STRIKE HOLEの花羅は、11/3蒲田開催「我は唯一神」(スキマフェスティバル内開催)終了後夜行バスに飛び乗り、11/4京都の東方オンリーにサークル参加させていただいた。
前日の「我は唯一神」同様、多くの方に足をお運びいただけ、参加して大変有意義な即売会であったと思う。
もっとも、イベント2日連続参加・しかも往復夜行バスという強行軍が祟ってか、体力が低下し、頭皮に帯状疱疹を発症。派手に脱毛し、悪の秘密結社UPFGhttp://upfg.lullsound.com/のハゲキャラとしておなじみ・東村光氏を軽く凌駕するハゲになってしまったのだけが、唯一の残念な点である。
この冬は、東村氏の陰毛を我が頭皮に植毛し、薄すぎる頭髪を何とか凌ぐ所存であるw

今回の即売会は、4イベントの合同開催だ。
東方・秘封クラブオンリー「科学世紀のカフェテラス」、東方・稗田阿求オンリー「求代目の紅茶会」、東方・射命丸丸文オンリー「第百二十七季 文々。新聞友の会」の東方Project3イベントに加え、同人音楽等の音系オンリー・「MUSIC COMMUNICATION」も合流した。

「科学世紀のカフェテラス」並びに「求代目の紅茶会」は、昨年早春に同会場にて開催、好評を博した即売会の第2回目。
前回時点の主催氏が、転勤により関西を離れたというハプニングに見舞われるも、副主催でもあるサークル「久幸繙文」http://www.akyu.info/の久樹輝幸氏が後を継ぎ、無事に開催し得た。
久樹氏は元々、東方評論系サークルでの活動の他、東方色付き配置図の作成や東方オンリー内シンポジウムへの出席等、東方界隈での活動実績が豊富な人物だ。
また、「阿求の父」を自称している阿求好きの(お察し下さい)な方でもあるが、逆に言えば、これほど阿求オンリーの主催としての適任もいないだろう。
東方界隈への求心力も比較的高く、多くの協力者と提携しつつ各種企画を進められた点が、氏の特長だ。

また、「文々。新聞友の会」「MUSIC COMMUNICATION」は、元々関西でのオンリーイベント合同「勧業祭」内オンリーとしての開催だったが、今回は勧業祭から離れ、他東方オンリーと合同での開催だ。
「MUSIC COMMUNICATION」は、平均30サークルで推移。年二回の開催で、春は同人音楽ジャンルと相性の良いボカロオンリーとの併催。
秋は元々オンリー集合体「勧業祭」内での開催だったが、同人音楽との相関度も高い東方との合同形式とすることで、併催イベント同士の相性も良くなった印象だ。

「文々新聞。友の会」主催・水越柚耶氏は、四六時中「あやちゃんかわいい」を連呼する天狗党の狂信者である。
「幻想郷最速告知」と称し、どこよりも早くオンリーの開催をアピール。
全国各地殆ど全ての東方オンリーにも足を運び、チラシを撒き告知を図るその熱心さは特筆すべきであり、私も過去にその熱心さを賞賛したこともあるが、【狂信者】ならではこその熱心さと言えるだろう。
その熱心な努力の甲斐あり、今では常時200sp超えが当たり前となっている。

とは言え、北海道夕張や鹿児島・沖縄といった遠隔地の東方オンリーにまでチラシを撒くのは、流石に非効率的だろう。
水越氏の告知努力は、他の主催も見習うべきだと思うが、流石にそこまで見習わなくとも良いだろうとも思う。

水越氏は、同人誌「そして、京都で逢いましょう。」(詳細は後述)の中でこう述べている。

>チラシを見た方が即売会へ参加できなくとも、当時、人気投票で順位が低迷していた射命丸文の知名度や人気の向上に繋がればそれで良いという思いがありました。

うん正に狂信…ああいや違った、効率は二の次、割り切った考えあっての非効率と言うべきか。
主催・水越氏がそれで納得されるのなら、そのお考えは尊重されて当然だが、同じ事を他の主催に求めるべきではない、と言った所だろうか。


