本年4月29日、北九州の小倉にて、東方オンリー「大(9)州東方祭2」が開催された。
「大(9)州東方祭」は、昨年11月15日に第1回目が開催され、300超のサークルが参加、そして総来場者数は公称3700人。福岡ドーム開催の即売会以外では、九州史上最高レベルの来場者を誇り、九州の「常識」を打ち破る成果を挙げた同人誌即売会である。
東方オンリーとしても、「博霊神社例大祭」「東方紅楼夢」に次ぐ規模の即売会の一つであろう。
私も、昨年11月の開催に際し小倉を来訪。「11/15 北九州市小倉・東方オンリー「大(9)州東方祭」(前編)」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51580538.html等で、詳しくレポートさせていただいた。

前回の成功を受け、勢いに乗った状態で開催された「大(9)州東方祭2」。
距離が離れているとは言え、東京で巨大イベント「COMIC1」が後出しで入り、また、同日にはユウメディア主催「東方螺茶会」も後出しで参入。
競合が多く、不利が予想されるも、蓋を開けば前回300サークル強を上回る約350サークル。来場者も公称4300人、と前回以上の人出を見せた。
他イベントとのバッティングいう不利な条件を乗り越え、結果を残したその力は、やはり大したものである。
何処ぞの主催氏に、「大(9)州東方祭」主催氏の【爪の垢】なり【恥垢】なりを煎じて飲ませたいものである。

今回も、前回同様、大変に盛り上がった。
だが、今回の「大(9)州東方祭」に関しては、この状況を手放しで喜べない。
対応を誤れば「大(9)州東方祭」の存亡に関わる程の重大な課題が、幾つか散見されたからだ。
「大(9)州東方祭2」の成功を喜ぶのも良いが、次回開催に向けての課題も山積みだ。
これを解決に導くべく努力をせねば、「大(9)州東方祭」も早晩立ち行かなくなる、と私は考える。


【参加者交流に支障を来たしかねない音響】

今回の「大(9)州東方祭」は、動員面においては「成功」と評せられるであろう。
だが、当日の音響関係に関して言えば、大きな反省点が残ったのではないか。
複数の「大(9)州東方祭」参加サークル、ならびに参加スタッフさんのお話を聞く限り、このような状況のようだ。

・開場時少し前から、アフターで実施されるライブ参加サークルの【リハーサル】の音が流れた
・しかもその音が糞やかましいから、本部から参加者へのアナウンスすらかき消されてしまう

・それが結構長時間続いた

前回「ぶちすげぇコミックバトル」の記事http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51660059.htmlで申し上げた事の焼き直しともなるが、音響がコミュニケーションを阻害する状況は、極めて遺憾である。
即売会ってのは、【人と人との交流】と切っても切り離せない関係だ。
売り買いしたいだけなら、通販で充分。何故わざわざ会場に足を運ぶのか。【人と人との交流】があるからこそ、皆足を運ぶのではないか?
そして、音響がそれを阻害する事は、即売会の重要な要素たる「交流」の機会を奪い、ひいては即売会の「楽しみ」そのものを奪う事にもなりかねない。
この事を、「大(9)州東方祭」主催氏並びに関係者諸氏には、今一度見つめなおし、噛み締めて頂きたいものである。

今回の事例について申せば、一時的に音が大きくなってしまうのは仕方ないにせよ、それが長時間続いたから、悪目立ちした。
リハーサルはするにしても、極力短時間に。出来れば楽器のチューニング・音合わせ程度の時間に抑制できなかったのか。
せいぜい長くても1曲までに、という具合に、即売会に迷惑を掛けないよう配慮したルールを設けるべきだったと思う。
それをせず、アーティスト側の言いなりに許可を出してしまった事が、主催側の失敗であり、反省点だろう。

相変わらず長文になってしまったので、続きは次回に。
次回は、今回の「大(9)州東方祭」で露見した、スタッフ不足、スタッフ負担増加の問題について論じたい。
今後「大(9)州東方祭」が継続開催し続ける為には、決して避けては通れない論であり、少し長めに論述させていただきたい、と考える。