同人誌即売会主催団体SDFが、全国各地の「聖地」で開催し続ける艦隊これくしょんオンリー「砲雷撃戦!よーい!」。
北は大湊警備府の所在地・青森県むつ市大湊から、南は鹿屋基地の所在地・鹿児島県鹿屋市まで。日本中様々な艦これ「聖地」で開催している。いや、国内にとどまらず台湾(台北・高雄)で開催したこともあるぐらいだし、香港開催も控えている。
「砲雷撃戦!」の全国展開、いや世界展開は、留まるところを知らない。

(てか、本当にソロモン諸島でやるの…ネタだよねそれ…ネタと信じたいが本当にやりかねない恐ろしさがあるんすけど…)

全国各地や海外に展開を続ける「砲雷撃戦!」だが、その中で(控えめに申し上げて)珍妙…というか明らかに「気が狂った」展開を続けるのが、江田島市開催の「砲雷撃戦!」である。
先ず2014年6月に、江田島での記念すべき第1回が開催され、私も少しだが足を運んだ。
会場は江田島市の中心部だが、集合場所は、島の玄関口・小用港。そこからバスで10分掛けて武道館に到着。武道館から住宅街の裏路地を歩く事10分、着いた先は下士兵向けの集会所
「海友館」…と言えば聞こえは良いが、実態は個人の邸宅に毛が生えた程度の古い建物。冷房も無く扇風機しかない過酷な環境に30サークルを押し込め、タンスを机替わりに配置する等の「伝説」も目撃したw

2016年3月には、江田島の戦跡残る「砲台山公園」での開催。
公園への【公共交通機関が存在しない】環境ゆえ、港から貸切バスをチャーターしてのピストン輸送。会場に辿り着くまで「山登り」を強いられ、多くの参加者が会場に辿り着く前に疲労困憊したとの「伝説」を聞いた。
一応雨風をしのげる施設(というか弾薬庫跡)は存在したようだが、少なからずのサークルが屋外配置を強いられた

こういう状況ゆえ、江田島での艦これオンリーと聞くと、とにかく【嫌な予感】しか漂わない。これが、江田島「砲雷撃戦!」の実情であるw


2017年3月の江田島「砲雷撃戦!」は、「今度は海の上」ということで、江田島市の能美島・国民宿舎「能美海上ロッジ」での開催だ。
能美海上ロッジは、全国でも珍しい、海の上に建つホテル。海にせり出す格好のつくりで、瀬戸内の海が間近に迫る眺望が好評だ。

広島の海の玄関口・宇品港から、能美島行きの船に乗ること約30分。能美島・中町港で下車し徒歩約15分で到着。
ただ、ごく少数だが、一部便は能美海上ロッジへも直行。10時18分宇品発の便は、中町港から能美海上ロッジへ延長運航され、能美海上ロッジ11時前の到着。即売会開場1時間前に会場直行、とこの即売会のためにあるような船便だw
(ちなみに、即売会終了は15時だが、15時30分過ぎに能美海上ロッジに着く宇品行の船便も設定されている。帰りの便までもが、この即売会にマッチしたダイヤであるw)

私も、能美海上ロッジ直行便で、会場入り。
桟橋に到着すると、目の前は国民宿舎「能美海上ロッジ」の建物。駐車場スペースには屋台が立ち並び長蛇の列。少なからずの艦これ痛車も駐車・展示されていた。

この駐車場では、地域関係者の協力により、江田島の名物料理を提供する屋台が出店。「砲雷撃戦」でお馴染みとも言える、地域業者の協力の下即売会合わせでの屋台出店が、ここでも実現された。
(一応、「江田島グルメまつり」という別名義のイベントということになってはいるが、「砲雷撃戦」合わせの祭事であることは明白だ)
呉の海軍カレーや、瀬戸内特産品の牡蠣、江田島産の豚串・豆うどんなどが提供。即売会開場前は、これらの屋台に長蛇の列ができていた。
私も、サークル設営などそっちのけで、これらの特産品に飛びつくw

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11時30分過ぎに列が形成され、12時より即売会スタート。
初動は120人ぐらいであろうか。主催側より、「1階にビールの自販機があります」などとおよそ同人誌即売会とは思えぬ案内が聞こえてくるw…まあ、こういう即売会ということでお察しいただきたいw
参加者の8割は男性。通常の遠征参加者に加え、地元島民の参加者も少なくなかった印象だ。

今回の参加サークルは、約50サークル。ただ、この50サークルが同一会場という訳ではなく、4箇所に分散されて配置されている点が特徴だ。
1階のレストランが、この日は即売会合わせで終日貸切。ここに10数サークルが配置された。また、3階のホールにも10数サークルが配置された。

これに加え、2階客室にもサークルが配置された。
即売会の前日泊・当日後泊で2連泊するサークルさんを対象としているが、サークル者が泊まる部屋を、そのまま即売会の頒布会場として活用可能、という意味不明のプランである。
こちらには、3サークルが配置。客室を活かした配置ということで、3サークルそれぞれ個性が出たが、客室の設備を活用し緑茶を提供するサークルさんも…部屋の玄関で頒布を行い、奥の方で一般参加者が皆お茶をすする展開にw

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そしてここで収容しきれなかったサークルは、「禁断」とも言える「屋外配置」。
先述屋台の近くに、サークルスペースが配置される展開。ここは8サークルが配置され、当サークルもここに当てがわれたw
机椅子に加え、雨風をしのぐテントも用意された。
幸いにも、雨風に襲われることもなく、つつがなく過ごすことができた。テントを活かしPOPを貼る事もできたので、アピールしやすかったという利点もある。

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難点としては、日が照って暑かったのと(寧ろ寒い中過ごすんじゃないかと警戒したぐらいだったが逆の展開でしたw)、何故か見本誌が固くなりペラペラになってしまったぐらいだろうか。
そんな大きな問題も無く、「STRIKE HOLE」サークル史上初の屋外配置を、堪能する事ができたのではないかと思う。


14時頃になると、「潮が引いて双子島に行けるようになりますよ」とのアナウンス。
普段は海上ロッジそばに浮かぶ小島・双子島だが、干潮時は船を使わず徒歩で行けるようで、そのアナウンスに従って大勢が双子島の散歩に向かう。
この時は海の上の「能美海上ロッジ」も、下支えの柱が全て地表に露出。海の上のロッジではなく、地上に建つ普通の宿泊施設の様相。潮の満ち引きで変わる風景が面白い。

私は広島駅近辺で所用が在った為(というか「アパ社長カレー」を食べてみたかったので早めに広島駅入りしたw)、閉会少し手前に撤収したが、のどかな雰囲気の中平和に即売会も終わったようだ。


一通り参加して感じた事としては、過去3回の江田島市開催の中で、もっとも「大人しい」「マトモ」な部類の即売会であった、という所だろうか。。
今回も、レストランを終日貸切にして会場として運用・客室にもサークル配置・屋外にもサークル配置など、力技は飛び出した。ビール自販機の位置だとか屋台の食い物の準備が整っただとか、およそ普通の即売会ではあり得ない案内が為されるという展開も見られた。

しかし、それを踏まえてもまだ、江田島の即売会の中では、「平穏」な部類に入ったのではなかろうか…。
街中の路地を入り辿り着いた海友館での開催。貸切バスで山を登る砲台山での開催。これに比べれば、まだ全然控えめな部類であろうw
江田島開催は、最近では年1回ペースで続いている。江田島開催というだけで嫌な予感しかしない「砲雷撃戦」だが、次はいったい何が飛び出すのか?今後の展開にも期待を寄せたいところである。