洞爺湖の同人誌即売会に参加した自分は、千歳空港に戻り、スカイマークで名古屋へ向かった。
途中特急の遅延で、あやうく飛行機に乗り遅れる危機に見舞われるも、ギリギリ間に合い、そのまま中部国際空港へ。
空港近くで1泊し、次の日は名古屋開催の東方オンリーにサークル参加した。

この日開催の東方オンリーは、東方紅魔郷オンリー「東方幻想紅魔祭」・東方地霊殿オンリー「アンダーグラウンドカーニバル」
元々夏の日程で、過去開催されていた東方オンリー「東方名月祭」の日程を引き継ぐ形で、東方地霊殿オンリー「アンダーグランドカーニバル」が開催されていたが、今回は新規のオンリー「東方幻想紅魔祭」が加わり、2イベント合同開催の形式に。
「紅魔祭」は主催初挑戦とのことで、いきなり単独で開催するよりも、他所のイベントと一緒に開催する事で経験を積み、ゆくゆくは単独開催も視野に入れているようだ。

会場は、最近多用されるイベント会場の「名古屋国際会議場」。
普段は「白鳥ホール」という多目的ホールでの開催が多いが、今回は白鳥ホールよりももう少し広めの「イベントホール」だ。2イベントの合同開催となり、より規模が大きくなった様子が窺える。
参加サークルは、「東方幻想紅魔祭」が134サークル(182sp)、「アンダーグラウンドカーニバル」が129サークル(154sp)。
両イベント合わせて263サークル・336sp。名古屋開催の東方オンリーとしては、3月の「東方名華祭」に次ぐ一大規模。相変わらず、名古屋の東方熱は健在だ。

地霊殿オンリー「アンダーグラウンドカーニバル」は毎回100〜200spの規模で安定感はあるが、今回は「東方幻想紅魔祭」が、チラシ配布など告知にとりわけ熱心だった。
普段「アンダーグラウンドカーニバル」で参加のサークルも、今回は「幻想紅魔祭」に喰われるのでは…との心配もあったが、思ったほどの目減りは無く済んだようだ。

即売会自体は、名古屋の東方オンリー等で、経験を充分に積んだスタッフ達がフル回転。「幻想紅魔祭」主催氏は今回が初主催との話だが、スタッフ達の機敏な動きから多くの事を学べたに違いない。
参加者もマナーは悪くなく、また人出も少なすぎず多すぎずで、修羅場にならない程度に賑わったのではないか。
イベント公式グッズの制作にも力を入れている点が特徴で、トートバッグ・タペストリー等を主催側から頒布。13時過ぎからの頒布としたが、頒布に100人〜200人が並ぶ盛況ぶりも見せた。


カタログを見ると、今回は珍しく「編集・久樹輝幸」の文字が無い。

久樹輝幸氏は、東方サークル「久幸繙文」で活動の傍ら、東方オンリー主催・スタッフとしての貢献も大きい人物。
事務処理の能力が極めて高く、名古屋・関西の東方オンリー殆ど全てに彼の事務能力が発揮され、カタログを見ると、関西と名古屋の大体のイベントで、「編集・久樹輝幸」のクレジットをお見掛けする。
その完璧な事務処理能力ゆえ、久樹氏を、「完務」の異名を持つ完璧超人【タスクマン】として私は捉えているw




(久樹輝幸氏近影)

ただ、各イベントとも久樹氏への依存が極めて高い。事務能力の高い人だから頼りにしたがるのは分からなくもないのだが、依存度の高さは「リスク」でもある。
よく私が申すことだが、「もし仮に久樹氏が、まだ見ぬ稗田阿求を求め(或いは他の秘封オンリー主催と駆け落ちして)幻想入りしたら、後に残されたイベントは自立してやっていけるのか?」という部分。
久樹氏への依存度が高ければ高いほど、何かの拍子に久樹氏が不在となれば、タスクマンがリスクマンになってしまうのだ。
リスクヘッジのために、久樹氏への依存度を下げた方が良いと考えている。
(昨今話を聞く限りでは、ある程度は、久樹氏への依存を抑制する方向に動いているようだが…)

今回、紅魔祭・アンダーグラウンドカーニバル両イベントのカタログや、サークル向けの案内を見る限り、紅魔祭主催が自力でこなした模様。
(ちなみに以前のアンダーグラウンドカーニバルでは、久樹氏の名前が当たり前の如くクレジットされていた)
一昨年あたりから、久樹氏への事務依存度の高さに「そろそろやばくね?」と警鐘を鳴らしていた自分としては、この動きに歓迎の意を示したい。


閉会の際、来年のイベント予定についても発表されたが、両イベントの動向は対称的であった。

アンダーグラウンドカーニバルの方は、次回は、来年春の「東方名華祭」と合同での開催。
今回の紅魔祭との合同以外は、全て単独開催で頑張ってきたイベントだけに、この選択は意外。主催氏の事情でいろいろ忙しくなっているようで、これまでのように即売会開催に時間を取れなくなってきているような話も聞く。
合同開催とすることで、事務負担を軽減させたいという事情もありそうだし、これは仕方ないだろう。

一方、「東方幻想紅魔祭」の方は、来年はついに単独開催。
単独開催とすることで、併催イベントに気を使う事無くやりたい放題できるメリットのある一方、運営も原則自力頑張る必要があるので、その分責任も増す。
大変な部分もあろうが、応援してくれる人も多いので、支援者の力を借りつつ頑張っていただきたい。主催がやりたい放題できる、単独開催ならではの個性を発揮して欲しいとも願う。