5月10日土曜日、私は、横須賀市で開催された艦これオンリー「横須賀鎮守府」に一般参加させていただいた。
主催は、同人誌即売会主催の「老舗」的な存在であるベテランイベンター・ケットコム。
全国各地で、数多くの即売会主催が艦これオンリーに参入する中、ケットコムも艦これオンリーに参入。昨年9月の段階で既に、都内・蒲田開催にて「蒲田鎮守府」を立ち上げており、これはSDF「砲雷撃戦!よーい!」に次ぐ動きの速さ。ケットコムの、機動力の高さを印象付けた。

ただ、ケットコム主催の即売会は、蒲田の大田区プラザPiOをはじめとし、東京都内を舞台とする。
都内を離れても、せいぜい横浜や川崎で開催するぐらいで、東京から近い所での開催だ。東京から離れたところで開催したケースは無い。
だが、艦これに関しては少し動きが違っており、昨年10月に、神奈川県は横須賀市にて、艦これオンリー「横須賀鎮守府」を立ち上げている。
横須賀も首都圏だが、品川から京急で1時間は掛かる。三浦半島の結構奥まったロケーションであり、電車代も品川から片道1000円近くはかかる。決して、川崎や横浜に比べ、気軽に来訪できるロケーションではないと思う。

横須賀が艦これの舞台…所謂「聖地」だからこそ、ここで開催を決めたのだろうが、東京から離れた場所での開催は、少し珍しい動きだな、とも感じた。

昨年10月の第1回、並びに本年2月の第2回には、スケジュールの都合も付かず参加は叶わなず、今回第3回目にようやく参加させていただけることとなった。

会場は、京急線・横須賀中央駅から徒歩10分の「横須賀市文化会館」。
地場のオールジャンル同人誌即売会「Black Rose」「ZERO FESTA」等の会場として多用されている。
この会場は、敷地内の中庭でのコスプレも許可されており、「Black Rose」や「ZERO FESTA」同様、「横須賀鎮守府」においても、中庭をコスプレゾーンとして供用していた。
天気も良かったので、開放的な雰囲気の中、提督コスや島風等の艦娘コスが、撮影を楽しんでいたようだ。閉会直前には、モニュメントを背景に、コスプレイヤーによる集合写真も実施されたようだ。

庭園のコスプレイヤーを横目に会場内へ。
館内は入場チケット制を取っており、パンフレットは自由購入制・別売り。
パンフレット無しでももちろんOKだが、折角横須賀にまで来た記念に、パンフレットも購入し、中に入る。
サークル規模としては、以前よりも少なくなったとはいえ、53サークル・68sp。これは横須賀のオールジャンル同人誌即売会よりも多い数字であり、改めて艦これのパワーの強さを痛感させられる。

私が訪れたのは1時半過ぎなので、人出もだいぶ落ち着いてきた模様。
昨年10月は阿鼻叫喚とも聞いていたが、今回はそんなことも無く、ゆったりサークル回りができた。
ながやす提督(当ブログ記事「3/21 艦これオンリー「蒲田鎮守府」」参照)がステージ上で艦これのリプレイをさせられるという羞恥プレイ企画を堪能したり、知己サークルに挨拶したりというのはあったが、平穏な、普通のオンリーイベントであったと思う。


唯一の気がかりは、回を重ねるごとにサークル数が減っている点だろうか。
聖地開催としての特色を打ち出せていない、との指摘も聞く。横須賀開催とは言え、「聖地」である旧海軍関連施設から遠く、小高い丘の上というロケーションが聖地っぽくない、という指摘も聞く。
確かにそれが、サークル数の減少に繋がっているのかもしれない。

ただ、私は、このオンリーに関しては、サークル数が減っても「生きる道」は充分にあると思う。

そもそも横須賀で艦これオンリーを開催するのならば、私は、京急汐入駅近くの「横須賀産業交流プラザ」の方が相応しいと思っていた。
2012年に、この会場で、たまゆらオンリー「たまゆわ〜るど 1回目、なので。」も開催されており、即売会での運用実績のある会場である事。そして、何より旧海軍施設が間近のロケーションであり、より「聖地」感の強い会場だと考えるからだ。

だが、この会場はそんなキャパシティが広くない。せいぜい、30〜50spが限界であろう。
そこで「横須賀鎮守府」を開いてみたとしたらどうなるか。火を見るより明らかである。
「横須賀市文化会館」という会場を選定した事は、たとえ聖地から距離が離れていたとしても、艦これ人気を考えるならば、現実的な選択だったと思う。

逆に言えば、今から更にサークル数が減った時こそが、「横須賀鎮守府」にとっては「チャンス」であり「勝負所」であるとも言えよう。
その時は、より「聖地」に近い汐入の「横須賀産業交流プラザ」に会場を移せば良い。
聖地に近いという事で、オンリーイベントにも「聖地」らしさが生まれてくる。旧海軍施設への訪問も楽になるし、この会場の喫茶店では「海軍カレー」を提供しているから、皆で海軍カレーを賞味する事もできるだろう。
規模が小さくなる事で、小回りも利く。新しい事に取り組むチャンスも生まれる。

普通の即売会だと、規模が小さくなると寂しさが募りションボリするものだが、このオンリーに関しては、規模が小さくなったら、それはそれで新しいチャンスが生まれるのではないか?と考えている。
サークル数の減少は気がかりだが、それを逆手に取る事ができるのではないだろうか。