11月23日、私は、岐阜県多治見市の東方オンリー「東方多宴祭」にサークル参加させていただいた。
多治見市へは、名古屋からJR中央線の普通列車でも1時間もかからない。
名古屋は、東方の盛んな土地柄でもある。名古屋近郊での開催という事もあり、三重の「東方伊勢物語」の時と同様、大勢の東方ファンが訪れ盛況を見せた即売会であった。(あ、もちろん岐阜県内からの参加も結構多かった筈です)

会場の「多治見市産業文化センター」は、JR多治見駅から徒歩15分。
駅からも遠いし、物資の買い出しができそうなコンビニも、少し距離がある。
他の即売会会場に比べ若干不便な感は否めないので、事前に必要物資を買い出ししておくとか、工夫が必要かな、とも感じた。

多治見市は、現在これといった即売会の開催も無いのだが(オールジャンル同人誌即売会「HatuKoi〜はつこい〜」もあったが現在休止中…)、何故か東方界隈では人気のスポットと化している。

2012年7月には「幻想文化祭」が開催。20サークル規模での開催。
「幻想文化祭」は、多治見での開催はこの1回だけとなった。
しかし、その後を継ぐかのごとく、翌2013年9月に開催されたのが、この「東方多宴祭」である。

初回は、大州東方祭のような有力東方オンリーと同日バッティングの憂き目を見たが、それでも地元の方中心に56サークルを集めた。
また、即売会やアフターイベント終了後には、お酒も飲める「後夜祭」を企画。これが大変好評だったようだ。

初回の好評を聞き、私も是非足を運ぼうと思い参加を決意。
とは言え、翌日には、都内で東方オンリー「秋季博麗神社例大祭」も控えている。
無理はせずその日の内に帰京したいという事もあり、後夜祭は諦め、即売会の方にだけ参加する事で妥協した。(「後夜祭」も非常に面白いみたいなので、次こそは何とか…)

サークル数は、前回を上回る67サークル。
翌日に「秋季博麗神社例大祭」が控え、また昨今の東方オンリー参加サークル数の低落傾向という情勢もありながら、前回比増とは大したものである。
スペース数ベースでは80spに達しており、大健闘と言えるだろう。

一般参加者も、初動で150人だが、この即売会は最後に「後夜祭」というキラーコンテンツがある。
後夜祭メインの方なら、早く参加する必要も無いので、イベント自体は尻上がりの人出になる。
結果、常時人の往来があり、非常に賑わった催事になったと思う。

この即売会は、サークルの頒布物購入を促す「シールラリ―企画」が上、手く機能している印象だ。
購入したサークルさんからシールを貰い、それを6個集めるとポストカードが貰えるという仕組みである。
但し、ポストカードの絵柄をランダムにしているので、何度でも挑戦しようと意欲を持つ参加者の方もいらっしゃった。その分、サークルとしては売れ行きが良くなるので、有難いシステムであるw

この他、東方花映塚のフリープレイコーナーも充実。非想天則のゲーム大会も行われたほか、麻雀やカードゲーム等も用意され、東方好きの方が長く(というか後夜祭まで?)滞在できるよう工夫している。

「東方多宴祭」周辺は、東方オンリーが多数乱立している。
「多宴祭」翌日には都内で「博麗神社秋季例大祭」が控えている。
東海地方では、その翌週に名古屋で「東方神星花」も開催される。
これを逆手に取った「勝手に」イベント連動企画、というのもユニークな取り組みだ。

多宴祭参加者で、これらのイベントに参加した方に記念品を贈呈するというものだが、「勝手に」というのがミソであるw
この手のイベント連動企画は、先方の主催とやり取りするのが普通だが、あくまで「勝手連」的な連動企画であり、特にやり取りをした形跡も見受けられない。
具体的には、「博麗神社秋季例大祭」「東方神星花」の両イベントに、「東方多宴祭」がサークルとして参加。多宴祭パンフ持参の上、これらのイベントの多宴祭スペースに足を運ぶことで記念品を贈呈する、という方法だ。
主催の負担は重たそうだが、こういう工夫もあるのか、と勉強になったと思う。


こうして見ると「多宴祭」は単に盛況な東方オンリーというだけに留まらない。
私が思うに、細かい所かもしれないし、気付きにくい部分もあろうが、「ほんのちょっとの工夫」を数多く重ねているのではないかと思う。
改めて振り返ってみると、結構小さな工夫が各所で施されており、「気付き」も多いイベントだったと思う。
次回開催は再来年見込みとの事だが(Twitterより)、次回も都合が付けば参加し、即売会を楽しみつつ彼らの「工夫」、もう一度見つめてみたいと思う。そして、今回参加が叶わなかった「後夜祭」で、たらふくお酒を飲んで楽しみたいものであるw