2015年初の同人誌即売会訪問先として、私は、沖縄の「おでかけライブin沖縄スペシャル」に参加する事にした。

ユウメディア主催の「おでかけライブin沖縄」は、沖縄で唯一、年間複数回の定期・継続開催を果たしているオールジャンルの同人誌即売会である。
私も、一昨年8月に足を運び、一般としてだが参加させていただいた。

参考記事(2013年)「8/25 沖縄県那覇市「おでかけライブin沖縄」」

この時の様子は、上記リンク先声をいただいた。

「スペシャル版の”おでかけライブ”は普段のライブと全く違ったイベント」
「スペシャル・1月の”おでかけライブ”にこそ行くべき」


調べてみると、1月の「おでかけライブ」は、「おでかけライブin沖縄スペシャル」と題したスペシャルバージョンのようだ。
会場も、普段の那覇市民会館ではない。郊外の宜野湾市・沖縄コンベンションセンターに移している。

沖縄コンベンションセンターは、15年前に「リゾートコミケ」と題し沖縄で開催された「コミケットスペシャル」の会場としても知られている。
あの時も、200サークル以上が参加しており、100spが適正規模の那覇市民会館と比べ、明らかに規模が違う。
箱の広さからしても明らかに、普段と違う「おでかけライブin沖縄」のようだ。
という訳で、「スペシャル版」の「おでかけライブin沖縄」の存在を、以前から気にしてはいたのだが、問題はスケジュールの都合と、遠征費。
1月のスペシャル版は、いつも3連休最後の日の開催が通例だ。3連休最終日の帰京便は、べらぼうに飛行機代が高い。
それに、3連休ともなれば、大勢の参加者が見込めるから、そこにイベントをぶち込むケースも多く、全国各地でのバッティングは当たり前。足を運ぶイベントを選ぶ中で、交通費の高い沖縄は、つい候補から外れてしまう。

しかし今年は、3連休開催のイベントもそんな多くは無い。すなわち、バッティングの少ない日取りであったため、沖縄も有力候補の一つに。
また、飛行機代もLCCのお蔭で思った以上に格安に。帰りこそ12,000円はしたものの、行きは6,000円代で収まる。3連休でこの値段なら相当安い方かな…
という訳で、私は「おでかけライブin沖縄スペシャル」に足を運んだ次第である。

交通アクセスは、那覇バスセンターからバスで30分。
コンベンションセンター直通のバスはそんな本数が多くないので注意が必要だが、最悪そこから少し歩いた国道58号線のバス停なら、バスの本数も多いので、そこまで不便は感じずに済みそうだ。
広い駐車場も完備。スタッフが常駐し誘導してくれる。車組でも戸惑わずに済みそうだ。
駐車場には「ラブライブ!」の痛車も登場しており、少数ながら痛車勢も集っているようだ。

建物は結構豪華なつくり。バブルの頃に建立されたようで、ご時世を感じさせる。
即売会では使われないが、観覧席もあるので、数千人規模の大きな集会等にも活用できそうだ。
建物の奥…海岸沿いにはビーチもあり、もう少し温かくなれば泳ぎもできる。
ビーチリゾートとコンベンションホールとが、一体となったかのような施設だ。

弱点としては、施設内に売店が無い事。少し歩くとショッピングモールもあるので、そこで買い出しもできるかもしれないが、施設内に無いのはちょい不便か。
これを補うべく、施設側も、会場内に売店を出店。お菓子や飲み物を販売していた。
(食事は、コンベンションセンター内にレストランがあるので、一応は賄える)

今回私がサークル参加したのは、「おでかけライブin沖縄」の方ではない。
「おでかけライブin沖縄」に付随し同時併催の東方オンリー「東方瑠球祭」の方である。東方は24sp集った。
東方以外にも、艦これオンリー「絶対海域」が16sp、弱虫ペダルオンリー「坂道クライム」24sp、ジョジョオンリー「Golden Blood」20sp。各オンリーが「おでかけライブ」に併催の形態となっている。
これに、「おでかけライブ」本体(240sp)を加えると、総計324spと一大規模に。
この数字は、スタジオYOU(ユウメディア)が全国的に展開するオールジャンル「おでかけライブ」「コミックライブ」シリーズの中でも、名古屋に次ぐ規模
中四国・九州あらゆる全ての即売会を見ても、この規模は、福岡の即売会を除けば存在し得ないレベルだ。
沖縄の、そしてここ宜野湾の、当日の盛り上がりっぷりが、数字からも伺えるだろう。

やはり、沖縄の即売会参加経験者が口を揃えて私に語る「普段のおでかけライブとスペシャルは全く別物だ」というお言葉は、嘘ではない。
沖縄の、ここ宜野湾は、真に「萌え」ていた。


人出も普段の「おでかけライブ」とは、完全に別物だ。
開場1時間前にも関わらず、那覇市民会館とは比較にならぬ待機列の人の多さ。
開会20分前時点で数えてみたら、500〜600人は下らない。

地方の即売会は、初動で並ぶ熱心な方は、都会の即売会に比べ少ない。
後からゆっくり来場される方も、決して少なくはない。
沖縄も例外ではない。開場時点での人出も相当で、会場内人でごった返す展開だが、これに後から来る来場者も補給されるから、いつまで経っても混雑が解消しない

買い手の意欲も相当で、スタジオYOUの委託販売コーナーにも多数群がる。
年齢層としては、中高生から20代前半の若い子が多い印象。
男女比は半々ぐらいだろうか。東方・艦これ両オンリーの効果もあろうが、男性陣も健闘している。

その艦これ・東方は隣の島同士。
艦これサークル・東方サークルとも、艦これ・東方両ジャンルを扱うサークルが多く、艦これ島と東方島との区別が付かない展開だw
買い手も余りこだわらず、両ジャンルの島を行き来している。
各サークルとも売れ行きはそれなりのようで、特にグッズ系のサークルさんが好調か。(当サークルは…んん…まあ…お察し…orz)

流石に13時半ば過ぎると、人出も落ち着いてきた模様。
一方で、着換えの終わったコスプレイヤーが、徐々に増えていく。
沖縄市民会館の「おでかけライブ」では、会場の狭さもあって中々見られない。
会場の広い「沖縄コンベンションセンター」だからこそ実現可能な、拡大版ならではの光景だ。

こうして盛況に終わった「おでかけライブin沖縄スペシャル」だったが、行ってみての感想としては、沖縄の同人者のパワーの強さ、であろうか。
一昨年夏の「おでかけライブ」でも熱気は充分感じ取れたものの、その時とは比較にならぬ熱さを感じる。
特に、男性参加者がぐんと増えたような気もする。
流石に、この「スペシャル」は、この1月と、あとはゴールデンウイークの年2回だけらしいが、この2回こそ、沖縄の同人者にとって最も盛り上がれる「祭り」の時と言えるだろう。

「おでかけライブin沖縄スペシャル」は、他所の地域の「おでかけライブ」とは全く異なる雰囲気、そして熱気だ。
そして同じ沖縄でも、那覇市内での「おでかけライブ」とも全く異なる。
他所の「おでかけライブ」を見て分かった気になってはいけない。どうせ「おでかけライブだから」などと甘く見てはいけない。皆さんの知らない、熱気の渦巻く「おでかけライブ」が、沖縄・宜野湾の地には存在する。