同人誌即売会主催団体「プラステ」。
2005年頃、当ブログが同人評論を始めた当たりから見続けてきたが、申し訳ないが、振るわないイベントばかり。そういう印象を抱いていた。
だいぶ過去のことだが、2006年〜2008年頃のプラステ主催イベントに対しては、相当厳しめに批判していた事もあった。

ただ、札幌のプリンセスフェスタは、違っていた。
2004年から始まり、年1回ペースで安定して開催。最近では、サークル参加数も右肩上がりと聞いた。
併設しての東方オンリーや艦これオンリーも、それなりにサークル数を集めているとの話も聞いた。
ならば、私も実際この目で見て、どんなものか確認しようではないか。
そう考え、私は札幌への遠征を決めた。
調べてみると、「札幌プリンセスフェスタ」は、札幌市内主要同人店舗へのチラシ設置を欠かしていないようだ。
そういえば、私が参加した他のイベントでも、「札幌プリンセスフェスタ」のチラシを受け取った覚えがある。
札幌市内に限定しているとはいえ、告知をしっかりやっている事も、サークル数を集められる理由の一つになるのだろう。
(過去振るわなかった時のイベントは、告知体制が脆弱なのが原因と指摘してたが…なんだ、やればできんじゃん!)

主催氏は東京の人間なので、現地・北海道で協力してくださるスタッフやサークルの存在が、告知には欠かせない。
彼らを大事にし、上手く協力体制を築けているのだろう。


今回の会場は、札幌駅前の「アスティホール」。
本音を言えば例年の会場「アクセスサッポロ」が未踏の会場なので、そこでの開催を楽しみにしていたのだがw、予約の都合上との事なので仕方ないか。
まあ、駅から近く交通便利だから、文句は言えまい。

私が会場入りした10時30分時点(開場1時間前)では、初動待機列は約30人。北海道は最初から参加する方はそんな多くないので、この時点で30人ってのは、実はすごいことである。
11時30分の開場直前には、100人以上に膨れ上がっただろうか。
遅れて会場入りする方もそれなりに多いので、13時30分ぐらいまでは人の出入りも頻繁で、賑わいを感じさせた。
14時少し手前にはカタログも完売。盛況なイベントだったと思う。

参加者層は、男性向けオールジャンルなだけに、当たり前と言えば当たり前だが、男性陣が圧倒的。
男女比は、9:1ぐらいか。若い世代が多かった。
(コスプレイヤーさんは、女性陣の方が多かったかな)

サークル規模は、総計104sp。北海道全土を見ても、3桁規模でサークルを集められる即売会は、そんな多くない。
「男性向けのオールジャンル」という括りがあっての100spは、中々の健闘だと思う。

これだけのサークル数を集められた事は、告知をきっちりやっている事もあろうが、加えてプチオンリー戦術の奏功が挙げられるだろう。
今回は、東方プチオンリー「東方子雪祭」・艦これプチオンリー「札幌遠征なのです!」・アイマスオンリー「僕らのシンデレラガール」・ラブライブプチオンリー「あのμ'sジェットの行き先は…」・ボーカロイド初音ミクプチオンリー「39まつり」の5つのプチオンリーを、イベント内で開催。
「39まつり」は残念ながら参加サークルに恵まれなかったものの、東方と艦これを中心に安定してサークルが集う。アイマス・ラブライブを合わせると、全体の8割を占める。
残りの2割は、その他のジャンルという塩梅だ。

これは、今年5月に関西で開催された、男性向けオールジャンル同人誌即売会「comic generation」(コミジェネ)に似たやり方だ。
コミジェネも、イベント内プチオンリーを矢継ぎ早に繰り出し、プチオンリーの力も借りて、募集spを満了させている。
サークルを集めるための取り組み、という事で、今後この方法を取り入れる即売会は、更に出てくるかもしれない。


色々なプチオンリーを集めた分、企画も詰め込んでいる。
お昼過ぎからは、東方非想天則のフリープレイや、ゲーム大会も実施。道内の他東方オンリーでは実施していない企画であり、独自性もあるだろう。何より、参加者誰でも気軽に遊べる企画だと思う。
その後は、「ラブライブ!スクールフェスティバル」のゲーム大会も実施。パーフェクトさを競い合う、という形で勝敗を決めているようだ。
「シンデレラガールズ スターライトステージ」のゲーム大会は、サービス提供直後故、ユーザーが少ないことを心配。実施しようかどうか悩んだようだ。会場内でやりたい人に挙手してもらい、10人弱が挙手したので、ゲーム大会として実施した。
他にも、「イベント開催記念誌」を刊行し販売したり、主催氏が各サークルに挨拶回りしたり、「札幌プリンセスフェスタ」の運営全般に、精力的な動きが目につく。


こうして、札幌プリンセスフェスタは、大きな問題も無く、かつ盛会に終わったイベントであったと思う。

主催氏のイベントも、以前(札幌ではない)別のイベントに対し、厳しく批判した過去がある。
その過去とは打って変わって、やるべきことをしっかりやって、サークルもきっちり集め、盛会に導いている。
昔に比べ(良い方向に)変化しており、喜ばしい事として捉えている。
いつまでも昔のイメージを引きずってはいけないな、とも痛感した)

そして何より、男性陣が気軽に参加できる「オールジャンル同人誌即売会」は、道内では他に無い。(オンリーイベントならあるが…)
貴重な男性向けオールジャンル同人誌即売会。男性向けジャンルならどんなジャンルでも参加可能、という間口の広さを持つ同人誌即売会。
そういう部分で、道民同人者が、今後も「札幌プリンセスフェスタ」に寄せる期待は、決して小さくないだろう。
次回は来年秋開催予定との事だが、次回以降も是非頑張っていただきたいと思う。、