「らき☆フェス」は、「らき☆すた」の聖地・鷲宮で開催されている「らき☆すた」オンリーイベント。

鷲宮には、同人誌即売会に適した施設が無く、鷲宮開催を実現させるに当たっては、相当無理な運用を重ねている。
私も、過去には2013年・2015年の2回訪問させていただいたが、会場は集会所を利用。靴を脱いで会場に入る形式で、椅子テーブルの代わりに座布団・座卓を用意する、という極めて珍しいオペレーションでおり、その構図に驚きを禁じ得なかったものである。
私はもう慣れてしまって普通の光景としか感じないのだが、「今回初めて来た」という方は「すごい絵面だ…」と驚きを隠せなかった模様だw

(参考リンク)
2013年02月10日付「2/10 埼玉県久喜市鷲宮町 らき☆すたオンリーイベント「らき☆フェス」」
2015年03月21日付「3/8 埼玉県久喜市鷲宮・らき☆すたオンリー「真・らき☆フェス」」

これまでの過去2回、自分は買い手としての一般参加であったが、今回はコンテンツツーリズムの研究本を頒布しようと志し、初めてサークルとして参加を申し込んだ。
サークル案内が届いたが、そこに驚くべき内容が記載されていた。
普段、「らき☆フェス」の会場は、町中の二つの集会所「上町農民センター」「本町集会所」を起用している。しかし、事情により「上町農民センター」の方が利用できなくなってしまったとの事だ。

そして、代替会場として、以下の2会場が起用された。

・パブ&喫茶 ブロッサム(6サークル配置)
・和風スナック記念日(2サークル配置)
両会場とも、東武線鷲宮駅近くのロケーション。今回メイン会場となる「本町集会所」からは、数百m離れている。
しかも、スナック「記念日」では普通に【飲食営業】も行いながら、その中で【サークルも出展】。しかも2サークルのみの隔離配置
過去の「らき☆フェス」に見られる、本町集会所の座卓・座布団配置ですら既に前代未聞の展開…の筈だが、それに輪をかける前代未聞ぶりであるw

というか、こんな会場、普通の伝手では手配する事すらできない
これは本町集会所もそうなのだろうが、普通のイベント主催にこんな芸当出来るわけない。
普段から鷲宮に通い常連化し、「土師祭」などの地域行事にも参画する(今回の運営陣の多くがそういう方々)などして、地域の皆さんとの濃厚な人間関係を築いているからこそ、これらの「お店」やら「集会所」やらを会場として借りる事が出来るのだろう。
長年の蓄積の賜物だろうが、これらの会場を手配できる当たりは「すごい」の一言に尽きる。

(ちなみに、こういうファンと地域民とを交えた「コミュニティの形成」こそが、鷲宮詣でをするリピーターの多い一因となっており、かつ「コンテンツツーリズム」が持続的に取組を進められる原動力にもなっている。詳細は、当サークル発刊の「コンテンツツーリズム取組事例集1」をご参照いただければ…汗)

私の配置は「本町集会所」だったが、先に他の会場の様子を見ようと思い、先ず「スナック記念日」会場に向かう。
スナック記念日は、元々「らき☆すた」鷲宮における舞台探訪・聖地巡礼者の「たまり場」的存在のお店。建物の外壁が「らき☆すた」アートで彩られている当たり、どういうお店かお察しいただけようw

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中は狭く、カウンターが7〜8席。右手側に、詰めれば7〜8人は何とかねじ込めそうなお座敷席がある。
このお座敷席を、サークルスペースに充てる、頭おかしい運用だ。
カウンター席の内の1席がスタッフ常駐スペースとなっており、ここのスタッフが、パンフレットの販売も行う。

残ったカウンター席(6〜7席)で通常営業を実施している。
…誰だよこんなおかしな運用考え付いた奴はw

とりあえず、私もカウンター席に上がり込みビールを注文。
お通しとして、煮物も付いてきた。
会場内のスタッフさんや設営中のサークルさんと共に乾杯するw(注・開場前の設営タイムの話です)

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興味深かったのは、スナックのママさんは、参加サークルさんやスタッフさんらを、ハンドルネームで呼んでいる当たり。
顔と名前が一致するぐらいには、人間関係が築かれている事が伺える。
鷲宮における、ファンと地域民との濃厚な人間関係の一端を、垣間見た。

流石に設営もあるので、長居はせず中座。
続いて「喫茶ブロッサム」会場に向かう。
「ブロッサム」は、バーのテーブルソファーをそのままサークルの机椅子に転用する展開。この3つの会場の中では、一番マトモな運用だと思う。
昔、2ちゃんねるオンリーで「やらないか」というイベントが、新宿「ロフトプラスワン」で開催という「暴挙」もあったが、あれも会場内のテーブルソファーがサークル用に転用されていた。あのイベントを思い出す運用形態だった。

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そして私の陣取る「本町集会所」。こちらは相変わらずの座卓・座布団の配置。
向かいの郵便局駐車場では、「らっきー・フリーマーケット」なる地元民(というか鷲宮SNSさん)によるフリーマーケットも開催。そこにコスプレイヤーや「らき☆フェス」一般参加者もなだれ込む展開。
それを横目に設営を終え、12時から即売会スタートだ。

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(フリーマーケット遠景)





参加者自体は大した数でも無い。昨年開催時も100人台と聞いていたので、即売会の記簿としてはこじんまりとしたものだという認識だったが、今回も同様であった。
3〜4人単位の少人数が、入れ替わり立ち替わり、といったところか。(もっとも、会場が集会所なので、余り数が多くてもキャパシティの問題は出てくるだろうが…)
ただ、人数の割には皆さん当サークルを覗いて下さるし、購入いただける方も多かった印象。
座卓を挟み、互いに座って話をするスタイルなので、普段の即売会よりリラックスして気兼ねなく込み入った話ができたから、なのかもしれない。

この即売会においては毎回恒例だが、地元紙・埼玉新聞がこのイベントを取材している。
その記者も、サークルやスタッフと顔なじみなあたりが、ファン間の人間関係が構築されまくりな鷲宮らしい特徴だろうか。
サークルに対し「顔出しNGな人は言ってくださいねー」と呼び掛けつつ取材を進めていた。

14時過ぎになると、本部よりケーキが振舞われる。
当サークルも、そのおこぼれにあずかる。
ケーキを食べたり、アフターイベント合わせで集まってきた皆さんに本を売ったりしている内に、即売会も無事終了した。

この後、アフターイベントを経て、スタッフ・サークル・一般交えての合同打ち上げ。
鷲宮商店街内のお魚屋さん2階が宴会場になっており、そこで一杯。
コンテンツツーリズム関連の裏話をお聞きしたり、鷲宮とファンとの長い歴史のやり取りの中から生まれた様々なエピソードをお聞きしたりしながら、楽しい時を過ごさせていただいた。
ご一緒いただいた皆様に、心からの感謝を申し上げたい。

次回はまだ開催の目途が立っていないようだが、もし開催されるのであれば、スケジュール次第だろうが、なるべく参加したいという気持ちである。