2月21日は、東京都内・蒲田の大田区産業プラザPiOで開催された、東方Projectオンリーイベント「東方合同祭事参」に一般参加させていただいた。
土曜日の休みが取れるか否か、直前まで不明瞭だったこともあり、残念ながらサークル参加は断念。一般で参加させていただいた。

土曜日の開催ながら、数多くのサークル・一般参加者に恵まれ、盛況に終わった催事であったと思う。
東方Projectの勢いが、艦これ全盛の中でも今なお健在たる事も知らしめた、とも思う。

今回の催事は、以下各オンリーによる合同開催形式。

うどんげオンリ「例月祭六」
東方妖々夢オンリー「桜だより2」
東方永夜抄オンリー「月の宴8」
諏訪子オンリー「諏訪子ランド3」
射命丸文・犬走椛・姫海棠はたてオンリー「天狗様のお仕事六」
霊夢・魔理沙オンリー「マイフレンド2」
霊夢オンリー「小春小径六」
秘封倶楽部オンリー「境界から視えた外界-結-」
蓬莱山輝夜オンリー即売会「竹取物語」
稗田阿求オンリー即売会「第3回 御阿礼祭」


「東方合同祭事」は、昨年開催時にはサークル数も150弱。PiO大ホールの半面埋めるのがやっと、と振るわなかったが、今回は450サークル超と大幅増。
近年都内で開催されし東方オンリーは、正直低調な傾向が否めないが、そんな中、今回の「東方合同祭事」は前回比で倍増。近年稀に見る盛況だ。

これだけの盛況を見せたのは、運営側が色々な方向でアプローチを図った結果であろう。私はそのように考えている。
先ず、「東方合同祭事」にエントリーするオンリーの数。
昨年は僅かに4イベントのエントリーに留まったが、これに対し、今回は10イベントに倍増。
エントリーするイベントが増え、参加の間口が広まった事が、サークル数を押し上げていると思う。

特に今回は、秘封倶楽部オンリー「境界から視えた外界」の参加が大きかった。
秘封の人気は根強く、東方他作品に比べサークル数の減りが余り見られない。今回も、100サークルは固いだろうと思っていた。
…ところが、今回は何故かサークル数が急増。180余りのサークルを集め、私の予想・見立を上回る参加数。確かに京都の秘封オンリーも数を伸ばしており、秘封人気の手堅さを感じてはいたが、まさかこれほどまでとは…
他オンリーのエントリーも、地味ながらサークル参加数の押し上げに貢献しているものの、やはり秘封オンリーの存在は、思った以上に大きいようだ。


また、都内でここ最近東方オンリーが開催されなかった事も、この催事に足を向かわせる結果になったのではないか?とも思う。
確かに東方オンリーは毎週毎週、どこかの町で開催されているが、内実を見ると、都内の東方オンリーはそんな多くなく、地方開催の東方オンリーが圧倒的に多い。
普段都内で東方オンリーを開催し続けているイベンターも、手配した会場を、艦これやラブライブ!といった旬ジャンルに振り分ける傾向があるので、それも都内の東方オンリー開催減少に繋がっていると思う。

首都圏の東方勢にしてみれば、私のように地方イベントに遠征しまくるような狂人を除けば、東方イベントに「飢えて」いるのである。
その飢餓感が、この催事のサークル参加数を後押ししているのだろうと思う。


今回は、イベント開催記念の「仕込み」も充実していた。
霊夢・魔理沙オンリー「マイフレンド」では、開催記念として【レイマリ夫婦箸】なんてのを頒布。
予想以上に数が足りなかったようで、主催氏の個人サークルで、急きょ受注生産を受け付けるなんて一幕も。

また、これは輝夜オンリー「竹取物語」合わせの展開だろうが、イベント合わせの「お酒」の販売も実施された。
以前ご紹介させていただいた事もある、三河の奥座敷・愛知県設楽町の「幻想郷に最も近い宿」こと「中野屋旅館 萃夢荘」。
萃夢荘と、近隣の酒蔵・関谷醸造との共同開発で、「蓬莱泉輝夜」というお酒を頒布した。

元々萃夢荘のご主人と、関谷醸造の社長とが、旧友であったというご縁。
そして、関谷醸造は地酒「ほうらい泉」を販売している酒蔵。
この「ほうらい泉」をベースに、ラベルも東方仕様に合わせたお酒として、このイベント合わせに売り出したお酒が、この「蓬莱泉輝夜」である。

「蓬莱泉輝夜」は、事前の発表段階で話題を呼び、相当関心が高かった。
会場外に特設の売り場を設け対応したが、これに群がる長蛇の列…
「蓬莱泉輝夜」は、速攻瞬殺。瞬く間に完売した。
主催と萃夢荘、関谷醸造との連携により、この企画も大成功に終わった。

こういう形で、イベントを何とか活性化させようと「仕込み」を加え、努力を重ねた事。
これが、「東方合同祭事」の大成功という形で実ったのだから、大変喜ばしい事である。


今回の催事の盛況は、上記3点に集約されるだろう。

1.エントリーイベント数の大幅な増加(特に秘封オンリーの加入)
2.首都圏での東方オンリーの減少に伴う飢餓感
3.物販企画等仕込みの充実


東方オワコン等と言われ久しい昨今。いよいよ「東方オワコン」と囁かれてから10年を突破しそうな勢いだw
確かに全盛期に比べ、サークルが減少傾向なのは否めない。
だが、こういう形で何かのきっかけがあれば、オンリーも盛り上がる。
「東方合同祭事」は、東方の「底力」を見せた東方オンリーであったようにも思える。