1月最終週、私は、北海道に所用があり渡道。旭川の同人誌即売会「鳴々兄貴」に顔を出させていただいた。
この即売会は、オールジャンルの同人誌即売会で、年4回程度開催されている。開催回数は、既に50数回を数え、10年以上の歴史を持つ。

会場は、旭川市内の老舗のホテル・トーヨーホテル。コンベンションホールが充実しているホテルであり、この同人誌即売会以外にも、幾つか別イベントが開催されているようだ。
ホテル開催ということもあり、イベント向け宿泊プランなんてのも用意されている。けっこう格安な料金なので、遠征者に優しい宿泊プランだ。
ホテル1階には、コンビニエンスストア「セイコーマート」が併設されており、買い出し等に重宝する。

即売会会場としては申し分のない、綺麗かつ使い勝手の良い会場だが、駅から遠いのが難点。最寄りの旭川駅からは、1kmぐらい離れている。
夏や春・秋だったら駅でレンタサイクルでも借りれば事足りるのだが、真冬で雪も降っている。雪道を歩くのもしんどいし、タクシーを利用して移動した。

ホテル2階のコンベンションフロアーに上がると、入場待ちの参加者が30人ほど待機。列整理も特に行わず、まったりとした雰囲気だ。
チラシ置き場のイベントチラシは、何故か「夕張メロンまんがまつり」とサークルSOS主催オンリーが目立つ。道東・道北の他即売会の告知は無かった。
パンフレットは手作り感あふれるコピー本。ノベルティとして、クリアファイルもお付けいただける。


規模は120sp、これに委託10sp・主催サークル10spも加わるので実質140sp規模。
やはり人口も多い大都市・旭川を地盤とする即売会だけに、即売会の規模も、それに比例して多い。
但し、この数は、普段に比べ規模が大きくなったとの事。昨夏この即売会に参加した私の友人にも話を伺ったが、普段は80sp前後とか。
普段80sp規模で、今回「たまたま」120spに膨れ上がった、と見るべきか。

普段80spの会場に120spも入れれば、賑わいは相当のものだろうが、その反面、配置のしわ寄せも相当のものだったw
普段の1.5倍のサークル数を詰め込む無理やり感。通路幅は1m弱、人と人とがすれ違うのがやっとであったw
島の幅も厳しく、椅子に普通に座っても、後ろのサークルの背中がくっ付くレベルだ。
正直この状況は、売る方も買う方も、落ち着いて作品を売買できる雰囲気とは言い難。今回が「たまたま」「特別」なのかもしれないが、サークルが殺到するほどの賑わいが喜ばしい反面、幅を広げられるような配置の工夫が必要だとも感じた。
(荷物預かり所をエレベーター前ロビーに移すなどして、会場内のスペースを捻出し通路幅等を広げる努力の余地はあると思う)


ジャンル傾向としては、東方と創作が最大手で共に14。次いで進撃11、艦これ・雑貨・黒バスが共に10、といったところ。
サークル者の年齢層としては、女性陣が多めだが、年配の方も少なくない点が特徴。 家族連れで参加してるサークルもいらっしゃるようで、老若男女問わず参加という印象。男性や年長者でも、アウェイ感なく参加できそうだ。
艦これや東方は、やや男性比率高めか。

一般来場者は、若い子が多い印象だ。
結構驚いてるのが、参加サークルは年長者が多いにもかかわらず、頒布物に同人誌が皆無な事。(年長者のサークルは、同人誌を置くサークルが多い傾向にある)
皆、ラミカやアクセサリー・シール等の小物ばかりで、同人誌を置いてるサークルはごく少数で、意外に感じた。
(但し、先述私の友人が昨夏に参加した時は、同人誌サークルも相当多かったらしい。もしかしたら、開催時期により傾向に差が出ているのかもしれない)

12時からコスプレアピールが開始。その後、午後からビンゴ大会などの企画が用意され、場を盛り上げた。
ただ私は、残念ながら、14時過ぎの飛行機で帰京せざるを得ず…各種企画を前に去らざるを得なかったのが悔やまれるところ。
ホテルの目の前が空港行きバス乗り場、という事もあり、バスが到着するギリギリの時間まで粘る事はできたが、それでも12時58分までしか居られなかったのは残念だった。


総じてみて、この「鳴々兄貴」で感じた印象としては、道北の皆様の「活気」である。
120spという規模は、札幌の即売会でも中々集められない、北海道内においては相当大きな規模と言えるだろう。それだけのサークルが、そして一般参加者が、外は厳寒マイナス15度、車道も歩道も雪が深く降り積もる中、元気に参加しているのだ。
この活気、そしてパワーは、他の地域でもそう簡単にお見かけしない。

主催がコツコツと、地道ながらも安定して開催を続ける。
参加者も、厳寒をものともせず、それに応えるかのごとく元気に参加する。
この良き流れは、今後も大切にしていくべきだと愚考する。
今後も、「鳴々兄貴」をはじめとして、旭川市ならびに道北の同人誌即売会の場が継続し、かつ盛り上がることを期待している。