催氏ご自身の心も、楽になるのではないか?
正直、いつ来るとも分からぬ批判に恐れながら主催を営むその姿は、見ていて辛いし、哀れを誘う。


但し、「交流会」の内容に関しては、予想以上に時間はかかったものの、主催が何をするべきかを明らかに出来た事。これが大きな収穫だったとは思う。
私が前段で「改善点」として指摘した事は、ほぼ全て「交流会」席上にて、私なり他の方なりが主張した。
そして、主催氏もそれに耳を傾けてくれた。
後はそれを、主催氏が実行に移せるかどうかである。

今まで実行出来ていなかった以上、今回すぐに実行出来るとは、正直思えない。
だが、これを実行出来なかったら、「こみフェス」の再起は無い。それは間違いなく断言できる。何とか頑張っ欲しいものだ。

一つの提案として、自らを背水の陣に追い込んではいかがであろうか。
次回の「こみフェス」で●サークル以上集められなかったら、自分は「こみフェス」を畳む。そう宣言して、自分を追い込み気合を入れる。
奇策だが、それぐらいの覚悟が無ければ、今まで実行出来なかった事の実現は難しい。
主催氏の頑張りと覚悟に、最後の期待を寄せたい。

但し、あくまで「最後の期待」である。
次回、指摘の「改善点」を実行出来なかったらば、二度と「こみフェス」に期待する事は無いだろう。