本日は、広島県呉市にて開催された、艦隊これくしょんオンリー「砲雷撃戦!よーい!」 に参加させていただいた。
…いや、「参加」とは言えないな…だって自分、即売会会場入ってないしw

即売会会場入ってない癖に、即売会レポートを書くというおかしな事例は、過去に一度存在する。
2010年10月のけいおん!オンリー参加時だが、あの時は、狭い会場に人が来過ぎて、入場制限が掛かった。スケジュールの都合上、最後まで居られず、結局即売会会場に入場できていないw
参考リンク/「10/30 滋賀県豊郷町「とよさと あきのごはん祭り」と「桜高文化祭」

今回も、この時と同じ事態である。

昨日記事でも触れたが、「艦隊これくしょん〜艦これ〜」は、今年4月のサービス開始以降急速に人気が出たオンラインゲームだ。
同人的にも人気が高く、東方からの流出・転向が目立つ。サークルも一般も多く集まり、概ね成功を収める。今一番の「旬」ジャンルと言えようか。

このジャンルの特徴としては、聖地開催の多さが挙げられる。
戦艦を擬人化したキャラという事で、戦艦ゆかりの地が作品由来の「聖地」となる。
そして戦艦ゆかりの地=聖地は、日本中どこにでもある。全国各地に「聖地」が広がるから、即売会の「聖地開催」も多数となる。
これまでも横須賀での開催が人気を博したし、今後も佐世保や舞鶴・大湊(青森県)など戦艦ゆかりの地での開催が予定されている。

だが、この日SDFが主催した艦これオンリー「砲雷撃戦!よーい!」は、他のあまたある聖地開催オンリーとは明らかに個性が尖り、異彩を放っていた。
SDFが今回会場として選定したのは、広島県呉市
戦前は鎮守府が置かれ、戦後は造船業で栄える「港町」であり、そして戦艦ゆかりの「聖地」である。
これだけでも充分聖地開催なのだが、SDFが選んだ会場は、あの「大和ミュージアム」。戦艦大和を中心に、日本海軍の歴史の展示が充実している、呉市随一の人気観光スポットだ。
「けいおん!」で言えば、舞台となった豊郷小学校でオンリーを始めるようなものであり、これ以上無い舞台、「聖地中の聖地」での開催と言えようか。

俄然、同人者の関心は高まった。
参加サークル数は120を超え、当日は、一般参加者も全国各地から集結した!

だが、会場の市民ギャラリーは、元々市民が絵や写真の展覧会を開く用途の会場だ。即売会向きの広い会場ではない。
その会場に120サークルを無理やり詰め込んだ代償として、相当狭い通路幅(1m程度)となり、混雑は必至。
一応人気のあるサークルを別室配置するなどの配慮をしたが、別室に入りきらない人気サークルを島中に配置せねばならぬ悲劇も起きた。

今回、「大和ミュージアム」で開催するに当たり、調整は相当難儀した筈だ。
カタログの頒布はあるものの、基本的に入場無料としている。即売会で入場無料は、極めて珍しい。
ここからは推測だが、この市民ギャラリーを借りるに当たり、入場料を取るイベント用途では借りられない、とする内規が存在するからではないか。
そうなると入場料収入は期待できない。収入源は、サークル参加費に頼るしかない…
採算を取る為には、サークルを多く入れないといけない…入場無料とした事が、詰め込み配置の遠因となるのかもしれない。

一般入場は12時からだが、「大和ミュージアム」や隣の「てつのくじら館」を見学したかった事もあり、朝10時前に来場。
だが既にこの時点で数百人が並んでいる。マトモに入場できるか、怪しくなってきた…
待機列は、大和ミュージアムの建物脇に形成され、建物裏まで延びる。
建物裏手がちょっとした広場になっており、そこに待機列を収容という方向だ。
この広場には小さめの池もあり、何人かが戦艦模型を浮かべて遊んでいたw
「大和ミュージアム」正規の入場とは別導線が敷かれており、入場券買って大和ミュージアム入らなくとも、即売会会場には入れる、という構図だ。

