12月23日、私は岡山で開催されし東方Projectオンリー「東方晴天祭」にサークル参加させていただいた。
元々隣県広島にて2月に開催された「東方椰麟祭」でチラシを撒いていたのを皮切りに、数多くの東方オンリーで熱心に告知をされていたこともあり、サークル参加を検討する方向に傾いていた。
いささかの「参加を躊躇う個人的な事情」はあったものの、最終的には、コミケ前でイベントが開催されにくい日程。他有力イベントとバッティングしていないという事もあり、サークル参加を申し込んだ。
(コミケ直前はサークル参加が忌避される傾向はあるが、その分、都会の有力イベント等とのバッティングも少ないから、コミケに参加する人の少ない東京から離れた地域なら、十分戦えるのかもしれない)

会場は、JR山陽本線【北長瀬駅】から徒歩10分の野球場「岡山ドーム」。
岡山には、地域を代表する即売会として、「ぶちすげぇコミックバトル」が定着しているが、「ぶちすげぇ」と同じ会場での開催だ。

現在200〜300sp規模の「ぶちすげぇ」でも持て余すレベルの広さだ。
東方オンリーだけでは、ドームを埋めるのも厳しいのだろう。そこで今回は、Sound Horizonオンリー「Romanの在り処2」、TIGER&BUNNYオンリー「軽くテンションMAX」、ボーカロイドオンリー「Melodious Memory」、加えてコスプレイベント「幻想わらべ唄」を併催しての開催となった。
各オンリーの内訳は、東方140、サンホラ28、タイバニ40、ボカロ32。合計で240spとなり、普段の「ぶちすげぇ」レベルにはサークルは埋められたと思う。

会場の岡山ドームは、草野球等で利用される野球場。
野球場利用の即売会と言えば、福岡ヤフードームの「コミックシティ」が想起されるが、岡山ドームはそこまで広い箱でもない。
観客席も、最大収容100人と小さい。

しかしながら、野球場の人工芝の上で即売会を営むことの苦労は、ヤフードームと変わることはない。
サークルスペースには、芝の上にシートを張って防護。
飲食もシートの中だけでしかできない設定とし、会場が無用に汚れないよう努めている。

一方、委託スペースを区切るのに用いるパティーションには、備品の移動式バックネットを活用。
コスプレスペースには、背景を用意するのが通例だが、白/赤/黒三色の布を、バックネットから吊し、背景として供用している。
ある意味、「野球場らしい」豪快な運用とも言える。
流石に、外から見られると宜しくない更衣室に関しては、巨大テントを張って対応したが…

今回のオンリーは、同じ岡山ドームを会場とする「ぶちすげぇコミックバトル」のスタッフ有志達が企画したもの、と聞いている。
「ぶちすげぇ」の経験も生かしながら、ソツのない運営ができたのではないかと思う。
基本的には、大きな問題も無く、つつがなく終えることのできた即売会であったとは思う。

唯一の難点は、会場の寒さであろうか…
野球場での開催となるとと、その余りの広さと大きさ故、空調の行き届かない場所が、どうしても出てくる。
ヤフードームの「コミックシティ」にしても、夏の開催は冷房が利かず暑い。冬開催は暖房が利かず寒い…そんな話も聞こえてきた。
更に申し上げるならば、いつも岡山ドームでやってる「ぶちすげぇ」にしても、夏の開催だけは、冷房が利かないのが理由となり、見本市会場「コンベックス岡山」に会場を移している…
会場が「岡山ドーム」という時点で、会場が空調利かず寒さに晒されねばならない…そこまで我々も想像すべきであり、それを見越しサークルも備えるべきであったと思う。
岡山ドームの構造を眺め、これは屋根が付いてるだけで殆ど野外同然だ、と私は判断した。
そして、慌てて近くのコンビニでカイロを調達し、何とか乗り切ったw

運営側も、スタッフが「寒い会場で申し訳ない」と言いながら、サークルにカイロを配り歩いていた。
運営側のありがたい心遣いもあり、風邪も引かずに何とかイベントを凌げたと思う。

