「鉱物系アマチュア中心フリーマーケット」と銘打った珍しい即売会「石フリマ」の存在を聞き、急きょ足を運び一般参加させていただいた。
主催は、女性向けジャンルのオンリーイベントやコスプレイベントを定期開催するイベント主催団体「高天原」。同人誌即売会の主催団体が営む催事だけに、このイベントも原則、同人誌即売会のレギュレーションに則って運営されている。
一応「フリーマーケット」という扱いではあるもの、同人誌即売会の延長線上にあるイベントとして捉えさせていただいた。

パンフレット全員購入制というのも、同人誌即売会のレギュレーションそのままだ。
会場の都産業貿易センター・台東館に私がお邪魔したのは14時近くで、既にパンフレットは完売。入場チケットを購入して入場。この辺りも、即売会でよくある光景だ。
ただ、参加サークルさんの頒布内容は、普通の即売会とは違っている。
80sp規模の即売会だが、頒布内容ごとに配置を固めており、鉱物標本24・アクセサリー24・ルース15、そして化石・同人誌・その他で15、という分かれ方。
同人誌を頒布するサークルさんも僅かにいらっしゃるが、一けたにも満たない。

多いのが、宝石等を用いた自作アクセサリーのサークルや、鉱物標本を頒布するサークル。
あくまで「フリマ」なので、自身のコレクションを放出するケースや、鉱物関連の店舗をお持ちの方が出張販売していると思しきケースも見受けられる。
人によっては、鉄鉱化・化石化したものを頒布しているケースもある。
ただ、そういう頒布物の内容が内容なだけに、頒布価格が4桁行ってるケースも相当多かった。価額が高いので気軽に手をだすにはハードルが高いものの、普段の同人誌即売会ではなかなかお見掛けしない物が出されており、新鮮さも感じた。

鉱物・宝石を扱うイベントという事や、主催が女性向けジャンルのオンリーに積極的な「高天原」という事もあり、女性向け色の強い催事だとは思ってはいた。
実際その通りで、参加者の男女比は2:8ぐらいと思われる。
とは言え、2割も男性がいる、という見方もできる。男性参加者が2割いれば、極度にアウェイ感を覚える事無く済む。居づらさを感じずに済んだのは良かったと見るべきか。

ちなみに、親子連れで参加の方も、ちらほら見かけた。
「石フリマ」ならではの企画として、「石」繋がりなのか、石に近い形状の氷砂糖や飴を原材料に、「綿菓子体験コーナー」が用意された。
この手の企画なら、お子様が興味津々となるのは言うまでもない。多くの親子連れが、綿菓子体験コーナーに並ぶ。スタッフも気を利かせ、子供用に踏み台を用意する配慮も見せた。

私も、歳を顧みず、綿菓子づくりに挑戦するw

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出来上がりはこんな感じ。少しは、綿菓子ならではの膨らみを出せただろうか(汗)

とこんな感じで、短い滞在時間ながらも、普段の同人誌即売会では味わえない世界を堪能させていただいた。
来年も5月の開催を予定しており、都内では年一回で開催を計画している模様。




こんな話もあるみたいなので、今後の展開にも期待したいところである。