福島県内を地盤に、オールジャンル同人誌即売会「ADVENTURES」やコスプレイベントを積極的に開催する、同人誌即売会主催団体「ADV企画」
元々オールジャンル同人誌即売会「ADVENTURES」からして創作サークルの参加が多い、という事情もあるのだろうが、ADV企画でも、別途、創作オンリー「Travellers〜創作旅行〜」を定期的に開催していた。おおよそ、委託含め70〜100サークルぐらいの規模で、結構創作サークルが集っていた印象だ。

毎年夏に開催するこの創作オンリーに、どこかで顔を出そうと思ってはいたが、そうこうしている内に、このイベントの後継イベントとして「みちのくコミティア〜創作旅行〜」が立ち上がる。。
…結局、「Travellers〜創作旅行〜」には行けずしまいで終わってしまった(汗)

イベントがリニューアルされ、「みちのくコミティア〜創作旅行〜」として新たにスタートしたのは、昨年2015年7月のことである。
初回のご祝儀効果もあり、委託も含め243サークルと、前回比3倍増。流石「コミティア」ブランドの威力は絶大だ。
昨年2015年は足を運べなかった分、今年2016年7月のこのイベントに、足を運ぶこととした。
会場は、郡山市開催時の定番会場「ビッグパレットふくしま」。
震災の被害を乗り越え、通常営業に戻ったとはいえ、会場近くには避難者の仮設住宅群が立ち並び、まだまだ復興も道半ばであることを思い知らされる。

この会場へは、郡山駅からバスで20分程度移動する形。
本数は1時間に1〜3本はあるのでそこまで不便する事は無いが、イベント開催時は輸送量が飽和状態の為、来たバスに乗れず次のバスを待たねばならぬ事も、決して珍しくはない。
運行バス会社の福島交通も、輸送量が飽和してるの分かってるのだから増発してくれないのかとも思うが、先方には、どうやらそんな予定はないようだ。
私は次のバスまで15分待った程度で済んだが、次のバスが1時間後というダイヤの時もあるので、バス利用者は、早めに並ぶなどの自衛策が必要だと思う。

初動は100人ぐらい。ただ地方開催は、尻上がりに来場者が訪れる傾向が強い。この即売会も、時の経過とともに来訪者もちょくちょく、といったところ。
ただ、サークル数の割には、一般参加者数はやや少なめかもしれない。

サークル数は、直接参加サークルが177サークル。これに委託が36サークルなので、合計して213サークルと中々の規模。
ご祝儀効果でサークル数激増の昨年に比べると、減少するのはどうしても致し方ないだろう。それでも、1割減で済んでいるので、この規模で定着できそうな予感もある。
半数が福島県内からの参加で、残りが県外からの遠征組という構図。都内・埼玉・宮城・栃木・茨城からの参戦が多かったようだ。

一般参加者・サークル参加者ともに、カタログは任意購入制を取っている。
ただ、米どころの福島らしく(?)カタログ(ティアズマガジン)を購入したら、特典でこんなのが付いてきたw

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スタッフさんは、「みちのくCOMETIAです(キリッ」と強弁されていたw
ちなみに、お米の特典は数量限定らしく、11時20分ぐらいにはお米が尽きてしまった模様。以後は、特典無しでカタログ購入、という案配だ。

ジャンル傾向としては、グッズ系がやや多めかな?とも思ったが、歴史・SF・少年まんが・少女まんが等ばらけており、バランスが取れている感じ。
男女比もおおよそ半々ぐらいで、そういう意味でもバランスは取れていたと思う。

企画としては、東京コミティアの委託販売や、出版社の編集部出張などは、他のコミティアでも見られる企画だろう。
「カスタムスペース」と称した、壁も用意した展示系スペースも、東京コミティアで見られる企画。ただ、みちのくコミティアではこれが15サークルぐらいあるので、結構比率としては高めな気がする。

「みちのくコミティア」ならではの取組としては、「コスプレOK」という点だろう。更衣室やコスプレスペース・背景までも用意されている。創作オンリーなので、既存作品キャラのコスプレは禁止という縛りはあるが、今までのコミティアでコスプレなんてなかったので、少し驚きを隠せないw
流石にコスプレイヤーもそんな多くなかったとは思うが、オリジナルキャラクターのコスプレをされた方もいらっしゃったようだ。

他にも、地元特産品のフードコートやフリードリンクコーナー、ビンゴゲーム大会、イラストコンテストなども。
確か、「みちのくコミティア」の主催「ADV企画」が営む普段の即売会「ADVENTURES」でその手の企画をやったこともあったと思うので、ここいら辺は、ADV企画の普段の流れを引いてるのかな?という気もした。

ちなみに、館内のBGMもリクエスト可能。BGMは既存作品のものでもOKらしく、東方二次創作の同人音楽が流れる一幕も…

全体として、「コミティア」の看板を掲げている以上、「コミティア」ならではのレギュレーションに則った運営になってはいるものの、前身イベント「Travellers〜創作旅行〜」や普段開催しているオールジャンル同人誌即売会「ADVENTURES」の要素も多分に盛り込まれていると思う。

次回開催も決定しており、来年7月との事。
サークルによっては、コミケ前の追い込み激しい時期ゆえ参加しづらい方もいらっしゃるかもしれない。
だが、東北でこれだけのサークルが集まるイベントもそうそうない。雰囲気も決して悪くはないし、参加者層のバランスがとれてるので、老若男女誰が参加してもアウェイ感を持たずに済む点もポイントだ。
一度は足を運ぶ価値がある即売会だと思うので、是非スケジュールが合えば、夏の東北観光も兼ねてお越しなってはいかがだろうか。