初動は余り多く無く、開場50分前時点で一般待機列は約100人。開場直前でも200人弱ぐらいだ。
但し、地方即売会は遅めに来場する方も少なくない。この即売会も、その傾向を踏襲している。
結果として、閉会まで人の出入りが絶えない環境となった。
年齢層は、オンリーイベントという事もあろうか。普段の、中高生若人中心の「ぶちすげぇ」に比べやや高めの印象だ。

頒布物の傾向を見ると、「晴天祭」については、他の東方オンリーとの差は無し。他の地方開催の東方オンリーと比べても違和感はない。
ボカロオンリーの方は、ボーマス等の大手ボカロオンリーに比べると、アクセサリー・ラミカ等の小物類が多い。
タイバニオンリーも、小物類の多い印象だ。
サンホラオンリーは、他のサンホラオンリーと変わらず、本なりアクセサリーなり多種多様だ。

会場内で目についた部分を申し上げると、季節を反映してか、クリスマスツリーが飾ってあり、タイムリーさを感じる。
「ぶちすげぇ」では名物の屋台は、このイベントでも登場。
備前キーマカレーやホルモンうどんなど、岡山ならではのB級グルメも満喫できた。
また、サンホラオンリー側では、サークルさんからイラストを募り、【イベント記念トランプ】を本部で販売していた。ユニークな取り組みなので書き留めておく。

ただ、事前に痛車展示があると言う話だったが、今回展示されたのはわずかに1台。無料駐車場に停まっていた痛車の方が多かった模様だ。
「ぶちすげぇ」も、一時は痛車が会場内に展示され名物と化していたが、ある時を境に痛車は会場から撤退した。
岡山イベントと痛車グループとの間の絆が、薄まっているかのような印象を受けた。

総じてみて、会場内の雰囲気は、野球場ゆえバックネット等の野球備品を転用する豪快さを除けばw、来場者も多すぎず少なすぎずで、普通のオンリーイベントだったと思う。
「晴天祭」は、次回7月開催が決定している。
岡山は単発で東方オンリーが開催され、どのオンリーもそれなりに結果を出してはいるものの、何故か継続したイベントが無い。
「晴天祭」には、二度三度と回数重ね、地元の東方同人者の「受け皿」として定着する事を願いたい。
場所も、近くの多目的ホールに変えているから、夏の岡山ドームの暑さを心配せずに済むのが有り難いw


最後に、岡山のローカルルールについて申し上げたい。
これは、晴天祭等岡山イベントで告知を図ろうとする、即売会主催者向けのアドバイスである。

岡山のイベントは、チラシ配布には【事前の申請】が必須である。
当日の申請は、決して認められない。
また、即売会主催者が自らサークル参加する場合等、サークルスペースからチラシを渡す場合もあるが、【サークルスペースからチラシを渡す場合でも事前申請は必須】となる。

「ぶちすげぇ」では、事前に郵送でチラシを送る必要があり、1週間は余裕を見ておきたいところである。
今回の「晴天祭」も、本当は郵送で対応したかったようだが、特例で画像をスキャナしてメールで送る形でも認められたようだ。(と当日チラシを配布した主催から聞いた)
…まあ、サイトやチラシにその旨の記載が無く、開催1週間前のサークル案内で初めてその旨がサークルに知らされた状況だし、そういう特例で対処せざるを得なかったのだろうが…

このルール設定については、個人的には不服だが(特にサークルからのチラシ配布の制限は、サークル活動に不当な制限のかかる恐れがあるので異議ありだが)…ここではその是非については触れない。
大事なのは、岡山のイベントでチラシを配るには、必ず事前申請が必要である、という事だ。
郵送で、できれば2〜3週間は余裕を見て申請するべきだろうと思う。
一応、主催側としても(開催するか定かでない)怪しげなイベントのチラシは配って欲しくないという意向からであって、チラシ配布そのものを排除しているわけではない。
実際、今回も幾つかのオンリーのチラシが撒かれていた。
だから、真っ当なイベントで、事前申請さえきっちりやっておけば、断られる事は無いはずだ。(万が一断られたらご相談ください)

今後東方オンリー等でチラシを配布される主催さんが、お困りになることの無いよう、この場をお借りして注意喚起させていただきたい。