10月27日は、東京ビッグサイト開催の「COMIC CITY SPARK」に一般参加させていただいた。
私が東京の即売会、女性向けの即売会に参加する事は余り多いとは言えないが、今年は、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」にハマってしまった…
「あまちゃん」同人誌を求め、芸能ジャンルを漁り歩いた次第であるw
(お陰様で「あまちゃん」は8サークルぐらい居ました。内半分が、欠席or席外しで不発でしたが…そこそこ戦果を得られ満足しております)

赤ブーブー通信社主催の即売会・コミックシティは、女性サークル中心に人気を集めている即売会だが、開催季節による規模の変動が非常に極端な即売会だ。
「HARUコミックシティ」や1月/8月大阪開催の「コミックシティ」のように、1日で15000サークルを集める即売会もあるが、時期と地域によっては、1000spに届くかどうかの即売会もある。
秋の東京開催「コミックシティ」も、全般的に不調だった。

「COMIC CITY SPARK」を立ち上げたのは、秋に不調なコミックシティの「テコ入れ」としての狙いだろう。
また、「COMIC CITY SPARK」を、春の「HARUコミックシティ」「SUPER COMIC CITY」のように皆が集まる「場」に育て上げ、春に並ぶ収益の柱にしたい、との思いもあったと考えられる。

「COMIC CITY SPARK」開催初期は、サークル数もそんな多くはなかったが、サークル参加数は、右肩上がりで推移する。
その契機は、「COMIC CITY SPARK」開催第2回、2007年開催時となろう。この時の判断が、今の「COMIC CITY SPARK」の成長に繋がっている。
この頃は「COMIC CITY SPARK」の認知度もまだ弱く、参加サークルも、正確な数は曖昧な記憶を辿るが、数千レベルだった筈。10000を超えていないことは確実だ。
にも関わらず、「COMIC CITY SPARK」は、ビッグサイト東6ホール全館貸切として開催した。
正直、6ホール埋めるにはサークル数が足りない(詰めようと思えば3〜4ホールでできた)。
そこで、駄菓子屋のスペースを1/3ホールと不自然に広く取るなどし、強引にスペースを埋めた。
無理矢理感は溢れたが、6ホール体制での開催に漕ぎ着けた。

そして、たとえそれが強引な手法であれ、「COMIC CITY SPARK」が【東館6ホール全てを埋め、東館を貸し切ったイベント】となったのもまた事実だ。
東6ホールを埋め尽くすイベントとなった「COMIC CITY SPARK」の存在は、同人者にとって無視できないものとなった。

以後はもう、好循環の繰り返しだ。
関心の高まりから、参加サークルも増え規模が拡大する。
規模の拡大で求心力が更に増し、更にサークルが引き寄せられる。
サークルの増加が別のサークルを呼び寄せる展開だ。

…そしてその結果、2013年の「COMIC CITY SPARK」は、遂に20000サークルという空前の規模で開催されることとなった…
勿論、1日当たりのサークル参加数としては、あのコミケすらも凌ぎ、史上最大の規模である。

20000サークルともなると、サークルカットを掲載するのも相当の難儀だ。
今回のカタログは、サークルカットを他イベントの2/3位に縮小。1ページ当たりの掲載数を増やし、ページ数を抑制するなど、工夫を図っている。
サークル名などによる索引のページも、コミケカタログ並みに小さいサイズとして、ページ数の圧縮に工夫している。
紙質も、コミケカタログ程では無いが、少し落としている様子だ(過去の赤ブーブー通信社公式イベントレポートには、上質45kgの紙利用との記載あり/ちなみに私の同人誌は上質90kgの紙だ)。
これでカタログも、何とか持ち運べるレベルの厚さ/重さには落ち着いた。
カタログ編集一つとっても、20000サークルを受け入れる為の、地道な工夫が図られている事が伺える。

流石に、一般参加者の来場は、コミケに比べれば大したこと無い。
昨年「COMIC CITY SPARK」の公式レポートによれば、18000サークルに対し来場者は68000人。今年も似た数字だろう。(コミケは、1日当たり13000サークル/18〜20万人)
女性陣は、純粋な「買い専」が余り多くない。同人に携わるならサークルで、という方が多い傾向だ。
そういう女性向けの傾向を「COMIC CITY SPARK」は反映しており、それがサークル数の割に一般参加者がそれほどでもない、という現象に繋がっている。

そして、一般参加者少なめだからこそ、前人未到の20000サークル超を達成し得た、とも言える。
来場者が甚大なコミックマーケットでは、多数の来場者に備え、通路幅を一定分確保する必要性もあるから、サークルを詰め込んで配置する訳にもいかない。東館・西館合わせ13000サークルが限界ギリギリである。
しかし一般来場者の人出が(コミケに比べると弱い)「COMIC CITY SPARK」は、コミケに比べ、詰め込んでの配置が可能だ。
だからこそ、20000サークルの大台を超すことが出来ている。

殆ど全てのビッグサイト開催同人誌即売会は、サークルの机は、入口から見て縦方向の配置。これが普通だ。
だが、「COMIC CITY SPARK」においては、異例の横方向配置だ。
これで無駄なスペースを節約し、可能な限り詰め込んだ。
利用ホールも、東館の全6ホールに加え、西館は4ホール中3ホールまで活用。
コミケでは3階だから使いづらい、という事で企業スペース用としているホールまで駆り出し、20000サークルを収容した。
…お前ら、無茶しやがって…

とは言え、詰め込みに詰め込みを重ねたのは確かだが、混雑らしい混雑は特に無かった。
スタッフも、そんな目立たない。…目立たない、という事は、それだけ平穏だったという事。
この規模でありながらも無事に終わったのは喜ばしい事だが、だからこそ、コミックマーケットという同人誌即売会が、どれだけ大変なイベントか。その事に思いを馳せてしまう自分であった。

赤ブーブー通信社イベントで支援しているプチオンリーの制度は、今回も健在だ。
だいぶ定着して利用者も増えたせいか、COMIC CITY SPARK」では、数十ものプチオンリーが登場した。
これだけ数が増えれば、赤ブー側が各イベントの面倒を見るのも、相当大変なはず。
そういう面倒な業務にもマメに対応しているからこそ、今日のこの結果に繋がっているのだろう。

というか、赤ブーは2011年は東日本大震災によりドル箱のHARUコミが中止、2012〜2013年は脅迫事件の影響で某バスケジャンルの受入が難しくなるなど、ロクな目に逢っていない。
余りにも気の毒だ。
正直、「COMIC CITY SPARK」でサークル集まり大盛況…位の良い目は見てもバチは当たらないとも思う。