8月3日は、札幌市開催の東方Projectオンリー「東方ざふぇすた」にサークル参加させていただいた。

主催・サークルSOSは、何年か前より北海道各地で、意欲的に数多くの同人誌即売会を開催し続けているイベント主催団体だ。
色々挑戦し続ける中で、残念ながら失敗し爆死したイベントも少なくは無いが、函館市開催の「にじフェス」と、札幌市内で開催する東方/ボカロ/艦これの各オンリーは、まとまったサークル数を集め、軌道に乗っている。
アクティブな活動ぶりもあり、ずいぶん前から、気になる存在のイベント主催団体であった。

告知活動にも積極的で、1月の旭川市のオールジャンル同人誌即売会「鳴々兄貴」や6月の「夕張まんがまつり」など、札幌を離れたイベントでもチラシをお見かけしており、熱心な印象。
熱心に頑張ってるし、予定も空いているから…ということで、足を運ぶこととした。
こういう時、役立つのはLCCバニラエア。今回も、8月のハイシーズンながら、往復14000円で済みありがたい。もっとも、乗る便が2時間30分遅れとなり、危うく遅刻の危機だったが…(何とか1時間後の便に振り替えられたので、サークル入場時間には間に合った)

会場は、札幌駅前の商業施設「エスタ」最上階の「プラニスホール」。
広さとしては、50〜70spぐらいの小規模イベントに適しそう。
駅前の施設という事で便利なロケーションだが、プラニスホールへのアクセスとなるエレベーターが玉にキズ。
エスタのエレベーター、全然来ねえ…という訳で、エレベーターで5分待ちという落とし穴がw

サークル数は、サークルリスト上は、前回より2割減の30数サークル。
昨今の東方オンリーの傾向に漏れず…と言いたいところだが、このイベントに関しては、夏コミ2週間前という時期的なものもありそうだ。
それでも飛び入り参加をギリギリまで受け付け、参加サークルを受け付け。
その甲斐あって、実質的には、40サークル50spの規模となった。

初動は50人ぐらいで、そんな多くは無い。
北海道のイベントは、初動レベルでがっつく方は余り多くない傾向にあるが、このイベントも同じ傾向か。
遅めの来場者も少なくなく、サークルさんの中にも、遅刻来場も少なからずいらっしゃった。

一般来場者は、中高生ぐらいの男子が目立つ。
他の地域の東方オンリーに比べ、一回り若い印象だ。同じ道内の東方オンリー「東方神居祭」に比べても、このイベントの若者率は高いと思う。
流石にこの若い方々相手に、自分の文字ばっかの本は売れないかな…と思いきや、意外に興味を持たれる方多く、ありがたい限り。
中には、6月の夕張(夕張まんがメロン祭り)に次いで、当サークルの本をお買い上げいただいた方も…皆様からのご厚誼に、感謝申し上げたいものである。

また、男子学生の多さと共に、女性参加者の多さも、このイベントの特徴だろう。
見た限り、男女比7:3ぐらいなので、女性陣も健闘している。
サークルに女性参加者は多いが、一般参加にも女性参加者は少なからずお見かけした。

一方、東方には珍しく、コスプレイヤーは少なかった。
コスプレイヤーは、サークル売り子中心に10数人程度で、そんな多くない。
大半の東方オンリーで有償としているコスプレ登録料を、このイベントでは無料としている。コスプレイヤーも呼び寄せたいという思いも感じるが、上手く機能していないようだ。
道内はコスプレイベントも盛んだから、競争も激しいのだろうか。
コスプレイヤーを呼びたいのなら、道内コスプレイベント団体を巻き込み助力を得るとか、背景布を用意するとか、もう少し工夫が必要だろうか。
(逆に、コスプレイヤーが多すぎると、サークルが落ち着いて頒布しにくくなるというデメリットもあるので、今のままを是とし、サークルの頒布環境の維持に努める、という方向性もある)

参加サークルの頒布物傾向としては、もちろん同人誌やCDを頒布しているサークルも少なくなくが、グッズサークルの多さが際立っていた。
とは言っても、資金を投資して業者につくって貰うみたいな、大掛かりな物はそんな多くない。
ポストカードや色紙・ラミカ・アクセサリーなど手づくり感溢れるグッズが多かった事もまた、このイベントの特徴となろう。
ちなみに、こういう小物系・手づくり作品のサークルには、女性サークルが多い傾向も感じた。


運営側からのおもてなしとしては、特製うまい棒がサービスされた。
古明地姉妹のイラストでラッピングされたうまい棒と、妖夢のイラストでラッピングされたうまい棒が用意され、参加者にもれなく進呈された。
ちょっとしたノベルティだが、良き記念品となった。
うまい棒なら元の価格も安いし、主催にとっても、過度の負担にならず済むだろう。

また、これは8月末の札幌東方オンリー「東方神居祭」からの提供品だが、本部で、参加者向けにうちわを配布していた。
涼しい北海道とは言え、外は日差しも強く、30度近くに達する暑さ。
そのせいか、会場内も蒸しており、このうちわが重宝した。
「東方神居祭」にとっては宣伝になり、「東方ざふぇすた」にとっては参加者へのおもてなしになる。両イベントにとってプラスとなる取組であった。

2時に入ると、企画としてじゃんけん大会がスタート。
サークルから募ったイラスト色紙を景品としたものであり、多くの参加者で盛り上がる。
ただその間は、サークルとしての売上は見込め無さそうなので、頒布を諦め会場を抜け、下の階のお店で札幌ラーメンにありつくw

こうしてじゃんけん大会も盛り上がり、「東方ざふぇすた」は無事終了した。
今回で11回目という事で、即売会としての運営も安定感があり、参加者にも恵まれた好即売会であったと思う。
ただ、課題も幾つかある。

まず、サークル案内の遅さである。
私の所に届いた案内の消印は7月28日。イベント開催の6日前だ。
6日前の発送は、幾ら何でも遅い。通常は2週間前の発送とし、少し余裕を持たせるのが通例だ。
サークルの立場からしても、たとえメール等で随時お知らせをいただいたとは言え、直前まで案内が来ないのは不安である。
せめて、もう1週間、いや4〜5日早くはできないものだろうか。

また、配置面にも疑問を感じた。
通路幅が2m近くで広めにとってある割に、サークルスペースの後ろが狭く、後ろのサークルの椅子とくっ付くレベル。正直、設営や頒布にも不便を感じた。
以前の旭川の即売会のように、サークルが来すぎて詰め込みまくった結果なら、狭いのも仕方ない。
だが、このイベントはスペースに余裕があるはず。ホールの半分をフリースペースが占めている。通路幅も広い。
スペースの使い方に、チグハグな印象を抱いた。

主催側もこれについては緊急に動いた。
応急措置的にサークル机を通路方向に動かし、通路幅を狭めサークルスペースを広くする事で対応した。
機敏な対応に感謝申し上げると共に、今後もこの件に付いては、引き続きの配慮をお願いしたい。

最後、少し厳しい事を申し上げてしまったが、こういう点を改善いただければ、このイベントは、もっと良くなる。
サークルの満足度を向上させ、リピーター化の一助となるだろう。
そして、主催・サークルSOSには、今後も頑張ってイベントを続けていただき、北海道の同人界を盛り立てていただける事を願う次第である。
今後の盛況を願い応援の意を示しつつ、この記事の結びの言葉とさせていただきたい。