4月4日、新潟市にて定期的に開催されている東方オンリー「新潟東方祭」http://www4.atpages.jp/niigatatohosai/にサークル参加致しました。
普段はオールジャンル同人誌即売会にて「評論」ジャンルにてサークル参加しておりますが、東方オンリー評論本「コーマニズム宣言 東方論」が出せる目処が付いたので、東方オンリーへのサークル参加にチャレンジしてみました。

…残念ながら余り売れなかったです。
ぶっちゃけ申し上げますと、お隣の「リリカルマジカル」さん・「ゆき☆ざくら」さんには大量に人が来るのですが、うちのサークルは人が来ず。うちのサークルの目の前で買い手の皆さんの人波が両側に割れる!
うおっ、両側の海が割れ、海を渡るモーゼの気分だw

それはともかく、両隣のサークルさんとも新刊交換をさせていただくなど、ご厚誼を頂きました事、謹んで感謝の意を申し上げる次第です。
「リリカルマジカル」は北陸担当の売り子さんが遠征参加(絵師さんご本人は大阪の「そうさく畑」に行ってらっしゃるとか)。1月の「こみフェス」について少し語りました。
もう一方の「ゆき☆ざくら」さん所は、大きな魔理沙のぬいぐるみが置いてあり、触ってもふもふしたりw
…済みません、こんなアホサークルにお付き合いいただき有難うございました。

また、当サークルの作品をお買い求めの皆様、ならびにご厚誼をいただきました主催/スタッフ関係者の皆様にも、この場をお借りして御礼申し上げる次第です。

というわけで、以下「新潟東方祭」の評論を。


新潟東方祭は、2007年3月に初めて開催され、以後年2回ベースで開催を続ける東方オンリー。東方オンリーの中では、歴史は古い方に当たろう。
初回は【新潟のオールジャンル・ガタケットと同日開催】だとか【東京の東方オンリー「東方不敗小町」と同日開催】だとか、主催を青龍刀でフルボッコしたくなるとんでも無い日程での開催。
…さすがにその時はサークルも一桁しか来なかったらしい…当たり前だよな。

だが、その後も定期的に開催を継続。
最初のイメージが酷かった事もあり、参加サークル数では後発の「えちご東方日和」に後塵を拝す事になるも、継続開催を通じ、地道に着実に、サークル参加数を伸ばしていった。
東方ジャンルの膨張や、同一主催の営む「大(9)州東方祭」「中四国東方祭」の成功で、主催氏に対する信頼感が増した事も、サークル参加数伸張の後押しとなっていよう。
今回は63サークル/85スペースの参加で過去最高レベル。来場者も主催者発表で約940人、これも過去最高レベルである。
地道な継続の努力で、スタートダッシュに失敗しても良即売会に育った好例と言えよう。


私も、館内における東方の熱い雰囲気を堪能したり、先日水戸のコミケで頂戴した【クッション型の青龍刀】を振り回して遊びスタッフに白い目で見られたり…。
即売会としての雰囲気の良さを十二分に堪能させていただいた。

人の動きとしては、初動約300人。流石に往時の混雑は無く、東方最盛期から、少し落ち着いたか。混みすぎもせず閑散でもなく、程良い感じだ。
会場「朱鷺メッセ」マリンホール内がサークルゾーンとなり、サークル及び企業出店の「D-STAGE」「GREP」の売り場が配置されている。特に混雑した箇所は上記企業出店の「D-STAGE」「GREP」と、サークルでは「D.D.D.」当たり。
「D.D.D.」のサークル列が一時過大になり、隣に配置の「リリカルマジカル」そして私のサークル前にまで及ぶ等若干混乱したが、スタッフの列誘導もあってすぐに問題は解消した。

外のエントランスはコスプレゾーン。コスプレイヤー向けにガタケットショップがウィッグ販売で出店。
また、新潟東方祭の本部スペースも置かれている。

今回良かった事としては、参加者向けのPOPが分かりやすく、遊び心に溢れていた所。

本部の司る機能は、「東方非想天則」ゲーム大会受付、本部でのサークル参加受付、コスプレ登録、コスプレ写真撮影登録…と数多くあるが、それぞれの役割別(窓口別)にPOPが表示。

高い位置に紐を張って、紐からPOPを吊るす方式で掲示したが、これは人の目の高さの掲示で、目に入りやすい。
「ケットコム」「ぷにケット」といった有力即売会がこの方法を多用しており、私も以前から彼らのPOPの使い方の上手さには着目していた。
彼らの長所を、新潟東方祭は上手く吸収している、という印象を受けた。

また、トイレのPOPは運営側の遊び心が溢れユニークであった。

「トイレで着替え厳禁!雲山タンのグーパンチでお仕置きされます」

単純な啓蒙機能に止まらず、プラスアルファで遊び心も加わり、見ているだけでも楽しい。

唯一気になった所は、会場内で実施するステージイベント。
ステージイベントは、サークル・一般の中だるみ・退屈を防ぎ、参加者を会場に滞留させやすくなるメリットはあるが、一方で、参加者の目がステージに行き、サークルの頒布が難しくなるというデメリットも。

会場内でステージイベントを行う即売会の全てを否定するつもりは毛頭無いが、運用の仕方を少し誤るとサークルの反感を買いかねない諸刃の剣。
私個人としては、少しそこら辺を警戒する。

13時30分、会場内でコンサート開始。
音響が少し大きめでサークルスペースでの会話にも影響が出かねないレベル。
これは、スピーカーの向きもサークル側を向いてるのも災いしてるように思う。同一主催が営む「大(9)州東方祭」の時と同様、スピーカーの向きがサークルを向いてなければ、まだ違ってくるのだが。
取り敢えず、主催氏に少し小さくした方が良いのでは、と進言させていただく。主催氏もこの進言を受けていただき音量を調整、そんな問題の無いレベルに納まる。

また、「大(9)州東方祭」の時同様、演奏会の聴衆がサークルスペース前に陣取り、サークルの頒布活動に影響が出た点も問題だ。
これは、「大(9)州東方祭」同様、主催自らが必死に誘導に努めサークル頒布可能なスペースを確保。被害を最小限に押さえたが。

ただやはり思った事としては、「大(9)州東方祭」にしても今回の「新潟東方祭」にしてもそうだが、ステージイベントの是非について。
主催氏もサークル出身だけに、サークル頒布の邪魔にならないように、と相当気を遣って運営に臨んでいる。その点は高く評価したい。被害も、最小限に抑えている。

「大(9)州東方祭」の「チルノダンス発表」なら僅かに10分。サークル頒布は妨げられたかもしれないが、時間は10分程度でそこまで問題にならない。
だが、「新潟東方祭」の演奏会30分…となると少し長いような気はする。演奏会といっても激しく盛り上がる系統ではなく、クラシック調のBGMにもなる曲が多いので、そんな問題にはならなかったと思うが、それでも、ステージ近くのサークルだと、聴衆がたむろして、通り抜けしにくい。
サークル頒布への影響は、多少なりともあっただろう。

ステージイベントの全てを否定するわけではないし、主催もステージイベントでサークル頒布の邪魔になる事の無いよう相当気を遣っている事は分かる。そこは評価したい。
だが、ステージイベントの時間をもう少し縮める、サークル机とステージの間に余裕を持ってスペースを取る、スピーカーをサークル机に向けない等、サークルの頒布への影響を更に少なくする為の、もう少しの改善と検討の余地を感じた次第である。