会場は、関西の中規模な同人誌即売会で多用される、京都市勧業館こと「みやこめっせ」。
鞍馬天狗の伝承等残る町、そして秘封倶楽部の舞台となる町「京都」での開催という事で、一種の聖地オンリーと言えるだろう。
サークル数は、「科学世紀のカフェテラス」(秘封オンリー)109、「求代目の紅茶会」(阿求オンリー)55、「文々。新聞友の会」(射命丸文オンリー)219、そして同人音楽オンリー「MUSIC COMMUNICATION」が30サークル。
各イベントとも、前回開催とほぼ同規模。若干の上下はあるが、誤差の範囲内だろう。
全体では500sp規模となり、翌週のみやこめっせ開催のオンリー集合型イベント「勧業祭」に勝るとも劣らぬ規模。関西でも、東方の熱気は健在だ。
これだけの巨大なイベントでありながらも、大過なく無事にイベントを終える力量は流石と言えよう。
関西も「東方紅楼夢」や「勧業祭」、「COMIC COMMUNICATION」等、大規模即売会の開催が増えている。即売会の増えた分、主催氏やスタッフの皆さんが経験も積む機会も増す。経験を積み、腕を磨けたが故の賜物だろう。

今回、特筆すべき取り組みは、東方3オンリーが合同で刊行した広報誌「そして、京都で逢いましょう。」である。
これは、今回のオンリーを開催するに当たり、京都遠征者の多さも鑑み、聖地探訪や観光の役に立てるよう制作された、東方クラスタ向けの「観光ガイド」的な一冊である。

更に、過去のチラシイラストギャラリーやコラム、漫画等も多様に取り入れた。
総勢28名による記念誌とのことだが、聖地巡礼本で活動するサークルが聖地巡礼記事を執筆し、イラストの上手いサークルが聖地巡礼レポ漫画を描き…と各サークルの持ち味を上手く生かした編集が為されている。
結果、単に実用性の高い観光ガイドブックと言うのみならず、文字とイラストとでメリハリを付けた「読んでて飽きない」記念誌ともなっている。

イベントカタログとは別個に制作された記念誌であり、頒布は9月の都内秘封倶楽部オンリーから。
開催2か月前という極めて早い時期から頒布された。
遠征参加者が開催前に読む事で、京都へのイベント遠征をより楽しめるように、との狙いが込められている。

イベント主催による記念誌の刊行は、女性向けジャンルのオンリーイベント中心に少なくない。
ただ、遠征者をターゲットとした記念誌というのも独特であり、遠征者の多い東方ジャンル「ならでは」の企画とも言えよう。
一つのユニークな取り組みという事で、取り上げさせていただいた。

また、この企画が成功し、記念誌として刊行し得るに至った要因として、主催氏の「他人を巻き込む力」を指摘したい。
「科学世紀のカフェテラス」「求代目の紅茶会」両イベントの主催を務めた久樹氏は、元々サークルの出身。
氏が著した、東方界隈のコミュニティを考察した「東方コミュニティ白書」は、東方評論界隈の評価高き名書である。
氏はこの本をつくるに当たり、多くの人々との人間関係を培い、協力を得てきた。
皆の協力を得て、力を結集させることで、質と評判の高い作品を仕上げている。

久樹氏は、ただの(お察し下さい)な阿求狂いではない。
サークルとしての経験を下地に、多くの人を巻き込み、彼らの力を一つの大きな力に結集させる事が可能な人物、と言えよう。

「文々。新聞友の会」の水越氏にしても、毎回射命丸文のカレンダーをオンリー合わせの記念品として頒布している。
(今回も、2013年のカレンダーを制作した)
これは、一つの月に一人の絵師を起用したカレンダー。12か月で12人の絵師を起用する事になる。
主催1人vs12人の絵師…12人それぞれの絵師とのやり取りや調整を、主催1人で賄う訳であり、骨を折る作業であることは間違いない。
折衝力や調整力は無論、高いマネジメント能力も求められる。
それを切り盛りする力は評価すべきだが、その原動力はやはり「あやちゃんかわいい」だろうw

水越氏は、「あやちゃんかわいい」を連呼する、残念な天狗狂信者であるw
しかしながら、狂信者であるが故に、カレンダーづくりという作業を通じ、能力が鍛えられ、引き出された。
そしてそれが、今回の記念誌にも生かされているのである。

久樹氏・水越氏両名の「他人を巻き込む程度の能力」があってこそ、皆の協力を得、記念誌という形で結実したのではないだろうか。

もちろん、彼らの「他人を巻き込む程度の能力」は、イベント運営にも生かされている事は言うまでもない。
これだけ巨大化したイベント、一人で切り盛りする事は不可能だ。多くのスタッフの手伝いが、またサークル等参加者の協力あって初めて回っていくものだ。
上質の記念誌を刊行できたことも、このオンリーが成功したのも、主催が上手く他人を巻き込めたが故の賜物だと思う。