外警スタッフにお伺いした所、11時過ぎから更に急増したとの事。恐らく1500人以上は参加したと推定される。
狭い市民ギャラリーで、どう逆立ちしてもこの人数の収容は不可能だ。
…どうやら、即売会が始まる前の段階で、この即売会は、「大破」してしまった模様だw

13時過ぎの電車で帰らない自分。だが、その時間までに入れるかどうか…
開場90分前の10時30分、私は、悲痛な決断を迫られた。

即売会入場も、カタログ入手も、諦めよう…

幸いにも、「日記と言うか雑記と言うか戯言。」バンバンさんが前から3〜4人目の位置に並んでいた。
最前方はカタログが既に行き渡っていたので、拝み倒してカタログを見せて貰い、この記事を執筆するに最低限必要な情報を仕入れる。
(ちなみにバンバンさんは、8:45頃の列形成で上手く前方に並べた模様)
そして、即売会を諦め、大和ミュージアム/てつのくじら館の見学を始めたw

これらの施設の見学を終え、12時30分頃大和ミュージアムの待機列に戻る。
…まだ館外待機列に、400人(@++・綾瀬なずな氏計測)が並んでいる…
館内、4階市民ギャラリーに通じる階段も、立錐の余地なく人が並んでいた筈だから、もっと多くの人が並んでいる筈だ。
そしてその列は、何十分経っても動かない。
社会主義国の配給も、きっとこんな感じだったのだろうか。日本も…この呉も…まだまだ貧しいなあ…と感じた次第であったw
待機留が解消したのは、14時台に入ってかのようだ。
結局、入場が遅ぬれた方の救済措置か、16時まで開催時間延長。アフターイベントを中止とする事で、何とか切り抜けた模様だ。
あ、一応イベント公式グッズで、お酒だのもみじまんじゅうだのあったみたいですが、速攻完売みたいです。中入ってないから詳しくは分からないけど…

参加者としては、東方からの転向者が大変多い事もあり、東方オンリーでお見かけする面々「ばかり」であったw
東方警察も大忙しだった事であろうw

また、スタッフは都内の男性向け即売会でよくお会いする方々ばかり。ほぼ全員が、関東からの出張部隊であろう。
これに、地元の同人者(広島は無論、隣県・岡山から顔出した方もいる)も、地元のイベントという事で気になるのか、多数押し寄せる。
東京の男性向けオンリーで豊富な経験を持つスタッフ達の動きを見て、良いところを盗もうとする、勉強熱心な方も見られた。

つまりこの呉オンリーは、東方クラスタ(転向者含む)・都内男性向けオンリーのベテランスタッフ・地元同人者の混成部隊、といった極めてユニークな様相だ。
何か色々な物質が混ぜ合わさって化学変化を起こしたかのような感覚だw
私も、東方椰麟祭主催氏や東方晴天祭新主催とお話したり、来年2月に呉で開催される別の艦これオンリー「瀬戸内海域進攻作戦!」の方をご紹介いただきお話したり、と地元の方とお話できて有意義だった。

反省点としては、やはり待機列だろう。
流石に四時間以上同じ場所に待たされるのは気の毒でならない。
入れ替え制でも取っておけば、せっかく周囲に見どころ沢山ある訳だし、待ち時間に大和ミュージアムやてつのくじら館寄っても良い。近隣のゆめタウン呉でご飯食べても良いし、観光船乗っても良い。
皆さん自由に使える時間が増えるし、開催地にお金を落とす機会も増える。
一カ所に長時間留めさせるのも、少し勿体無いのでは…もう少し工夫を図っていただきたかった。

とは言え、こうして「大和ミュージアム」という聖地中の聖地で、即売会と観光と聖地巡礼を楽しめる機会も、中々ない。
こういう貴重な機会を創出いただけたSDFに対し、敬意と感謝を申し上げたいものである。


最後に、この大和ミュージアムについて。
地元の同人者でもある友人作家さんのツイートで知ったのだが、この大和ミュージアムは、戦没者の慰霊の場でもあるとの事。
そういう場所だからと言って、イベントを遠慮する必要もないし、どんどん楽しんで良いと思う。
だが、心のどこか片隅に、この大和ミュージアムがそういう特別な場所であるという事を留めておいても良いのではないか?とも思った。
イベントを楽しみつつも、先人達のご苦労を偲びたいものである。